https://president.jp/articles/-/40385?page=1
>6度の開発延期でも、反省の色なし
■「技術的なブランクへの心配」は当初からあった
■ANA調達担当幹部「戦闘機を造っているんじゃないんだぞ」
■開発の足を引っ張った「変に高いプライド」
■戦艦「武蔵」や「零戦」を生んだプライドは崩れ去った
■連結売上高は4兆円前後で伸び悩んだまま
■重電大手外国勢や日立は三菱重工の先を行く
■三菱グループの「長兄」は次の150年間も生き残れるのか
>官民挙げての国産ジェット機開発に膨らんだ期待感は急速にしぼんでしまった。モノづくり大国ニッポンを牽引してきたはずの大企業が、オオカミ少年のような結末を迎えつつある。さらに、この失敗は三菱グループの企業力にもマイナスイメージをもたらしかねない——。
三菱重工がスペースジェットの開発に着手したのは2008年。経済産業省が音頭をとり、官民で「日の丸ジェット」を実現しようと立ち上げた。「国内市場が縮小、若者の車離れが進む中、自動車一本足の産業構造だと日本のものづくりはおぼつかない」(経産省幹部)。
自動車1台に使う部品数は2万〜3万。航空機になるとその数は2桁増える。それだけにその幹部は、「産業の裾野の広さは車とは比べものにならない。雇用確保にも大いに貢献する」と期待していた。
そんな大きな期待を持ってスタートした日の丸ジェット開発だった。しかし、当初から不安がなかったわけではない。民間ジェット機の開発は1962年の「YS11」以来のこと。YS11は1973年に生産を終えていた。それだけに三菱重工の幹部は「技術的なブランクへの心配がなかったかといえばウソになる」という。残念なことにその不安が的中してしまった。
>八方ふさがりの三菱重工。今年、創業150周年を迎えた三菱グループの「長兄」は次の150年間も生き残れるのか。正念場を迎えている。
投稿者:ムーミンママさん
投稿日:2020/11/15 12:10:08
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パパさん2021/01/23 07:37:19
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