アメックス プラチナが最強と言われる5つの理由|年収・限度額・ラウンジ特典の実力

「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード(以下、アメックス・プラチナ)」は、年会費165,000円(税込)という高額ながら、圧倒的なステータス性と充実した特典を兼ね備えたハイクラスな一枚です。


とはいえ、それだけに「本当に持つ価値があるのか」と疑問に思う方も少なくありません。

そこで本記事では、アメックス・プラチナが『最強』といわれる理由や、5つの注目特典を通して、その価値をあらためて掘り下げていきます。

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アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードの基本情報

アメックス・プラチナの年会費は165,000円(税込)。家族カードは4枚まで無料、ETCカードも無料で発行できます。カードの素材は重厚感のある金属製。メタルカードならではの所有感と優越感を味わえる一枚です。

ポイント還元率は通常0.5%ですが、Amazon、Yahoo!ショッピング、Uber Eatsなどの特約店では最大3.0%にアップ。
貯めたポイントは、カード年会費への充当のほか、マイルや各種商品への交換も可能です。

さらに、24時間365日対応のコンシェルジュサービスも付帯。旅行、グルメ、ショッピングなど、ライフスタイル全般をサポートしてくれる一枚です。

年会費年会費 165,000円(税込)
ポイント還元率0.50%〜
追加カード家族カード、ETCカード
国際ブランドAmerican Express
申し込み対象20歳以上で安定継続収入のある方

アメックス・プラチナカードの詳細はこちら

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードが最強といわれる5つの特典

アメックス・プラチナが「最強のカード」といわれる理由は、次の5つの特典にあります。

国内外の空港ラウンジが無料(プライオリティ・パス、センチュリオン・ラウンジ)

アメックス・プラチナは、次の4つの空港ラウンジを無料で利用できます。

  • 国内主要空港およびハワイの空港ラウンジ(同伴者1名まで無料)
  • プライオリティ・パスラウンジ(同伴者1名まで無料)
  • センチュリオン・ラウンジ(同伴者2名まで無料)
  • デルタ・スカイクラブ

国内主要空港およびハワイの空港ラウンジは、いわゆるカードラウンジと呼ばれるものでドリンクの提供、Wi-Fi無料などのサービスがあり、出発前にゆったりと過ごすことができます。

プライオリティ・パスは、世界1,700カ所の空港ラウンジを無料で利用できるサービスです。通常年会費7万円相当の「プレステージ会員」に登録可能です。プライオリティ・パスラウンジは、一般のラウンジと異なり、アルコール・軽食の提供があるなど旅の質をワンランク上げてくれます。

アメリカン・エキスプレスが世界28か所以上で展開する上位カード会員専用の空港ラウンジ「センチュリオン・ラウンジ」も利用可能。アルコールを含むドリンクやビュッフェ形式の食事を楽しめ、クオリティの高い空間でくつろげます。

デルタ航空が運営する「デルタスカイクラブ」も高品質なサービスと快適な空間を提供。ハイグレードな会員専用ラウンジを自由に利用できるのは大きなメリットです。

高級ホテル優待・宿泊特典

アメックス・プラチナには、以下のようなホテル特典も充実しています。

フリー・ステイギフト

毎年カード更新毎に、対象ホテルの無料ペア宿泊券がプレゼントされます。ハイアットやマリオット、ヒルトンなど50以上の対象ホテルから選べるので、毎年の異なるホテルで贅沢なひとときを楽しめます。

実際に利用できるホテルの多くは1泊あたり60,000円~120,000円台の価格帯が中心。平均して約12万円前後の価値があります

また、2連泊以上で5,000円のホテルクレジットがつくホテルも。館内のレストランやスパ、その他施設での利用がさらにお得になります。

ファイン・ホテル・アンド・リゾート

アメックス・プラチナ会員は、世界1,500ヶ所以上の厳選されたホテルやリゾートで、特別な優待を受けられる「ファイン・ホテル・アンド・リゾート(FHR)」を利用できます。
対象ホテルでの主な特典は以下の通りです。

  • 客室のアップグレード(空室状況による)
  • 12:00からのアーリーチェックイン
  • 16:00までのレイトチェックアウト(確約)
  • 2名分の朝食無料
  • 100米ドル相当のエクスペリエンスクレジット(館内利用券など)

特に注目したいのは、チェックイン当日の空室状況に応じて、より広い部屋や上位グレードの客室へ無料でアップグレードされる点。平日やオフシーズンであれば、スイートルームに泊まれることもあります。

また、早めのチェックインと遅めのチェックアウトを組み合わせれば、滞在時間を大幅に延ばすことが可能。2名分の朝食無料も非常に価値が高く、高級ホテルでは1人あたり4,000円以上かかるケースもあるため、実質8,000円以上の特典となることもあります。

対象ホテルコンラッド 東京/大阪ザ・リッツカールトン ニセコ/日光/東京/京都/大阪/福岡/沖縄翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都イラフ SUI ラグジュアリーコレクションホテル 沖縄宮古 など、国内計46ホテル

ザ・ホテル・コレクション

ザ・ホテル・コレクションでは、世界中の700以上(一部の情報では1,000以上)の高級ホテルやリゾートが参加し、次のような優待を受けられます。

  • 100米ドル分のエクスペリエンスクレジット
  • 空室状況に応じた部屋のアップグレード
  • メンバーシップ・リワードのポイントが予約時に支払うと、100円=2ポイントに
  • 12:00からのアーリーチェックイン
  • チェックアウト時間を延長

2泊以上の滞在で、「最大100ドル分の館内利用クレジット」と「部屋のアップグレード」が受けられるのが大きな特典です。

同じ料金でもワンランク上の部屋に泊まれることもあり、国内外のラグジュアリーホテルで、より快適に過ごせます。

ホテルグループの上級会員資格付与

アメックス・プラチナに入会すると、本来であれば一定の宿泊実績などが求められるホテルグループの「上級会員資格」を、条件なしで取得できます。

対象となるのは以下の会員ステータスです。

  • ヒルトン・オナーズ・ゴールドステータス
  • Marriott Bonvoyゴールドエリート会員資格
  • Seibu Prince Global Rewards プラチナメンバー
  • Radisson Rewards Premiumステータス

たとえば、ヒルトン・オナーズの「ゴールドステータス」を通常取得するには、以下いずれかの条件を満たす必要があります

  • 年間20回の滞在
  • 年間40泊の宿泊
  • 年間75,000ベースポイントの獲得

仮に1泊15,000円とした場合、40泊で約60万円、20回の滞在でも約30万円の出費が必要です。それがアメックス・プラチナに入会するだけで無条件で手に入るのは、大きな魅力といえるでしょう。

上級会員であれば、客室のアップグレードや優先サービスなど、ワンランク上のもてなしを受けやすくなります。

レストラン特典・キャッシュバック

アメックス・プラチナには、グルメシーンで活躍する2つの特典があります。

まず、「グローバル・ダイニング・キャッシュバック」では、国内外の対象レストランでアメックス・プラチナを利用すると、毎回20%のキャッシュバックが適用されます。期間は、1月~6月(A期間)、7月~12月(B期間)の2つに分かれており、それぞれ最大20,000円、年間で合計最大40,000円までキャッシュバックを受けられます。

また、提携レストランで所定のコースを大人2名以上で予約すると、1名分の料金が無料になる「ダイニング by 招待日和」も利用可能。ランチ・ディナー問わず使えるため、記念日や会食でも活用しやすい特典です。

家族やパートナーとの大切な食事の時間を、より特別に演出できる贅沢な特典といえます。

旅行傷害保険・ショッピング保険が充実

アメックス・プラチナには、旅行時も日常も安心できる各種保険が付帯しています。

まず「海外旅行傷害保険」は、利用付帯で基本カード会員は最高1億円、家族カード会員は最高5,000万円まで補償。自宅出発から帰宅まで、最長90日間の補償が受けられます。さらに「国内旅行傷害保険」も、最高5,000万円まで自動付帯されています。

「ショッピング・プロテクション」では、カードで購入した商品が破損・盗難にあった場合、購入日から90日以内なら年間最大500万円まで補償(会員1名あたり)。

そのほかにも、航空便の遅延による食事代・宿泊費をカバーする「航空便遅延費用補償」、スマートフォンが破損した際に最大15万円まで補償される「スマートフォン・プロテクション」など、万が一の備えも充実しています。

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードの価値は下がったのか

かつては「インビテーション(招待制)」のみで入手できたアメックス・プラチナカードですが、現在は公式サイトから誰でも申し込めるようになっています。

この変更により、「ステータス性が薄れた」と感じる人もいますが、実際には特典の内容やサービスはむしろ維持・強化されており、価値が下がったとは言い切れません。

年会費は165,000円(税込)と高額ですが、それを継続的に支払える経済的余裕があること自体が一つのステータス。さらに、そうした収入状況や信用力をアメックスに認められていることもまた、カードの価値を裏付けています。

センチュリオン・ラウンジの利用をはじめ、提供されるサービスのクオリティは今なおトップクラス。

さらに、ホテルの上級会員資格や無料宿泊特典、充実した旅行保険、グルメ優待などを活用すれば、年会費以上の価値を実感できる1枚です。

ただし、こうした特典を十分に使いこなせない場合、高額な年会費に見合うメリットを感じにくいのも事実。アメックス・プラチナの真価は、その人のライフスタイルや利用頻度に大きく左右されます。

まとめ:アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードは人を選ぶ最強カード

アメックス・プラチナには、魅力的な特典が満載です。しかし、これらの恩恵を最大限に受けるには、ある程度の経済力とライフスタイルが求められます。

たとえばグルメ優待では、対象の高級レストランでの利用が必須です。そもそもこのような場所で食事をしない方にとっては、あまり意味を感じられない可能性も。また、ホテル特典や空港ラウンジの利用も、出張や旅行が多い方でなければ活用しきれないこともあります。

アメックス・プラチナは、誰にとっても万能なカードではありません。年会費が高いため、そのぶんの特典をしっかり使いこなせる人にこそ、価値があるカードです。

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この記事を書いた人

マネ子

ファクタリング・金融系の発信をするWEBライターです。お金にまつわる情報をWEBメディアで執筆しています。

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