KINTO法人の審査や必要書類を解説!走行距離制限やメリットなど

「KINTOの法人契約について詳しく知りたい」

「KINTOを法人契約するメリット・デメリットには何がある?」

このような疑問をお持ちではありませんか?

「KINTO」は法人契約のメリットが多いカーリースです。とは言え、契約する前にサービスの内容や特徴をしっかりと理解したいものですよね。

そこでこの記事では、「KINTO」の法人契約の流れと必要書類などについて解説します。「KINTO」を法人契約するメリット・デメリットについてもお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。

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KINTOの法人契約は審査が厳しい?流れと必要書類解説

それでは早速、「KINTO」を法人契約する流れについて解説します。

また、審査の厳しさが気になる方に向けて、その基準についても取り上げます。

  • 申し込みの流れ
  • 契約~利用開始までの流れ
  • 必要書類など準備するもの
  • 審査基準

それぞれ詳しくみていきましょう。

申し込みの流れ

申し込みは「KINTO」のWEB上で完結できます。WEB申し込みの手順は次の通りです。

  1. 車・オプションを選択
  2. 法人を選択
  3. 車を使用する場所から近い販売店を選択(※)
  4. 必要事項の入力
  5. 審査
  6. 審査結果の確認(会員専用ページ「My KINTO」及びメールにて)

ネット申し込みでは画面に表示される指示に従い入力するだけなので簡単です。来店の必要もないので、業務に支障がありません。

※選択する販売店は、納車・メンテナンス・車両返却をする販売店になります。中古車は東京・愛知の販売店のみ選択可能。

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契約から利用開始までの流れ

審査通過後、契約から利用開始までの流れは次の通りです。「KINTO」の契約は、WEB上での電子契約になります。

  1. 支払い方法の選択(WEBにて)
  2. 契約の締結(WEBにて)
  3. 所定の手続きを経て登録・納車
  4. 利用開始

契約締結後、登録・納車までの手続きは担当販売者から案内があります。また、車は契約締結後すぐに発注されますので、それ以降グレード変更などはできない点に注意しましょう。

必要書類など準備するもの

申し込みにあたり準備するものは次の通りです。

代表者(連帯保証人)の本人確認書類日本の運転免許証または運転経歴証明書(ただし平成24年4月1日以降交付されたもの)代表者が連帯保証人となります。代表者が運転免許証、運転経歴証明書を持っていない場合は店頭で申し込む必要があります。(パスポート、住民票などで代替)
法人番号必須ではありませんが、用意しておくと申し込み時の入力がスムーズです。
法人名義の口座または法人カード解約金フリープラン・bZ4X専用プランの申込金はクレジットカード払いのみ対応です。また、bZ4X専用プランの場合、月額利用料の支払いは口座振替のみ対応となります。

必要書類は、代表者の本人確認書類のみです。決算書の提出も必要ありません。

必要書類が少なく用意する手間がないのは、「KINTO」の大きなメリットです(※)。

※但し、複数台の契約などにより代表者合計で規定の与信額を超過した場合には、決算書の提出が必要となる場合があります。

また、「KINTO」の申込みはすべてWEB上で行えるため、書面の取り交わしはありません。本人確認書類もWEBでアップロードします。

審査基準

「KINTO」の審査については、公式HPの「よくあるご質問」に次のような記載があります。

Q 誰がどのような審査を行うのですか?A 回答KINTOの指定の保証会社、およびKINTOにて審査を行います。尚、KINTOの審査基準はお答えできかねます。
引用:KINTO公式HP|誰がどのような審査を行うのですか?

ここにあるKINTO指定の保証会社とは、「トヨタファイナンス」のことです。「KINTO」と同じトヨタグループに所属する会社が審査しますので、他社カーリースに比べて審査難易度は高くないと言えるでしょう。

また、審査基準は公表されていませんが、事業の継続性や安定性、年商などが審査されます。申し込み時に次の内容を入力しますので参考にしてください。

≪法人の与信に関わる情報≫

  • 法人情報
  • 法人名称
  • 法人所在地(登記情報)

≪代表者の与信に関わる情報≫

  • 設立年月日
  • 資本金
  • 年商
  • 自動車保有台数
  • 利用用途

申し込みや審査にあたって不安がある場合は、Zoomを使ったオンライン相談を活用すると良いでしょう。疑問に対して詳しい説明を受けられます。

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KINTOを法人契約するデメリット!走行距離制限はある?

「KINTO」の法人契約を検討する際に気になるのがデメリットです。申し込む前に把握しておきましょう。

  • 走行距離に制限がある
  • 原状回復費用がかかる場合がある
  • 中途解約の免除がない(初期費用フリープランの場合)
  • リース車を買取できない

今回は、返却時の留意点である走行距離と原状回復について取り上げます。

走行距離に制限がある

「KINTO」には走行距離制限があり、その上限を超過すると返却時に清算が発生します。

走行距離の上限は月間平均で1,500km。これを超えると、1kmあたり、トヨタ車(bZ4X除く)は11円(税込み)、bZ4Xとレクサス車は22円(税込み)を支払う必要があります。

例えば、トヨタ車で3年契約し、返却時の走行距離が60,000kmだった場合、超過精算額は66,000円になります。

≪トヨタ車で3年契約・返却時の走行距離が60,000kmの場合≫

走行距離の上限54,000km※1,500km/月×36カ月
超過の走行距離60,000km-54,000km=6,000km
超過精算額6,000km超過×11円(税込み)/km=66,000円(税込み)

社用車の月間走行距離は一般的に約900kmが目安と言われていますが、出張に使うことが多い場合や、長距離の送迎に使う場合は注意が必要です。

原状回復費用がかかる場合がある

リース車の返却時に車の状態によって修理・クリーニングが必要な場合、追加清算が発生する可能性があります。

具体的には、車体のキズ・へこみ・割れなどや、車内の汚れ・匂いが通常の使用範囲を超えているかどうかが確認されます。

≪修繕・修復費用チェックリスト≫

内装・外装状態トヨタ車レクサス車
パネル・バンパーの線キズ・凹み・割れ1か所22,000円(税込み)線キズ:40cm以上凹み:20cm以上割れ:10cm以上1か所44,000円(税込み)線キズ:40cm以上凹み:20cm以上割れ:10cm以上
サイドミラー・ライトの割れ・ヒビ1か所22,000円(税込み)1か所44,000円(税込み)
フロントガラスの割れ・ヒビ1か所55,000円(税込み)1か所110,000円(税込み)
車内の汚れ・臭い・シートの染み:5cm以上22,000円(税込み)・シートの破れ・切れ:5㎝以上22,000円(税込み)・動物の毛、ペット臭など55,000円(税込み)・タバコの焦げ穴、臭いなど110,000円(税込み)・シートの染み:5cm以上44,000円(税込み)・シートの破れ・切れ:5㎝以上44,000円(税込み)・動物の毛、ペット臭など55,000円(税込み)・タバコの焦げ穴、臭いなど110,000円(税込み)

特にタバコの焦げ穴や臭いなどは、トヨタ車レクサス車共に110,000円(税込み)が請求されます。また、そもそもリース車内での電子タバコを含む喫煙は禁止されています。

通常の使用であれば心配しすぎる必要はありません。原状回復費用のリスクを把握して、後で焦ることが無いようにしましょう。

KINTOを法人契約するメリット!経費処理が楽になる

ここまでデメリットについてお伝えしましたが、「KINTO」の法人契約にはそれを上回るメリットがあります。

  • WEBで見積もりから申し込みまで完結
  • 契約時、決算書の提出が不要
  • クレジットカードで支払える
  • 付帯の自動車保険の補償内容が手厚い
  • 中途解約できる(※)
  • トヨタ・レクサス正規販売店で車検・メンテナンスが受けられる
  • 万一の事故の際も最大5万円で修理可能
  • 初期投資を抑えられる
  • 月額利用料は全額経費として計上できる
  • 経費処理が楽になる

※「初期費用フリープラン」は中途解約金が別途かかります。

今回はこの中から特に魅力的なポイントを3つ取り上げます。

経費処理が楽になる

経費処理が楽になるということが、「KINTO」を法人契約する大きなメリットと言えるでしょう。

「KINTO」のサービス利用料は、月々定額です。月額利用料には、車両本体価格に加えて、登録費用、自動車税、自動車保険(自賠責保険・任意保険)、車検、メンテナンス費用などが含まれています。

これら車に関わる費用を固定費として計上できるため、経理上の負担を軽くできるでしょう。

また、車の所有者は「KINTO」となり、契約者の固定資産とはなりません。そのため、面倒な減価償却からも解放されます。

初期投資を抑えられる

社用車を購入で導入する場合、一括現金購入・ローン購入ともに、車両代金や登録費用など最初にまとまった資金が必要です。社用車の場合は複数台を一度に購入する場合もあり、これらの費用はかなり高額になるかもしれません。

その点「KINTO」なら、大きな支出無しで社用車の利用を始められます。とくに「初期費用フリープラン」を選べば、初期投資は全く必要ありません。

また、月々定額で利用できるため、キャッシュフローも安定します。

さらに、月額利用料は全額経費として計上できるため、法人税や個人所得税の節税効果も期待できるでしょう(※)。

※オペレーティング・リース取引に分類される場合

※経理、財務に関わる点については、契約者の財務状況や車両の使用方法によって、メリット・デメリットが異なります。契約の際は、契約内容を担当の会計士・税理士にご確認・ご相談ください。

付帯の自動車保険の補償内容が手厚い

月額料金に含まれる自動車保険(任意保険)の手厚さも「KINTO」の魅力です。高額になりがちな自動車事故の賠償額も、充実の補償内容でカバーできます。

例えば、対人・対物ともに無制限で補償されますし、車が全損した場合もリースカー車両費用保険特約で自己負担がありません。ロードサービスや事故現場アシストなどの特約もあらかじめセットされています。

また、万一の事故で自動車保険を利用した場合も、月々の利用額に変更はありません。

保険の対象が、役職員に加えてその家族までというのも嬉しいポイントです(※)。従業員への福利厚生にも活用できるでしょう。

そもそも他社カーリースでは、任意保険に別途自分で加入する必要があります。それが月額料金に含まれており、内容も充実していることは大きなメリットと言えます。

※法人の役職員とは、契約法人の役員および直接雇用のある職員(パート・アルバイト含む)です。派遣社員・委託先社員は含まれません。家族の範囲は、同居の親族(6親等内の血族+3親等内の姻族)および別居の子です。

KINTO法人契約と個人契約の違い解説!リース価格を比較

「KINTO」の法人契約を検討する際、個人契約との違いが気になる方もいるのではないでしょうか。また、個人事業主の場合は、個人名義での契約となります。

「KINTO」の法人契約と個人契約による、リース価格、サービスの比較は次の通りです。

≪リース価格≫

月額利用料、申込金、中途解約金などの各種料金は、個人・法人ともに同一料金です。

≪サービス内容≫

法人契約と個人契約で違いがあります。

法人契約個人契約(個人事業主含む)
年齢制限なし18歳以上運転免許をお持ちの方※契約期間満了時の年齢が90歳を超える場合は契約不可
連帯保証原則必要(代表者)不要
運転できる方(保険適用範囲)ご契約法人の役職員(役員やパート・アルバイト含む従業員)、およびその家族の方※家族の範囲は、同居の親族(6親等内の血族+3親等内の姻族)および別居の子。派遣社員は補償の対象外。契約者が認める方
ボーナス併用払いすべてのプランにおいて選択不可初期費用フリープランの場合、利用可能55,000円・110,000円・165,000円より選択
車の乗り換え対象外初期費用フリープランの「のりかえGO」を利用可能
支払い方法/支払い名義契約者である法人の法人カード法人名義の口座契約者名義のクレジットカード契約者名義の口座
中途解約金の免除対象対象外死亡・疾病の場合
車庫証明名義・車検証上の使用者※車検証上の所有者はKINTOになります契約法人名義契約者名義

「初期費用フリープラン」を選ぶ場合、中途解約金の免除について注意が必要です。個人契約の場合、死亡・疾病の場合には中途解約金が免除されますが、法人契約では免除されません。

KINTO法人契約はメリットが多い

それでは最後に、「KINTO」を法人契約するメリットについて振り返りましょう。

  • WEBで見積もりから申し込みまで完結
  • 契約時、決算書の提出が不要
  • クレジットカードで支払える
  • 付帯の自動車保険の補償内容が手厚い
  • 中途解約できる(※)
  • トヨタ・レクサス正規販売店で車検・メンテナンスが受けられる
  • 万一の事故の際も最大5万円で修理可能
  • 初期投資を抑えられる
  • 月額利用料は全額経費として計上できる
  • 経費処理が楽になる

※「初期費用フリープラン」は中途解約金が別途かかります。

これだけでなく、ニーズに合わせて最適なプランを選べるのも「KINTO」の大きな魅力。

初期投資を抑えて利用を始めたい場合は「初期費用フリープラン」、事業ニーズに合わせて柔軟に社用車を見直したい場合は、「解約金フリープラン」がおすすめです。

≪事業ニーズに合わせて選べる契約プラン≫

プラン初期費用フリープラン解約金フリープラン
取り扱いメーカー・車種トヨタ車/レクサス車/モリゾウセレクショントヨタ車/レクサス車
新車or中古車新車新車
契約期間3年/5年/7年※レクサス車、モリゾウセレクションは3年のみ3年(満了後再契約可能。)※最大2回まで(一回につき2年)
契約満了後乗り換え、返却再契約、乗り換え、返却
初期費用なし申込金として月額5か月分相当※申込金の支払いはクレジットカード払いのみ
月額料金KINTO公式サイトでお見積りKINTO公式サイトでお見積り
中途解約規定の中途解約金を支払い可能・解約金なし
走行距離制限1500km×リース月数1500km×リース月数
経費計上月額利用料を損金扱い※オペレーティング・リース取引に分類される場合月額利用料を損金扱い※オペレーティング・リース取引に分類される場合

このほか、納期の早さが特徴の「KINTO ONE(中古車)プラン」と、安心して電気自動車を楽しめる「bZ4Xプラン」もあります。

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まとめ

この記事では、「KINTO」の法人契約の流れと必要書類などについて解説しました。また、「KINTO」を法人契約するメリット・デメリットについてもお伝えしました。

制限距離制限や原状回復といった返却時の留意点はあるものの、WEBで契約まで完結でき、月額料金に手厚い任意保険まで含まれるなど、メリットはそれを上回ります。

「KINTO」なら、取り扱い全車種で法人契約が可能です。社用車を導入する際には、ぜひ「KINTO」をご検討ください。

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この記事を書いた人

マネ子

ファクタリング・金融系の発信をするWEBライターです。お金にまつわる情報をWEBメディアで執筆しています。

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