週末は、大好きな恋人とデート。でも、どこでデートしたらよいか迷っている。
「映画館や遊園地のデートは飽きたし・・・」
「にぎやかな人混みは避けたいな・・・」
「ちょっと大人なスポットに行ってみたい」
そんな男女のカップルは少なくないでしょう。いつものデートコースも悪くありませんが、気分を変えて、美術館・博物館・資料館でデートするのはいかがでしょうか。
日本各地には、カップルの五感を刺激する、素敵な美術館・博物館・資料館がたくさんあります。歴史的な芸術作品や最先端なアート、知的な遺物や資料に、癒しや刺激を受けながらの、ちょっと大人なデート。そんな素敵なデートは、二人の距離を縮めること間違いなしですよ。この記事では、デートをしたい男女のために、全国にある素敵な美術館・博物館・資料館を11箇所紹介します。
高岡市立博物館【富山県】
昭和45年(1970年)6月に開館した高岡市立博物館は、原始・古代から現代までの高岡の歴史をカップルで楽しく学べる博物館です。国指定史跡「高岡城跡」(高岡古城公園)にあるため、公園と合わせてデートスポットとしても人気を集めています。
また当博物館は日本100名城の一つ「高岡城」のスタンプ設置場所となっており、日ごろ全国各地から来館者が訪れています。
高岡市立博物館は、JR高岡駅から徒歩15分の高岡城跡の入り口に位置しています。高岡城跡は国指定史跡に指定されており、広大な城跡は高岡古城公園として開放されています。緑豊かな公園は桜の名所としても有名で、日本さくら名所100選に選ばれており、市民の憩いの場として四季を通じて家族連れやカップルの人気のデートスポットとなっています。
博物館の外観はまるでギリシャの神殿造りのよう。常設展「高岡ものがたり-楽しく知ろう!ひらめき・ミュージアム-」では、カップルの知的好奇心をくすぐるポイントが満載!原始・古代から現代までの高岡の歴史のほか、民俗では郷土の祭礼(獅子舞・高岡御車山祭)、銅器・漆器などの伝統産業をわかりやすく紹介しています。また、展示に高岡城下町の模型や写真、マスコットキャラクターの「利長くん」のイラストを利用していることで、2人で楽しく理解を深めながらじっくりと高岡の歴史・文化を堪能することができますよ。
博物館を楽しんだあとは古城公園でゆったりとくつろげます。2人で公園内を散策し、四季の移ろいを感じながら高岡の歴史・文化について語らうデートはいかがでしょうか。
高岡市立博物館 住所:〒933-0044 富山県高岡市古城1-5 詳細:https://www.e-tmm.info/index.htm |
横山美術館【愛知県】
横山美術館は、明治・大正時代に制作された陶磁器を展示する美術館です。西洋にジャポニズムを流行らせるきっかけとなった、美しい陶磁器の超絶技巧に圧倒されながらのデートはいかがでしょうか。
横山美術館のある名古屋市東区は、明治・大正時代に海外へ輸出された、陶磁器生産の一大中心地でした。館内にはおよそ600点もの、里帰りした輸出陶磁器が展示されています。
これらは、名古屋から海外に渡ってしまった陶磁器を、創設者の横山博一氏が20年以上かけて収集したもの。隅田焼、瀬戸焼、有田焼、オールドノリタケなどの作品が展示されており、どれも息をのむほどの緻密な装飾がほどこされていますよ。
当時の明治政府は、国力増強の一環として殖産と輸出を推し進めました。日本は輸出される陶磁器を通じ、ジャポニズムと技術力を西洋に意識させていきました。
中でも、オールドノリタケや名古屋絵付と呼ばれる、豪華で華やかな作風は西洋でも人気を博しました。装飾に用いられた純度の高い金の輝きは、100年の時を経ても失われていません。
横山美術館は、名古屋市の中心地にあるので、最寄りの地下鉄駅から徒歩4分ほど。やきものや工芸、明治や大正に興味のあるカップルにおすすめです。
横山美術館 住所:〒461-0004 愛知県名古屋市東区葵一丁目1番21号 詳細:https://www.yokoyama-art-museum.or.jp/ |
横手市増田まんが美術館【秋田県】
大好きなマンガの「原画」を楽しむデートはいかがでしょう。横手市増田まんが美術館は、日本で最初のマンガの「原画」をテーマとした美術館です。入場料は無料。足を踏み入れた途端、マンガの世界に引き込まれます。
館内には、国内外の180名以上の漫画家のマンガ原画が、40万点以上収蔵されており、漫画家の直筆の原稿を、間近で見ることができます。原画は、雑誌や単行本ではわからないほど、細かく描かれているんですよ。
そして魅力的なのは、漫画家体験ができるワークショップが体験できるところです。「カラー原稿体験」や「ペン入れ体験」では、自分だけのオリジナル原稿を作ることができるんです。さらに、「ウオォォォー」というセリフの形をしているソファーや、各マンガの名セリフで埋め尽くされている壁などがあり、マンガの世界のエネルギーが、館内のいたる所から伝わってきます。
また、マンガライブラリーには2万5000冊以上のマンガがあり、全て読み放題。さらに、併設しているカフェでは、マンガにちなんだメニューがあり、ミュージアムショップでは、美術館オリジナルグッズや、マンガにちなんだグッズを取り扱っています。
美術館には、全国から漫画ファンが来場し、懐かしい作品や、知らなかった作品を知れて良かったという声も多く、特別企画展の開催を楽しみに来場する常連客もいるそうです。
漫画が好きなカップルが行けば、「このアニメ知ってる!」「このマンガおすすめだよ!」と、マンガの話で盛り上がりながら、楽しい1日を過ごせそうですね。
横手市増田まんが美術館 住所:〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字新町285 詳細:https://manga-museum.com/ |
博多の食と文化の博物館ハクハク【福岡県】
博多で、明太子をめぐる、ご当地体験デートを楽しみませんか。博多の食と文化の博物館ハクハクは、明太子製造メーカーふくやがプロデュースする、体験型施設です。
ハクハク館内には、デートで楽しめる、さまざまな体験があります。明太子の作り方とふくやの歴史を学ぶ「工場見学」では、間近に明太子を製造する様子を見学できます。漬け込みから、計量、最後の箱詰めまでを、一気にまとめて見ることができるんですよ。
また、明太子型のお手玉を、30秒以内に300g〜310g以内に合わせる計量ゲームにも挑戦できます。工場見学は、実際に自分の好みの辛さに味付けができる、世界で1つの「my明太子手作り体験」がおすすめです。ナマモノの持ち運びが難しい方には、本物そっくりな「明太子の食品サンプル体験」もでき、お土産にもぴったりです。
他にも、博多の「祭」「食」「工芸」の魅力を体感できるミュージアム、焼きたての明太フランスが食べられるカフェコーナーや、郷土の特産品がそろうショップなど、さまざまなブースに分かれています。ここで明太子の歴史や作り方、博多の文化を、「見て」「触れて」「食べて」経験し、学ぶことができるのです。
ハクハクは博多駅から車で15分と都心にあり、周辺には福岡空港や筥崎宮があります。空港に近いため、飛行機がハクハクの真上を通ります。そのため、普段見ることのできない飛行機のおなか部分を、間近に見ることができるんですよ。筥崎宮では紫陽花をはじめとする、四季の花々が楽しめます。ハクハクを堪能したら、こうした周囲の街並みを、二人で散策するのも良いですね。
博多の食と文化の博物館ハクハク 住所:〒812-0068 福岡県福岡市東区社領2-14-28 詳細:https://117hakuhaku.com/ |
清里フォトアートミュージアム【山梨県】
参照:清里フォトミュージアム
清里フォトアートミュージアムは、国内外の多くの写真作家に触れることができる美術館です。豊かな自然の中で、芸術としての写真を楽しむデートはいかがでしょうか。
山梨県北杜市にある清里フォトアートミュージアムは、1995年に清里高原に開館した美術館です。館内には、1万点以上の写真作品を収蔵し、企画展を年に2、3回開催、同時にいくつかのワークショップやイベントも行っています。美術館の建物や、周りの自然環境も素晴らしく、ゆったりと心を落ち着かせて、写真芸術に触れることができます。
この美術館では、「生命あるものへの共感」「永遠のプラチナ・プリント」「若い力の写真:ヤング・ポートフォリオ」の3つの基本理念をもとに、展覧会企画や作品の収集をおこなっています。カップルは、生命を慈しむ写真、白金を用いた気品ある写真、若い力と情熱がほとばしる写真などに触れることができるんですよ。
ワークショップは、プラチナ・プリント・ワークショップをはじめ、ピンホールカメラ・ワークショップや、フォトグラムワークショップなどを行っています。どれもカップルが二人で共同作業しながら楽しめそうですよね。
清里フォトアートミュージアムですてきな作品を楽しんだあとは、清里の自然に触れたり、美味しいものを食べたりしながら、鑑賞した芸術について語らうデートはいかがでしょうか。
清里フォトアートミュージアム 住所:〒407-0301 山梨県北杜市高根町清里3545-1222 詳細:https://www.kmopa.com/ |
古代オリエント博物館【東京都】
古代オリエント博物館は、古代オリエントの文化資料を展示する博物館です。古代の歴史や文化に触れながら、この博物館でロマンあふれるデートをするのはいかがでしょうか。
東京の池袋サンシャインシティビルにある、古代オリエント博物館では、紀元前3,200年ごろから紀元前4世紀後半まで栄えた、古代オリエント文明の資料を、とても見やすく展示しています。館内には、古代メソポタミア、古代エジプト、古代ペルシア文化などの、土器や神像、装身具やコイン、ガラス容器や金属器、ハンコや文字資料など、たくさんの出土品が展示されています。
コインやハンコ、文字などは、現代のわたしたちの生活では、当たり前に使われています。実はそれらの品々、ほとんどが古代オリエントで生まれたものなんです。二人が生活で使っているものの先祖を、展示品の中にさがすのも、面白そうですね。
博物館では、年に1、2回の特別展を開催しています。過去には、古代オリエントの「英雄」をテーマにした企画や、世界各地の「女神」をテーマにした企画など、とてもオリジナリティーあふれる展示を開催してきました。
また展示室には、タッチパネル式の遺跡地図と年表があります。画面に登場する遺跡や時代をタッチすると、内容を動画などで詳しく紹介してくれるんですよ。カップルで「古代をさわって学ぶ」ことができるなんて、ワクワクして楽しそうです。
池袋サンシャインシティビルには、他にもサンシャイン水族館や、SKY SIRCUS サンシャイン60展望台、おしゃれなカフェやレストランがあるんですよ。博物館で古代のロマンに触れたあとは、二人で水族館を楽しみ、食事をしながら古代の文化について語らうのも、とてもロマンチックですね。
古代オリエント博物館 住所:〒170-8630 東京都豊島区東池袋3-1-4 サンシャインシティ文化会館ビル7階 詳細:https://aom-tokyo.com/ |
北茨城市歴史民俗資料館(野口雨情記念館)【茨城県】
北茨城市歴史民俗資料館(野口雨情記念館)は、誰しも耳にしたことのある童謡と、北茨城市の民俗や歴史に触れることができる資料館です。明治・大正につくられたなつかしいメロディーを聴きながら、カップルで童心にかえるデートはいかがでしょうか。
北茨城市にある北茨城市歴史民俗資料館は、同時に野口雨情記念館でもあります。第一展示室では、北茨城市に生まれ、明治から昭和にかけて活躍した野口雨情の業績を紹介しています。
雨情は、北原白秋、西条八十と並ぶ、日本三大童謡詩人のひとりです。全国各地を巡りながら、「赤い靴」「しゃぼん玉」「七つの子」などの童謡を生みました。日本人なら、どこかで聴いたことがあるのではないでしょうか。建物の中では雨情の童謡が流れているので、カップルで知っている曲をさがしてみましょう。
第二展示室では、北茨城市の歴史や民俗を、わかりやすく紹介しています。市内で発掘された、古代の人々の生活がわかる出土品や、幕末から第二次大戦にかけての資料など、興味深い内容が多数展示されてます。
また、1階にはミュージアムショップがあり、野口雨情にまつわる童謡CDや、彼の作詞した童謡「赤い靴」をモチーフにした、各種グッズを扱っています。二人で知っている童謡について話し合ったりするのも、楽しそうですね。
資料館を楽しんだあとは、近くにある野口雨情の生家を訪ねたり、五浦にある六角堂に足を運んだりするのはいかがでしょう。生家で雨情についてより深く知り、カップルでなつかしい童謡を口ずさみながら、海岸沿いを二人で散歩するデートは、すてきですよ。
北茨城市歴史民俗資料館(野口雨情記念館) 住所:〒319-1541 茨城県北茨城市磯原町磯原130-1 詳細:http://www.ujokinenkan.jp/ |
福島県立博物館
歴史に思いを馳せる博物館デート
福島県立博物館は、鶴ヶ城すぐそばの三の丸跡に建つ総合博物館です。
福島県でデートを計画しているのなら、歴史に思いを馳せる博物館デートをしてみませんか。
旧石器時代にさかのぼり、福島県の歴史や考古、民族、美術、自然、保護科学などの展示を鑑賞しながら、感動や新しい発見を二人で共有できますよ。
福島県立博物館のデートにおすすめのポイントを、以下に挙げてみました。
- 旧石器時代から昭和時代までたどった福島県の歴史展示物が見もの
- いわき地域で発見されたフタバスズキリュウの全身骨格の展示
- 常設展のほかに企画展やテーマ展、ポイント展を開催
- 小彼岸桜やソメイヨシノの花が敷地内外で楽しめる
- ワークショップや講座などデートにおすすめのイベント
- 「会津の絵画」をテーマにしたオリジナルグッズ
- インスタ映えするスタイリッシュな建物
福島県立博物館では、フタバスズキリュウの全身骨格が鑑賞できます。その迫力ある姿は驚きや感動を呼び、またひとつ二人の思い出が増えるでしょう。
館内は福島県の歴史がよくわかる常設展のほかに、企画展やテーマ展なども展示。いつ訪れても新鮮です。誰でも楽しめる内容のものが多く、過去にはアンモナイトや新選組がテーマの企画展や、会津本郷焼の白磁や中ノ沢こけしを扱ったテーマ展が開催されました。
また福島県立博物館の周辺は、四季折々の景観が美しいことで知られています。桜が咲く春に続く初夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色などで彩られ、思い出に残るデートになるでしょう。
シンプルでスタイリッシュなデザインの建物も、デートにぴったりです。福島県立博物館を背景に写真を撮れば、インスタ映えも間違いなしですよ。
カップルで楽しめるイベントもおすすめ
福島県立博物館ではワークショップや講演会などカップルで楽しめるイベントがあり、デートにおすすめです。
例えば、「蒔絵」や「会津本郷焼」などの工芸品に挑戦する「会津・ものづくり体験」が2022年に開催されています。
クリスマスコンサートも開催され、先着200名の方々がギターやピアノ演奏に耳を傾けていました。
このように福島県立博物館は、展示物を鑑賞してすてきな時間を共有するだけでなく、イベントを通してより二人の距離が近くなるデートが期待できます。
福島県立博物館の詳細情報
住所 | 〒965-0807 福島県会津若松市城東町1-25 |
電話番号 | 0242-28-6000 |
開館時間 | 9:30~17:00 (最終入館 16:30まで) |
休館日 |
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利用料金 | 【常設展】
【企画展観覧料】
【年間パスポート】
【無料開放(常設展)】
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アクセス |
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駐車場 | 博物館東側に専用駐車場(一般駐車場)あり |
公式ホームページ | https://general-museum.fcs.ed.jp/ |
土門拳記念館【山形県】
提供:土門拳記念館
土門拳記念館は、山形県が生んだ昭和の写真家、土門拳という人物と、彼の作品を紹介する記念館です。鳥海山を望み、まわりの自然と調和するモダンで厳かな記念館の中で、土門の写真を通し、かつての日本の風景や文化に触れる、知的なデートはいかがでしょうか。
山形県酒田市にある土門拳記念館は、世界的に有名な建築家、谷口吉生の設計によって1983年10月、土門の郷里である酒田市に開館しました。
記念館には、土門拳の写真作品などが約13万5千点収蔵されているだけでなく、土門と親交があった芸術家、イサム・ノグチ、勅使河原宏、草野心平らの作品や庭園が配されています。また同じく親交があった世界的なグラフィックデザイナー、亀倉雄策も、記念館の銘板やポスター、チケットのデザインに関わっています。
建築家によるこだわりの設計と、芸術家たちの手によってつくられた記念館は、2009年にミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで2つ星として掲載されました。屋内をとっても、屋外をとっても、そのひとつひとつが芸術的です。写真が好きなカップルで訪れれば、知的で深い芸術の話ができそうですね。
飯森山公園の中にあるこの記念館は、美しい自然林と丘を背景とし、前面には池を配置し、鳥海山を眺望するという絶好のロケーションにたたずんでいます。館内を堪能した後に周囲を散歩しながら、二人で今見てきた芸術について語り合うのも、情緒深いですよ。
土門拳記念館は、酒田駅よりタクシーで約10分、庄内空港よりタクシーで約20分のところにあります。酒田の街中から最上川をはさみ、静かな田園地帯に囲まれた公園内にある記念館。その隣には、酒田市美術館もあります。カップルで訪れた際には、この自然と静寂に包まれた環境の中で、芸術の鑑賞や会話を通し、お互いの距離を深めるのもすてきですね。
土門拳記念館 住所:〒998-0055 山形県飯森山2-13(飯森山公園内) 詳細:http://www.domonken-kinenkan.jp/ |
東京おもちゃ美術館【東京都】
参照:東京おもちゃ美術館
<導入>
東京おもちゃ美術館は、おもちゃと関わりながら、遊べる、創れる、出会うことができる、体験型のミュージアムです。木の温もりがあふれる空間の中で、古今東西のおもちゃに触れながら、カップルで楽しく過ごすデートはいかがでしょう。
<東京おもちゃ博物館の概要>
東京おもちゃ美術館は、東京は新宿区四谷にある、元小学校を改装した「四谷ひろば」の中にあります。おもちゃと遊びの文化を広げることを目的とした美術館なので、館内では、赤ちゃんからお年寄りまでが、創造性に優れた「グッド・トイ」を中心としたおもちゃを見たり触れ合ったりしながら、楽しい時間を過ごせるんですよ。
館内は3階まであり、カップルは2階と3階のフロアで、さまざまな体験を楽しめます。その中でも、2階にある「おもちゃのもり」は、日本国内の木のおもちゃ文化を紹介しています。靴を脱いで入室し、日本各地の職人が地元の材料でつくったおもちゃや遊具で遊べるんですよ。また、3階にある「ゲームのへや」では、国内外のボードゲームが遊べます。 5分で勝負がつくものから、30分以上熟考してプレイするものまであるので、カップルでどれで遊ぶか選ぶのも楽しそうですね。
<館内その他トピック>
館内では、赤いエプロンを着たボランティアスタッフ「おもちゃ学芸員」が、入館者とおもちゃのかけはしとなってくれます。また、ミュージアムショップ「APTY」は、日本有数のトイショップです。館内で人気のおもちゃや、日本中のおもちゃ作家の作品などを扱っているんですよ。二人でおもちゃのおみやげを選ぶのもいいですね。
<美術館周辺のデートスポット>
東京おもちゃ美術館は、東京メトロ丸ノ内線、四谷三丁目駅から徒歩5分のところにあります。近くには、映画『君の名は。』で有名な「須賀神社」や、自然を堪能できる「新宿御苑」があります。美術館で、おもちゃを通して楽しく豊かな遊びをしたら、さまざまな見どころや食べどころがある新宿四谷を散策しながら、カップルで美術館での体験を語り合うのはいかがでしょうか。
東京おもちゃ美術館 住所:〒160-0004 東京都新宿区四谷4-20 四谷ひろば内 詳細:https://art-play.or.jp/ttm/ |
高志の国文学館【富山県】
参照:高志の国文学館
高志の国文学館は、富山県にゆかりのある作家や作品を、わかりやすく紹介する文学館です。富山が生んだ文学者や富山を舞台にした作品に触れながら、「ことば」にまつわる知的で大人なデートを楽しむのはいかがでしょうか。
富山県富山市にある高志の国文学館は、郷土ゆかりの人々の文学作品をはじめ、映画、漫画、アニメなどの、幅広いジャンルから文学を紹介する文学館です。
館名にある「高志(こし)」とは、古来北陸一帯を「越(こし)」と呼んだことに因んでいます。現代でも北陸地方の一部を表現する際に「越中・越後」などと、「越」を入れますよね。
そして、万葉歌人の大伴家持、芥川賞受賞者の堀田善衞、直木賞受賞者の源氏鶏太など、ここ「越」で生まれた作家や作品から、文学を通して「高い志」を持った生き方を学びとることができるのが、この文学館なのです。
文学というと、何やら難しそうな感じがしますね。でも館内では、文学を親しみやすく、わかりやすく紹介するために、デジタル技術を用いたり、魅力的な映像を上映したりと、展示にさまざまな工夫をこらしているんですよ。
カップルで行ったら、お互いの心を「ことば」で正しく伝え合っているのか、再確認ができそうですね。
館内は、展示内容が異なる3つの「ふるさと文学の蔵」を中心に巡る構造になっています。中でも、ふるさと文学の蔵①にある大書架「知の蓄積」は、高さ5mの壁一面に展示された、近・現代の富山県ゆかりの文学作品が見応えあります。また、体験装置「万葉とばし」では、大伴家持が越中で読んだ代表的な歌11首が、美しい映像と朗読によって紹介されています。
館内にはミュージアムショップや、富山の食材が楽しめるフレンチレストランがあります。文学に親しんだ後に、二人で富山県ゆかりの書籍や味を楽しめそうですね。
高志の国文学館は、富山駅から徒歩15分と立地条件もよく、桜並木で有名な「松川べり」や、美しいガラスの美術品が楽しめる「富山市ガラス美術館」が近くにあります。高志の国文学館を楽しんだあとは、カップルで文学の余韻に浸りながら、さらなる富山県の知的でステキな魅力を発見できますよ。
高志の国文学館 住所:〒930-0095 富山県富山市舟橋南町2-22 詳細:https://www.koshibun.jp/ |
福井県陶芸館の概要
福井県の越前町にある「福井県陶芸館」は、越前焼のすべてを知りたいという方におすすめの観光スポットです。
越前陶芸村の中にあり、越前焼を見て・作って・使うことが出来る施設や教室などを完備。
周辺には公園や越前古窯博物館、十割そばが味わえる「だいこん舎」などもあり、1日かけてのんびり散策するのに向いているでしょう。
季節ごとに景色も変化するため、四季折々の風景を楽しむことができます。
越前焼とは?
日本国内には、様々な陶磁器の産地がありますよね。
越前焼は、いちど室町時代を境に下火になってしまった歴史があるそう。
徐々に衰退してしまった越前焼の復興の目指し、昭和40年代に「越前陶芸村」が建設されました。
そのおかげで現在は「日本六古窯」に数えられるようになり、全国から陶芸家が福井に集まって来ています。
越前焼の特徴は、「硬くて丈夫」。
赤黒・赤褐色の焼き上がりが無骨で美しく、多くの人から愛されている陶器です。
作って楽しむ「陶芸教室」がおすすめ!
福井県陶芸館で、ぜひチャレンジして欲しいのが「陶芸教室」です。
通常のコースはこちらの3つ!
電動ろくろ体験 | ・料金:1人/3,000円(1作品焼成費込み) ※追加料金1000円で2作品目を焼成可能 ・所要時間:30分 |
手ひねり体験 | ・料金:1人/1,500円 ・所要時間:1.5時間 |
絵付け体験 | ・料金 フリーカップ/600円 皿/700円 ご飯茶碗/900円 おろしそば鉢/1,000円 マグカップ/1,100円 ・所要時間:30分 |
詳しい体験内容や教室へのお問い合わせは、公式サイトのこちらのページからご確認ください。
この他にも、季節に合わせたワークショップも随時開催中!
つくる楽しさを気軽に体験できるので、気になる体験があれば、ぜひ申し込みを検討してみてください。
「資料館」で越前焼を深く知る
福井県陶芸館の「資料館」では、越前焼の歴史やミニ企画展などが楽しめます。
様々な歴史や企画展を通し、越前焼の魅力を深く知ることができそうですね。
また、展示以外に「体験・実演コーナー」や「穴窯のジオラマ」も用意されています。
「体験・実演コーナー」では、巨大な大壺に触れることも可能。
見て、体験して、より身近に越前焼を感じることができますよ。
※企画展は展示ごとに変更あり
器を使って味わう 古民家でほっこり一休み
資料館を出て左手にある「茶苑」では、庭園を眺めながら散策が楽しめるそう。
季節ごとに様々な表情を見せる枯山水は、桜の季節や紅葉の季節がおすすめです。
和の雰囲気に浸りながら、陶芸村散策をしてみてください。
事前に利用の申し込みをすれば、本格的茶室「越知庵」の茶室・茶苑大広間・野点などがレンタルも可能です。
お茶会や集まりにも使えるので、気の合う仲間とイベントを企画しても楽しそうですね!
詳しくは公式サイトのこちらのページをご確認ください。
また、福井県陶芸館に隣接する越前古窯博物館 旧水野家住宅では、越前焼の器でお抹茶を楽しむことができます。
古民家で、ほっこり一休みはいかがでしょうか。
■お抹茶
生菓子 | 600円 |
お干菓子 | 400円 |
越前陶芸公園でピクニックも楽しめる
福井県陶芸館での見学や体験が終わったら、「越前陶芸公園」でピクニックを楽しむのもおすすめ。
有名な彫刻家のイサム・ノグチさんの作品や、越前焼の窯元が制作したモニュメントなど15点のアートが見られるそうです。
一つ一つの作品をじっくり眺めつつ、疲れたら芝生広場で一休み!
芝生広場は桜の遊歩道に囲まれているので、春には絶景が楽しめます。
桜の時期には「越前陶芸村しだれ桜まつり」、秋には「秋季陶芸祭」も行われているので、賑やかな雰囲気を味わいたいときはお祭り期間に訪れてはいかがでしょうか。
福井県陶芸館の基本情報
住所 | 〒916-0273 福井県丹生郡越前町小曽原120-61 |
電話番号 | 0778-32-2174(一般受付・陶芸教室) |
営業時間 | 9:00〜17:00(入館は16:30まで) |
定休日 | ・月曜日(休日を除く) ・休日の翌日(土・日・休日を除く) ・年末年始(毎年12月28日から1月4日) |
交通アクセス | ・バス ◆JR武生駅より 【所要時間約30分】 ・高速道路 ◆武生インター(京都・名古屋方面)より【所要時間約30分】 |
駐車場 | あり (越前陶芸村総合駐車場:収容台数250台) |
公式ホームページ | https://www.tougeikan.jp/ |
まとめ
いかがでしたか。デートしたい男女のために、ちょっと大人の空間を味わえるデートスポットとして、美術館・博物館・資料館を12選紹介してきました。
多くの美術館や博物館、資料館は、有名な建築家が建築していたり、館の屋外の環境に自然や芸術作品を置いたりと、空間のつくりにとてもこだわっています。そんな場所で、二人が価値がある作品や資料を楽しめれば、いつもと違った大人で知的なデートが味わえますよ。