ヨガにはデトックス効果がある?ヨガの効果とおすすめポーズを解説

身体にたまった老廃物の排出を促すデトックスにはさまざまな方法があります。そのなかでもヨガは無理なくデトックス効果を得られるエクササイズとして知られており、最近では効果が見込まれるホットヨガなども人気です。

今回は、ヨガによって期待できるデトックス効果とおすすめのポーズについて詳しく解説します。

この記事の監修者

並木まき

美容のプロ

一般社団法人時短美容協会代表理事。時短美容家をはじめとする有識者として女性誌媒体等に連載・執筆多数。
保有資格を活かし美容にまつわる監修も数多く手がけている。元市議会議員として行政サービスや社会問題にも精通。
最近は美容と福祉をつなげる活動を精力的に行なっている。

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デトックスヨガとは?

デトックスヨガとは、腸を刺激して血行を促すポーズを中心に身体にたままった老廃物の排出を促すヨガのことです。デトックスヨガでは腹式呼吸やお腹をねじるポーズを中心に、身体に無理なくデトックスを促せるとして近年チャレンジする方が増えています。

身体に不要なものを排出することで、慢性的な疲れやだるさ、むくみ、肩こり、便秘、肌トラブルなどを改善も期待できます。また、デトックスヨガには自律神経バランスを整える作用もあるため、イライラや不安感など心の不調にもアプローチすることが可能です。

また室温35℃前後、湿度60%程度の環境で行うホットヨガは、血流が促進されてリンパ液の流れも良くなるので、通常のヨガよりもデトックス効果が期待できます。

ただし、高温多湿の環境で行うヨガは体への負担も大きいため、健康状態を見極める必要があり無理は禁物です。

ホットヨガと常温ヨガの違い

デトックスヨガには、高温多湿の環境で行うホットヨガと、通常の室温湿度の環境で行う常温ヨガがあります。ホットヨガと常温ヨガにはどのような違いがあるのか詳しく見てみましょう。

ホットヨガとは

ホットヨガとは、前述の通り室温35℃、湿度60%程度の高温多湿の室内で行うヨガのことです。温度と湿度が高いため、汗をかきやすいのが特徴であり、凝り固まった筋肉が柔らかくなりやすくなるでヨガの効果を高めると考えられています。また、汗をかきやすい環境にあるため、体に溜まった老廃物が流れやすくなるのもメリットです。

ただし、ホットヨガは万人に向いているエクササイズではありません。無理に挑戦すると体調を崩す恐れもあるため注意しましょう。また、大量に汗をかくことから脱水症状になりやすいため、適度な水分補給も必要です。

常温ヨガとは

常温ヨガとは通常の室温、湿度の環境の中で行うヨガのことです。常温ヨガはホットヨガよりも汗をかかないイメージがありますが、体質や置かれている環境(例:高温多湿、窓を締め切った状態など)や季節などの影響で発汗量が多くなる場合があります。また、激しい動きやポーズを採り入れる常温ヨガの場合、ホットヨガと同じくらいの発汗量になる人もいます。

常温ヨガをこれから始める場合、環境的にデトックスに直結する場合とそうでない場合がありますが、継続することで筋力がアップし、基礎代謝が増えて、汗をかきやすい体質になることが期待されます。結果として長期的なデトックス効果を得られるといえるでしょう。

早くデトックスしたという目的ならホットヨガ、自然の成り行きでデトックスできる体質を地道に目指すなら常温ヨガのように、それぞれの利点や留意点を知ったうえで、最適なエクササイズを選びましょう。

ヨガでデトックスできる理由は?

ヨガは呼吸・姿勢・瞑想を組み合わながら心身の健康増進を図るエクササイズです。見た目には穏やかな動きが多いのでデトックス効果は高くないと思われがちですが、ヨガには汗をかくこと以外にも普段使わない筋肉を刺激して下半身を中心に血行を促したり、日常生活ではしない動きを通じて腸などの内臓を刺激したりと、他のエクササイズにはないデトックス効果が期待できます。

具体的には、普段使わない筋肉をストレッチすることで血行を良くして老廃物の排出を促す、お腹をよじると腸が刺激されて便秘が解消しやすくなる、身体がじんわり温まれば汗をかいて老廃物を排出しやすくなるなど、ヨガにはたくさんのメリットがあります。

また、ヨガには自律神経のバランスを整える作用もあります。自律神経は内臓の機能を司る大切な働きを担っており、自律神経のバランスが整えば老廃物がたまりくい身体を作れるのもヨガの利点です。

デトックスヨガの効果

デトックスヨガはデトックスにつながるポーズを特に多く取り入れたヨガを指します。

デトックスヨガにより汗をかくことで、身体に溜まった老廃物の排出を促す点が効果の一つとして挙げられます。また、よりデトックスを狙うため、デトックスヨガは骨盤周りの筋肉を刺激するポーズが多くなっています。日常生活ではあまり使わない骨盤周りの筋肉がストレッチされることで、老廃物が溜まりがちな下半身の血行が促され、結果として老廃物の排出がスムーズになるだけでなく腸の動きも活発になり、便秘の解消や予防にもつながります。

余分な老廃物がたまると疲れやだるさ、むくみ、肩こり、肌トラブルなどが生じやすくなるため、対策としてデトックスヨガはおすすめです。まずは簡単なポーズから、デトックスヨガに挑戦してみるのもよいでしょう。

デトックスに効果的なヨガポーズ3選

最後に、デトックスヨガにはどのようなポーズがあるのか見てみましょう。やりやすいポーズを3つ紹介するので、ぜひ挑戦してみてください。

英雄のポーズ

ヨガの代表的なポーズの一つです。まず、真っ直ぐ立った状態から片脚を大きく前に出し、息を吐きながら前に出した脚の膝を曲げて腰を落とし、骨盤を床と垂直になるようにキープしましょう。ゆっくりと息を吸いながら両手を頭の上に持ち上げて、手のひらを合わせます。一度呼吸を整えたら背筋を伸ばし、目線を親指の先に向けながらゆっくりと後ろに反って呼吸を繰り返しましょう。

英雄のポーズは体幹を鍛え、背中や肩回りの筋肉をストレッチできます。また、股関節やお尻の筋肉もしっかり刺激されるため下半身の血行改善も期待できます。

ガス抜きのポーズ(赤ちゃんのポーズ)

便秘やガスだまりの解消におすすめなポーズです。仰向けに寝て両膝を曲げて胸の前に抱えます。引き寄せた太ももをお腹に押し付けた状態でゆっくりと5回呼吸を繰り返しましょう。息を吐きながら身体を元に戻してまた同じポーズを繰り返します。余裕がある方は、少し上体を起こして行うと腸がさらに刺激されてたまったガスや便の排出を促しやすくなります。

ガス抜きのポーズは、背中やお腹の筋肉を刺激し股関節をストレッチする効果も期待できます。日頃から腰痛に悩んでいる人にもおすすめのポーズです。

三日月のポーズ

上半身から下半身の筋肉をバランスよくストレッチできるポーズです。まず、四つん這いの状態になって両手を肩の真下に置き、右ひざを曲げた状態で床についた両手の間に踏み出します。ゆっくりと呼吸しながら上半身を起こし、左足は甲を床につけた状態のままゆっくり息を吐きながら両手を頭の上で合わせましょう。そのまま息を吸いながら天井に向かって引き伸ばし、上半身を後ろに反らして呼吸をしながら30秒キープしましょう。左右の足を入れ替えて同様にポーズをとります。

三日月のポーズは背中や骨盤周りの筋肉のストレッチになり、血行を促すことでデトックス効果が期待できます。また、肩や背中のこりを解消してくれるだけでなく、全身の引き締め効果も期待できるでしょう。

ヨガで無理なくデトックスを!ダイエットや腰痛改善効果も?

ヨガは激しい動きのあるエクササイズではありませんが、深い呼吸に合わせて普段使わない筋肉をストレッチして血行を促しながらデトックス効果を期待できるエクササイズです。体への負担を考え、自分に合った常温ヨガやホットヨガでデトックスしやすい身体作りをしましょう。

今回紹介したポーズを参考に、デトックス効果の期待できるヨガをお悩み解消のためにぜひ取り入れてみてください。

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この記事を書いた人

成田亜希子

2011年国立大学卒、医師免許取得。総合診療医として幅広い分野の診療に携わってきた。「見た目のコンプレックス」を抱える患者さんのお役に立ちたいと美容医療の場でも研鑽を積み、現在は美容系クリニックの主任医師を勤める。

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