インターネット回線をタイプ別に解説|おすすめのプロパイダ3選!

スマホ以外のインターネット回線を検討する場合、選択肢は現在の主流である以下の3タイプです。

【3タイプのインターネット回線】
・光回線
・ホームルーター
・モバイルWi-Fiルーター

これらにはそれぞれ異なる特徴があり向き不向きがはっきりしているため、よくわからないまま契約してしまうと後悔してしまう可能性があります。

特にインターネット回線は最低利用期間や解約違約金が存在する業界なので、契約前は慎重に検討するべきでしょう。

そこで今回はインターネット回線の種類と特徴、またインターネット回線を選ぶ際のポイントについてご紹介します。

【この記事でわかること】
・インターネット回線の仕組み
・インターネット回線のタイプと特徴
・回線会社を選ぶポイント6つ
・おすすめの回線会社3選

突然ですが、筆者は独身時代のアパート暮らしを経て、現在は結婚して家族5人で戸建住宅に住んでいます。

独身時代はモバイルWi-Fiルーター、結婚してからは光回線とライフスタイルの変化に合わせてインターネット回線も変化させてきました。

経験を基にした後悔しない回線選びのコツやおすすめの回線会社を紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を書いた専門家

山田アキラ

ネット回線のプロ

小学5年生でガラケーを与えられて以来、最新端末や各社料金プランへの関心が尽きないケータイオタク。多数のメディアにおいて通信系の記事を担当。「ネット回線はコスパがすべて」をモットーとするファイナンシャルプランナー有資格者。

インターネット回線の仕組みをサラッと解説

インターネット回線とは、パソコンやスマホでネットを利用する際の「データの通り道」のことです。

インターネット回線は以下の2種類に大別され、それぞれにメリットとデメリットがあります。

【インターネット回線の種類】・有線回線・無線回線

以下ではそれぞれの特徴をわかりやすく説明するので、自分に必要な回線を判断するための参考にしてみてください。

有線回線

有線回線は、専用のケーブルを使用して物理的にデータを送る方法です。

住宅や商業施設、オフィスなどの建物内で使われることが多く、高速で安定した通信を実現しています。

また有線回線はデータ無制限で利用できるプランが多いので、月々のデータ消費量が多い人にもおすすめです。

【有線回線の例】・光回線・CATV・ADSL

無線回線

無線回線は、有線とは異なり基地局からの電波を利用してデータを送る方法です。

有線回線と比較すると通信速度が遅く不安定ですが、どこにいてもネットを利用できるメリットがあります。

また最近は「5G」という通信技術が普及しつつあり、これを利用することで光回線にも劣らない通信速度を得られます。

【無線回線の例】・携帯電話・ホームルーター・モバイルWi-Fiルーター
山田アキラ

\ワンポイントアドバイス/

高速で安定しているが使用場所が限られる有線回線、使用場所を選ばないものの有線回線に比べて不安定な無線回線。どちらを選ぶべきかは使う人によって異なるので、それぞれの特徴を一緒に学んでいきましょう。

現在主流のインターネット回線は3タイプ

インターネット回線の仕組みがわかったところで、実際にどのような回線サービスがあるのかみていきましょう。

現在、携帯電話を除いてインターネットに接続するための回線は、以下の3タイプが主流です。

【3タイプのインターネット回線】
・光回線
・ホームルーター
・モバイルWi-Fiルーター

それぞれの特徴を後述しているので、携帯電話以外にインターネット回線の契約を検討している人は参考にしてみてください。

光回線

光回線とは、光ファイバーケーブルを通してデータを送受信する通信技術で、有線で物理的にデータを送受信することにより高速で安定した通信が可能です。

筆者は映画やドラマが好きでよく動画配信サービスで4K動画を楽しんでるのですが、約2時間の高画質データを遅滞なく読み込んでくれる光回線には感謝が尽きません。

なぜなら、視聴中に固まって読み込みを待っているときほど苦痛な時間はありませんよね?

そんな高速通信を体感できる光回線ですが、実際に携帯電話の4G/5G回線と光回線の通信速度を数字で比較してみました。

最大通信速度(下り)の比較
4G回線5G回線光回線
1Gbps20Gbps1Gbps、2Gbps、10Gbpsなど

ご覧のとおり、理論上の最大通信速度において4G回線と光回線で大きな差はなく、5Gにあっては光回線を凌ぐ通信速度です。

ただしこれはあくまでも理論上の最大速度であり、実際は4Gの場合で早くてもせいぜい100Mbps程度。(100Mbpsは何をするにも十分な速度ではあります)

そのため通信速度においてもっとも重要なのは、理論値ではなく「実測値」なのです。

たとえば、「みんなのネット回線速度(みんそく) 」のデータを参考に、ソフトバンクの4G/5G回線とソフトバンク光の実測値を以下の表に示します。

平均通信速度(下り)の比較
ソフトバンク4G/5Gソフトバンク光
90.66Mbps314.96Mbps

通信速度を実測値で比較してみると、4G/5G回線に比べて光回線のほうが格段に優れていることがわかるでしょう。

このように、通信速度が速い光回線は大容量のデータを素早く送受信できるため、高画質動画の読み込みや大きなファイルのダウンロード等をサクサク行えるのが特徴です。

一方で、光回線の敷設工事や周辺機器(Wi-Fiルーター等)の設置といった初期費用はデメリットといえるでしょう。

なるべく初期費用を抑えたい場合は、工事費や機器の端末代が無料になるキャンペーンを実施している光回線がおすすめです。

なお光回線の敷設工事では建物の壁に穴を開ける作業が必要な場合が多く、賃貸住宅では導入できないこともあります。

【光回線はこんな人におすすめ】
・持ち家の戸建てに住んでいる人
・光回線が敷設済みの賃貸住宅に住んでいる人
・高速で無制限のネット回線が欲しい人
・回線工事が完了するまで待てる人
山田アキラ

\ワンポイントアドバイス/

持ち家に住んでいて、かつ家族でまとまったデータ容量を使用する場合は光回線がダントツでおすすめです。最近は5G対応ホームルーターが登場していますが、有線の光回線に安定性で勝ることはありません。

ホームルーター

ホームルーターは、自宅やオフィスのコンセントに繋ぐだけでインターネット環境を構築できる固定回線です。

賃貸住宅で光回線を導入する場合は管理会社やオーナーへの連絡が必須ですが、正直面倒なやり取りは避けたいところですよね。

その点ホームルーターは工事を必要としないため、勝手に契約して勝手に設置できるのが嬉しい メリットです。

またホームルーター自体がWi-Fiルーターの役割を果たすため、周辺機器の購入も不要で設定も比較的簡単といえるでしょう。

ホームルーターは携帯電話と同じモバイル回線を使用しているものの、最近は5Gの普及により十分な通信速度を実現しています。

以下の表は、ホームルーターの「ドコモ home 5G」と光回線の「ドコモ光」の通信速度を比較したものです。

回線平均通信速度(下り)平均通信速度(上り)
ドコモ home 5G151.69Mbps18.22Mbps
ドコモ光275.46Mbps260.84Mbps

さすがに光回線には劣るものの、ホームルーターも平均150Mbpsと普段使いに十分な通信速度を記録しています。

ここで少々マニアックな話になってしまいますが、 両者の平均通信速度(上り)に注目してください。

ホームルーターは下りの通信速度こそ健闘していますが、上りの通信速度はかなり遅いことがわかります。

インターネット回線の通信速度は「bps」という単位で表し、「下り(ダウンロード速度)」と「上り(アップロード速度)」がある。1Gbps=1000Mbps。

「上り」とはアップロード時の通信速度のことであり、身近なものでいうと画像や動画をSNSにアップするときの速さです。

大多数のユーザーは「上り」より「下り」を重視するものですが、以下のような人はホームルーターでは満足できない可能性があります。

・大容量のデータをアップする人
・ライブ配信をする人

インターネット回線を契約する際は、自分がどのように使うのかを考慮して選択することが大切です。

【ホームルーターはこんな人におすすめ】
・光回線の導入が難しい家に住んでいる人
・今すぐにネット環境を構築したい人
・難しい設定などは省略したい人
・アップロード速度にこだわらない人
\ワンポイントアドバイス/
たとえばYouTuberやライブ配信者などは全体のごく一部であり、ほとんどのユーザーはSNSやWEBの閲覧、ゲームや動画の視聴ぐらいにしかネットを利用していません。つまり、私たちの通信はアップロードよりダウンロードの需要が圧倒的に大きいのです。そのためキャリアは基地局の周波数帯を有効活用するために、アップロードよりダウンロードに最適化している傾向にあります。

H3:モバイルWi-Fiルーター

モバイルWi-Fiルーターとは、携帯電話と同じモバイル回線を使ってインターネットに接続できるポータブルデバイスです。

どこでもインターネットに接続できるのに加えて、固定回線より月額料金が安いのもメリットといえます。

外出先で仕事をする際やスマートフォンやタブレット、ノートPCなど複数のデバイスを同時にネット接続したい場合に重宝するでしょう。

一方で同時接続台数が多すぎると通信速度が低下する傾向にあるので、接続台数の管理は必要です。

筆者は独身時代、自宅では固定回線代わりに使用し外出先ではスマホやPCを接続していました。

モバイルWi-Fiルーターを介して通信することで、スマホの料金プランを下げられていたことを覚えています。

【モバイルWi-Fiルーターはこんな人におすすめ】・外出先でもWi-Fi環境が欲しい人・今すぐにネット環境を構築したい人・一人暮らしなどで同時接続台数が少ない人
山田アキラ

\ワンポイントアドバイス/

最近は「スマート家電」といって、さまざまな家電がインターネットに接続できるように設計されているのを知っていますか?たとえば我が家ではテレビやエアコン、給湯器や玄関などをWi-Fiに接続して便利に生活しています。モバイルWi-Fiルーターは家でも外でも使えるのが便利ですが、外に持ち出している際は当然スマート家電をネットに接続できません。モバイルWi-Fiルーターを自宅の固定回線代わりに使用することを考えている人は注意してください。

ライフスタイル別のおすすめインターネット回線

インターネット回線の種類について前述したので、具体的にどのような人におすすめか深掘りしていきます。

・一戸建てにおすすめの回線
・アパート・マンションにおすすめの回線
・一人暮らしににおすすめの回線
・家族が多い世帯におすすめの回線
・外出先でも使えるおすすめの回線

上記5つのライフスタイルに合わせて最適なインターネット回線を提案するので、ぜひ参考にしてみてください。

一戸建てにおすすめの回線

一戸建てにお住まいの人におすすめするインターネット回線は、光回線もしくはホームルーターです。

特に光回線はホームルーターよりも通信速度が安定しているので、導入できる環境であれば光回線のほうをおすすめします。

筆者は光回線とホームルーター両方の使用経験がありますが、やはり光回線の安定感は段違いです。

なんと言っても戸建ての光回線は我が家専用の回線なので、時間帯による通信速度のムラが少なく非常に満足度が高いといえます。

山田アキラ

\ワンポイントアドバイス/

一戸建てでホームルーターを利用する場合、家の広さによっては電波が届かない部屋が出てくるでしょう。そんな時のために、ホームルーターは「メッシュWi-Fi」に対応している製品を選ぶのをおすすめします。メッシュWi-Fiとは、Wi-Fi中継機を配置して家中に電波を張り巡らせる仕組みのことです。

アパート・マンションにおすすめの回線

アパートやマンションなどの共同住宅にお住まいの人には、ホームルーターをおすすめします。

ホームルーターは工事が不要であり、5G回線のエリア内であれば比較的速い通信速度で使用できるからです。

共同住宅でもマンションプランであれば光回線を導入できますが、通信速度に不安があります。

光回線は速くて安定しているのが特徴だとお伝えしてきましたが、共同住宅の場合は少し勝手が違うのです。

簡単に説明すると、共同住宅ではひとつの光回線を全部屋で分け合って使用しています。

戸建てのように自分専用の回線ではないので、戸建てに比べて通信速度が不安定な傾向にあるのです。

実際に筆者は独身時代に光回線を使っていた時期があるのですが、通信速度は良くて30Mbpsでした。

「最大1Mbps」に惹かれて光回線を契約したので、かなりショックが大きかったのを覚えています。

後で知ったのですが、共同住宅の場合は共用部分から各部屋までのケーブルの種類によっても速度が大きく異なります。 

これらの経験を踏まえたうえで、共同住宅における最適なインターネット回線としてホームルーターを提案します。

山田アキラ

\ワンポイントアドバイス/

共同住宅の光回線は、配線方式(共用部分から各部屋までのケーブルの種類)でも通信速度が大きく異なるのです。代表的な配線方式と最大通信速度をご紹介します。・光配線方式:約1Gbps・ VDSL方式:約100Mbps・ LAN配線方式:約100Mbpsつまり、配線方式がVDSL方式やLAN配線方式である場合は、どんなに速い光回線を契約したとしても共用部分を通過した時点で遅くなってしまうのです。

一人暮らしににおすすめの回線

一人暮らしの人には、最適なインターネット回線としてモバイルWi-Fiルーターを提案します。

一人暮らしの場合は、モバイルWi-Fiルーターにおける以下のデメリットをクリアできる可能性が高いからです。

・接続範囲が狭い

・同時接続台数が少ない

一人で住む部屋は比較的狭く、家族がいないため同時接続台数が少ないケースが多いでしょう。

そのような人は、光回線やホームルーターに比べて月額料金が安いモバイルWi-Fiルーターがおすすめです。

外でスマホを使用する際もモバイルWi-Fiルーターを介して通信することで、スマホ自体の料金プランを抑えることもできます。

光回線やホームルーターなどの固定回線ではこのような使い方はできないので、モバイルWi-Fiルーター特有の節約術だといえるでしょう。

山田アキラ

\ワンポイントアドバイス/

モバイルWi-Fiルーターは自宅の固定回線代わりにも使用できますが、外に持ち出している間は自宅の家電と通信できないので注意しましょう。そのため一人暮らしであっても自宅をスマートホーム化したい場合は、モバイルWi-Fiルーターは不向きだといえます。せっかくのモバイルWi-Fiルーターなのに外に持ち出せないのであれば本末転倒ですからね。

家族が多い世帯におすすめの回線

家族が多い世帯におすすめするインターネット回線は、光回線もしくはホームルーターです。

戸建てにお住まいの場合は光回線、アパートやマンションなどの共同住宅にお住まいの場合はホームルーターを選ぶとよいでしょう。

部屋の広さや同時接続台数、データ通信料を考慮すると、モバイルWi-Fiルーターでは不向きだと言わざるを得ません。

実際に筆者は5人家族で戸建てに住んでおり、光回線を導入しています。

全員でスマホやタブレット、テレビやPCなどさまざまなデバイスを接続していますが、十分な通信速度が出ており非常に快適です。

仕事にも使えるおすすめの回線

インターネット回線を仕事用としても活用したいのなら、外出先でも使用できるモバイルWi-Fiルーターをおすすめします。

光回線とホームルーターは自宅での使用に特化したツールなので、外に持ち運んで使用することはできません。

その点、モバイルWi-Fiルーターはどこにいても使用できるため、外出先でノートPC等をインターネットに接続できます。

また、モバイルWi-Fiルーターを使えばスマホのデータ通信量を抑えられるため、携帯料金の節約も可能です。

山田アキラ

\ワンポイントアドバイス/

モバイルWi-Fiルーターは自宅の固定回線代わりにも使用できますが、外に持ち出している間は自宅の家電と通信できないので注意しましょう。そのため一人暮らしであっても自宅をスマートホーム化したい場合は、モバイルWi-Fiルーターは不向きだといえます。せっかくのモバイルWi-Fiルーターなのに外に持ち出せないのであれば本末転倒ですからね。

\ワンポイントアドバイス/
外出先でノートPC等をインターネットに接続するにはスマホのテザリングでも代用できますが、スマホのデータ容量を消費しますしバッテリーも消費します。外出先での利用頻度次第ではありますが、モバイルWi-Fiルーターのほうが使い勝手は良いでしょう。

インターネット回線を選ぶ際のポイント6つ

あなたに最適なインターネット回線がわかったところで、ここからは回線会社の選び方をみていきましょう。

たとえば一口に光回線といっても、「ドコモ光」や「ソフトバンク光」などさまざまな選択肢があります。

回線会社は非常に種類が多いため、初めての人は以下のポイントに着目して選びましょう。

・月額料金
・通信速度
・契約期間と解約違約金
・提供エリア
・サポート体制
・キャンペーンの内容

それぞれのポイントについては以下で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

月額料金

毎月の固定費になるインターネット回線は、月額料金に注目してしっかり比較検討することが重要です。

インターネット回線ではスマホとのセット割やキャッシュバック等のキャンペーンを利用できることもあるので、それらもしっかりチェックしましょう。

ただし、月額料金が割高にも関わらずキャッシュバックで実質料金として安く見せているパターンには注意が必要です。

インターネット回線は長期間契約するケースが多いので、月額料金の比較で妥協してはいけません。

また、インターネット回線には月額料金のほかに以下のような初期費用が発生する場合があります。 

・契約事務手数料

・新規工事費用

・端末代金

少しでも初期費用を抑えたい人には、回線工事が不要で周辺機器も不要なホームルーターがおすすめです。

山田アキラ

\ワンポイントアドバイス/

キャンペーンのキャッシュバックには「契約から◯ヶ月目に申請すること」など、受け取りに条件がある場合があります。必ず特典を受け取るために、キャンペーン適用の条件もしっかり確認しておきましょう。

通信速度

インターネット回線の使い心地にもっとも重要な要素は、通信速度といっても過言ではありません。

インターネット回線は種類や回線会社、プランや使用するエリアによって通信速度が異なるので、最低限の知識は把握しておきましょう。

一般的には下りの最大通信速度が1Gbps以上であれば、インターネット回線として十分な速度だといえます。

インターネット回線の通信速度は「bps」という単位で表し、「下り(ダウンロード速度)」と「上り(アップロード速度)」がある。1Gbps=1000Mbps。

YouTubeを例に挙げると、動画の視聴に必要な画質別の通信速度は以下のとおりです。

動画の解像度推奨される通信速度
4K UHD20 Mbps
HD 1080p5 Mbps
HD 720p 2.5 Mbps
SD 480p1.1 Mbps
SD 360p0.7 Mbps

出典:YouTubeヘルプ

ご覧のとおり、実際にインターネットを使用するシーンにおいて、実は「1Gbps」という通信速度はオーバースペックであることがわかります。

そのため、インターネット回線は実測値で「100Mbps」以上出ていれば十分高速なのです。 

回線会社ごとの実測値を調べるには、 「みんなのネット回線速度(みんそく) 」を参考にしてみてください。

気になる回線会社を見つけたら、「みんそく」で通信速度の実測値をチェックしてみるとよいでしょう。

山田アキラ

\ワンポイントアドバイス/

下り(ダウンロード速度)の平均通信速度が30Mbps以下のインターネット回線は、お金を払ってまで契約するものか迷います。なぜなら平均30Mbpsということは、時間帯によっては10Mbpsを下回る可能性が高いからです。筆者の意見としては、そのような回線を新たに契約する価値は低いと考えます。

契約期間と解約違約金

インターネット回線を契約する際は、契約期間や解約違約金に関する条件をしっかりと把握しておくことも重要です。

インターネット回線のなかには、「2年」や「3年」など複数年の契約を結ぶことで月額料金や端末代金の割引を受けられることがあります。

ただし契約期間を満了せずに解約した場合は、解約違約金を支払わなければなりません。

筆者はもう何度この違約金を支払ってきたか覚えていませんが、時には3万円近くの違約金を支払ったこともあります。

目先の割引に釣られて安易に長期の契約を結ぶと後悔することもあるので、解約違約金などの条件はしっかり確認し検討しましょう。

山田アキラ

\ワンポイントアドバイス/

持ち家に住んでいたり転勤のない職場に勤めていたりなど、長く住む予定があれば長期間の契約がおすすめですが、そうでない場合は短期間の契約のほうがいいかもしれません。自分のライフプランに合わせて契約期間を選択することが、トータルで損をしないコツです。

提供エリア

インターネット回線には「光回線・ホームルーター・モバイルWi-Fiルーター」などがありますが、自分が利用する場所がサービスの提供エリア内であることが最低条件です。

特に光回線は、回線会社によって提供エリアが細かく分かれている場合が多いといえます。

たとえば筆者が狙っている「NURO光」は徐々に提供エリアを拡大していますが、サービス開始から10年経った今でも田舎の我が家はエリア外です。

話が逸れましたが、要するにどんなに良いサービスでも住んでいる地域が提供エリア外であれば契約できないので注意してください。 

モバイル回線であるホームルーターやモバイルWi-Fiルーターは全国どこでも使用できますが、5G回線の対応エリアはまだ限定的です。

どのインターネット回線を契約する場合でも、まずは公式サイトから提供エリアを確認してみましょう。

サポート体制

契約中にトラブルや疑問が生じた際に適切なサポートが提供されるかどうかは、インターネット回線の契約時に注意するべきポイントです。

電話やメールを通じてのサポートが一般的ですが、一部の回線会社ではチャットやSNSによるサポートを受けられる場合もあります。

どのようなサポート体制を望むのかは人それぞれなので、契約前に公式サイトなどからサポート体制をチェックしましょう。 

個人的には、緊急的に解決しなければならない問題が発生した場合に備えて、電話によるサポートは必須だと考えています。

またサポートの品質は千差万別であり、返答が遅かったり内容が不十分だったりする場合もあるのが現実です。

そのような回線会社を事前に見分けるためには、SNS等で既存ユーザーの口コミや評価を参考にするのをおすすめします。

キャンペーンの内容

前述したポイントを踏まえたうえで、最後の一押しとなるのがキャッシュバックや割引などのキャンペーンです。 

魅力的なキャンペーンが開催されている回線会社を選べば、よりお得にインターネット回線を契約できます。

ただし「月額料金」の部分でも触れたとおり、キャンペーンの内容だけでインターネット回線を決めるのはおすすめしません。

キャンペーンはあくまでも月額料金や通信速度など基本的な項目をクリアしたうえで、最終的な判断材料に使うものだと考えます。 

後述する「タイプ別のおすすめ回線会社3選」では、お得なキャンペーンの内容にも触れているのでぜひ参考にしてみてください。

山田アキラ

\ワンポイントアドバイス/

キャッシュバックや割引以外に筆者がおすすめするキャンペーンは、「他社の違約金を全額負担」するというものです。
高額の違約金が契約内容に含まれている場合は、このようなキャンペーンを利用することで出費を抑えることができますよ。

タイプ別のおすすめ回線会社3選

インターネット回線のタイプ別におすすめの回線会社として、以下の3社をご紹介します。

・光回線:GMOとくとくBB光(GMO光アクセス)
・ホームルーター:ドコモ home 5G
・モバイルWi-Fiルーター:WiMAX+5G

それぞれの詳細については以下で説明しているので、回線会社選びで迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

光回線:GMOとくとくBB光(GMO光アクセス)

画像引用:GMOとくとくBB光

最大5.8万円キャッシュバックで実質月額1,790円(税込)! 

月額料金(税込)戸建て:5,390円マンション:4,290円
最大通信速度(下り)1Gbps
平均実測値(下り)272.43Mbps※「みん速」参照
提供エリア全国
新規工事費(税込)戸建て(派遣):26,400円マンション(派遣):25,300円戸建て/マンション(派遣):2,200円※36ヶ月の利用で工事費用実質無料
契約事務手数料(税込)3,300円
解約違約金なし
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「GMOとくとくBB光」はGMOインターネット社が提供しており、安価な月額料金と高い通信品質が特徴的な光回線です。

契約期間の縛りはなく解約違約金もないので、気軽に光回線を導入できるのもメリットだといえるでしょう。

上記の表のとおり新規工事には費用が発生しますが、分割支払金と同額の毎月割引により36ヶ月後に実質無料となります。

また高スペックWi-Fiルーターを0円でレンタルできるので、光回線導入の初期費用はほとんどかかりません。

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ホームルーター:ドコモ home 5G

画像引用:docomo home5g
工事不要で高速Wi-Fi環境を手軽に実現! 

月額料金(税込)4,950円
最大通信速度(下り)4.2Gbps
平均実測値(下り)157.07Mbps※「みん速」参照
提供エリア全国
新規工事費(税込)工事不要
契約事務手数料(税込)3,850円
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「ドコモ home 5G」はドコモが提供するホームルーターで、完全無制限のデータ容量と高速通信が特徴的です。

端末代金が71,280円(税込)と高額なのがネックですが、分割支払金と同額の毎月割引により36ヶ月後に実質無料となります。

またドコモのスマホとセット契約で、月額料金が永年1,100円割引されるのも嬉しいポイントのひとつです。

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モバイルWi-Fiルーター:WiMAX+5G

画像引用:GMOとくとくBB

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月額料金(税込)初月:1,089円1ヶ月目〜12ヶ月目:3,784円13ヶ月目〜35ヶ月目:4,334円36ヶ月目以降: 5,104円
最大通信速度(下り)4.2Gbps
平均実測値(下り)91.52Mbps※「みん速」参照
提供エリア全国
新規工事費(税込)工事不要
契約事務手数料(税込)3,300円
解約違約金なし
主なキャンペーン「最大4万円キャッシュバック」ほか

「WiMAX+5G」は KDDIが提供するモバイルデータ回線で、これを利用したモバイルWi-Fiルーターの通信品質が高いことで有名です。

月額料金は通常5,104円ですが、GMOとくとくBB経由で申込むと36ヶ月目までに総額44,693円の割引を受けられます。

さらに全契約者を対象に25,500円のキャッシュバック、他社からの乗り換えなら最大4万円という高額なキャッシュバックも魅力的です。

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まとめ

今回はインターネット回線における主流3タイプの特徴を紹介してきました。

それぞれどのような人に向いているかを以下にまとめたので、インターネット回線選びの参考にしてみてください。

【光回線はこんな人におすすめ】
・持ち家の戸建てに住んでいる人
・光回線が敷設済みの賃貸住宅に住んでいる人
・高速で無制限のネット回線が欲しい人
・回線工事が完了するまで待てる人
【ホームルーターはこんな人におすすめ】
・光回線の導入が難しい家に住んでいる人
・今すぐにネット環境を構築したい人
・難しい設定などは省略したい人
【モバイルWi-Fiルーターはこんな人におすすめ】
・外出先でもWi-Fi環境が欲しい人
・今すぐにネット環境を構築したい人
・一人暮らしなどで同時接続台数が少ない人

またインターネット回線には数多くの会社があるので、自分で決めるのが難しい人は筆者がおすすめする以下の3社のうちから検討してみてはいかがでしょうか。

・光回線:GMOとくとくBB光(GMO光アクセス)
・ホームルーター:ドコモ home 5G
・モバイルWi-Fiルーター:WiMAX+5G

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山田アキラ

小学5年生でガラケーを与えられて以来、最新端末や各社料金プランへの関心が尽きないケータイオタク。多数のメディアにおいて通信系の記事を担当。「ネット回線はコスパがすべて」をモットーとするファイナンシャルプランナー有資格者。

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