借金300万円と聞いて「大したことない」と思う方もいれば「それはやばいだろ」と思う方もいるでしょう。

結論を申し上げると、借金300万円という金額だけをみて「大したことない」「やばい」とは言えません。

本記事では、借金が300万円まで増えた理由や、借金完済者が投稿した知恵袋の声などを参考に「大したことない」のか「やばい」のかを詳しく解説します。

また、手取り20万円の人が借金300万円あると想定した返済シミュレーションも紹介。借金300万円のリスクについてもお伝えするので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

借金300万円は大したことない？「借金250万円の返済が終わった結果www」など知恵袋口コミ

借金300万円が大したことないのか、知恵袋の口コミを参考に解説します。

また「借金250万円の返済が終わった結果www」などの書き込みを基に、借金を完済した人がどのようにして返し終えたのか、見ていきましょう。

• 借金300万円まで増えた理由
• 借金300万円を返済した人の声
• 借金300万円は大したことないのか

借金300万円まで増えた理由

借金が300万円まで増えた主な理由は、以下の通りです。

借金300万円ほど抱えている自衛官です。過去にギャンブル、ゲームの課金、旅行、遊びなどで借金を抱えています。現在は上記の行為は行っていません。去年クレジットカードの返済が出来なくなり、弁護士に依頼し任意整理をして返済しています。任意整理によりブラックリストに掲載されています。
※一部を抜粋して掲載
引用：Yahoo知恵袋

借金300万円の返し方。
ギャンブルや風俗で作った借金が気づいたら300万円ほど出来てしまいました。これから俺はどんな選択肢をとればいいでしょう？番号でお答え下さい。
①世捨て人になって行方をくらます
②海外に逃亡する
③闇金融からさらに借金してから自己破産する
④首をくくる
誰か教えて
引用：Yahoo知恵袋

知恵袋の口コミを見る限り、借金300万円まで増えた理由としては次のようなものが挙げられます。

• ギャンブル
• ゲームの課金
• 旅行
• 遊び

特に男性の場合は、ギャンブルや風俗といった理由で借金300万円まで膨らんでいる傾向にあります。

反対に、女性の場合は旅行・買い物・ホストクラブを理由に借金300万円まで膨らんでしまうケースが多いでしょう。

もちろん、その他にも怪我・病気の治療費や奨学金、自動車ローン、住宅ローンなどによって借金300万円を抱えている方もいます。

借金が完済した方へ質問です。借金やローンや奨学金が完済した後、自分へ何かご褒美をしましたか?私は奨学金やローン300万円をやっと完済できました。やっぱり海外旅行とかでしょうか?
引用：Yahoo知恵袋

このように、借金300万円と言っても理由はさまざまです。

借金300万円を返済した人の声

借金300万円を返済した人の声を紹介します。

Q：借金が300万円あります、27歳男です、借金をした事がある方にお伺いしたいのですが、皆さんはどうやって完済しましたか？
A：バイトをドーンと入れて、カードローン6社に2年でケリを付けました。(本業は自営業です。)
生活費で、食費は月に1万2千円程、夏は扇風機で冬は厚着、酒代は月1万円程、服は仕事に使う以外は買わず、趣味はネットでした。
※一部を抜粋して掲載
引用：Yahoo知恵袋

このように、借金300万円を生活費の節約によって返済している方が存在します。

また、債務整理といった法的手続きを使って借金300万円を返済した方もいます。

300万円の借金を個人再生をし、5年払いで完済予定の者です。返済中、返済完了直後でもカーローンを組めた人がいるらしいのですが、ありえる話なのでしょうか？また、勤務先が大企業等でも関係するのでしょうか？
引用：Yahoo知恵袋

債務整理とは、債権者と直接交渉したり裁判所を通したりして、借金の減額や免除を依頼する手続きです。債務整理には、以下の4つの方法があります。

• 任意整理
• 個人再生
• 自己破産
• 特定調停

借金300万円の場合、最もハードルが低い任意整理で解決するケースがあれば、最も重い自己破産を選ぶケースもあります。

このように、同じ借金300万円だとしても、収入などによって重みは違ってくるのです。

借金300万円は大したことないのか

「借金300万円が大したことないのか？」という質問に対する、知恵袋ユーザーの回答を紹介します。

目的と収入次第ですね。
実際無理ですがフリーターで消費者金融に300万では完全に詰んでますね。
引用：Yahoo知恵袋

大したことないです。
引用：Yahoo知恵袋

普通に勤めていれば大丈夫です。
引用：Yahoo知恵袋

口コミを見る限り、普通に正社員などとして収入を得ていれば、大したことはないと考える人が多い印象です。

反対に、フリーターのように不安定な仕事に就いている方だと、借金300万円をやばいと感じる人が多い傾向にあります。

借金300万円と言っても、それぞれの置かれている状況によって「大したことない」か「やばい」かが変わるわけです。

借金300万円は大したことない？女、手取り20万で返済可能？返済シミュレーション

借金300万が大したことないのかを調べるために、返済シミュレーションを紹介します。

今回は、手取り20万円の女性が返済すると想定してシミュレーションしていきましょう。

• 借金300万円にかかる利息は？
• 借金300万円を手取り20万〜返済するシミュレーション

借金300万円にかかる利息は？

借金300万円と言っても、かかる利息は実質年率と返済期間によって異なります。

そこで、いくつかのパターンにわけて、借金300万円にかかる利息を計算します。

《実質年率15％で借りている場合》

※知るぽるとの「らくらくシミュレーション」を使って算出

《実質年率10％で借りている場合》

※知るぽるとの「らくらくシミュレーション」を使って算出

《実質年率5％で借りている場合》

※知るぽるとの「らくらくシミュレーション」を使って算出

最も利息額が高いのは、実質年率15.0％で借りて3年で返済した場合の「74万3,835円」です。

反対に、最も利息額が安いのは、実質年率5.0％で借りて1年で返済した場合の「8万1,864円」となります。

ちなみに、法定金利では100万円以上の借入の場合、上限金利は最大15.0％までと定められています。

元本の金額が10万円未満のときの上限金利 → 年20％元本の金額が10万円以上から100万円未満のとき上限金利 → 年18％元本の金額が100万円以上のときの上限金利 → 年15％
引用：日本貸金業協会「5 お借入れの上限金利は、年15％～20％です」

また、はじめて利用する金融機関の場合は実績がないため、割り当てられるのは最大金利となります。そのため、実質年率は15.0％となるケースが多いでしょう。

利息を減らしたいなら借入期間を短くする必要がありますが、毎月の負担が増えるので、収入が少ないと返済が困難です。

借金300万円を手取り20万〜返済するシミュレーション

借金300万円を手取り20万円の人が返済すると仮定して返済シミュレーションをします。

ちなみに、借金の年間返済額は手取り年収の20％以内に抑えたほうが良いとされているので、今回は返済負担率20％で計算します。

年間の手取り額に対する返済負担率20％にあたる金額を算出すると、以下の通りです。

つまり、手取り20万円の人が1年間に返済できる金額は48万円です。

ここに利息の負担も加わると考えると、借金300万円を完済するには最低7年かかる計算になります。

では、7年で完済すると仮定して返済シミュレーションを行います。

※知るぽるとの「らくらくシミュレーション」を使って算出

このように、実質年率15.0％で計算すると、利息だけで「186万円」もの支払いが生じます。

もちろん、実質年率が低ければ、同じ借金300万円で7年返済でも負担は軽くなります。

※知るぽるとの「らくらくシミュレーション」を使って算出

上記のように実質年率10.0％で計算すると、合計利息額が「118万円」となり、15.0％で借りた場合と比較して「約68万円」も負担が軽くなります。

また、最初は高い利率で借りて、途中から金利の低い金融機関に借り換えるといった形で負担を減らす方法もあります。

このように、借入額や実質年率、借入期間がわかれば、あらかじめ毎月の負担や合計の利息額をシミュレーションできるので、活用するようにしてください。

借金300万円は大したことない？借金があると生じるリスク！自己破産など

借金返済があると生じるリスクを解説します。

• 元金が減らない
• 自転車操業で借金が増える
• 生活を圧迫する
• 自己破産などブラックになる恐れがある
• 闇金・違法業者を利用する可能性も

元金が減らない

借金の負担が大きすぎると、一向に元金が減りません。毎月利息の返済だけで手いっぱいとなり、下手したら一生借金地獄といった状況に陥ります。

借金する際は、毎月元金も返済できる負担額になるよう、必ず計画を立てることが大切です。

自転車操業で借金が増える

借金の負担が大きすぎると収入だけでは返済できず、借入して返済する羽目になります。しかし、この方法を選ぶと毎月の負担額も大きくなるため、一向に元金が減りません。

借金の返済が困難でも、それを返すために新たな借入をするのは避けましょう。

生活を圧迫する

借金があると、その返済にお金を使うため、生活を圧迫する恐れがあります。もちろん、趣味や旅行に使うお金を減らして返済に充てるなら問題ありません。

しかし、食費を極端に減らせば栄養が偏り、病気を患うなど、かえって負担が増える恐れがあります。教育費から捻出すれば、子どもに辛い思いを強いる恐れもあるでしょう。

借金があると手元のお金を返済に充てる必要があるので、その他の部分で負担が増えてしまうのです。

自己破産などブラックになる恐れがある

借金が返済できなくなっても、任意整理や自己破産といった債務整理が残されています。

しかし、債務整理して借金を減額または完済すると、その事実は信用情報に事故情報として記録されます。

信用情報とは、クレジットカードや各種ローン等の契約に関する契約内容や支払い状況といった、客観的な取引事実を登録した情報です。

日本には「JICC」「CIC」「JBA」という3つの信用情報機関があり、ローンやクレジットカードの申し込みをすると、各金融機関が情報照会します。

金融事故はいわゆるブラックリストなので、ローンを組んだりクレジットカードを発行したりする際の審査で不利になります。

しかも、事故情報として登録されると、一定期間が経過しない限り記録が残り続けるのも大きなデメリットです。

たった一度の返済遅れも、事故情報として記録されると最低5年は消えません。

闇金・違法業者を利用する可能性も

借金があると「何としても返済したい」と思うあまり、闇金などの違法業者に手を出す恐れがあります。

しかし、一度闇金に手を出してしまうと、以下のような危険が待っています。

• 強引な取り立て
• 法定金利を超えた利息の支払い
• 闇バイトや犯罪行為への勧誘

さらに状況が悪くなって、自分だけでなく家族や友人、職場にまで被害が及ぶ危険性があります。どんなに借金返済が辛くても、闇金には手を出さないようにしてください。

借金300万円は大したことないとは言えない！半年返済など困ったときの対処法

借金返済に困ったときの対処法を解説します。

• 半年返済を考えるなら親に借りる
• 保険の契約者貸付を確認する
• おまとめローンで利息を減らす
• 副業や転職で収入を増やして繰上げ返済する
• 債務整理で毎月の負担を減らす

半年返済を考えるなら親に借りる

借金300万円を半年で返済したいなら、親に借りると良いでしょう。親であれば、利息や返済期限なしでお金を貸してくれる可能性があります。

ただし、親族間であっても、お金の貸し借りは人間関係にひびが入る恐れがあります。

関係を悪くしないためにも「借りたい理由」や「いつまでに返済する」といった説明と決めごとはしっかりと行ってください。

保険の契約者貸付を確認する

生命保険に加入している方は、保険の「契約者貸付」と呼ばれる制度を使って負担を減らすと良いでしょう。

契約者貸付とは、積立型の生命保険を解約した際に戻ってくる「解約返戻金」を担保に、一定の範囲内で貸付する制度です。

解約返戻金を担保としているため、審査を受ける必要はなく、利用したとしても保険の補償がなくなるわけではありません。

ちなみに、借りられる金額の上限は解約返戻金の7〜8割です。

おまとめローンで利息を減らす

複数の借入がある場合は、おまとめローンで利息を減らす方法が効果的です。

おまとめローンとは、複数の借入れを一本にまとめるローン商品です。

借入れをまとめると、金利を引き下げたり返済期間を調整したりと、今より好条件の借入にできる可能性があります。

金融機関のなかには、おまとめローン専用の商品を提供しているところがあるので、利用を検討してみると良いでしょう。

副業や転職で収入を増やして繰上げ返済する

副業や転職によって収入を増やせば、返済に回せるお金が増えるため、毎月の負担を軽減できます。

時間的に余裕がある方は、空いている時間に副業に取り組んでみてください。

近年は、パソコン1台あれば「YouTube」や「ブログ」などで稼げます。また、面接や履歴書なしのアルバイトも増えているので、賢くスキマ時間で稼ぐのも一つの方法です。

他にも、現在の雇用形態がアルバイトやパートといった、比較的収入が低めな仕事に就いている方は、転職して収入を増やす方法が有効です。

ちなみに、最近は転職に不安がある方をサポートしてくれるサービスがあります。

転職エージェントを利用すれば、以下のようなサポートが受けられます。

• 求人紹介（非公開求人を含む）
• 履歴書・ESの添削
• 面接対策＆模擬面接
• スケジュール調整
• 条件交渉
• 悩み相談

多くの転職エージェントは無料で利用できますから、気軽に活用してみましょう。

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債務整理で毎月の負担を減らす

債務整理を利用すれば、毎月の負担軽減や借金返済の免除が期待できます。

利用できる債務整理の種類は、前の項目で紹介した以下の4つです。

• 任意整理：債権者に借金減額や金利引き直しなどを交渉する
• 個人再生：裁判所を通して返済額の減額を求める
• 自己破産：裁判所に支払不能状態を認めてもらい借金を免除してもらう
• 特定調停：簡易裁判所の調停委員が債権者と債務者を仲裁して返済条件を決める

大抵の借金は、任意整理によって負担を減額すれば対処できるとされています。

ただし、債務整理を利用するには弁護士費用がかかるので、それを負担できるかどうかを慎重に検討しましょう。

ギャンブルの借金300万円は自己破産できないって本当？

ギャンブルは、自己破産の免責不許可事由に該当します。そのため、ギャンブルを理由とした自己破産は認められない可能性があります。

• 不当な財産の減少
• 不当な債務の負担行為
• 債権者を平等に扱わない行為
• 収入に見合わない浪費やギャンブルなどによる借金
• 相手を騙して信用取引する行為
• 帳簿など業務や財産に関する書類の隠ぺい
• 虚偽の債権者名簿の提出
• 説明の拒否や虚偽発言
• 管財業務の妨害行為

とはいえ、最終的に判断するのは裁判所なので、ギャンブルによる借金が絶対に自己破産できないわけではありません。

自分が自己破産できるかどうかを知りたい方は、弁護士に相談してみると良いでしょう。

まとめ

借金300万円が「大したことない」か「やばい」のか。これは、あなたの置かれている状況によって異なります。

正社員や公務員として安定した収入を得ており、なおかつギャンブル等の浪費癖がないのであれば、それほど大した事態ではありません。

しかし、アルバイトやパートなど収入が少ない場合や、ギャンブル等で毎月多額を浪費している方は返済が困難でしょう。

もし、複数の借入がある場合は「中央リテール」「首都圏キャッシング」「デイリーキャッシング」といったおまとめローンを利用してみてください。

また、収入が少ない方は転職して収入を増やすのも一つの手段です。