「各航空会社の1マイルあたりの価値っていくらなの?」
「マイルのお得な使い方や効率的な貯め方が知りたい!」
旅行が好きな人やポイ活の延長でマイルを貯めている人の中には、このような疑問を持つ方もいるのではないでしょうか?
本記事ではANAやJALの1マイルの価値と、各マイルの貯め方やお得な使い方を解説します。マイルを使って日常生活を充実させたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
※以下は2025年4月時点の情報です。
1マイルはいくらの価値がある?

1マイルがいくらの価値になるかは、航空会社やマイルの使い方によって変動します。
航空会社の提携サービスでの利用では1マイル=1~2円前後と言われていますが、特典航空券への交換では1マイル=10円以上の価値になるケースも!
そもそもマイルとは?
マイルとは、航空会社が運営するマイレージプログラムで貯まるポイントのこと。
マイルを貯めたり使ったりするには、航空会社ごとのマイレージプログラムに入会する必要があります。
ANAなら「ANAマイレージクラブ」、JALなら「JALマイレージバンク」に入会すればOKです。
ちなみに「マイレージプログラム」とは航空会社特有の表現で、内容は一般的な「ポイントプログラム」と同じです。
ANAとJALの1マイルの価値はいくら?
マイルの価値は使い道によって異なりますが、前述した通り基本的には1マイル=1~2円前後だと言われています。
そしてもっとも価値が高くなる使い方が、特典航空券に交換したときです。
そこでここからは、ANAとJALの特典航空券に交換したとき、1マイルがいくらになるかを紹介します。
ちなみに、特典航空券に交換する場合における1マイルあたりの価値を計算する方法は以下の通り。
1マイルの価値=航空券の運賃÷交換に必要なマイル数 |
マイルを特典航空券に交換する予定の人は、ぜひ参考にしてみてください。
ANAの1マイルはいくら?国内線特典航空券に交換する場合

まずは、ANAの国内線特典航空券に交換する場合の1マイルの価値です。
ANAでは区間ごとに基本マイルが設定されており、L(ロー)・R(レギュラー)・H(ハイ)の3シーズンで価格が分類されています。
つまり、区間やシーズンによってマイルの価値が異なるわけです。
以下のケースを例に、まずはシーズンごとの1マイルの価値を見てみましょう。
▼ 0~300マイル区間/東京(羽田)-大阪(関西)/片道/フレックス運賃
シーズン | 必要マイル数 | 運賃 | 1マイルの価値 |
---|---|---|---|
ローシーズン(L) | 6,000マイル | 33,020円 (2025年4月11日の運賃) | 5.5円 |
レギュラーシーズン(R) | 6,500マイル | 34,670円 (2025年7月1日の運賃) | 5.3円 |
ハイシーズン(H) | 9,000マイル | 34,670円 (2025年8月22日の運賃) | 3.8円 |
上記のように、ANAの国内線特典航空券に交換する場合の1マイルの価値は、ローシーズンが一番高くなります。
続いて、マイルの価値が最も高くなるローシーズンに絞って、区間ごとの1マイルあたりの価値を見てみましょう。
▼ 片道/フレックス運賃/ローシーズン(2025年4月11日・12日)の場合
区間 | 必要マイル数 | 路線例&運賃 | 1マイルの相当 |
---|---|---|---|
0~300マイル区間 | 6,000マイル | 東京(羽田)-大阪(関西) 33,020円 | 5.5円 |
札幌(千歳)-秋田 35,020円 | 5.8円 | ||
301~800マイル区間 | 7,000マイル | 東京(羽田)-札幌(千歳) 48,340円 | 6.9円 |
東京(羽田)-長崎 55,780円 | 7.9円 | ||
801~1,000マイル区間 | 8,000マイル | 東京(羽田)-沖縄(那覇) 58,440円 | 7.3円 |
札幌(千歳)-福岡 73,190円 | 9.1円 | ||
1,001~2,000マイル区間 | 9,500マイル | 東京(羽田)-石垣 81,300円 | 8.5円 |
札幌(千歳)ー沖縄 84,500円 | 8.8円 |
上記の通り、同じマイル区間でも路線によってマイルの価値は変動します。
「1マイル=5円以上って結構高い!」と思った方もいるでしょう。
ただし、表ではフレックス運賃(基本的な運賃)をもとに算出しているため、この価値となっています。
割引サービスを利用すると通常の半額以下で航空券を購入できるケースもあるため、その点を踏まえると、1マイルの価値は実質2円~4円前後と考えるのが無難でしょう。
ANAの1マイルはいくら?国際線特典航空券に交換する場合

続いて、ANAの国際線特典航空券に交換した場合の1マイルの価値です。
国内線の場合、特典航空券で予約できるクラスはエコノミークラスのみです。しかし、国際線の場合はエコノミークラス以外の3クラスも予約できます。つまり、シーズンや区間だけでなく、クラスでもマイルの価値が変動するわけです。
それでは、例をもとにマイルがいくらになるのかを見てみましょう。
なお、現時点でJALの国際線特典航空券で利用できるのは往復のみですが、2025年6月24日からは片道でも利用も可能です。よって、表には片道に必要なマイル数と運賃を記載しています。
▼ 東京-ニューヨーク/片道/フレックス運賃/レギュラーシーズン(2025年6月24日)の場合
クラス | 必要マイル数 | 運賃 | 1マイルの価値 |
---|---|---|---|
エコノミー(Y) | 25,000マイル | 297,130円 | 11円 |
プレミアムエコノミー(PY) | 36,000マイル | 348,930円 | 9.6円 |
ビジネスクラス(C) | 52,500マイル | 598,760円 | 11.4円 |
ファーストクラス(F) | 85,000マイル | 1,884,050円 | 22.1円 |
上記の通り、ファーストクラスの特典航空券に交換すると、マイルの価値がもっとも高くなります。
ただし、表では一番マイル数の少ない基本マイル数とフレックス運賃をもとに算出しています。
さらに、割引サービスを利用すればもっと安い料金で航空券を購入できるため、1マイルの価値はもう少し下がると考えていいでしょう。
JALの1マイルはいくら?国内線特典航空券に交換する場合

次は、JALの国内線特典航空券に交換した場合の1マイルの価値です。
JALでは発着地の距離に応じて、A(短距離路線)~G(長距離路線)まで7つのゾーンが設定されており、普通席・クラスJ・ファーストクラスによって、必要なマイル数が異なります。
表にCゾーンとGゾーンにおけるクラスごとのマイルの価値をまとめたので見てみましょう。
なお、2025年6月10日分からJAL国内線特典航空券への交換に必要なマイル数が改定されるので、表には改定前(2025年6月9日まで)と改定後(2025年6月10日から)の両方を記載しています。
▼ Cゾーン:東京(羽田)-大阪(伊丹・関西・神戸)/フレックス運賃/片道
座席・運賃 | 必要マイル数 (1区間) | 1マイルの価値 |
---|---|---|
普通席 32,800円 | 改定前 6,000マイル 改定後 6,500マイル | 改定前 5.4円 改定後 5円 |
クラスJ 37,640円 | 改定前 7,000マイル 改定後 7,500マイル | 改定前 5.3円 改定後 5円 |
ファーストクラス 47,540円 | 14,500マイル ※改定なし | 3.2円 |
▼ Gゾーン:東京ー石垣/フレックス運賃/片道
座席・運賃 | 必要マイル数 (1区間) | 1マイルの価値 |
---|---|---|
普通席 81,300円 | 改定前 10,000マイル 改定後 10,500マイル | 改定前 8.1円 改定後 7.7円 |
クラスJ 95,050円 | 改定前 13,000マイル 改定後 13,500マイル | 改定前 7.3円 改定後 7円 |
ファーストクラス 107,630円 | 24,000マイル ※改定なし | 4.4円 |
上記からもわかるとおり、長距離路線のほうが1マイルの価値が高くなる傾向にあります。
ただし、割引サービスなどを利用する場合のことを考えると、1マイルの価値は2~5円前後になると思っておいた方が無難でしょう。
JALの1マイルはいくら?国際線特典航空券に交換する場合

続いて、JALの国際線特典航空券に交換する場合の1マイルの価値です。
国際線も国内線と同じく、2025年6月10日分からJAL国際線特典航空券への交換に必要なマイル数が改定されるので、表には改定前と改定後の両方を記載しています。
▼ 東京-香港/片道/フレックス運賃
運賃は、①2025年4月15日②2025年6月10日の運賃を参照しています。
座席・運賃 | 必要マイル数 (1区間) | 1マイルの価値 |
---|---|---|
エコノミークラス ①188,660円 ②188,660円 | 改定前 10,000マイル 改定後 11,000マイル | 改定前 18円 改定後 17円 |
プレミアムエコノミークラス ①147,450円 ②104,450円 | 改定前 15,000マイル 改定後 16,000マイル | 改定前 9.8円 改定後 6.5円 |
ビジネスクラス ①241,660円 ②156,950円 | 改定前 24,000マイル 改定後 26,000マイル | 改定前 10円 改定後 6円 |
▼ 東京-ニューヨーク/片道/フレックス運賃
運賃は、①2025年4月22日②2025年6月10日の運賃を参照しています。
座席・運賃 | 必要なマイル数 (1区間) | 1マイルの価値 |
---|---|---|
エコノミークラス ①298,330円 ②298,330円 | 改定前 25,000マイル 改定後 27,000マイル | 改定前 11.9円 改定後 11円 |
プレミアムエコノミークラス ①364,940円 ②364,940円 | 改定前 32,500マイル 改定後 40,000マイル | 改定前 11.2円 改定後 9.1円 |
ビジネスクラス ①773,330円 ②615,930円 | 改定前 50,000マイル 改定後 55,000マイル | 改定前 15.4円 改定後 11.1円 |
また、ファーストクラスを予約する場合は、シーズンによって必要なマイル数が異なるので、この場合の1マイルの価値も確認しておきましょう。なお、次の表ではマイル数改定後の内容のみ記載しています。
▼ ファーストクラス/東京-ニューヨーク/フレックス運賃/片道
シーズン | 必要マイル数 | 運賃 | 1マイルの価値 |
---|---|---|---|
ローシーズン(L) | 110,000マイル | (2026年1月14日の運賃) 2,133,330円 | 19円 |
レギュラーシーズン(R) | 125,000マイル | (2025年6月10日の運賃) 2,133,330円 | 17円 |
ハイシーズン(H) | 140,000マイル | (2025年8月23日の運賃) 2,248,330円 | 16円 |
JALの国際線特典航空券に交換する場合、ファーストクラスのローシーズンがもっともマイルの価値が高いのがわかりますね。
ただし、割引サービスを利用すればもっと安く航空券を購入できるため、1マイルの価値はもう少し下がると考えていいでしょう。
マイルの基本的な貯め方

マイルを貯める方法には、主に以下の3つがあります。
- フライト利用で貯める
- クレジットカード決済で貯める
- ポイ活サイト「ポイントタウン」を活用して貯める
一つずつ説明するので、自分に合う貯め方があるか探してみてくださいね。
マイルの貯め方1. フライト利用で貯める
マイルは航空会社が提供するポイントなので、飛行機に乗って貯めるのが一般的。
フライトで貯まるマイル数は、以下の式で算出されます。
フライトマイル=搭乗区間の区間マイル×運賃種別・予約クラスごとのマイル積算率
また、航空会社によってもマイル付与数は変動します。
入会しているマイレージプログラムの会員ステータスを上げれば、より多くのマイルを獲得することも可能です。
なお、ポイ活サイトの「ポイントタウン」を経由して、ANAやJALの航空券を購入したりツアーを予約したりすると、マイルや現金と交換できるポイントが貯まってお得です!
ポイント獲得ページ | ポイント付与数・率 |
---|---|
ANAトラベラーズ 【海外ツアー・海外ダイナミックパッケージ】 | 1,000P |
ANAトラベラーズ 【国内ツアー・国内ダイナミックパッケージ】 | 750P |
ANAで行く国内格安旅行・格安ツアー「スカイツアーズ」 | 600P |
JAL 日本航空 国内線航空券 | 30P |
ジャルパック 国内ツアー | 1% |
ジャルパック 海外ツアー | 0.5% |
JAL 日本航空 国際線航空券 | 0.3% |
マイルの貯め方2. クレジットカード決済で貯める
クレジットカードの中には、貯めたポイントをマイルに交換できるものや、マイルが直接貯まるものがあります。
普段の買い物や固定費など、日常生活の支払いをクレジットカード決済にすることで、マイルを貯めることが可能です。
なお、「日常生活で効率良くマイルを貯めたい!」という方は、以下の記事も参考にしてみてください。
マイルを効率的に貯めるなら、マイルが貯まるクレジットカードを1枚は持っておきたいところ。
ポイントタウンを経由して以下のクレジットカードを発行すれば、マイルや現金と交換できるポイントが貯まり、普通に発行するよりも断然お得です!
ポイント獲得ページ | 獲得ポイント数 |
---|---|
JALカード(VISA) navi 【学生専用】 | 6,600P |
JALカード | 5,500P |
JALカード Suica | |
JALカード(TOKYU POINT ClubQ) | |
JAL普通カード(Visa限定) | |
楽天ANAマイレージクラブカード | 952P |
なお、以下の記事ではマイルが貯まるクレジットカードを紹介しているので、こちらも要チェック。
マイルの貯め方3. ポイ活サイト「ポイントタウン」を活用して貯める
ポイ活サイトを利用することでもマイルを貯められます。
マイルを貯められるポイ活サイトはたくさんありますが、おすすめは「ポイントタウン」!
ポイントタウンでは、航空券やツアーの予約、クレジットカードの発行以外にも、さまざまな方法でポイントを貯められます。
たとえば、アンケート、ゲーム、歩数計といった無料コンテンツも豊富なので、上手く活用すればお金をかけずにマイルを貯めることも可能!
貯めたポイントは手数料0円でANAやJALのマイルに交換できます。交換レートは以下の通り。
- ANA:350P→140マイル
※4月30日まで交換率40%増量中(通常は100マイル) - JAL:1,250P→500マイル
登録・利用は無料なので、マイルを貯めるためにもまずは登録しましょう!
マイルのお得な使い方

続いて、マイルをお得に使う方法を3つ紹介します。
- 特典航空券と交換する
- ホテルの宿泊券と交換する
- 商品やギフトカードと交換する
マイルの使い道に迷ったときはぜひ参考にしてみてください。
マイルの使い方1. 特典航空券と交換する
もっともマイルの価値が上がる使い方が特典航空券と交換する方法です。
マイルを特典航空券に交換すれば、現金で直接支払うよりも航空券を安く手に入れられます。
浮いた分を観光や宿泊に充てれば、旅行の満足度を上げられるでしょう。
なお、特典航空券については以下の記事で詳しく説明しています。
マイルの使い方2. ホテルの宿泊券と交換する
マイルは各航空会社が提携するホテルや旅館の宿泊券との交換にも使えます。
また、クーポン券と交換してツアー代金や宿泊施設内での飲食代の支払いに利用することも可能です。
1マイルの価値はサービスごとに異なりますが、だいたい1マイル=1円前後で利用できます。
マイルごとに対象の宿泊施設やツアーなどが決まっているので、利用を考えている方は事前に確認しておきましょう。
マイルの使い方3. 商品やギフトカードと交換する
マイルは商品やギフトカードに交換することもできます。
特に保持しているマイル数が少なく、マイルの有効期限が迫っているときにおすすめの使い道です。
マイルを利用したほうが実際の購入価格よりもお得なので節約になるでしょう。
- ANAマイルを商品・ギフトカードに交換する
- JALマイルを商品に交換する
- JALマイルをギフトカードに交換する
マイルを貯めるならポイントタウンがおすすめ!

今回はANAやJALのマイルを特典航空券に交換した場合の1マイルの価値に加え、マイルの貯め方や使い方を紹介しました。
効率よくマイルを貯めるには、「ポイントタウン」の活用は必須と言えます。ポイントタウンを経由することで、航空券の購入やツアーの予約、クレジットカードの発行などが通常よりもお得になりますよ。
ポイントタウンについては以下の記事で説明しているので、こちらも要チェックです。
ポイントタウンの登録・利用は無料なので、ぜひお試しください。