恋愛弱者は食い物にされる…地獄のマッチングアプリ体験談【トイアンナ様】

トイアンナ

こんにちは、トイアンナです。

「彼氏彼女を探すなら、マッチングアプリでも入れるか」と、ダウンロードを検討したことのあるあなた。

そう、画面の前のあなたです。

マッチングアプリは、新たな出会いのチャンスが手に入ると同時に、リスクもそれなりにある……ということはご存知でしょうか?

この記事を書いた人
トイアンナ トイアンナさん

慶應義塾大学卒。P&Gジャパン、LVMHグループでマーケティングを担当。
独立後は主にキャリアや恋愛について執筆しつつ、マーケターとしても活動。
書籍『モテたいわけではないのだが ガツガツしない男子のための恋愛入門』『確実内定』はいずれも発行部数2万部を突破。

恋愛塾(https://renaijuku.co.jp/?a=matchconnect
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マッチングアプリで結婚した人がトップに!

明治安田生命が2022年11月22日「いい夫婦の日」のために行った調査によれば、今年結婚した夫婦が出会った経緯として「マッチングアプリ」が22.6%を占めました。

従来から出会いの場で筆頭にあった「職場・学校」を抜いて、初の1位となる結果です。

たとえば5年前なら「マッチングアプリで出会ったことを公表するのは恥ずかしいから、友達の紹介で出会ったことにしよう」なんて密談が夫婦で交わされたものでした。

そんな相談も、今は昔です。

今や、マッチングアプリで出会い、結婚することは「当たり前」の時代がやってきました。

同棲が多い職場・学校で出会いが少なかった方にとって、マッチングアプリは救い主とも言えます。

新型コロナウイルスの影響で在宅勤務が広まったこともあり、今後もマッチングアプリ経由での結婚は増えていくものと思われます。

マッチングアプリは強者の道具

一方、「これまで恋愛経験はないけれど、マッチングアプリさえあれば結婚できる」と思うのは早計です。

なぜなら、マッチングアプリでの成婚した人を足しても、「結婚した人の数」は増えていないからです。

日本総研の推定では、2022年の婚姻数は50.0万組となる見通しです。

毎年微減する傾向は変わっておらず、マッチングアプリが流行しても、結婚の数そのものは底上げされなかったことがわかります。

マッチングアプリはこれまで「学校・職場」で結婚できていた人が、そのままスライドして結婚する「新たな場」として活躍しているに過ぎません。

マッチングアプリはこれまで恋愛弱者だった人が、救われる場所としては機能していないのです。

マッチングアプリで恋愛弱者が遭遇する悲劇とは

「マッチングアプリは恋愛強者のツールである」という前提を知らず「ここ何年も彼氏・彼女がいない」恋愛弱者がマッチングアプリを使い始めると、思わぬ悲劇に見舞われます。

といっても、単にいい人に出会えない……というだけではありません。

なぜなら、マッチングアプリは単に「恋人探し」のためだけに使われている道具ではないからです

マッチングアプリは怪しい勧誘から詐欺まで、あらゆる目的を持った人が入り交じる魔窟です。

これまで、知り合い・友人経由での紹介であれば接触することがなかったであろう、危険な人、悪人との出会いも含めて「マッチング」してしまうのが、マッチングアプリなのです。

マッチングアプリを使うなら、まずは最悪のケースを学び、護身術を知ってからにしましょう。

マッチングアプリで実際にあった地獄の体験談5つ

実際に、マッチングアプリで出会って苦労した体験談を、ここではいくつか紹介します。

どれも些細な気持ちからマッチングアプリをダウンロードし、「まさか」の事態に巻き込まれたケースです。

何度も確認したのに既婚者だった彼

30歳の女性、加藤さん(仮名)は、マッチングアプリ経由で運命の人に出会いました。

金銭感覚や食事の好みなど、価値観はピッタリ。

毎週デートを重ね、結婚の話も出ました。

加藤さんは自分の両親に彼を紹介し、同棲まであと少し、というところまで話は進みました。

ところが、同棲の段になって彼が実は既婚者であることに気づいてしまったのです。

きっかけは、戸籍謄本でした。契約する不動産屋へ戸籍謄本を提出してほしいと言われたとたん、彼が挙動不審になったのです。

そう、彼の戸籍にはばっちり「妻」が記載されていたのでした。

クリスマスやGW、お盆と、いわゆる「既婚者なら絶対に空けられない時期」すら、加藤さんとデートを重ねていた彼。

実際、家庭は冷え切っていたようです。

しかし、既婚は既婚。

加藤さんは弁護士に相談し、「貞操権の侵害」で彼を訴えることにしました。

弁護士を入れたお陰で和解金は手に入りましたが、加藤さんの傷は今も癒えていません。

マッチングアプリで投資詐欺に ポンジ・スキームの罠

36歳の近藤さん(仮名)は、真面目に結婚したいとマッチングアプリをダウンロード。

そこで出会った素敵な女性と、すぐに交際が始まりました。

結婚後の家計について話していたとき、その女性が投資をしていると判明。

これまで貯金しかしてこなかった近藤さんは、彼女の深い知識に感心しました。

いろいろ教わる中で、彼女がおすすめしていた新規投資を契約

合計500万円を振り込みました。

最初の数ヶ月は、投資で得た余剰金の支払いを受けていた近藤さん。

ところが、数カ月後から支払いに遅延が生じるようになりました。

ネットで調べると、同様の被害者が多数見つかります。

実は、投資先は彼女とグルになって「ポンジ・スキーム」という詐欺行為をはたらいていたのです。

投資先が焦げ付くと時を同じくして、彼女とも音信不通に

近藤さんは恥ずかしさのあまり、被害届を出すにもしばらくの時間を要したと言います。

マッチングアプリでホストクラブに勧誘され沼落ち

とあるマッチングアプリを使い始めた、22歳の若瀬さん(仮名)。

アプリを入れてすぐ、顔が好みの男性から「いいね」が届き、すぐにマッチしました。

マメにLINEを返してくれる彼へ、若瀬さんは恋に落ちます。

楽しい話題を毎日くれる彼は、若瀬さんにとって理想のパートナーでした。

付き合い始めてからも熱いLINEは続き、このまま結婚も意識し始めたときでした。

若瀬さんの前でバーテンダーを名乗っていた彼が、実はホストだと知らされたのです。

「来なくていいよ」とは言われましたが、売上に悩む彼を見るうちに、助けたい気持ちが湧いてきました。そして、若瀬さんはホストクラブへと足を運びます。

実はそれが「色恋営業」と呼ばれる、ホストの常套手段だと知ったのは後のこと。

気づけば若瀬さんは月30万円を彼へ貢ぐようになりました。

アルバイトだけではホストクラブ代を支払えなくなったころ、若瀬さんは「自発的に」風俗で働くことを選びました。

現在も、若瀬さんはホストクラブへ通っています。

彼には同様の「彼女」が3人ほどいることを知りながら、それでも彼から離れられないでいます。

マッチングアプリで出会った相手にLINEを晒された

大久保さん(仮名)がマッチングアプリで出会ったのは、真面目そうな女性でした。

彼女は真剣に結婚相手を探し、アプリをダウンロードしたと言いました。

大久保さんも「そろそろ結婚を考えてもいいかな」と思っていたので、お相手の条件にぴったり。

彼女の誠実な人柄に惹かれ、何度もデートを重ねました。

あるとき、Twitterのタイムラインを見た大久保さんは、背筋が凍る思いをしました。

大久保さんとのやりとりが、Twitterで晒されていたのです。

それも、

「毎回奢れとは言わないけど、後で1,000円請求してくるのダサすぎ」

「散歩風景だのランチで何食べただの、メルマガ(のようなLINEが)つらい」

といった、悪口のオンパレードだったのです。

大久保さんはすぐに彼女へ連絡しました。

それからLINEはブロックされたのか、彼女の既読がつくことも、返信もありませんでした。Twitterのアカウントは、消えていました。

まさか、控えめな彼女がSNSで自分のやりとりを晒しているなんて……。

大久保さんはそれから、マッチングアプリで女性と会うのが怖くなってしまったと言います。

山奥へドライブで連れて行かれ……

初デートでドライブに誘われた伊東さん(仮名)は、少し怪しいなと思いつつも、同乗することにしました。

マッチングアプリで出会った彼の顔が、あまりにも好みだったからです。

最初は街並みを走るだけだったはずの車は、どんどん山道へ向かいます。

伊東さんは鬱蒼とした森林を進む車の中で、いくら軽快な音楽をBGMに流されても「やっぱり怖かった」「このまま最悪のパターンになったらどうしよう」と不安でいっぱいになったそうです。

そして、現在地もわからなくなったころ。

彼は穏やかな口調のまま、体の関係を要求してきました

伊東さんは「拒否したら何をされるかわからない」と怯えましたが、なんとかなだめすかして車を下山させることに成功します。

未遂に終わった事件とはいえ、それから「男性と会うこと自体が怖くなった」と、伊東さんは語ります。

マッチングアプリで悲劇を防ぐためには何をすべきか

世にも恐ろしい事件を5つご紹介しましたが、マッチングアプリが悪いわけではありません。

体験談で犯人たちが悪いのは大前提として、見知らぬ人と出会うときのリスクを軽んじてはならない、という教訓です。

そこで、マッチングアプリを安全に楽しむための、護身術を以下の通りご案内します。

LINE交換は出会って「次」が決まるまで行わない

まず、マッチングアプリで出会う前の段階では、LINE交換をしないようにしましょう。

多くのマッチングアプリには監視・通報機能があり、問題を起こした会員を通報することができます。

しかし、一度LINEへコミュニケーションの場を移してしまうと、マッチングアプリの運営側も危険な会員を監視することはできません

LINE交換は出会うまで、行わないようにしましょう。

マッチングアプリには「怖い人もいる」前提で会う

マッチングアプリを使う上で「怖い人もいる」と思っていれば、警戒心が生まれます。

マッチングアプリはいわば、道路でランダムな人に石を当てるゲームです。

聖人もいれば、悪人も混ざります。

全員が自分の友人と同じ「いい人」だけだと信じないでください。

マッチングアプリを使っているからといって、恋人、結婚相手を探しているとも限りません。

詐欺のカモを探している人も、遊び目的の既婚者もいるのです。

普通の人は「○○で働いているんですね。……それで、本当に?」と疑う心を持っていません。

けれど、マッチングアプリで出会う人にはその疑問を抱くべきです。

たとえば、マッチングアプリには年収1,000万円以上の男性がゴロゴロいますが、20〜30代で実際に年収1,000万円以上の男性は、1%くらいしかいないからです。

初デートは人の多い場所でランチかカフェタイムを選ぶ

初デートの場所において、ドライブや山奥など、人の少ない場所を選ばないようにしましょう

都内なら麻布十番や恵比寿のカフェなど、大勢の人が気づいてくれるスポットを選ぶべきです。

また、よほど相手の身元が割れていない限り、ディナーよりもランチ・カフェタイムを選んでください。

夜は二軒目、三軒目に誘われて、そのまま連れ込まれるリスクも高いからです。

どうしても夜デートをすることになったら、自分が通っているお店で、いざとなったら店員さんが助けてくれるお店を指定しましょう。

相手のエスコートに任せて、アウェイな場所へ行かないよう注意してください。

ドリンクに薬を盛られたり、お手洗いの隙を見て財布を盗まれたりするかもしれないからです。

信頼できるまで個人情報を渡さない

自分の勤め先や自宅など「個人情報」はできる限り渡さないようにしましょう。

なにかトラブルに巻き込まれた際に、自宅や勤め先に相手が押しかけてくるリスクがあるからです。

私もかつて、1回飲み会でご一緒したことがあるだけの男性が、家の前にたたずんでいた経験があります。

当時の私は、名刺に住所を記載してしまっていたので、名刺交換をした彼は自宅へたどり着いてしまったのでした。

たとえばお住まいの最寄り駅を聞かれても「千葉の海沿いの方」「常磐線で行ける範囲だと、帰りが便利で助かる」とか、曖昧な伝え方はいくらでもあります。

年齢や経歴を詐称しろとは言いませんが、なるべくぼかした表現で自分を守りましょう。

マッチングアプリで危ない相手の特徴

最後に、マッチングアプリで見かけたら「危ない」と意識してほしい、怪しい人の特徴をリストアップしておきます。

 

  • 異性ウケを意識した趣味が並んでいる
  • イケメンすぎる、美女すぎる外見
  • 仕事内容にしては年収が高すぎる
  • すぐにLINE交換を打診してくる
  • メッセージのやりとりがかなり面白い

 

もしこれらに当てはまる人がいたら、カモを探している悪人である可能性があります。

もともと、マッチングアプリで出会う「普通の人」は、映える写真なんて持っていないし、トークだってそんなに面白くないはずなのです。

職場の人や、友達を見て考えてみてください。

そこまで初対面で面白さ爆発の話題を連投してくれる異性、そんなにいないですよね?

イケメンや美女はゴロゴロしていないし、異性が好きそうな趣味ばかりどっぷりハマっていませんよね?

「普通」って、そういうことなのです。

初デート前から盛り上がりまくる相手がいたら、その方が変なのです。

この人とは話が合いまくり、好きになっちゃうかも……とおもったら、むしろ「狙われてないか?」と警戒して、自分の身を守ってください

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