ファクタリングの仕組みとは?やばい理由やデメリット解説!違法業者の取り立てに注意

ファクタリングとは、企業が保有する売掛債権をファクタリング会社に買い取ってもらう資金調達方法です。

しかし、ファクタリングの仕組みについて調べると「やばい」という単語がヒットするため、利用を躊躇している方もいるでしょう。

そこで本記事では、ファクタリングの仕組みが本当にやばいのか、メリット・デメリットなどを含めて解説していきます。

取り立て行為が厳しい違法業者についてもお伝えしますので、利用を検討している方は、本記事を読んでから決めるようにしてください。

ファクタリングの仕組みとは?債権・種類・必要書類・手数料など

冒頭でもお伝えした通り、ファクタリングとは未回収の売掛債権をファクタリング会社に買い取ってもらい、売掛先からの支払い前に現金化できる仕組みです。

売掛先から入金があれば、ファクタリング会社に「売掛金+手数料」を支払います。

では、ファクタリングにかかる手数料はいくらなのでしょうか?

種類や必要書類についても理解を深める必要があるので、それらをあわせて本項で解説します。

  • 売掛債権にできるもの
  • 6つの種類
  • 2つの契約方式(図解あり)
  • 必要書類
  • 手数料

売掛債権にできるもの

ファクタリングにおける売掛債権とは、品物の販売やサービスの提供をした会社が、取引先や顧客から代金の支払いを受ける権利です。

基本的には、この売掛金の請求書(売掛債権)を基に審査が行われます。

ただし、売掛金が実在すると証明できる書類として、売掛債権の金額や入金日が明記された「見積書」「発注書」「納品書」等でも申請可能とする業者も存在します。

加えて、「基本契約書」を提出すれば、請求書や納品書がなくてもOKというファクタリング会社もあるため、状況にあった会社を選びましょう。

6つの種類

ファクタリングには、以下の6つの種類があります。

種類概要
買取ファクタリング企業が保有する売掛金をファクタリング会社が買い取るサービス。
保証ファクタリングファクタリング会社または金融機関に保証料を支払う代わりに、売掛先の倒産などによって売掛金の回収が不可能になった場合に保証金を受け取るサービス。
医療ファクタリング診療報酬債権(医療機関が社保や国保に対して有する診療報酬債権)を現金化できるサービス。
一括ファクタリング売掛債権を金融機関が一括して買取し、債権者の口座に代金を振り込んで決済事務の合理化を図るサービス。
国際ファクタリング海外企業と取引する際に発生した売掛金を確実に回収できるサービス。
注文書ファクタリング仕事を完了(納品)する前に注文書・発注書を資金化するサービス。

どのファクタリングを選んだらいいかわからない場合、ファクタリング会社に相談すれば対応してもらえます。

ここでは「ファクタリングにはこのような種類がある」ということを認識しておけばOKです。

2つの契約方式(図解あり)

ファクタリングには、次の2つの契約方式があります。

  • 2社間ファクタリング
  • 3社間ファクタリング

2社間ファクタリングとは、自社とファクタリング会社だけで契約する方式です。

では、ファクタリング会社に買取を申し込み、審査に通過して買取可能と判断された後の仕組みを、図解を使って説明していきます。

【2社間ファクタリング仕組み】

※著者作成

このように、2社間ファクタリングは売掛先が契約に関与していないため、「資金繰りが悪いのでは?」などの疑念を取引先に抱かれる心配がありません。

次に、3社間ファクタリングの仕組みを見てみましょう。

【3社間ファクタリング仕組み】

※著者作成

3社間ファクタリングでは、売掛債権の買取を売掛先に知らせて、許可をもらってからファクタリング会社に買い取ってもらいます。

ファクタリング会社は、売掛先からの承諾を得ることによって、資金を回収できないリスクが軽減されます。

以上が、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの仕組みです。両者のメリット・デメリットを表にまとめますので、チェックしておきましょう。

メリットデメリット
2社間ファクタリングすぐに資金化できる償還請求権がない売掛先に利用がバレない自社の信用力に自信がなくても利用できる手数料が高め審査が厳しい売掛金の入金後、ファクタリング会社へ振り込む手間がかかる個人事業主は利用できない場合がある
3社間ファクタリング2社間より手数料が低い2社間と比較して審査が通りやすい売掛金を回収・振り込みする手間が必要ない個人事業主も利用できる売掛先に利用が知られる資金調達まで時間がかかる売掛先の承諾が必要

必要書類

ファクタリングでは、以下の書類を用意する必要があります。

【有効となる必要書類】

書類確認内容
法人登記簿謄本会社が実在しているかの証明
印鑑証明書契約書に押印する印鑑の証明
身分証明書代表者の身分を証明
決算書2~3期分の決算書を用意し、経営状況を証明
売掛金証明書類売掛債権の証明
通帳などの入金確認書類売掛先との取引関係の証明

ただし、上記はあくまで一般的に必要とされる書類であり、中にはもっと少ない書類だけで買い取ってくれるファクタリング会社も存在します。

ちなみに、必要書類が少ないファクタリングとしては「QuQuMo online」があり、求められるのは「通帳」と「請求書」の2点だけです。

書類の準備に時間と手間を取られないので、急ぎの方には有難いでしょう。

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手数料

次に、ファクタリングでは手数料を支払う必要があります。

この手数料がファクタリング会社の利益であり、資金が回収できない可能性があるリスクへの対価でもあるのです。

では、ファクタリングにおける手数料の相場を見てみましょう。

  • 2社間の相場:8%~18%
  • 3社間の相場:2%~9%

このように、売掛先の同意がなく、資金の未回収リスクが高い2社間ファクタリングのほうが、手数料が割高です。

しかし、売掛先の同意がある3社間ファクタリングのほうは回収不能のリスクが低いため、手数料が安くなっています。

手数料だけ見れば3社間のほうがお得と考えますが、取引先にファクタリングの利用がバレてしまうなどのデメリットがありますので、慎重に検討しましょう。

ファクタリングの仕組みはやばい?メリット・デメリット解説

続いては、ファクタリングの仕組みが本当にやばいのか、メリットとデメリットから見ていきましょう。

ファクタリングのメリット

ファクタリングには、以下の3つのメリットがあります。

  • 事業実績が悪くても資金調達できる
  • スピーディーに資金調達できる
  • 返金リスクがない

まず、ファクタリングへの支払いは売掛先から受け取った売掛金で行います。そのため、支払えるかどうかは売掛先の信用度で決まります。

審査において自社の事業実績などはあまり重要ではないので、設立したばかりの会社でも利用可能です。

ビジネスローンほど厳しい審査が必要ないため、契約までスピーディーに進みます。中には、申し込みから入金まで最短2時間のファクタリング会社も存在します。

迅速に資金調達でき、手元の資金が不足している時の解決策としてもおすすめです。

さらに、ファクタリング会社への支払い前に売掛先が倒産した場合、その負債を背負うのは利用者ではなくファクタリング会社です。

ファクタリングにより売掛債権を譲渡しているため、利用者が責任を負う必要はありません。

ファクタリングのデメリット

次に、ファクタリングの3つのデメリットについて解説します。

  • 手数料がかかる
  • 資金繰りの悪化を懸念される
  • 売掛先の業績が悪いと資金調達できない

まず、ファクタリングの利用には手数料がかかります。手数料を支払えば本来受け取るはずだった利益が減るので、デメリットと言えるでしょう。

3社間ファクタリングを利用した場合は、売掛先にファクタリングの利用を知られるため、「資金繰りが悪いのでは?」と心配されます。

場合によっては取引中止になる可能性もあるため、注意が必要です。

さらに、ファクタリングの審査は売掛先の信用度が重要なので、取引先の業績が悪いと買取不可となります。

売掛先の業績はあなたが改善できる部分ではないので、審査に落ちた場合、他の取引先からの売掛債権を買い取ってもらうか、他の資金調達方法を検討するしかありません。

ファクタリングの仕組みでは債権譲渡禁止の条項がないかチェック

ファクタリングで取引される売掛債権には、「債権譲渡禁止」という特約が付いている場合があります。

債権譲渡禁止とは、その名の通り売掛債権の譲渡を禁止する特約です。

【債権譲渡を禁止する例文】

第〇条(権利義務の譲渡禁止)甲及び乙は、相手方の事前の書面による同意なくして、本契約から生じた権利義務の全部または一部を第三者に譲渡し、もしくは担保に供し、または引き受けさせてはならない。

この債権譲渡禁止という特約が付いた売掛債権は、ファクタリング会社に買い取ってもらえません。

ただし、このルールは法律が改正される2020年4月以前の話です。2020年4月に、法律が次のように改正されました。

改正前改正後
債権は、譲り渡すことができる。
ただし、その性質がこれを許さないときは、この限りでない。
2 前項の規定は、当事者が反対の意思を表示した場合には、適用しない。
ただし、その意思表示は、善意の第三者に対抗することができない。
債権は、譲り渡すことができる。
ただし、その性質がこれを許さないときは、この限りでない。
2 当事者が債権の譲渡を禁止し、又は制限する旨の意思表示(以下「譲渡制限の意思表示」という。)をしたときであっても、債権の譲渡は、その効力を妨げられない。

引用:国税庁「債権譲渡と国税債権の保全を巡る最近の動向」

この法改正によって、「権利譲渡禁止の特約」があっても売掛債権を譲渡できるようになったのです。

とはいえ、権利譲渡禁止の特約が付いた売掛債権を3社間ファクタリングで買い取ってもらうとなると、やはり取引先から悪い印象を抱かれる可能性があります。

法改正によって関係なくなったとしても、権利譲渡禁止の有無は確認したほうが良いでしょう。

ファクタリングの注意点!取り立て行為や違法業者の実態

スピード感ある資金調達が魅力のファクタリングには、悪質な業者も含まれているので注意が必要です。

実際、近年ファクタリングを名乗った闇金業者も問題となっており、金融庁でも注意喚起されています。

しかし、近時、ファクタリングを装った高金利の貸付けを行うヤミ金融業者の存在が確認されています。
また、ファクタリングとして行われる取引であっても、経済的に貸付けと同様の機能を有していると思われるようなものは、貸金業に該当するおそれがあります。
事業者の皆様におかれては、こうした偽装ファクタリングを利用することのないよう、十分注意してください。
引用:金融庁「ファクタリングの利用に関する注意喚起」

そこで続いては、違法業者の特徴について解説します。

  • 強引な取り立てを行う
  • 法定金利を超える利息を請求してくる
  • 相場を大きく上回る手数料を設定している

強引な取り立てを行う

まず、違法に運営しているファクタリング会社の中には、以下のように強引な取り立てを行う業者がいます。

  • 深夜や早朝に電話をかける
  • 利用企業の事務所や営業所へ押しかけて取り立てる
  • 契約者の親族に代わりに返済するよう求める

このような取り立て行為は、貸金業法において禁止されています。

第二十一条 貸金業を営む者又は貸金業を営む者の貸付けの契約に基づく債権の取立てについて貸金業を営む者その他の者から委託を受けた者は、貸付けの契約に基づく債権の取立てをするに当たつて、人を威迫し、又は次に掲げる言動その他の人の私生活若しくは業務の平穏を害するような言動をしてはならない。
引用:e-Gov法令検索「貸金業法|第二十一条」

しかし、ファクタリングは貸金業ではないため、貸金業法が定めるルールを守る必要はありません。

もし、強引な取り立て被害に遭った場合、違法業者の可能性が高いので、弁護士などの専門家に相談してください。

法定金利を超える利息を請求してくる

次に、法定金利を大きく超える利息を請求する業者に注意しましょう。

先述した通り、そもそもファクタリングは貸金業ではありません。そのため、金利ではなく手数料が設定されています。

しかし、中にはファクタリング会社を装って、違法な貸付をする業者がいるのです。その金利は、法定金利の数倍〜数十倍にも及びます。

ファクタリングで金利を設定していること自体がおかしいので、ファクタリング会社を選ぶ際は「金利」という言葉を使っていないかどうかを確認するようにしましょう。

相場を大きく上回る手数料を設定している

ファクタリング会社の中には、相場を大きく上回る手数料を設定している業者がいます。

前述の通り、ファクタリングの手数料相場は2社間が8%〜18%で、3社間が2%〜9%です。

しかし、相場の数倍〜数十倍の手数料を設定している違法業者も存在します。

「金利」ではなく「手数料」と記載されていても安心せず、相場を上回っていないかを取引前にチェックしましょう。

安全に利用できるファクタリング会社ならこの3社

続いては、安全にできる3つのファクタリング会社をご紹介します。

  • QuQuMo
  • ビートレーディング
  • アクセルファクタート

QuQuMo

画像:QuQuMo online

QuQuMo online」では、申し込みから契約までオンライン上で行えるため、面談を受ける必要がありません。

必要な書類も「請求書」と「通帳」の2点だけなので、他のファクタリング会社よりも少ない手間で利用できます。

審査や契約手続きがスムーズに進めば、最短2時間で入金してくれるため、とにかく急ぎで資金調達したい方におすすめのファクタリング会社です。

運営会社株式会社アクティブサポート
利用対象者法人、個人事業主、フリーランス
買取可能額上限なし
手数料1%~
入金スピード最短2時間
契約の種類2社間ファクタリング
債権譲渡登記不要
オンライン手続き可能

QuQuMo onlineはこちらから

ビートレーディング

画像:ビートレーディング

ビートレーディング」は、最短2時間という早さで入金してくれるファクタリング会社です。

買取可能額の下限上限がなく、1万円でも1億円でも対応してくれるので、少額を希望する個人事業主や大口の資金を調達したい企業まで、幅広い人が利用できます。

ただし、手数料は2%〜12%と幅があり、申し込んでみないといくらになるかわかりません。

事前に手数料を把握しておきたい方は、他のファクタリング会社を検討してみてください。

運営会社株式会社ビートレーディング
利用対象者法人、個人事業主
買取可能額下限上限なし
手数料2社間:4%~12%3社間:2%~9%
入金スピード最短2時間
契約の種類2社間、3社間、診療報酬、介護報酬、注文書
債権譲渡登記不要
オンライン手続き可能

ビートレーディングはこちらから

アクセルファクター

画像:アクセルファクター

アクセルファクター」は、審査通過率が93.3%と圧倒的な高水準を誇る人気のファクタリング会社です。

全てオンライン上で手続きが完了するため、面談は不要。必要書類も請求書・通帳・身分証明書の3点だけでOKです。

ただし、買取可能額の下限は30万円なので、それよりも少ない金額の買取を希望している方は、他のファクタリング会社を選ぶ必要があります。

運営会社株式会社アクセルファクター
利用対象者法人・個人
買取可能額30万円~無制限
手数料1〜10%(売掛金が多いほど手数料が低くなる)
入金スピード最短3時間で、遅くとも翌日
契約の種類2社間ファクタリング、3社間ファクタリング
債権譲渡登記審査結果によって不要の契約も可能
オンライン手続き可能
審査通過率93%

アクセルファクターはこちらから

ファクタリングの仕組みが不安な方は支払い.comで解決

画像:支払い.com

ファクタリングについて「取引先に悪影響が出そう」「違法業者が怖い」と、未だ不安を感じる方もいるでしょう。

もし、あなたがファクタリングの利用に不安を感じたのなら、「支払い.com」というサービスを検討してみてください。

支払い.comは、予定している銀行振込による支払いをクレジットカード決済にすることで、支払い期限を先延ばしにできます。

仕組みとしては、銀行振込による支払いを支払い.comに立て替えてもらい、自分は支払い.comに対して同額+手数料をクレジットカード払いする流れです。

あくまで支払いを延長するだけなので、必要書類はクレジットカードのみです。審査や面談なども不要ですから、ファクタリングよりも気軽に利用できるでしょう。

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まとめ

ファクタリングの仕組みを知ったことで安心したという方もいれば、逆に不安になったという方もいるでしょう。

もし、安心感が増したのなら、今回ご紹介した「QuQuMo online」「ビートレーディング」「アクセルファクター」の中から選んでみてください。

不安が拭えないのなら、無理してファクタリングを利用せず、「支払い.com」のような他の資金調達法を検討するのも一つの方法です。

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この記事を書いた人

マネ子

ファクタリング・金融系の発信をするWEBライターです。お金にまつわる情報をWEBメディアで執筆しています。

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