残高をチャージして使うプリペイド方式のデジタルウォレットアプリ「Kyash(キャッシュ)」。
チャージ金額や決済金額に応じ、Kyashポイントが貯まるのが特徴です。
さらに、Kyashにクレジットカードを紐付けてチャージすれば、クレジットカードのポイントも貯まります。
そんなKyashに対して、「ポイントを二重取りできるKyashが気になる!」「Kyashポイントの使い方やKyashのメリットが知りたい」と考える方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、以下の点について説明していきます。
- Kyashの基礎知識
- Kyashのメリット
- Kyashにおすすめのクレジットカード
- Kyashを使うときの注意点
さらに、記事の最後ではKyashをよりお得に利用する方法もご紹介!Kyashの利用を検討している方は、ぜひご覧ください。
Kyash(キャッシュ)とは?

Kyashとは、株式会社Kyashが運営する送金・決済アプリです。
Kyashにはアプリ上で使えるバーチャルカードと、プラスチック製のリアルカードがあります。カードの種類については次の見出しで詳しく説明しますね。
どちらのカードも、残高をチャージして使うプリペイド方式です。毎回チャージして利用するため残高を把握しやすく、使い過ぎを防ぐ効果があります。
チャージ時と決済時にはKyashポイントが加算されるのも特徴です。また、クレジットカードを登録してチャージすれば、クレジットカードのポイントも貯まりますよ。
Kyash Visaカードは3種類
Kyash Visaカードカードは次の3種類に分かれます。
- Kyash Card
国内外のVisa加盟店で使える多機能なリアルカード - Kyash Card Lite
国内のVisa加盟店や海外のオンラインVisa加盟店で使えるリアルカード - Kyash Card Virtual
オンラインやQUICPay+で使えるバーチャルカード
各カードの特徴は次の表の通りです。
Kyash Card | Kyash Card Lite | Kyash Card Virtual | |
---|---|---|---|
ポイント 還元率 |
Kyashマネー1% Kyashバリュー0.2% |
Kyashマネー0.5% |
Kyashマネー0.5% Kyashバリュー0.2% |
ICチップ | あり | なし | なし |
VISA タッチ決済 |
カード付帯 | なし | なし |
国内利用 | 可能 | 可能 | オンライン決済のみ |
海外利用 | 可能 | オンライン決済のみ | オンライン決済のみ |
1回あたりの 決済上限 |
30万円 | 5万円 (本人確認済みの場合:10万円) |
3万円 (本人確認済みの場合:10万円) |
1ヶ月あたりの 決済上限 |
100万円 | 12万円 (本人確認済みの場合:15万円) |
5万円 (3Dセキュア認証確認済み:12万円 本人確認済み:15万円) |
発行手数料 | 900円 | 300円 | 無料 |
本人確認書類 | 必須 | 任意 | 任意 |
参考:Kyash公式|カードタイプ詳細
※2025年1月現在
残高の種類
Kyashの残高はアカウント(本人確認の有無)や入金方法にって、「Kyashマネー」と「Kyashバリュー」の2つに分かれます。
▼マネーアカウント(本人確認済みアカウント)
残高の種類 | 入金方法 |
---|---|
Kyashマネー | ・銀行口座 ・Kyashスポットマネー ・他サービス、売上金、ポイント |
Kyashバリュー | ・コンビニ、セブン銀行ATM、ローソン銀行ATM ・ペイジー ・クレジットカード、デビットカード ・イマすぐ入金 ・Kyashポイント ・本人確認完了前の保有残高 |
▼バリューアカウント(本人確認未完了のアカウント)
残高の種類 | 入金方法 |
---|---|
Kyashバリュー | すべて |
なお、Kyashバリュー残高に「イマすぐ入金」でチャージした場合は、送金機能が使えません。さらに、Kyashバリュー残高では出金機能が使えないので注意しましょう。
Kyashポイントについて
Kyashポイントとは、KyashにチャージしたりKyashで支払いをすることで、金額に応じて貯まるポイントです。また、キャンペーンで付与されることもありますよ。
ポイント付与数は以下のとおりです。
- Kyash CardのKyashマネー
100円につき1ポイント - Kyash Card LiteやKyash Card VirtualのKyashマネー
200円につき1ポイント - Kyashバリュー
500円につき1ポイント
貯まったKyashポイントは、1ポイント = 1円としてKyash残高にチャージもできます。
Kyashアプリの個人口座を開くとポイント数が表示されているので、チャージするポイント数を入力して「入金」をタップすれば利用可能。
また、Kyashポイントの有効期限は、Kyash Visaカードによる最終取引日から180日です。期限が切れるとポイントは失効してしまうので気を付けましょう。
Kyashのメリット

Kyashのメリットは、主に以下の5つです。
- 審査不要ですぐに使える
- ポイントを貯めやすい
- Apple Pay / Google Payが利用できる
- ユーザー間での送金もできる
- 現金で出金できる
それぞれのメリットについて解説します。
審査不要ですぐに使える
Kyash Visaカードは審査が不要です。未成年でも法廷代理人の同意があれば発行・利用できます。
さらに、Kyash Card Virtualなら最短1分で発行されるので、すぐに使えるのも魅力でしょう。
それから、KyashはVisa加盟店で利用できるため、さまざまな店舗で使えますよ。
ポイントを貯めやすい
先述したとおり、Kyashはチャージ時と利用時にKyashポイントが付与されます。
さらに、クレジットカードからKyash残高へチャージすれば、クレジットカードのポイントも付与されるため、ポイントを貯めやすいでしょう。
ちなみに、マネーアカウントでもバリューアカウントでも、クレジットカードからチャージすると残高の種類はKyashバリューになります。
Kyashバリューの還元率は0.2%なので、「Kyash CardのKyashマネー(還元率1%)のほうがお得では?」と思った方もいるかもしれませんね。
しかし、仮にクレジットカードのポイント還元率が1%だった場合、Kyashポイントと合わせれば実質1.2%が還元されます。
よって、Kyashとクレジットカードを紐付けてポイントを二重取りするほうがお得なのです。
Apple Pay / Google Payが利用できる
KyashはすべてのカードがApple PayやGoogle Payと連携可能です。そのため、全国のQuicPay加盟店で利用でき、支払いにかかる時間を短縮できます。
QuicPay(クイックペイ)については以下の記事で詳しく説明しているので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
ユーザー間での送金もできる
Kyashはユーザー間での送金にも対応しています。
ユーザー間での送金手順
- Kyashアプリを起動
- 「送金・請求」をタップ
- 送金する相手を選択
- 「送金」を選択
- 送金金額を入力
- 「確認画面へ」をタップ
- 内容を確認し、画面下から上にスライドすれば送金完了
送金機能は友人と食事をして代金を割り勘にするときなどに便利です。ただし、ユーザー間の送金はポイント還元の対象外なので覚えておきましょう。
現金で出金できる
Kyashマネーは、セブン銀行ATMやローソン銀行ATMから現金で出金したり、登録した銀行口座に出金したりできます。
手続きはスマホから行うことができ、本人確認とパスコートの入力を済ませれば出金が可能です。
どちらも出金手数料として1回につき220円がかかりますが、現金がすぐに必要なときに便利です。
Kyashの登録方法

ここからは、Kyashの登録方法を説明します。
Kyash登録手順
- Kyashのアプリをインストール
- 「新規登録」をタップ
- サインアップの登録方法を選択
- アカウントを登録
- 電話番号を入力
- 会員登録が完了
Kyashカードの発行方法
会員登録後、「発行」をタップするとKyash Card Virtualが発行されます。あとは入金(チャージ)すればKyashを利用できますよ。Kyash Cardの発行方法は以下のとおりです。
Kyash Cardの発行方法
- Kyashアプリを起動し、ウォレット画面左上のカードマークをタップ
- 「Kyash Card発行申し込み」をタップ
- 利用規約を確認し「同意して進む」をタップ
- ネイビー/ピンク/シルバー から1色を選択
- 申し込み手続き画面にて以下を完了させる
・発行手数料 ¥900 を残高に入金
・本人確認書類2点をアップロード
・本人確認情報、氏名、現住所を登録
・注意事項を確認 - 「カード所有者氏名の確認に進む」をタップ
- カード裏面に記載するローマ字氏名を入力
- カード暗証番号(PIN)を設定
- 「発行申し込み」をタップして完了
続いて、Kyash Card Liteの発行方法です。
Kyash Card Liteの発行方法
- Kyashアプリを起動し、ウォレット画面左上の「カードマーク」をタップ
- 「Kyash Card Lite発行申し込み」をタップ
- 申込み手続き画面にて以下を完了させる
・氏名と現住所を登録
・注意事項を確認 - 「確認画面へ」をタップ
- 「発行申し込み」をタップすれば完了
なお、リアルカードは発行申し込みから到着までに最大2週間ほどかかります。
Kyashの入金(チャージ)方法

Kyashには次のチャージ方法があります。
- クレジットカード / デビットカード
- 銀行口座
- セブン銀行ATM / ローソン銀行ATM / コンビニATM
ここでは、ポイントを2重取りしたい方に向けて、クレジットカードからチャージする方法を紹介します。
まずは、以下の手順で利用するクレジットカードをKyashに登録しましょう。
クレジットカードの登録手順
【新規登録の場合】
- Kyashアプリを起動
- ウォレット画面で、「カード」をタップ
- 「カードを登録」をタップ
- カード情報を入力
- 「登録」をタップ
【入金方法が登録されている場合】
- Kyashアプリの「入金(チャージ)」をタップ
- 「入金方法」をタップ
- 「カードを登録」をタップ
- カード情報を入力
- 「登録」をタップ
カード情報はカメラで読み取ることも可能です。カードは最大5枚登録できますが、本人名義以外のカードは登録できないので注意。続いて、チャージ手順を見ていきましょう。
クレジットカードからのチャージ手順
- Kyashアプリのウォレット画面で、「入金(チャージ)」をタップ
- 金額をタップまたは「その他」をタップ
- 金額を入力後「入金」をタップ
1回あたりの最低チャージ額は100円です。手順2で「その他」をタップした場合は、100円以上であれば1円単位でチャージできます。
手続きが完了したら、ウォレット画面を更新してチャージ額が反映されているか確認してみてくださいね。
Kyashにおすすめのクレジットカード3選

先述したとおり、Kyashにクレジットカードを登録すると、Kyashポイントのほかにクレジットカードのポイントも貯まってお得です。
そこで、ここからはKyashにおすすめのクレジットカード3つを紹介します。
- 楽天カード
- PayPayカード
- リクルートカード
Kyashに登録できるクレジットカードは5枚までなので、カード会社ごとのキャンペーンに合わせて使い分けるのもいいでしょう。
ここで紹介する内容を参考にして、気になるクレジットカードがあれば、ぜひ発行&登録してみてくださいね。それでは順番に解説します。
楽天カード

楽天カードは、ネット通販などを運営する楽天が発行しているクレジットカードです。年会費は無料で、1%と還元率が高いのが特徴。Kyashと紐づけると、Kyashのポイント分0.2%と楽天カード分の1%を合わせて最大で1.2%のポイントを受け取れますよ。
また楽天トラベルや楽天証券など楽天のサービスを利用すると、楽天市場のポイントがアップする「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」があります。このSPUにより、もらえる楽天ポイントが2倍になるのも魅力です。
実店舗ではKyashを使い、楽天市場でネットショッピングをするときは楽天カードでポイントを貯めるといいでしょう。なお、楽天カードはポイントタウンを経由して発行するのがお得です。詳しくはこちらを参考にしてみてください。
PayPayカード(ペイペイカード)

キャッシュレス決済サービスPayPayを利用している方は、PayPayカードを作っておくのがおすすめです。
年会費は無料で、決済時には最大1.5%のPayPayポイントを受け取れます。Kyashと紐づけるとKyashのポイント分0.2%と、PayPayポイント分1%を合わせて最大1.2%のポイントが付与されますよ。
PayPayはお得なキャンペーンやクーポンも満載なので、KyashとPayPayカードを上手く使い分けることで効率良くポイントを貯められるでしょう。
そんなPayPayカードはポイントタウン経由で発行するとポイントがもらえてお得です。詳しくはこちらを参考にしてみてください。
リクルートカード

リクルートカードは、旅行予約サイト「じゃらん」や飲食店予約サイト「Hot Pepper」などを運営するリクルートが発行しているクレジットカードです。年会費は無料でポイント還元率が1.2%と、還元率が高いのが特徴。
また、リクルート関連サービスを利用すると最大3.2%のポイントが付与されます。Kyashと紐づけるとKyashのポイント分0.2%と、リクルートカードポイント分1.2%を合わせて最大1.4%のポイントを獲得できますよ。
そんなリクルートカードはポイントタウン経由で発行するとお得です。詳しくはこちらを参考にしてみてください。
Kyashを使うときの注意点

Kyashの注意点は、次の4つです。
- 登録可能なクレジットカードが限られている
- 使用できない店舗もある
- 上限額は本人確認状況で異なる
- Kyashポイントが還元されないケースもある
それぞれ詳しく解説します。
登録可能なクレジットカードが限られている
Kyashに登録できるクレジットカードのブランドは以下のとおり。
- Visa
- Mastercard
- JCBカード
- American Express
Diners Clubは登録できないので注意しましょう。
使用できない店舗もある
Kyashは通常Visa加盟店であれば利用できますが、一部使用できない店舗もあるので注意しましょう。
ただし、Kyash VisaカードをApple PayやGoogle ウォレットに登録することで、QUICPay+の加盟店でも利用できるようになりますよ。
上限額は本人確認状況で異なる
Kyashは本人確認が済んでいるかどうかで、クレジットカードの上限額が変わるのも注意すべきポイントです。
Kyash Card Liteでは、本人確認済みの場合は1回あたりの決済上限が10万円、1ヶ月あたりの決済上限が15万円です。
しかし本人確認が済んでいない場合は、1回あたりの決済上限は5万円、1ヶ月あたりの決済上限が12万円までに制限されます。
Kyash Card Virtualの場合も同様に本人確認をしていないと上限額が下がってしまうため、事前に申請しておきましょう。
Kyashポイントが還元されないケースもある
Kyashポイントが還元されないケースは以下のとおり。
- 売り上げが確定していない場合
- モバイルSuicaアプリでチャージ・購入した場合
- 公共交通機関の支払い
- 金券や商品券、有価証券などで購入した場合
- 税金や公共料金の支払い
- 郵便局での支払い
- ポイント還元上限に達している場合 など
もしKyashポイントが還元されないことがあれば、上記に当てはまっていないか確認してみましょう。
Kyashをお得に利用するならポイントタウンがおすすめ!

Kyashに登録するクレジットカードを作るなら、ポイ活サイトの「ポイントタウン」を経由して発行するとポイントがもらえてお得です。
ポイント獲得ページ | ポイント獲得数 |
---|---|
楽天カード | ポイントアップ中:6,000P 通常:3,750 |
PayPayカード | ポイントアップ中:2,500P 通常:1,650P |
楽天プレミアムカード | 952P |
リクルートカード | 800P |
楽天ゴールドカード | 400P |
また、AndroidであればKyashアプリのインストール+初回決済で225Pが付与されます。貯めたポイントは1ポイント=1円として現金や電子マネーなどと交換可能です。
ポイントタウンではショッピングやサービス利用のほかに、アンケートやミニゲームなどさまざまな手段でポイントを貯められます。ポイントタウンについては以下の記事で詳しく説明しているので、こちらもぜひご覧ください。
ポイントタウンの会員登録や利用は無料です。ポイントを効率良く貯めたい方は、ぜひポイントタウンを活用しましょう!