外国人もクレジットカードの審査に通る!おすすめ・通過のコツ・審査落ちの原因を紹介
「日本でクレジットカードを作りたいけど、外国人は審査に通るの?」結論を言えば、外国人も日本でクレジットカードは作れます。この記事では、カード発行に必要な条件や挑戦しやすいカードを説明していくので、ぜひ参考にしてくださいね。
外国人も日本でクレジットカードを発行できる

日本のクレジットカードは外国人も発行することが可能です。ただ、在留カードや銀行口座が必要になるなど、クレジットカードを作るために満たすべき条件が複数あります。

外国人がクレジットカードを作るには、3か月以上滞在していることが必須の条件になります。そこで、滞在が3か月未満の方は、バンドルカードがおすすめです。
バンドルカードは、年会費無料、審査なしで使えるVisaのプリペイドカード。気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

バンドルカード 公式サイト
外国人がクレジットカードを作るために必要な6つの条件

ここでは、外国人がクレジットカードを日本国内で作るために必要な6つの条件を紹介します。すべての条件を満たせば、カードへの申し込みがスムーズになるので1つずつ確認していきましょう。
- 3か月以上滞在している
- 日本国内に住所がある
- 国内の銀行口座を持っている
- 自分名義の電話番号がある
- 在留カードを提示できる
- 日本語で規約に同意できる
順番に1つずつ見ていきましょう。
①3か月以上滞在している

外国人の方がクレジットカードを作るなら、日本に3か月以上滞在している必要があります。滞在期間が3か月未満の場合、日本でクレジットカードは作成できません。
外国人でクレジットカードを作りたい方は、3か月待ってからカードへ申し込みましょう。
②日本国内に住所がある

2つ目の条件は、日本国内に住所があることです。日本の入管法において、3か月以上の中長期滞在者は、居住地を定めてから14日以内に市区町村の役所に届け出を提出する必要があります。
正当な理由なしに届け出がない場合は、クレジットカードが作れないだけでなく、在留資格が取り消しとなる可能性もあるので注意してくださいね。

③国内の銀行口座を持っている

クレジットカードの利用金額を支払うためには、引き落とし先の口座を登録する必要があるので、国内の銀行口座がなければクレジットカードを日本で作ることは不可能です。
在留カードもしくは特別永住者証明書、加えて住民票が用意できたら銀行口座の開設手続きを進めましょう。
④自分名義の電話番号がある

クレジットカードの申し込みでは、電話番号が必要です。固定電話でも携帯電話でも申し込めるので、自分名義の電話番号を事前に準備しておきましょう。
⑤在留カードを提示できる

外国人の場合、在留カードもしくは特別永住者証明書が本人確認書類の代わりとなります。在留カードは3か月を超えて日本に滞在することを証明する書類です。
在留カードには在留資格や在留期間などが記載されているため、本人であることを証明する書類として求められるので忘れないようにしましょう。

⑥日本語で規約に同意できる

クレジットカードの利用規約は日本語で書かれています。利用規約に同意しなければクレジットカードは発行できないため、利用規約の内容が理解できるレベルに日本語の読み書きができる必要があります。

外国人が審査に挑戦しやすいクレジットカード5選

外国人は日本人と比べて、クレジットカードの審査に通過することが難しい傾向にあると考えられます。
ここでは、外国人が審査に挑戦しやすい5枚のクレジットカードを紹介するので、クレジットカードを作ろうと考えている外国人の方はぜひ参考にして、申し込んでみてください。
カード名 |
|||||
申込み条件 |
18歳以上39歳以下 |
18歳以上 |
18歳以上25歳以下 |
18歳以上 |
安定した収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方 |
年会費 |
永年無料 |
1,100円(税込) |
永年無料 |
永年無料 |
無料 |
家族カード年会費 |
無料 |
無料 |
- |
- |
- |
還元率 |
1.0%〜 |
0.5%〜 |
0.3%〜 |
0.5%〜 |
- |
国際ブランド |
JCB |
Amex |
Visa・Mastercard・JCB |
Visa |
Mastercard |
詳細 |
1枚ずつ詳しく紹介していきます。
①JCBカードW

JCBカードWは、公式サイトに本人確認書類の例として「在留カード等のコピー」と記載があり、外国人の申し込みも想定されたカードとわかるので比較的安心して申し込めますよ。
- 基本還元率1.0%と高還元である
- 特約店での還元率が高く、スターバックスではポイント10倍である
さらに、JCBカードWは、上記の2つの理由からポイントをザクザク貯めたい外国人にはおすすめのカードですよ。
JCB CARD W 公式サイト
②セゾンパール・アメリカン・エキスプレス

セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(セゾンパール・アメックス)は専業主婦(夫)や学生など、審査が不安な人でも挑戦しやすいカード。そのため、外国人の方も審査に挑戦しやすいと推測できます。
また、海外利用でポイント還元2倍になる特典が付帯しており、帰国した際の買い物にはセゾンパール・アメックスを利用すれば、ポイントを貯めやすくなるのはうれしいですね。帰国の機会が多い外国人の方にはおすすめの一枚です。

セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
③学生専用ライフカード

学生専用ライフカードもまた、審査に挑戦しやすいクレジットカードです。
海外で利用すると、利用額に対して3.0%分のキャッシュバックがあったり、最大2,000万円補償の海外旅行保険が自動で付帯していたり、海外での付帯サービスも充実していますよ。

クレジットカードにはカードランクがありますが、学生専用ライフカードは審査難易度が低い傾向にある消費者金融系のカードのため、外国人でも審査に挑戦しやすいのでぜひ申し込んでみましょう。

学生専用ライフカード 公式サイト
④エポスカード

エポスカードは外国人でも比較的申し込みやすいカード。外国人の生活を支援する会社と提携しているので外国人への理解があるのが推測できます。申し込み基準は18歳以上で、年会費も永年無料なのが魅力ですね。
国際ブランドはVisaなので、世界中で利用可能。帰国時にもカードが使えなくて困ることなし。即日発行も可能なカードなので、今すぐ必要な方や、すぐ手に入れたい方にもおすすめですよ。

エポスカード 公式サイト
⑤ACマスターカード

ACマスターカードは、審査が不安な外国人にもおすすめのカードです。 最短30分で審査が完了し、全国各地にある自動契約機「むじんくん」で発行することも可能。
ただ、ACマスターカードはリボ払い専用カードです。詳細を知らずに使うと返済額が金利によって雪だるま式に増えていく恐れがあるので、利用方法には注意しましょう。
ACマスターカード 公式サイト
外国人がクレジットカードの審査に落ちる3つの原因

外国人がクレジットカードの審査に落ちる原因を以下で3つ説明します。 審査落ちの原因を知ることで、審査に通過する可能性が高まるので、しっかり確認してカードへの申し込みをしましょう。
- 多重申し込みをしている
- 滞在期間が短期である
- 良好なクレヒスがない
それでは、3つの原因を解説していきます。
①多重申込をしている

審査に通るか不安で複数のクレジットカードに申し込んでしまう人もいるかもしれません。しかし、同時期に複数のカードを申し込む、いわゆる多重申し込みは審査に落ちる原因につながります。
カードの申し込み状況は半年の間、信用情報機関に残ります。そのため、複数枚必要な場合でも期間をあけてカードの申し込みを行いましょう。

②滞在期間が短期である

日本に滞在する期間の短い外国人は、審査に落ちる確率が上がってしまいます。なぜなら、カード会社にとって、カードの支払いをせずに帰国され、支払いを踏み倒されるリスクが高まるためです。
短期滞在する場合は、クレジットカードではなく、年会費無料、審査なしで利用できるプリペイドカードのバンドルカードを申し込むのがおすすめです。気になる方は公式サイトをチェックして見てくださいね。

③良好なクレヒスがない

日本でのクレヒス(クレジットカードの利用実績)がないことは、審査に不利に働きます。外国人特有の審査落ちにつながる原因ではなく、日本人もクレヒスがなければ審査に通りづらくなります。
なぜなら、クレヒスがなければ利用実績がわからないため、返済能力の有無を判断しづらいためです。しかし、クレヒスがなくても審査に挑戦しやすいカードはあるのでぜひ申し込みましょう!

外国人が審査に通るための5つのポイント

審査に通過するための確率を上げられるよう、ここでは外国人が審査に通るために押さえておきたい5つのポイントを説明します。
- 複数の本人確認書類を用意する
- 収入証明書類を用意する
- キャッシング枠を設けない
- 日本語でコミュニケーションできる
- 支払いの延滞や金融事故を起こさない
ポイントを順に解説していきます。
①複数の本人確認書類を用意する

在留カードや特別永住者証明書以外にも、以下のような本人確認書類を複数枚提出すると審査に有利に働きます。
- パスポート
- 運転免許証
- 健康保険証
- 写真付き住民基本台帳カード
- 携帯電話の契約情報
これらの本人確認書類を提出すれば、日本で問題なく生活できている証明になります。カード会社から求められるケースもあるので、事前に準備しておいて損することはないでしょう。

②収入証明書類を用意する

収入がある外国人の方は、収入を証明できる書類を用意しておきましょう。下記のような収入証明書で、毎月の収入の安定性を示せれば、審査に通過する確率を高められます。
- 給与明細
- 源泉徴収票
- 所得証明書
- 納税通知書
カードの審査では、収入の多さだけでなく安定的に継続した収入があるかどうかも問われます。そのため、正社員でなくても、収入証明書を通じて安定性を証明できれば十分審査に通るチャンスがあるのです。
③キャッシング枠を設けない

審査に通過する確率を上げるなら、キャッシング枠は設けずに申し込みましょう。キャッシングとは、カードを使って現金をATMなどから借りられる機能のこと。
キャッシング枠が大きくなるほど借入可能額も大きくなるので、当然カード会社の審査も慎重になります。審査に通るかどうか不安な方は、キャッシング枠は0にしておきましょう。

④日本語でコミュニケーションできる

日本語で円滑にコミュニケーションが取れるのは、審査に有利に働きます。なぜなら、クレジットカードには本人確認の電話があるカードもあり、その際に日本語が話せなければ、カード会社も以下のような疑問を持つためです。
- 「利用規約を読めているのだろうか」
- 「日本での生活を続けられるのか」
日本語でのコミュニケーションに自信のない方は、事前に本人確認の電話の応答だけでもスムーズに行えるように準備しておきましょう。
⑤支払いの延滞や金融事故を起こさない

すでにクレジットカードを持っている外国人は、支払いの延滞や債務整理などで金融事故を起こさないように注意しましょう。金融事故があれば、信用情報機関にて5〜10年間は記録が残ります。
その間、クレジットカードの審査に通る難易度は非常に高くなるので気をつけてください。

審査が不安な外国人はデビットカードがおすすめ

審査に通るか不安な外国人は、デビットカードもチェックしてみてはいかがでしょうか。デビットカードとは、支払いのタイミングで銀行口座の残高から引き落とされる仕組みのカード。
クレジットカードのように後払いではなく、残高にある金額しか利用できないため、審査を受けずに発行できる利点があります。審査が不安な人や審査落ちしてしまった人は、デビットカードに申し込んでみましょう。

楽天銀行デビットカード 公式サイト
外国人も審査に通過してクレジットカードを使える
外国人でもクレジットカードは作成できます!しかし、滞在期間が短かったり、クレヒスがなかったり、審査に通りづらいこともまた事実です。
まずは挑戦しやすいクレジットカードを申し込むことで、クレヒスを積むところから始めていきましょう!
JCB CARD W 公式サイト
