ANA JCBカードプレミアムは、ANAとJCBが提携発行するプラチナカード。
最高峰のサービスを受けられるため、出張や旅行の機会が多い方に愛用されています。
この記事では、ANA JCBカードプレミアムの特徴を徹底解説!
メリットからデメリットまで全てまとめました。
ぜひ参考にしてくださいね。
この記事の監修者
高橋
クレットカードメディア編集長
今までに作ったクレジットカードは楽天カードやイオンカードなど10枚に渡り、日常生活の支払いは全てクレジットカードという徹底ぶり。多くのクレジットカードを使いこなしたからこそ分かる、お得なクレジットカード情報をお伝えします!
ANA JCBカードプレミアムはハイクラスなANAカード
ANA JCBカードプレミアム | 詳細 |
---|---|
年会費 | 77,000円(税込) |
ポイント還元率 | OkiDokiポイント:0.1% マイル:1.0% |
国際ブランド | JCB |
申し込み対象 | 20歳以上(学生不可) |
ANA JCBカードプレミアムは、ANA JCBカードの中でも最高峰のステータスと特典を誇ります。
年会費は77,000円(税込)と高額ですが、その分サービスや特典が充実しているのが特徴。
旅行傷害保険が最高1億円、国内線ANAラウンジサービスが無料利用など…
旅行関連の特典を重視する方にとって、使い勝手の良い1枚です。
また、入会時と2年目以降の継続ボーナスとして、毎年10,000マイルもらえます。
「マイルを貯める」という点で、非常に優秀なカードですね。
下位カードとの違いは、以下の通りです。
種類 | 入会ボーナス | 搭乗ボーナス | 継続ボーナス |
---|---|---|---|
ANA JCBカードプレミアム | 50% | 10,000マイル | |
ANA JCBワイドゴールド | 25% | 2,000マイル | |
ANA JCBカード | 10% | 1,000マイル |
入会・継続ボーナスともに、プレミアムはANA JCBワイドゴールドカードの5倍。
ANAの飛行機を利用する方は、この機会にぜひ検討してみてください。
ANA JCBカードプレミアムの審査は厳しい?
ANA JCBカードプレミアムの申し込み難易度は、少々高め。
ゴールドカードに比べてステータス性や年会費も高いため、審査基準も厳しくなっています。
ここでは、ANA JCBカードプレミアムの審査について詳しく見ていきましょう。
申し込み対象は20歳以上
ANA JCBカードプレミアムの申し込み対象は20歳以上です。
18歳以上で申し込み可能な一般カードに比べて、申し込み基準が少し厳しくなっています。
また、公式サイトには以下のような記載もありました。
- 〈本会員〉 20歳以上(学生不可)でご本人に安定継続収入のある方
- 〈家族会員〉 生計を同一にする配偶者・親・子供(高校生を除く18歳以上)の方。
家族カード発行にも、年齢制限があります。
上記の条件をクリアしていれば、誰でも申し込みは可能ですよ♪
安定した年収と良質なクレヒスは必須
申し込み対象には「安定した継続収入」と記載されています。
年会費の高さから見ても、中間管理職程度の年収や勤務年数が必要でしょう。
また、クレジットカードの審査ではクレヒスも重要視されます。
クレヒスとは…
クレジットカードやローンの履歴と、それに基づく信用情報のことで、支払いや返済に遅滞なく適切に利用していれば「よいクレヒス」と判断されます。
一方で、支払いや返済に延滞があったり、多重申し込みがあったりすると「悪いクレヒス」として、今後の審査に悪影響を及ぼす可能性があります。
引用:JCBカード公式サイト
クレヒスに傷があると、審査通過は難しくなります。
支払い遅延にはくれぐれも注意しましょう。
ANA JCBカードプレミアムのようなステータス性の高いカード審査であれば、特にクレヒスは重要視されるはずです。
余裕を持って年会費を支払える年収が必要
安定した継続収入があり、クレヒスに問題がなければ審査通過の可能性は充分あります。
とはいえ、「安定した継続収入」というのは、少し曖昧な表現ですよね。
一つのハードルとして考えるなら「余裕を持って年会費77,000円を支払える年収」です。
ANA JCBカードプレミアム申し込みの際には、現在の収入を考慮して検討しましょう。
ANA JCBカードプレミアムの5つの特徴
ANA JCBカードプレミアムの特徴を5つご紹介します。
①年会費は77,000円(税込)
ANA JCBカードプレミアムの年会費は77,000円(税込)。
家族カードは、1枚につき4,400円です。
一般カードと比べると高額ですが…
同社プレミアムカードの中では、比較的安価。
ANA発行のプレミアムカード年会費は、以下の通りです。
- ANA Visaプラチナ プレミアムカード:88,000円
- ANAダイナース プレミアムカード:170,500円
- ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード:165,000円
ANA JCBカードプレミアムは、ANAが発行するプレミアムカードの中でも高コスパと言えます。
②マイル還元率は実質1.3%
ANA JCBカードプレミアムのマイル還元率は1.0%です。
日常のショッピング1,000円につき通常獲得ポイントが1ポイント。
マイレージ移行で1ポイント=10マイルになります。
また、通常獲得ポイントにプラスしてボーナスポイントも1ポイント付与され…
ボーナスポイントのマイレージ移行は1ポイント=3マイルです。
そのため、実質マイル還元率は1.3%となります。
マイルの移行方法は、以下の2つのコースから選択可能です。
- マイル自動移行コース…通常獲得ポイントを毎月自動でマイルに移行。
- マルチポイントコース…貯まったポイントを好きな時にマイルおよび他の商品と交換。
どちらのコースも1ポイント=1マイルで、マイル移行手数料は無料です。
ANAの飛行機をよく利用する方は、ANA JCBカードプレミアムで決済すればお得にマイルが貯まりますね。
ANA特約店では最大2倍のポイント還元
ANAカードマイルプラス加盟店では、通常の2倍のポイントが貯まるため、還元率は2.0%です。
クレジットカード会社のポイントとは別に、マイルが加算されます。
通常の支払いでは10,000円につき100マイルですが…
ANAカードマイルプラス加盟店で10,000円の買い物をすれば、合計200マイル貯まります。
③旅行傷害保険は最大1億円
ANA JCBカードプレミアムは、旅行傷害保険が最高1億円!
主な補償内容は、以下の通りです。
保険 | 海外 | 国内 |
---|---|---|
旅行傷害保険 | 最高1億円 | 最高1億円 |
航空機遅延保険 | 最高4万円 | 最高4万円 |
ショッピング保険 | 最高500万円 | 最高500万円 |
海外・国内ともに旅行傷害保険が最高1億円も補償されるカードは希少です。
ANA JCBカードプレミアムを保有していれば、安心して旅行できるでしょう。
④ANA国内空港ラウンジが無料
国内の主要空港および、ハワイ ホノルル国際空港内にあるラウンジを無料で利用できるサービスです。
空港ラウンジを使えば、出発前の待ち時間が上質な時間になりますよ♪
また、世界1,100ヶ所以上の空港ラウンジをお得に利用できる「ラウンジ・キー」も利用可能です。
プライオリティ・パスも付帯
プライオリティ・パスとは、世界1,700ヶ所以上のVIPラウンジが利用できる会員証。
ANA JCBカードプレミアムにはプライオリティ・パスが付帯されています。
国内だけでなく、世界中の空港ラウンジが利用できるのがANA JCBカードプレミアムの強みです。
注意点としては…
2019年頃からプライオリティ・パスの改悪が続いています。
直近では、2024年10月31日以降レストラン・リラクゼーション・宿泊施設の割引サービスが終了。
今までは1人あたり3,400円(税込)まで割引されていましたが、別途料金となりました。
改悪によりサービスが受けられない可能性がある点には注意しましょう。
⑤プラチナ・コンシェルジュが24時間365日対応
ANA JCBカードプレミアムの特筆すべき特典の一つが、プラチナ・コンシェルジュ。
プラチナ・コンシェルジュとは、様々な要望に24時間365日答えてくれるVIPサービスです。
旅行の手配やレストランの予約、チケットの取得代行など…
ありとあらゆるサービスを24時間365日受けられます。
忙しい方こそプラチナ・コンシェルジュを利用しましょう。効率良くスピーディーになること間違いありません。
ANA JCBカードプレミアム3つのメリット
ANA JCBカードプレミアムのメリットを3つ紹介します。
①ANAマイルが貯まりやすい
ANA JCBカードプレミアムは、ANAマイルが貯まりやすいクレジットカード。
ANA便に搭乗すると、区間基本マイレージに加えて、50%のボーナスマイルを獲得できます。
例えば、区間基本500マイルのコースに登場すれば、750マイルものボーナスマイルが獲得可能。
ボーナスマイルの計算式は「区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×50%」です。
また、ANA JCBカードプレミアムのカード継続時には毎年10,000マイルもらえます。
持っているだけでお得にマイルが獲得できるコスパ最強カードです。
②楽天Edyチャージでもマイルが貯まる
ANA JCBカードプレミアムは、楽天Edyへのチャージでもマイルが貯まります。
200円につき1マイル貯まるため、還元率は0.5%です。
他のANAカードでは、電子マネーへのチャージがポイント付与の対象外となる場合が多い中…
ANA JCBカードプレミアムはチャージでもマイルが貯まるのがメリット。
日頃からムダなくマイルを貯めたい方にピッタリです。
③ANA・JCBのサービスで割引が受けられる
ANA JCBカードプレミアムはANAとJCBが提携発行しているカード。
そのため、ANAとJCB両方のサービスを受けられます。
特筆すべきは、空港ラウンジ利用。
ANA JCBカードプレミアムを保有していれば、以下のラウンジが無料で利用できます。
- ANAラウンジ
- JCB提携ラウンジ
- プライオリティ・パス提携の空港ラウンジ
また、ラウンジ以外にも機内販売や免税店で割引が受けられるのも特徴です。
ANAグループ空港内の免税店では商品が10%オフ、旅行ツアー料金は5%オフで購入できます。
とにかく、ANAをお得に利用できる特典が充実していますよ♪
ANA JCBカードプレミアム2つのデメリット
ANA JCBカードプレミアムのデメリットは、以下の2点です。
①年会費が高額
ANA JCBカードプレミアムは、年会費77,000円(税込)と高額。
ゴールドカードと比較しても、4〜5倍程度の維持コストが必要な点がデメリットです。
しかし高額な年会費の分、特典の充実度やステータス性に優れています。
頻繁にANAを利用する方であれば、簡単に年会費分の元が取れますよ。
付帯保険も充実しているうえに、プラチナ・コンシェルジュも利用できるため…
もしもの時に頼りになる優秀なカードです。
②特典はJCBザ・クラスに劣る
JCBが発行するクレジットカードに「JCBザ・クラス」があります。
JCBで最もランクが高いカードであるため、ステータス性の高さが自慢です。
年会費が55,000円と安いうえ、グルメ特典やメンバー限定の会員サービスがとても充実しています。
ANAの特典にこだわりがない場合、JCBザ・クラスを保有しても良いでしょう。
ANAの特典やサービスを重視する場合は、ANA JCBカードプレミアムを持つべきです。
JCBザ・クラスのインビテーションが受けられない
インビテーションとは…
クレジットカードを利用していると、カード会社から「よりステータスの高いカードに申し込みませんか」という案内が届くことがあります。これはインビテーションといい、選ばれた方だけが受け取れる特別な招待状のようなものです。
引用:JCB公式サイト
ANA JCBカードプレミアムでは、残念ながらJCBザ・クラスのインビテーションは受けられません。
ANA JCBカードプレミアムは、ANAとJCBが提携発行する最高峰のクレジットカードです。
JCBザ・クラスのインビテーションを受けるには、JCBプラチナの利用が必須。
間違えないように注意しましょう。
ANA JCBカードプレミアムについてQ&A
ANA JCBカードプレミアムについて、気になる質問をまとめました。
参考にしてくださいね。
Q1. ETCカードは付帯できる?
A. ETCカードを付帯することが出来ます。
ANA JCBカードプレミアムのETCカードは年会費無料。
手続きは「Web申し込み」と「電話申し込み」のどちらでも可能です。
申し込みから約1週間で発行されます。
Q2. ANA JCBカードプレミアムの評判は良い?
A. 旅行頻度の高い利用者から高評価を得ています。
ANA JCBカードプレミアムは、コンシェルジュと付帯保険の手厚いサポートが魅力。
旅先での不安を解消できる頼もしいパートナーとして、評判のクレジットカードです。
Q3. ANA VISAプラチナプレミアムカード(年会費88,000円)とどちらがお得?
A. 年間決済額が400万円未満の場合、ANA JCBカードプレミアムがお得です。
1マイル2円の場合、損益分岐点は、年間決済額400万円。
400万円を超える場合はVISA、400万円未満の利用になる場合はJCBがお得です。
利用状況を確認し、自分に合ったカードを選びましょう!
ANA JCBカードプレミアムはコスパ最強のプラチナカード!
- ANA JCBカードプレミアムは年会費77,000円(税込)で最高峰のステータスと特典を受けられるハイクラスカード。
- マイルが貯まりやすく、入会時と毎年の継続時に10,000ボーナスマイルもらえる。
- 審査は厳しく、申し込み条件は「20歳以上(学生不可)で安定した継続収入のある人」
- 審査通過のために、余裕をもって年会費を払える安定した収入と、クレヒスを綺麗に保つことが重要。
- 特徴は「年会費77,000円」「マイル還元率1.0%(ボーナスで実質1.3%)」「旅行傷害保険最高1億円」「ANA国内空港ラウンジ無料」「プラチナコンシェルジュ24時間365日対応」の5つ。
- メリットは「マイルが貯まりやすい」「楽天Edyチャージでもマイルが貯まる」「ANAとJCBのどちらでも割引サービスを受けられる」
- デメリットは「年会費が高い」「特典はJCBザ・クラスに劣る」
- ETCカードを年会費無料で付帯可能。
年会費は77,000円と少し高額ですが…
ANA関連サービスが充実しており、ANAの飛行機をよく利用する方におすすめです。
ANA JCBカードプレミアムは公式サイトから申し込み可能。
一般的なプラチナカードのようなインビテーションは必要ありません。
審査通過すれば誰でも保有できるため、気になる方はこの機会に申し込んでみてはいかがでしょうか。