カードローンの審査では、必ず年収に関する調査が行われます。

なぜなら、カードローンはお金を借りているだけで、後々「借入額＋利息」を返済しなければならないからです。

そのためには安定した継続収入が必要ですからね。

また、法律によって「信用、借入れの状況、返済計画その他の返済能力に関する事項を調査しなければならない（※）」と定められています。

では、年収で嘘をつくとどうなるのでしょうか？

本記事では、カードローンの審査で年収を嘘つくとバレるのか解説します。

加えて、年収がいくらあればカードローンの審査に通りやすいのか、少ない年収でも借りられるカードローンについてもお伝えします。

※参考：e-GOV法令検索「貸金業法｜第十三条」

カードローン審査で年収の嘘はバレる？消費者金融へのごまかし・勤務先・他社借入・アコム・知恵袋など

まず、カードローンの審査で年収を嘘つくと高確率でバレます。

というのも、カードローンの申込時に以下のような条件に合致していると、収入証明書の提出が求められます。

• 貸金業者から50万円を超える借入を行う時
• 複数の貸金業者から借入があり、新規借入で総額100万円を超える時
• 各カードローンが規定する借入金額を超える時

カードローン会社によって、収入証明書の提出を求める条件は異なるものの、大半は上記3つのうちいずれか1つに該当する場合です。

そして、収入証明書を提出すれば100％の確率で嘘がバレます。

また、申込者が申告した年収に疑いを持たれた時も、収入証明書の提出を求められる可能性があります。

以上の理由から、カードローンの審査で年収を嘘つくとバレてしまうわけです。

加えて、万が一嘘がバレなかったとしても、無理して借りれば後々返済が苦しくなるので、絶対に嘘をつくのはやめましょう。

直近2ヶ月分の給料明細の提出をしますので、その時点で月収から割出される年収と、あなたが入力した年収との差異が出ます。

通常であれば、プロミスでの借り入れ金額が50万円まで、または他社との借り入れ金額が100万円までなら収入証明書類は不要ですが、入力内容に不審点がありますと、総量規制の範囲で正しく融資が出来ないと判断され、収入の確認の為に源泉徴収票など追加で収入証明書の提出を依頼される可能性があります。

引用：Yahoo!知恵袋

カードローンは手取り年収いくらあれば借りられる？

カードローンは、決して年収が低いと審査で不利になるわけではありません。

審査では、年収の多さだけでなく、収入の安定性もチェックされるからです。

そして、安定性とは収入がどのくらいの期間続いているかということです。

例えば、昨年の年収が1,000万円と多くても、それが1年しかなかった場合は安定していると見なされず審査で不利になります。

反対に、年収が250万円と少ない場合でも、それが3年や5年と長期にわたり継続していれば、安定していると見なされて借り入れできる可能性が高いでしょう。

ただし、年収の多さは限度額などに影響を及ぼします。

そこで続いては、年収に対する限度額について解説します。

• カードローンの限度額は年収で決まる？
• 年収の3分の1以上借りられないって本当？
• 年収500万円の人はカードローンの限度額いくら？

カードローンの限度額は年収で決まる？

カードローンの申し込みページを確認すると、よく「限度額800万円」といった記載がみられます。

この場合、カードローンで借りられる最大限の金額が800万円という意味です。

しかし、利用者全員が800万円まで借りられるわけではありません。

実際には、最小限度額と最大限度額の間で、「この人なら〇〇万円まで融資できる」と個別に上限が決められます。

その際の上限の設定で用いられるのが年収額です。

もちろん、年収300万円なら100万円まで融資できるといった機械的な決め方はせず、それぞれの事情を考慮して決められます。

ただその中で、「年収いくらなら限度額はいくらまで」といったルールが定められているのも事実です。

年収の3分の1以上借りられないって本当？

「年収がいくらなら限度額はいくらまで」といったルールを決める際に用いられるのが、「総量規制」と呼ばれる法律です。

総量規制とは、過度な借入れから消費者を守るため作られた法律で、貸金業者から借りられるお金の総額の上限を規制しています。

具体的な取り決めは次の通りです。

年収などを基準に、その3分の1を超える貸付けが原則禁止されています（総量規制）。例えば、年収300万円の方が貸金業者から借入れできる合計額は、最大で100万円となります。
引用：日本貸金業協会「お借入れは年収の3分の1までです」

このように、年収の3分の1を超える借入は原則としてできません。

しかも、この年収の3分の1という金額は、1社あたりの借入額ではなく、現在借り入れている全ての会社の合計です。

例えば、年収300万円の人がすでにA社から50万円借りていたら、次にB社から借りられるのは最大50万円となります。

年収500万円の人はカードローンの限度額いくら？

総量規制に当てはめて考えると、年収500万円の人が借りられる限度額は、最大166万円程度です。

貯金が多いなどその他の条件が優れていても、これ以上の限度額になるケースは原則としてありません。

反対にその他の条件が悪いと、166万円より低い限度額となる可能性があります。

もちろん、おまとめローンや住宅ローンなど一部の借入では、年収の3分の1を超える限度額になるケースはあります。また、銀行融資も総量規制の対象外です。

しかし、一般的なカードローンの借入の場合、年収の3分の1が目安だと考えた方が良いでしょう。

少ない年収でも借りられるカードローン

年収の多さは、あくまで限度額の設定が高くなるだけで、審査で有利になるわけではありません。

そのため、年収が少なくても安定した収入があれば借入は可能です。

そこで続いては、少ない年収でも受け入れてくれるのカードローンを5つご紹介します。

• セブン銀行カードローン
• アイフル
• SMBCモビット
• プロミス

セブン銀行カードローン：最短即日審査

画像：セブン銀行カードローン

満70歳未満まで利用可能な、セブン銀行カードローンは、銀行カードローンの中でも審査スピードが早く、最短即日審査にも対応しています。

申し込みには口座開設が必要ですが、全てオンラインで完結でき10分ほどで開設できるので手間がかかりません。また、安定した収入があれば、アルバイトやパートでも申込みできます。

契約後はカードの到着を待たずにスマホから借入できます。

※口座がない方は、申込から融資までに2週間以上かかる場合があります
※利用限度額によって借入金利が異なります。
※カードローンは計画的にご利用ください。

【セブン銀行カードローンはこちらから】

アイフル

画像：アイフル

「アイフル」は、アルバイトやパートといった比較的年収が低い方に対しても、その他の条件を審査して、返済能力に問題がないと判断できれば融資してくれるカードローンです。

年収が200万円以下であっても、継続して収入を得ていたり、他社からの借入が少なかったりすれば、融資してもらえる可能性が高いでしょう。

またアイフルでは、初回申込みの方に限り30日間の無利息期間を設けているので、上手に活用すれば負担なく借入が可能です。

※1：ご利用限度額50万円超、または他社を含めた借り入れ金額が100万円超の場合は源泉徴収票など収入を証明するものが必要です。

※2：申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。

【アイフルの貸し付け条件はこちら】

SMBCモビット

「SMBCモビット」は、アルバイトはパート、自営業といった収入が少ない、もしくは安定性が低い方に対しても利用できるとしているカードローンです。

その事実については、公式サイトに明記してあります。

年収が少なくても安定していれば借入が可能なので、年収が少なくて審査に通るか不安に感じている方は、SMBCモビットを検討してみてください。

※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。

【SMBCモビット詳細はこちらから】

プロミス

「プロミス」は、主婦や学生でも、アルバイトなどで収入を得ていれば申し込めるカードローンです。

その事実は、プロミスの公式サイトにて明記してあります。

このように、年収が少なくても安定して収入を得ていれば問題ありません。

プロミスは、他社が金利上限を18.0％とする中、17.8％と低めに設定しています。

たった0.2％の差でも、毎月の負担が軽くなるのは事実なので、少しでも返済額を少なくしたい方はプロミスがおすすめです。

※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。

【プロミスはこちらから】

アコム

画像：アコム

「アコム」は、比較的年収が少ないアルバイトやパートであっても、安定した収入があれば借入ができるとするカードローンです。

その事実については、公式サイトで明言されています。

また、自営業のような収入が不安定な雇用形態であっても、継続した収入があると証明できれば借入が可能です。

審査時間も最短20分（※）と業界トップクラスの早さを誇るので、急ぎの方はアコムに相談してみてください。

※お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

【アコム詳細はこちら】

カードローンの審査で重要なのは年収だけじゃない！通過のポイント

カードローンの審査で重要となるのは年収の多さだけではありません。

そこで最後は、審査で重要となるポイントについて解説します。

• 勤続年数の長さ
• 他社からの借入額
• 申し込み内容で嘘をつかない

勤続年数の長さ

1つ目のポイントは勤続年数の長さです。

何度もお伝えしている通り、年収が多くてもそれが長く継続していなければ、ローン会社は「この年収が将来的に続くのか？」と疑問を持ってしまいます。

当然、審査では不利になるでしょう。

反対に年収が少なくても、何年にもわたり収入を得ていれば、ローン会社は「この収入が今後も続くだろう」と判断して融資してくれる可能性が高まります。

一般的に、勤続年数は最低でも1年程度はあった方が良いとされています。

年収が少ないと不安に感じているなら、勤続年数の長さでカバーした方が良いので、3年程度は働いてから申し込むと良いでしょう。

他社からの借入額

2つ目のポイントは他社からの借入額です。

総量規制のお話でもお伝えした通り、複数の借入額の合計が年収の3分の1を超えてはいけません。

当然、他社からの借入額が多いと、追加で借りられる金額は少なくなるので、その他の審査項目次第では借入が難しくなります。

ただし、全く借入経験がない場合よりも多少借入経験があり、なおかつ完済した実績の場合の方が、「この人はちゃんと返済した過去がある」とわかるので有利です。

カードローンを利用する際は、少額から借りて完済し実績を作ったうえで、他社からの借入額がゼロの状態で申し込むと良いでしょう。

申し込み内容で嘘をつかない

3つ目のポイントは、申し込み内容で嘘をつかないことです。

年収だけでなく、どの項目であっても嘘をつけばバレる可能性があります。

そして、嘘がバレると「この人は嘘をつく人」と思われて信用を失います。

正直に申告していれば審査に通った可能性だってあるのに、嘘によってチャンスを失うのは非常にもったいないでしょう。

また、どうせバレる嘘をついて評価を落とすくらいなら、正直に申告して「この人は信頼できる」と評価された方がプラスに働きます。

カードローンの申し込みでは、必ず嘘はつかず正直に内容を記入するようにしてください。

まとめ

今回は、カードローンの審査で年収を嘘つくとバレるのかについて解説しました。

年収で嘘をついても、収入証明書の提出を求められれば簡単にバレてしまいます。

そして、嘘をつく人と思われて、今後同じカードローンの審査で不利になる恐れもあります。

どうせバレる嘘をつくくらいなら、事実を伝えて正直さをアピールするようにしてください。