ファクタリングの審査基準は甘い?厳しい?審査落ちる理由や通るコツ。通りやすい・必要書類・赤字決算・設立間もないなど

※アフィリエイト広告を利用しています

ファクタリングの審査通過率は平均70%前後とされています。

そのため、約3割の事業者はファクタリングで断られた経験があるというわけです。

では、なぜ審査通過率が高いとされるファクタリングで断られた人がいるのでしょうか?

本記事では、ファクタリングの審査に落ちる理由5つをご紹介します。

また、ファクタリングの審査通過率を上げる方法や、契約率が高い業者についてもお伝えするので、資金繰りに困っている事業者の方は参考にしてみてください。

ファクタリングの審査基準は甘い?厳しい?審査落ちる理由

ファクタリングの審査で重要視されるのは以下の2点です。

  • 売掛先(取引先)の信用力
  • 申込者の信用力

何度もお伝えしている通り、ファクタリングでは売掛先(取引先)の信用力を重要視します。

売掛先(取引先)の経営状況が悪かったり怪しい会社だったりすると、ファクタリング会社は「入金してくれない可能性がある」と考えて買取を断ります。

反対に、これまでしっかり期日を守って支払いをしている売掛先(取引先)であれば、ファクタリング会社は「今回も大丈夫」と思い買取してくれるでしょう。

ちなみに、「売掛先(取引先)が個人事業主の場合は買取不可」としているファクタリング会社が大半を占めています。

次に、申込者の信用力も審査対象です。

経営状況はもちろん、個人としての信用度も重要視されます。

例えば、過去に詐欺等の犯罪歴がある場合は二重譲渡や架空請求の恐れがあるので、ファクタリング会社が買取を断るでしょう。

また、横柄な態度をとる申込者に対しても、同様に犯罪に発展する危険を考えて契約を拒否します。

以上のように、ファクタリングでは売掛先(取引先)と申込者の信用力が重要というわけです。

2社間ファクタリングの審査基準と3社間ファクタリングの審査基準の違い。顧客の信用と会社の信用

2社間ファクタリングと3社間ファクタリングは仕組みが異なるため、審査基準も若干異なります。

2社間ファクタリングは自社の信用力・信頼性も一定程度考慮されるのに比べ、3社間ファクタリングは自社の信用力はあまり考慮されません。

3社間ファクタリングでは、売掛先との間で「この売掛金はファクタリング会社に支払う」ので、自社の信用力は問われないのです。

ファクタリング断られた!審査通過率をあげるポイントと対策

もし、あなたがファクタリングで断られた経験があるなら、以下のポイントを押さえて再度申し込んでみてください。

  • 社会的に信用度の高い売掛債権を用意する
  • 支払期日が近い売掛債権を用意する
  • 売掛先(取引先)との過去の取引実績を用意する

まず、ファクタリング会社が好んで買取するのは、社会的に信用度の高い売掛債権です。

大手企業や上場企業、公的機関といった信用度の高い企業が発行した売掛債権であれば、まず間違いなく審査に通るでしょう。

次に、支払期日が近い売掛債権の方が資金回収不能となるリスクが低いので有利です。

一般的に2ヶ月以内の支払期日であれば、断られる可能性が低いので目安にしてみてください。

最後に、売掛先(取引先)との過去の取引実績を用意しましょう。

過去の取引実績があれば、ファクタリング会社は「今回も支払いをしてくれる」と安心して買取できます。

また、架空請求の疑いをかけられる心配がなくなるので、必ず過去の取引実績を用意するようにしてください。

以上の3点を押さえて申し込めば、断られる確率をグッと下げられるでしょう。

ファクタリング審査の会社選び!審査通過率の高いファクタリングサービス

続いては、審査通過率が高いファクタリングサービスを5つご紹介します。

  • QuQuMo
  • アクセルファクター
  • ビートレーディング
  • ペイトナーファクタリング
  • 日本中小企業金融サポート機構

QuQuMo

QuQuMo」は、審査通過率が98%という高水準を誇る人気のファクタリングサービスです。

しかも、QuQuMoは一般的に信用力が低いとされる個人事業主やフリーランスの方も申込対象としています。

個人事業主やフリーランスだと利用不可のファクタリングが多いので、QuQuMoの存在は有難いでしょう。

また、必要書類が「通帳」と「請求書」の2点のみというメリットもあります。

準備に手間と時間を取られる書類ではないので、コア業務が忙しい方でも無理なく申し込めるでしょう。

ちなみに、QuQuMoは完全オンライン完結のサービスで、来店や面談なしで利用可能です。

運営会社株式会社アクティブサポート
利用対象者法人、個人事業主、フリーランス
買取可能額上限なし
手数料1%~
入金スピード最短2時間
契約の種類2社間
債権譲渡登記不要
オンライン手続き可能

QuQuMoの詳細はこちらから

ビートレーディング

ビートレーディング」の利用対象者は法人だけでなく個人事業主も含まれています。

また、買取可能額の下限と上限がないので、小口の債権しか持っていない個人事業主でも、億単位の債権を保有している法人でも利用可能です。

ただし、手数料は2社間が4%〜12%で、3社間が2%〜9%と幅があります。

申し込みをしてみないとコストがいくらになるのかわからないので、低コストで利用したい方は慎重に検討してください。

運営会社株式会社ビートレーディング
利用対象者法人・個人事業主
買取可能額下限上限なし
手数料2社間:4%~12%3社間:2%~9%
入金スピード最短2時間
契約の種類2社間・3社間、診療報酬・介護報酬・注文書
債権譲渡登記不要
オンライン手続き可能

ビートレーディングの詳細はこちらから

アクセルファクター

アクセルファクター」は、契約率が驚異の93%を記録する実績豊富なファクタリングサービスです。

年間3,000件もの契約をしているので、他社が拒否するような売掛債権でも、長年培ったノウハウで買取してくれる可能性があります。

また、手数料は1%〜と低めで、売掛金が多ければ多いほどコストが下がる仕組みです。

買取可能額の上限もないので、高額な売掛債権を持っている事業者の方はアクセルファクターに相談してみると良いでしょう。

運営会社株式会社アクセルファクター
利用対象者法人・個人
買取可能額30万円~無制限
手数料1〜10%(売掛金が多いほど手数料が低くなる)
入金スピード最短3時間で、遅くとも翌日
契約の種類2社間ファクタリング、3社間ファクタリング
債権譲渡登記審査結果によって不要の契約も可能
オンライン手続き可能

アクセルファクターの詳細はこちらから

ペイトナーファクタリング

ペイトナーファクタリング」は、フリーランス・個人事業主向けとしてサービスを展開しているファクタリング会社です。

そのため、必要書類は「本人確認書類」「請求書」「入出金明細」の3点のみです。

個人事業主でも用意しやすい書類ばかりなので、隙間時間に準備して申し込みができます。

ただし、買取可能額は初回1万〜25万円で、2回目以降1万〜100万円と少額です。

売上が増えていくと限度額が足りなくなる恐れがあるので、その場合は他のファクタリング会社を探す必要があります。

ちなみに、審査通過率は90%以上と高い契約率を誇っているので、他社で断られた経験がある方は検討してみると良いでしょう。

運営会社ペイトナー株式会社(旧yup株式会社)
利用対象者法人、個人事業主、フリーランス
買取可能額初回:1万~25万円2回目以降:1万~100万円
手数料10%
入金スピード最短10分
契約の種類2社間
債権譲渡登記不要
オンライン手続き可能

ペイトナーファクタリングの詳細はこちらから

ファクタリングを断られた場合の資金繰り改善方法

最後は、ファクタリングを断られた方におすすめの資金繰り改善方法を2つご紹介します。

  • ビジネスローン「Carent」
  • 支払い.com

ビジネスローン「Carent」

Carent」は、来店不要でネット完結できるビジネスローンです。審査スピードはなんと最短30分、融資も期待できます。

最短即日融資のスピード感がありながら、最大500万円まで対応しているのも嬉しいポイントです。

創業して間もなくても、赤字決算でも、それだけで断られることはありません。

保証人・担保も不要で、気軽に申し込みやすいビジネスローンといえるでしょう。

融資対象法人
融資スピード最短即日
借入限度額500万円
実質年率100万円以上:7.8~15.0%
100万円未満:13.0~18.0%
担保・保証人原則不要

※お申込時間帯によっては対応できない場合もございます。

Carentの詳細はこちら

支払い.com

支払い.com」とは、ビジネスローンとファクタリングに代わる第三の資金調達サービスです。

仕組みは簡単で、予定していた銀行振込を支払い.comに代わりにしてもらい、自信はクレジットカード決済を使って「支払額+手数料(4%)」を支払い.comに入金するだけです。

最長60日先まで支払期日を伸ばせるので、最短で1日後には資金に余裕を作れます。

また、あくまで支払期日を伸ばすだけなので、必要な書類はクレジットカードのみです。

パソコンやスマホから最短60秒で申し込めるので、事業が忙しい方でも隙間時間で無理なく利用できるでしょう。

ちなみに、振込名義人は任意の名前に変更可能なので、支払先に支払い.comの利用がバレる心配はありません。

ビジネスローンやファクタリングよりも利用のハードルが低いサービスなので、審査等に不安を抱えている方は支払い.comを検討してみると良いでしょう。

支払い.comの詳細はこちらから

ファクタリング審査基準に関するよくある質問(FAQ)必要書類・赤字決算・設立間もないなど

Q1. 個人事業主でもファクタリングの審査に通りますか?

A1. はい、個人事業主の方でもファクタリングの審査に通る可能性は十分にあります。 

ファクタリングでは、売掛金(売掛債権)があることが最も重要な条件です。個人事業主様が法人顧客からの売掛金をお持ちであれば、その売掛先の信用力や売掛債権の健全性が重視されます。 ただし、個人事業主様の場合は、事業と個人の会計が曖昧になりがちなため、売掛金発生の根拠となる請求書や契約書、通帳履歴など、事業の実態を証明できる書類をしっかり準備することが審査通過の鍵となります。

Q2. 設立したばかりの会社(創業期の企業)でも審査に通りますか?

A2. はい、設立間もない会社(創業期の企業)でもファクタリングの審査に通る可能性は十分にあります。 

銀行融資などでは、設立期間が短いと実績不足で審査が厳しくなる傾向がありますが、ファクタリングは「自社の信用力」よりも「売掛先の信用力」を重視します。 そのため、創業期の企業であっても、大手企業や信用力の高い企業からの売掛金があれば、審査に通る可能性は高まります。ただし、資金使途や返済計画については、通常の企業と同様に確認されることがあります。

Q3. 赤字決算でもファクタリングの審査に通りますか?

A3. はい、赤字決算の場合でもファクタリングの審査に通る可能性はあります。

 ファクタリングは「融資」ではなく「売掛金の買取」であるため、お客様(自社)の決算状況(赤字か黒字か)は、審査の主な基準ではありません。 最も重視されるのは、売掛先の信用力と売掛金が確実に回収できる見込みがあるかという点です。そのため、たとえ自社が赤字決算であっても、売掛先が信用力の高い企業であれば、審査に通る可能性は十分にあります。

Q4. 税金や社会保険料を滞納していても審査に通りますか?

A4. 滞納の状況によりますが、審査に通る可能性は低くなります。

 ファクタリングは「売掛先の信用力」が重要とはいえ、**お客様(自社)の事業の健全性も全く見られないわけではありません。**税金や社会保険料の滞納は、経営状況の悪化や資金管理の課題を示すと判断されるため、審査に悪影響を及ぼす可能性があります。 一部のファクタリング会社では、滞納があっても審査に応じてくれる場合がありますが、手数料が高くなる傾向や、利用限度額が低くなる傾向があります。まずは滞納状況の改善に努めることを推奨します。

Q5. 借入金が多くてもファクタリングの審査に影響はありますか?

A5. 銀行融資などのように直接的な影響は少ないですが、間接的に影響する可能性はあります。

 ファクタリングは貸付けではないため、借入金の多さが直接的な審査基準となることは稀です。しかし、借入が多いということは、それだけ資金繰りが厳しい状況にあると判断される可能性があり、売掛債権の二重譲渡など不正のリスクを懸念されるケースもゼロではありません。 特に2社間ファクタリングの場合、利用会社の信頼性も多少は考慮されるため、間接的に影響する可能性はあります。

Q6. 売掛先(取引先)にファクタリングの利用がバレることはありますか?

A6. 契約形態によって異なります。

  • 2社間ファクタリングの場合: 売掛先(取引先)に通知や承諾を得る必要がないため原則としてバレることはありません。*多くの事業者様がこの理由で2社間を選択します。
  • 3社間ファクタリングの場合: 売掛先(取引先)の承諾が必要となるため、必ずバレます。*しかし、手数料が安くなる傾向があります。

Q7. 信用情報に傷があっても審査に通りますか?

A7. はい、信用情報に傷があってもファクタリングの審査に通る可能性はあります。

 ファクタリングは個人の信用情報機関(JICC、CIC、KSCなど)の情報を照会することは原則ありません。ファクタリング会社が確認するのは、主に売掛債権が確実に回収できるかという点と、売掛先の信用情報です。 そのため、過去に自己破産や債務整理の経験がある方や、個人で信用情報に傷がついている方でも、ファクタリングを利用できる可能性があります。

Q8. 審査にかかる時間はどのくらいですか?

A8. 会社や提出書類の状況によりますが、最短即日〜数営業日で結果が出ることが多いです。

 ファクタリング会社によっては、AI審査を導入している場合や、必要書類が完全に揃っていれば最短即日〜翌営業日には資金が振り込まれることもあります。しかし、書類に不備があったり、売掛先の確認に時間がかかったりする場合は、数日〜1週間程度かかることもあります。

Q9. 審査に通るために準備すべき書類は何ですか?

A9. 主に以下の書類が必要です。

  • 売掛金に関する書類: 請求書、契約書、発注書など
  • 通帳の写し: 数ヶ月分(売掛金の入金履歴確認のため)
  • 本人確認書類: 運転免許証やパスポートなど
  • (法人の場合)決算書: 過去2期分程度
  • (個人の場合)確定申告書: 過去1年分程度
  • 印鑑証明書: 必要に応じて

事前にこれらの書類を準備しておくことで、スムーズな審査に繋がります。

まとめ

ファクタリングは契約率が高いとは言え、審査がある以上は断られたという方が一定数います。

以下のいずれかに該当している場合は、買取を断られる可能性があるので注意してください。

  • 売掛先に問題がある
  • 売掛先との取引実績に問題がある
  • 支払い期日までが長い
  • 債権額が対応限度額を超えている
  • 申込者の経営状況が悪い

もし、審査通過率を少しでも上げたいなら、今回ご紹介した3つのポイントを押さえたうえで、以下のファクタリング会社を利用すると良いでしょう。

ファクタリング会社手数料買取可能額入金スピード
QuQuMo1%~上限なし最短2時間
アクセルファクター1%〜10%30万円~無制限最短3時間
ビートレーディング2%~12%下限上限なし最短2時間
ペイトナーファクタリング10%初回:1万~25万円2回目以降:1万~100万円最短10分
日本中小企業金融サポート機構1.5%~10.0%下限上限なし最短即日

この記事をシェアする

この記事を書いた人

マネ子

ファクタリング・金融系の発信をするWEBライターです。お金にまつわる情報をWEBメディアで執筆しています。

この記事を読んだあなたへのおすすめ