ポケット型WiFiのメリットは意外と多い?アンケートでわかるユーザーの活用法を紹介!

WiFi環境の構築手段として人気のポケット型WiFiは、家でも外でも使える便利なアイテムです。

しかし、実はポケット型WiFiには「外でも使える」というメリット以外にも、さまざまな可能性を秘めているのをご存知でしょうか。

具体的には、スマホを含む通信費全体を節約したり、固定回線化して生活を便利にしたり等が挙げられます。

そこで今回は、実際に契約しているユーザーへのアンケート結果をもとに、ポケット型WiFiのメリットや活用方法を深掘りしました。

ポケット型WiFiを検討中の人が、よりお得により便利に使いこなすための記事となっています。

【この記事でわかること】
・既存ユーザーがポケット型WiFiに感じるメリット
・それぞれのメリットに対する考察と活用法
・既存ユーザーがポケット型WiFiに感じる不満
・ポケット型WiFiとテザリングはどっちがいいのか

なお、本記事では通信回線系情報サイト「ファストアスク」が実施したアンケート「ポケット型WiFi・モバイルルーターに関するアンケート」を参照しています。

この記事を書いた専門家

山田アキラ

ネット回線のプロ

小学5年生でガラケーを与えられて以来、最新端末や各社料金プランへの関心が尽きないケータイオタク。多数のメディアにおいて通信系の記事を担当。「ネット回線はコスパがすべて」をモットーとするファイナンシャルプランナー有資格者。

ポケット型WiFiの最もメリットと感じる点

引用:「ポケット型WiFi・モバイルルーターに関するアンケート

「ポケット型WiFi・モバイルルーターの最もメリットと感じる点を教えてください。」への回答から一部を抜粋し、回答理由の考察と具体的な活用法を紹介します。

ポケット型WiFiをどうすればより賢く使えるのか、初心者の方は気になるポイントではないでしょうか。

これから契約する人もすでに契約している人も、ポケット型WiFiの具体的な活用法として参考にしてみてください。

持ち運びができる

ポケット型WiFiによって感じるメリットとして、約40%と最多を占めたのが「持ち運びができる」という意見です。

光回線やホームルーターにはない「持ち運べる」というポケット型WiFi特有のメリットは、やはりユーザーの満足度が高いことがわかります。

一方で「ポケット型WiFiを契約した理由は何ですか?」の問いに「自宅や職場の固定回線代わり」と答えた人は約16%で第3位。

引用:「ポケット型WiFi・モバイルルーターに関するアンケート

また「ポケット型WiFiルーターを利用する頻度が最も高い場所はどこですか?」の問いには「自宅」と答えた人が約40%で最多となっています。

引用:「ポケット型WiFi・モバイルルーターに関するアンケート

外出先での使用はもちろん、自宅で固定回線代わりに使える万能性にポケット型WiFiのメリットを感じている人が多いことがわかるでしょう。

ポケット型WiFiは自宅外で使用するイメージが強いですが、実際には多くのユーザーが自宅用のインターネット回線として活用しているのです。

山田アキラ

\ワンポイントアドバイス/

最近はテレビやエアコンなどをはじめ、様々な家電をインターネットに接続する時代です。
ポケット型WiFiを自宅に置いておけば、テレビで動画配信サービスを視聴したり遠隔でエアコンを操作したりできるので、日々の生活がより便利になりますよ。

工事不要ですぐ利用ができる

ポケット型WiFiによって感じるメリットとして2番目に多かったのが、「工事不要ですぐ利用ができる」という意見でした。

このメリットを理解するために、自宅用のインターネット回線として選択肢に挙がる以下の3種類を確認してみましょう。

  • 光回線
  • ホームルーター
  • ポケット型WiFi

このうち回線性能で圧倒的に優れているのは光回線ですが、回線工事が必須という大きなデメリットがあります。

これにより光回線の申し込みから開通までは約1ヶ月程度かかってしまい、混雑状況によってはさらに延長されることも珍しくありません。

また回線工事は壁に穴を空けることもあるため、賃貸住宅などではそもそも導入できないケースもあるのです。

その点、ポケット型WiFiは工事不要でどこでも好きな場所で使用することができます。

申し込みから端末の受け取りにおいても、「当日〜3日以内」が全体の約65%を占めているのが以下のアンケートからわかるでしょう。

引用:「ポケット型WiFi・モバイルルーターに関するアンケート

このような導入の手軽さも、ポケット型WiFiが高い評価を得るひとつの理由なのです。

山田アキラ

\ワンポイントアドバイス/

ポケット型WiFiと同じく工事不要で使えるのがホームルーターですが、基本料金が光回線の戸建プランと同じぐらい高額です。
またホームルーターは自宅外で使用できないので、ポケット型WiFiと比較して汎用性に乏しいといえるでしょう。

いつでも快適にネットが使える

約15%の人が回答した「いつでも快適にネットが使える」という意見ですが、「スマホと何が違うのか」疑問に感じる人は多いのではないでしょうか。

おそらく「いつでも快適にネットが使える」と回答した人たちは「クラウドWiFi」のユーザーだと予想しますが、これはスマホの通信とはまったく仕組みが異なります。

スマホは通常、端末にSIMカードを挿入し特定の1回線を使って通信する仕組みです。

例えば「ドコモのSIMカードを使ってドコモ回線で通信する」という、スマホでは当たり前のことですよね。

ところが2019年ごろから普及した「クラウドWiFi」では、SIMカードを端末ではなくクラウドサーバーで管理しています。

これにより、日本国内ではドコモ、au、ソフトバンクの3キャリア回線を全て利用できるという画期的な技術なのです。

その時々で最適な回線を自動選択して通信するので、「いつでも快適にネットが使える」というわけです。

山田アキラ

\ワンポイントアドバイス/

スマホを使っていれば「A地点ではドコモがよく繋がるけど、B地点ではauのほうがよく繋がる」という経験をしたことがある人は多いでしょう。
その点、クラウドWiFiは最適な回線を自動で判別し選択するので、常に繋がりやすく快適に通信できます。

月額料金が安い

ポケット型WiFiによって感じるメリットとして、約11%のユーザーが「月額料金が安い」と答えています。

実際にどれくらい安いのか、大手キャリアスマホに比べて基本料金が安い「ワイモバイル」、「UQ mobile」とポケット型WiFiサービス3社の基本料金を比べてみました。

ブランド種類20GB30GB1GBあたりの料金
ワイモバイルスマホ5,115円170.5円
UQ mobileスマホ3,278円 163.9円
THE WiFiポケット型WiFi2,068円130.4円
ZEUS WiFiポケット型WiFi2,508円83.6円
縛りなしWiFiポケット型WiFi3,278円 109.2円
※税込の基本料金を比較

ポケット型WiFiには通話機能が搭載されていないという違いはあるものの、単純なデータ容量で比較するとスマホより割安であることがわかるでしょう。

また、自宅用の固定回線として比較対象となる光回線の基本料金を以下の表にまとめてみました。

ブランド基本料金(戸建て)基本料金(マンション)
ドコモ光5,720円4,400円
auひかり5,610円3,740円
ソフトバンク光5,720円4,180円
※料金は税込表記

基本的に光回線はデータ容量が無制限であり、データ使用量が少ないからといって安くなることはありません。

そのためデータ使用量が多い人にとってはお得ですが、月に数十GB程度しか使わない人は勿体なさを感じてしまうのではないでしょうか。

ポケット型WiFiと光回線のどちらがお得かを結論づけるのは難しいものの、ポケット型WiFiには低容量・低料金の選択肢があることがメリットです。

山田アキラ

\ワンポイントアドバイス/

ポケット型WiFiには、データ容量に応じた料金プランが設定されています。
自分のひと月あたりのデータ使用量を把握し、無駄のないプランを選択することが月額料金を抑える最大のポイントです。

スマホのデータ容量・月額料金を抑えられる

ポケット型WiFiを上手に活用している人は、スマホを含めた全体的な通信費を節約しています。

具体的には、スマホの通信中は常にポケット型WiFに接続し、スマホのデータ使用量を抑えスマホの契約容量を少なくするのです。

前述したように、ポケット型WiFiのデータ容量はスマホに比べて安価なため、通信をポケット型WiFiに任せることで家計全体の通信費を抑えられます。

せっかくポケット型WiFiを契約するのなら、ぜひスマホのプランも見直して通信費の節約にチャレンジしてみましょう。

山田アキラ

\ワンポイントアドバイス/

スマホのデータ使用量を抑えて月額料金を節約する際は、格安SIMへの乗り換えがおすすめです。
たとえばスマホのデータ容量を3GB/月にすれば、月額料金を800円以内に抑えることもできますよ。

海外でも使える

全体の2%と少数意見ではありますが、「海外でも使える」というメリットについて解説します。

スマホなど日本で契約した回線は海外でも利用できる場合が多いものの、通信料が通常より高額になる恐れがあるのです。

そのため海外での通信手段は、現地でプリペイド式のSIMカードを購入しスマホに設定することが多いでしょう。

しかし、現地での設定は以下のような理由から、貴重な滞在時間を犠牲にする可能性があります。

・販売員や説明書が外国語

・慣れない初期設定を外国でする

筆者にも経験がありますが、海外に来てまでスマホの設定であたふたすることほど無駄な時間はありません。

焦れば焦るほど上手く設定できず、スマホに不慣れな人は尚更でしょう。

そんなときに便利なのが、海外でも使えるクラウドWiFiなのです。

クラウドWiFiは「その時々で最適な回線を自動選択する」ということを前述しましたが、それは海外においても例外ではありません。

日本で使うのと同じようにポケット型WiFiを使えることは、海外旅行等での通信において大きなメリットといえます。

山田アキラ

\ワンポイントアドバイス/

海外旅行にポケット型WiFiを1台持参すれば、複数のスマホやPCを同時に接続できます。
一人ひとりがプリペイド式のSIMカードを購入する必要がなくなるので、グループで旅行する際に全体的な支出を抑えられますよ。

どんな時にポケット型WiFiに不満を感じるか

引用:「ポケット型WiFi・モバイルルーターに関するアンケート

ここまでポケット型WiFiのメリットを中心に紹介してきましたが、ここからはユーザーが感じている不満とその解決策を簡単にご紹介します。

上位から2つの意見「ネットに繋がりにくいとき」と「通信対応エリア外にいるとき」は、スマホと同じで日本全国を網羅している訳ではないので仕方がありません。

唯一の解決策は、クラウドWiFiにより「ドコモ、au、ソフトバンク」のキャリア回線を受信し、通信可能エリアを広げることです。

それでも日本全国を完全に網羅することはできませんが、特定の1回線のみ利用するよりも格段に繋がりやすくなるでしょう。

「月額料金が高い」と感じる人は、一度ひと月あたりのデータ使用量を確認してみることをおすすめします。

データ容量が余っているのなら下位のプランに変更したり、他社のプランと比較して安いブランドに乗り換えたりすることが有効な解決策になるでしょう。

ポケット型WiFiは実店舗を持たないブランドが多いため、「不明点などを店舗で相談できない」という不満を感じている人もいるようです。

対面でのサポートがないと不安な人は、実店舗があるポケット型WiFiを選ぶのが根本的な解決策になるでしょう。

山田アキラ

\ワンポイントアドバイス/

アンケートを見ると「ポケット型WiFiに感じる不満」は、どれもポケット型WiFi特有のものではなく通信サービス全般に当てはまるものという印象を受けました。
つまり、ポケット型WiFiならではの致命的なメリットをユーザーは感じていないので、前向きに契約を検討してみてはいかがでしょうか。

ポケット型WiFiとテザリングはどっちがいいのか

しばしばポケット型WiFiの比較対象として挙げられるテザリングですが、WiFi環境の構築手段として優れているのはどちらでしょうか。

「テザリング」とはスマホの機能であり、受信したモバイル回線をWiFiにして送信することにより他のデバイスをインターネットに接続させるためのものです。

ポケット型WiFiとテザリングは同じような役割を持っていますが、両者には以下のような違いがあります。

項目ポケット型WiFiテザリング
通信可能容量契約容量まで
(データ容量の追加購入可能)
ドコモ:無制限au:30GBまでソフトバンク:30GBまで
連続稼働時間約8~12時間約3~4時間
最大接続台数約10~17台約5~10台

自宅用の固定回線として使ったり、仕事でがっつり使っていきたいシーンでは「テザリングは心許ない」と感じるのが本音です。

特に日本人の約7割が使っているiPhoneは、テザリングの最大接続台数が5台までと非常に少ないのが気になります。

とはいえ、テザリングにも「荷物が増えない」や「追加の契約が不要」などのメリットがあるので、利用するシーンに応じて使い分けましょう。

まとめ

今回は実際にポケット型WiFiユーザーに行ったアンケート結果をもとに、「ポケット型WiFiのメリット」や「ポケット型WiFiに対する不満」を深掘りしていきました。

スマホと併せた通信費を節約する方法や「クラウドWiFi」の存在を知らなかった人もいるのではないでしょうか。

これからポケット型WiFiを契約する人は、本記事で紹介した知識を使って便利に使いこなすことを意識してみましょう。

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この記事を書いた人

山田アキラ

小学5年生でガラケーを与えられて以来、最新端末や各社料金プランへの関心が尽きないケータイオタク。多数のメディアにおいて通信系の記事を担当。「ネット回線はコスパがすべて」をモットーとするファイナンシャルプランナー有資格者。

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