ファクタリング手数料の上限は?相場を比較!高い?計算方法、違法業者の解説

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「ファクタリングの見積もりを依頼したら、30%の手数料を請求された」

「初めてファクタリングを利用するので、相場がどのくらいか知りたい」

このように悩んでいませんか。事業資金が不足しているときは、少しでもコストを抑えたファクタリングを利用したいですよね。

そこで本記事では、ファクタリング手数料の相場や計算方法、違法業者に引っかからないためのポイントを解説します。

手数料相場が安いおすすめのファクタリング業者も比較しながら紹介するので、円滑に事業を進めたい法人や個人事業主はぜひご覧ください。

ファクタリング手数料の相場を比較!高い?上限や計算方法、違法業者の解説

ファクタリングの手数料相場は2社間が2〜20%、3社間は0.5〜9%です。各ファクタリング業者やサービスの手数料相場は、以下の通り。

【ファクタリング業者別の手数料相場】

ファクタリング業者・サービス2社間ファクタリング3社間ファクタリング
ビートレーディング4〜12%2〜9%
トップ・マネジメント3.5〜12.5%0.5〜3.5%
No.15〜15%1〜5%
onfact2〜20%
MBpay一律8%
OLTAクラウドファクタリング2〜9%
PAYTODAY1〜9.5%
QuQuMo1%〜

取引先が介入しない2社間ファクタリングの場合、業者は売掛先に売掛債権の実在性を確認できません。

また、利用者が複数の業者に請求書を売却するリスクもあるため、2社間ファクタリングは3社間に比べて手数料が高い傾向です。

ただ、2社間ファクタリングでもPAYTODAYやQuQuMoといった、最低手数料を1%に設定しているサービスもあります。

手数料は売掛先の信用力や請求書の金額、ファクタリングの利用実績によって決まるので、複数の業者に見積もりを依頼してみましょう。

ファクタリング手数料の計算方法

ファクタリングの費用は、売掛債権金額に手数料(%)を掛けると算出できます。例えば、500万円の債権に手数料10%が発生する場合、費用は50万円です。

手数料が1%の場合、費用は5万円ですから、10%のファクタリング業者よりも45万円のコストを削減できる可能性があります。

ただ、ファクタリングには債権譲渡登記の費用や印紙代、出張費などが発生するケースもあるため、手数料以外のコストも比較したうえで利用先を決めてみてください。

ファクタリングの手数料に上限はない|違法業者に要注意。

ファクタリングの手数料には、上限が決められていません。悪質な業者に引っかからないように、ファクタリングの利用時に気を付けるポイントを解説します。

  • 手数料の内訳が不明確
  • 償還請求権が発生する

手数料の内訳が不明確

ファクタリングの手数料相場に比較し、高額な支払いを要求する業者は、費用を上乗せしている可能性があります。

悪質な業者は、手数料として高額な着手金や審査料、事務費用を請求する場合があるのです。ファクタリングの見積もりの際は、手数料の内訳をチェックしてみてください。

不明な手数料が請求されているときは業者に費用の詳細を確認し、納得したうえで手続きを進めましょう。

償還請求権が発生する

ファクタリングには償還請求権がないので、売掛先が倒産しても利用者に支払義務は発生しません。

売掛金を回収できないときに支払義務が発生するのは、償還請求権のある「ウィズリコース」の取引です。

ウィズリコースの取引は貸金業に該当する恐れがあり、営業には登録が必要です。無登録の貸金業者は違法な取り立て行為に及ぶヤミ金融なので、金融庁も注意喚起しています。

ファクタリングは償還請求権の有無を確認のうえ、申し込みましょう。

【徹底比較】手数料相場が安いファクタリング業者

手数料相場が安いおすすめのファクタリング業者を紹介します。

ファクタリング業者手数料相場2社間3社間
QuQuMo1%〜×
日本中小企業金融サポート機構1.5%〜
GMO BtoB早払い1〜10%(※)×
PAYTODAY1〜9.5%×
Easy factor2〜8%×
※請求書買取の手数料相場です。

①QuQuMo

QuQuMoは、最短2時間で入金されるファクタリングサービスです。利用可能額に制限がなく、間口の広い資金調達に対応しています。

必要書類は請求書と通帳のみですし、面談もありません。ただ、事業の状況によっては電話にて簡単な聞き取りを実施する場合があります。

また、法人だけでなく、個人事業主も利用可能です。2社間ファクタリングなので、売掛先に債権の売却を知られる心配もありません。

手数料相場1%〜
利用可能額無制限
ファクタリング形式2社間
入金までの期間最短即日(※)
個人事業主
オンライン完結
※申込の時間帯により、入金が翌日以降になる場合があります。

【QuQuMoはこちら】

ビートレーディング

ビートレーディング」は、法人のみならず個人事業主の利用も可能とする人気のサービスです。

請求書の買取の他にも、「診療報酬」「介護報酬」「注文書」といった他社では取り扱いがないサービスを用意しています。

さらに、個人事業主が保有する発注書・注文書を買取してくれるので、気になる方は詳細を確認してみてください。

また、入金スピードが最短2時間と迅速です。

緊急事態に陥っている事業者の助けとなってくれるので、急を要する方は相談してみると良いでしょう。

運営会社株式会社ビートレーディング
利用対象者法人、個人事業主
買取可能額下限上限なし
手数料2社間:4%~12%3社間:2%~9%
入金スピード最短2時間
契約の種類2社間、3社間、診療報酬、介護報酬、注文書
債権譲渡登記不要
オンライン手続き可能

ビートレーディングはこちらから

②日本中小企業金融サポート機構

日本中小企業金融サポート機構は、2022年9月時点、支援総額113億円を超えるファクタリング業者です。取引社数は4,800社を誇っており、買取金額に制限がありません。

3万〜2億円の買取実績があるため、幅広い企業のニーズに応えてくれるでしょう。日本中小企業金融サポート機構は、2社間と3社間のファクタリングを扱っています。

事業者の状況に応じて最適なサービスを提案してくれるので、ファクタリングの種類に悩んだら一度日本中小企業金融サポート機構に相談してみてはいかがでしょうか。

手数料相場1.5%〜
利用可能額無制限
ファクタリング形式2社間、3社間
入金までの期間最短即日(※)
個人事業主
オンライン完結
※申込の時間帯により、入金が翌日以降になる場合があります。

【日本中小企業金融サポート機構はこちら】

③GMO BtoB早払い

GMO BtoB早払いは、2019年時点、リポート率が86%を超えるファクタリングサービスです。プランは、スポットタイプと2回以上の利用に最適な継続タイプの2種類

1年間の継続タイプは1回につき2社以上の請求書買取に対応していますし、スポットタイプよりも最低手数料が0.5%低く設定されており、コストを抑えられる可能性があります。

なお、税金や社会保険料の未納分がある法人は、分納手続きを済ませないと債権買取に対応してもらえないので、気を付けてください。

手数料相場(※)請求書買取:1〜10%注文書買取:2〜12%
利用可能額100万〜1億円
ファクタリング形式2社間
入金までの期間最短2営業日
個人事業主不可
オンライン完結
※継続タイプの手数料相場です。

GMO BtoB早払いはこちら

④PAYTODAY

PAYTODAYは、最短30分で振り込まれるファクタリングサービスです。審査はAIによってオンラインで行われるため、スピーディーな資金調達が叶うでしょう。

累計申込額は100億円を突破しており、個人事業主や創業から間もない企業も利用できます。売掛債権は10万円分から売却できるうえ、最大90日後の請求書まで買取が可能です。

他社のファクタリングを利用中でも譲渡していない売掛債権なら売却できるので、至急資金を工面したい事業者は申し込んでみてはいかがでしょうか。

手数料相場1〜9.5%
利用可能額10万〜
ファクタリング形式2社間
入金までの期間最短即日(※)
個人事業主
オンライン完結
※申込の時間帯により、入金が翌日以降になる場合があります。

【PAYTODAYはこちら】

⑤Easy factor

Easy factorは、株式会社No.1が提供するファクタリングサービスです。Zoomとクラウドサインを利用し、オンラインで手続きが完結します。

また、手数料相場は2〜8%と上限が低めに設定されており、ほかの費用も請求されないので、コストを抑えた資金調達が期待できるでしょう。

見積もりは、請求書の提出から最短10分で結果が通知されます。15時までに手続きが完了すると最短即日に振り込まれるため、まずは見積もりを依頼してみてはいかがでしょうか。

手数料相場2〜8%
利用可能額記載なし
ファクタリング形式2社間
入金までの期間最短即日(※)
個人事業主
オンライン完結
※申込の時間帯により、入金が翌日以降になる場合があります。

【Easy factorはこちら】

ファクタリング手数料相場に関するFAQ

ファクタリングの手数料相場に関する質問に、回答します。

  • インボイス制度はファクタリングに影響する?
  • ファクタリングを利用するにあたって消費税はかかる?

Q1.インボイス制度はファクタリングに影響する?

ファクタリングは、インボイス制度(=適格証明書等保存方式)に影響しません

インボイス制度は消費税の仕入税額を正しく計算するために、2023年10月1日にスタートしました。ファクタリングは非課税の取引なので、インボイス制度に影響しません。

ただ、悪質な業者はインボイス制度の名目で高額な手数料を要求する恐れがありますから、気を付けましょう。

Q2.ファクタリングを利用するにあたって消費税はかかる?

ファクタリングには、消費税がかかりません国税庁のサイトでも、金銭債権の譲渡は非課税だと記されているのです。

なお、2社間ファクタリングの利用時に債権譲渡登記の手続きを司法書士に依頼する場合は、報酬に消費税が発生します。

ファクタリング業者の見積もりに消費税が含まれているときは、内訳を確認のうえ手続きを進めてみてください。

まとめ

ファクタリングの手数料相場は、以下の通りです。

  • 2社間ファクタリング:2〜20%
  • 3社間ファクタリング:0.5〜9%

ファクタリングの費用は、売掛債権金額に手数料(%)を掛けると算出できます。

手数料相場が安い資金調達なら、本記事で紹介した以下のファクタリング業者・サービスがおすすめです。

ファクタリングには、手数料の上限がありません。利用時は、請求される手数料の内訳をチェックしてみてください。

また、売掛金を回収できないときに支払義務が発生しないファクタリングを選びましょう。

支払義務が設けられた償還請求権のある取引は、貸金業に該当する恐れがあります。無登録で営業するヤミ金融は違法な取り立て行為に及ぶため、利用は危険です。

仕入れや融資までのつなぎに資金が必要なときは手数料相場が安く、スピーディーなファクタリングを利用し、円滑に事業を進めましょう。

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この記事を書いた人

マネ子

ファクタリング・金融系の発信をするWEBライターです。お金にまつわる情報をWEBメディアで執筆しています。

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