PayPay銀行ビジネスローンは審査が厳しい・甘い?審査落ちの理由・日数・時間・必要書類を解説

PayPay銀行ビジネスローンは、法人だけでなく個人事業主の方でも利用できる融資サービスです。

事業拡大や設備投資といった様々な用途で使用できるため、申し込みを検討している方も多いでしょう。

しかし、審査の厳しさや審査時間、必要書類等の情報を知らずに申し込むのは抵抗を感じるはずです。

そこで本記事では、PayPay銀行ビジネスローンの審査の厳しさや審査時間、必要書類について解説します。

最後には、PayPay銀行ビジネスローンで借りた場合の返済シミュレーションも行うので、ぜひ最後までお付き合いください。

PayPay銀行ビジネスローンは審査厳しい・甘い?審査落ち理由とは?

PayPay銀行ビジネスローンでは、必ず厳しい審査があります。

そもそも、PayPay銀行ビジネスローンに限らず全てのローン商品で、利用者の返済能力を調査するよう法律で義務付けられています。

(返済能力の調査)
第十三条 貸金業者は、貸付けの契約を締結しようとする場合には、顧客等の収入又は収益その他の資力、信用、借入れの状況、返済計画その他の返済能力に関する事項を調査しなければならない。
引用:e-GOV法令検索「貸金業法|第十三条」

当然、PayPay銀行ビジネスローンでも事業者としての実績や経営状況、将来性等を元に厳正なる審査が実施されます。

また、代表者の個人信用情報も審査対象となっているので、会社に問題がなくても代表者の借入・返済履歴に傷があれば融資不可となる可能性が高いでしょう。

では、PayPay銀行ビジネスローンで審査落ちとなる理由とはなんなのか、詳しく解説していきます。

  • 事業の継続年数が2年以下
  • 経営状況が悪い
  • 代表者の個人信用情報に傷がある

事業の継続年数が2年以下

PayPay銀行ビジネスローンは、2年以上の事業実績が必要です。

そのため、事業の継続年数が2年以下の場合は、いかに経営状況が良くても審査落ちとなります。

ちなみに、個人事業主としてビジネスを始めて、その後に法人として会社を立ち上げた場合は、個人事業主だった頃の業務歴も合算できます。

個人として2年間事業を継続した後、法人として1年間ビジネスを展開した場合は、事業の継続年数が3年になるので申し込みが可能です。

経営状況が悪い

PayPay銀行ビジネスローンの審査では、経営状況を詳しくチェックされます。

具体的に見られている点は以下の3点です。

  • 収益性:利益はどれくらいか?
  • 安全性:十分な資金力を持っているか?
  • 返済能力:他社の借入はあるか?

例えば、現状利益が上がっておらず赤字決算となっている場合、PayPay銀行ビジネスローンの審査に通るのは難しいでしょう。

また、資金力が少ない場合は倒産のリスクが高くなるので、PayPay銀行ビジネスローンは貸し倒れを避けるために融資を見送ります。

最後に、他社からの借入がある場合は、借入額と希望額のバランスを考えて、返済可能かチェックされます。

当然、負担が大きすぎると判断されれば審査落ちとなるでしょう。

代表者の個人信用情報に傷がある

前述の通り、PayPay銀行ビジネスローンでは代表者の個人信用情報を審査します。

信用情報とは、個人の年収や住宅情報、勤務先等の属性情報、ローンやクレジットカード等の支払い記録です。

過去に延滞や滞納、任意整理や自己破産等の債務整理を行った方は、事故情報として記録されます。

当然、事故情報として扱われている人は信用度が低いため、ビジネスローンの審査でも不利になります。

また、税金を滞納している場合も返済能力が低いと判断されるので、PayPay銀行ビジネスローンの審査通過は厳しいでしょう。

PayPay銀行ビジネスローンの審査日数・審査時間・必要書類を解説

続いては、PayPay銀行ビジネスローンの審査日数・時間や必要書類について解説します。

  • 審査時間は最短1営業日
  • 融資までの日数は最短5営業日
  • 必要書類一覧

審査時間は最短1営業日

PayPay銀行ビジネスローンの審査時間は最短1営業日です。

一般的なビジネスローンの審査時間が3日〜1週間程度と考えると、比較的早いスピードで審査してくれるとわかります。

ただし、土日祝日と年末年始は営業していないため、週末に申し込むと結果通知は早くても週明けの月曜日となります。

融資までの日数は最短5営業日

PayPay銀行ビジネスローンの融資までにかかる日数は、最短5営業日です。

審査が最短1営業日なので、審査に通過した即日に借入手続きを行ったとしても、お金を受け取れるのは申し込みから1週間以上は先となります。

このように、PayPay銀行ビジネスローンは審査も入金も営業日しか行わないので、意外に時間がかかるというわけです。

必要書類一覧

PayPay銀行ビジネスローンでは、以下の書類が必要です。

  • 事業実態の確認できる資料
  • 所得証明資料
  • 永住権または特別永住権の確認できる資料
  • 直近2年分の決算書(法人の場合)

中には、準備に数日を要する書類も含まれているので、申し込む際は事前に用意しておいた方が良いでしょう。

PayPay銀行ビジネスローンの審査が厳しい場合はGMOあおぞらネット銀行あんしんワイド

PayPay銀行ビジネスローンは比較的審査が厳しいサービスです。

特に、創業したばかりの法人では申し込みすらできません。

もし、あなたが創業1年程度でビジネスローンの利用を検討しているなら、2年未満の事業実績でも融資可能な金融機関を選びましょう。

そこでおすすめするのが「GMOあおぞらネット銀行あんしんワイド」です。

商品名あんしんワイド
融資対象法人
融資スピード最短2営業日
借入限度額10万円〜1,000万円以内
借入利率年0.9%~14.0%(固定金利・審査のうえ決定)
担保・保証人原則不要

創業期でも申し込めるのはもちろん、赤字決算であっても将来性を踏まえて審査してくれます。

現状が赤字だったとしても、将来性があると判断されれば融資を受けられるわけです。

その他にも以下のような特徴があるので、詳しく見ていきましょう。

  • 必要書類は通帳のみ
  • 申込~借入まで最短2営業日
  • 融資枠型だから何度でも借りられる

GMOあおぞらネット銀行あんしんワイドはこちらから

必要書類は通帳のみ

前述の通り、PayPay銀行ビジネスローンは「決算書」や「所得証明資料」等の書類が必要でした。

しかし、GMOあおぞらネット銀行あんしんワイドで求められる書類は以下の1点のみです。

  • 銀行口座の入出金明細(2ヶ月以上の連続した取引)

他社と比べて圧倒的に書類が少ないので、用意するのに手間と時間を取られる心配がありません。

申込~借入まで最短2営業日

GMOあおぞらネット銀行あんしんワイドは、申込〜借入まで2営業日と銀行ビジネスローンの中ではトップクラスの早さを誇ります。

また、申し込みは24時間365日パソコンやスマホからいつでも可能です。

来店不要で書類提出等もWebで行えるので、事業が忙しい方でもオフィスや自宅から気軽に申し込めます。

融資枠型だから何度でも借りられる

GMOあおぞらネット銀行あんしんワイドは、融資枠型のビジネスローンです。

一度契約すれば、限度額の範囲内で何度でもお金を借りられます。

急に資金が必要になっても、GMOあおぞらネット銀行あんしんワイドを契約しておけば焦る心配がありません。

ちなみに、多くのビジネスローンは最初にまとめて借りたら、その後は返済していくだけのタイプが多いので、何度もこまめに借りたいならあんしんワイドがおすすめです。

GMOあおぞらネット銀行あんしんワイドはこちらから

PayPay銀行ビジネスローンの審査が厳しい方は独自審査のビジネスローンもおすすめ

何度もお伝えしている通り、PayPay銀行ビジネスローンの審査は厳しめです。もちろん、審査が甘いビジネスローンなど存在しません。

しかし、独自審査を導入している金融機関であれば、個人の事情を考慮して柔軟に審査してくれます。

赤字決算や税金滞納中であっても、利用できる場合があるため狙い目です。

もし、PayPay銀行ビジネスローンの審査に不安を抱えているなら、独自審査を導入している以下の金融機関を検討してみてください。

  • キャレントキャッシング
  • ファンドワン
  • デイリーキャッシング

キャレントキャッシング

キャレントキャッシング」は、平日14時までの申し込みで最短即日融資をしてくれるスピードに定評があるビジネスローンです。

申し込みはパソコンやスマホで最短3分。

来店不要で書類提出もWebから行えるので、事業が忙しい法人の方でも無理なく申し込めるでしょう。

また、公式サイトには3つの質問に答えるだけで借入の可否を診断してくれる無料サービスがあります。

審査に不安を抱えている方は、まずは気軽に「借入診断」でチェックしてみると良いでしょう。

融資対象法人
融資額1万円~500万円
実質年率7.8%~18.0%
融資スピード最短即日(※)
返済期間(回数)最長10年(120回)
担保・保証人不要

※平日14時までに手続きが完了した場合です。

キャレントキャッシングの詳細はこちらから

ファンドワン

ファンドワン」は、はじめてビジネスローンを組む方や赤字決算で悩んでいる方に対しても融資してくれる金融機関です。

事業実績が悪くて他社では借りられなかった方でも、ファンドワンなら最適な借入プランを立ててくれる可能性があります。

また、審査時間が最短40分とビジネスローンとしては驚異的な早さを誇ります。

スムーズに審査が進めば最短即日での融資も可能なので、緊急事態に陥っている事業者の方はファンドワンを検討してみると良いでしょう。

融資対象法人
融資額30万円~1億円
借入利率年2.5%~18.0%
融資スピード最短40分
返済期間(回数)最長10年(120回)
担保・保証人500万円までは原則不要(※)

※法人代表者が連帯保証人となる必要があります。

ファンドワンの詳細はこちらから

デイリーキャッシング

デイリーキャッシング」は、設備投資や資金ショート回避を目的としたつなぎ資金といった幅広い用途で使えるビジネスローンです。

また、返済期間が最長30年と業界随一の長さを誇っているので、他のビジネスローンよりも自由度の高い計画が立てられます。

審査時間は最短30分と短めです。

午前中に申し込めば午後には現金を手にできる可能性があるので、今すぐに資金繰りを改善したい方はデイリーキャッシングに相談してみてください。

融資対象法人、個人事業主
融資額200万円~5,000万円
借入利率年5.2%~14.5%
審査時間最短30分(商品や審査の状況によって異なる)
返済期間(回数)~最長30年(36~360回)
担保・保証人不要

デイリーキャッシングの詳細はこちらから

PayPay銀行ビジネスローン以外の資金繰り改善法

資金繰りの改善方法はビジネスローンだけではありません。

他にも利用できるサービスがあり、ビジネスローンよりも審査や申込条件が厳しくありません。

ここでは、ビジネスローンよりも利用のハードルが低い2つの資金繰りの改善方法をご紹介します。

  • 支払い.com
  • ファクタリング

支払い.com

支払い.com」は、予定している銀行振込による支払いをクレジットカード決済に変更して、最長60日後まで支払期限を先延ばしにできるサービスです。

あくまで支払いを遅らせるだけなので、厳しい審査や面倒な書類の提出等は不要です。

パソコンやスマホから最短60秒で申し込めて、早ければ1日後には支払い.comが支払先への振込を実行してくれます。

あなたが用意すべき書類は決済に使うクレジットカードだけなので、忙しい方でもコア業務に支障をきたすことなく利用できます。

また、振込名義人は任意の名前に変更可能と、取引先に支払い.comの利用を知られず利用できる点が魅力の一つです。

そんな支払い.comは、手数料が一律4%に固定されているので、希望額次第ではビジネスローンよりも安いコストで資金繰りを改善できるでしょう。

支払い.comの詳細はこちらから

ファクタリング

ファクタリングとは、事業者が保有している売掛債権を買取してもらい、早期資金調達を実現するサービスです。

融資ではなく債権の譲渡なので、ビジネスローンのような厳しい審査はありません。

審査通過率は70%前後とされており、「アクセルファクター」のように90%を超える契約率を誇るファクタリング会社も存在します。

また、審査の対象は申込者ではなく主に売掛先(取引先)企業です。

そのため、申込者が赤字決算や税金滞納中であっても、売掛先企業の信用度に問題がなければ買取してくれます。

さらに、必要書類がビジネスローンよりも少ない点も特徴の一つです。

中には、「QuQuMo」のように必要書類が通帳と請求書の2点だけというファクタリングもあります。

申し込みから入金まで2時間程度の業者が多いので、急ぎの方はファクタリングを検討してみてください。

ファクタリング会社手数料買取可能額入金スピード
QuQuMo1%~上限なし最短2時間
ビートレーディング2%~12%下限上限なし最短2時間
アクセルファクター1%〜10%30万円~無制限最短3時間

PayPay銀行ビジネスローンの返済額は?シミュレーション

PayPay銀行ビジネスローンで融資を受けた場合、毎月の返済額がいくらになるのかシミュレーションしてみましょう。

今回は、PayPay銀行の公式サイトに用意されている「ビジネスローン借入・返済シミュレーション」を使って計算します。

  • 借入額100万円で金利10%の場合
  • 借入額500万円で金利5%の場合
  • 借入額1,000万円で金利2%の場合

借入額100万円で金利10%の場合

まずは、借入額100万円・金利10%で融資を受けた場合の返済額をシミュレーションします。

毎月の返済額20,000円
返済期間5年5ヶ月
支払総額1,298,939円
内利息298,939円

返済期間は5年5ヶ月で毎月の返済額は2万円です。

また、合計の利息額は29万8,939円となっています。

借入額500万円で金利5%の場合

続いては、借入額500万円・金利5%で融資を受けた場合の返済額をシミュレーションします。

毎月の返済額70,000円
返済期間7年1ヶ月
支払総額5,947,411円
内利息947,411円

返済期間は7年1ヶ月で毎月の返済額は7万円です。合計の利息額は94万円と100万円に迫る金額となっています。

もし、合計の利息額を減らしたいなら、毎月の返済額を増やして返済期間を短くすると良いでしょう。

借入額1,000万円で金利2%の場合

最後は、借入額1,000万円・金利2%で融資を受けた場合の返済額をシミュレーションします。

毎月の返済額130,000円
返済期間6年11ヶ月
支払総額10,710,587円
内利息710,587円

借入額が1,000万円と大口になると、毎月の返済額は13万円にも上ります。

もし、毎月の返済が負担になる場合は、返済期間が長い金融機関で融資を受けた方が良いでしょう。

ただし、返済期間を長くすると合計の利息額は増えるので、バランスを考えるよう注意してください。

まとめ

PayPay銀行ビジネスローンで融資を受けるには、必ず厳しい審査を受ける必要があります。

そのため、以下に該当している方は審査落ちする可能性が高いでしょう。

  • 事業の継続年数が2年以下
  • 経営状況が悪い
  • 代表者の個人信用情報に傷がある

もし、どうしても審査への不安が拭えないなら、独自審査を導入している金融機関を利用すると良いでしょう。

以下の金融機関なら、あなたの特別な事情に耳を傾けてくれて、最適な借入プランを立ててくれます。

もちろん、絶対に借りられるわけではないので、しっかりと準備を整えてから申し込むようにしてください。

審査時間実質年利上限金額
キャレントキャッシング最短即日7.8%~18.0%1万円~500万円
ファンドワン最短40分2.5%~18.0%30万円~1億円
デイリーキャッシング最短30分5.2%~14.5%200万円~5,000万円

※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。

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この記事を書いた人

マネ子

ファクタリング・金融系の発信をするWEBライターです。お金にまつわる情報をWEBメディアで執筆しています。

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