「マッチングアプリで仲良くなった人のプロフィールが怪しい!どれぐらいの人が、プロフィールを盛っているのだろう?」
この記事では、上記のようなお悩みを解消します。
最後まで読めば、マッチングアプリの会員がどのようなプロフィール項目をどの程度盛っているかがわかります。
マッチングアプリでプロフィールを盛ることに関するアンケート調査の概要
この記事では、実際にマッチングアプリ経験者にアンケートを取り、プロフィールの盛り具合について調べた結果を紹介していきます。
アンケート調査の概要については、以下のとおりです。
- 調査方法:CrowdWorks
- 対象者:マッチングアプリ経験者
- 回答者数:500名
- 調査内容:年収・身長・年齢・職業・喫煙・飲酒・居住状況・体型・利用目的・プロフィールを盛ること、に関する実情の調査
アンケートの回答者は男女合計500名ですが、性別の比率は以下のとおりとなりました。
女性会員の声を色濃く反映した結果を紹介するので、男性会員がマッチングアプリを使う際の有益な情報になっています。
この記事で紹介する内容をしっかり理解して、マッチングアプリで素敵な相手を見つけるための参考にしてくださいね。
【結論】マッチングアプリでプロフィールを盛ったことがある人は過半数を占める!
初めに、この記事で紹介するアンケート調査の結果の総評について、簡単に紹介します。
そもそも、「マッチングアプリでプロフィールを盛る人はいるの?」と疑問に感じた人は少なくないでしょう。
今回のアンケート調査でプロフィールを盛った経験のある人の割合は、以下のとおりとなりました。
500人中の283人にあたる約56%の人がマッチングアプリを使う際、何らかのプロフィール情報を盛った経験があることがわかりました。
この結果より、マッチングアプリを使う際は「相手はプロフィールを盛っているかも」と疑ったほうが良さそうです。
ただし、まったく別人かのように感じるほど過度にプロフィールを盛っている人は少数派。
あくまでも、誤差の範囲内で許容できるような盛り具合の人が大半で、なかにはほとんど盛る人がいない項目もありました。
次の章から、プロフィールの項目別の盛り具合について詳しく紹介していきます。
あなたが重要視するプロフィール項目がどの程度盛られる可能性があるのかの参考材料にしてください。
①年収について
まずは、真面目にお付き合いする人を探す際に欠かせない「年収」の盛り具合について紹介していきます。
プロフィールの年収項目を盛った経験のある人(公開しないも含む)は、500人中88人で約17%でした。
なんとなく年収を盛る人が多そうなイメージですが、そこまで多くないことが判明。
「どうせなら、高い年収の人と出会いたい」と考える人は多いでしょう。
どれぐらいの年収の人がどの程度年収を盛っているのかを理解し、条件に合う相手かどうか判断するヒントにしてください。
年収599万円以下の人は年収を盛る傾向がある
ある程度稼いでいる人であれば、年収を盛る必要がないはずです。
どの程度の稼ぎの人が年収を偽る傾向があるのでしょうか。
年収を盛った経験のある人の数を、実際の年収別にまとめたグラフがこちらです。
年収0~199万円、200万円~399万、400万円~599万円、の3つの層を合計すると、98%になります。
このことから、599万円以下の人は年収を盛る傾向があることが判明。
特に、年収200万円~399万円の人だけで59%になり半数以上を占めます。
また、実際にどの程度の年収の人が多いのかも調査したところ、下記のような結果になりました。
年収600万円以上の人は全体の7%しかいません。
この結果からも、年収600万円以上の人は少数派であり、該当者は年収を盛っている可能性があることがわかります。
「年収600万以上=高収入」と考える人が多いとも捉えられますね。
「年収600万円の人と仲良くなれそう!」という人も、すぐに信じないように注意しましょう。
年収399万円以下の人は年収を隠す傾向がある
多くのマッチングアプリでは、公開したくないプロフィール項目を「設定しない」という選択肢もあります。
年収の項目を設定しない人は、実際の年収が200万円~399万円の人で9%、0~199万円の人で18%いました。
このことから、「年収399万円以下の人は、自分の年収が低いという自覚があり、隠したいと思っている」ことがわかります。
気になる相手のプロフィールを確認し年収項目が設定されていなければ、年収399万円以下の可能性が高いです。
相手が気にしている点であるともいえるので、仲良くなるまでは触れないのが無難でしょう。
【補足】男女の年収状況
「ライバルである同性の会員が、どの程度稼いでいるのか気になる!」という人もいるでしょう。
男性会員の年収を調べた結果、以下のようになりました。
年収200万円~399万円で35%、400万円~599万円で43%、併せて78%を占めました。
全体の約8割が年収200万円~599万円なので、この間に入っている人であれば、とりあえずライバルと同じ土俵で戦えるでしょう。
反対に、年収600万円以上の男性は14%しかいないので、ライバルと差別化できかなり楽に出会いを探せそうです。
女性会員の年収については、以下のような結果になりました。
年収200万円~399万円の人が60%で大多数を占め、年収0~199万円の人を含めると約8割になります。
「高年収の女性はマッチングアプリを使うほど出会いに困っていない」とも考えられます。
女性会員は全体的に男性会員よりも年収が低い傾向があるので、多少年収が低くてもチャンスを期待できるでしょう。
年収に自信がない人は、家庭的な面や気さくな面をアピールし、男性に興味をもってもらえる工夫をしましょう。
②身長について
次は、多くの人が盛っていそうな「身長」に関するアンケート調査の結果を紹介します。
身長について盛った経験がある人の数を調べた結果、以下のようになりました。
実際の身長を記載した人が80%以上を占めるので、基本的には身長を盛らない人のほうが圧倒的に多いようです。
会った際にバレやすいため、盛らずに実際の身長を記載する人が多いのだと考えられます。
身長については、相手が申告するものをそのまま信じても多くの場合は問題ないでしょう。
身長を盛った経験がある人の声を調べた結果、男女別に異なる傾向が見られたので紹介します。
男性は身長を高く盛る傾向がある
男女の身長の盛り方の違いについて、下記のグラフをご覧ください。
男性が身長を盛る場合、高く設定する傾向が強いです。
一般的に、「身長が高い男性のほうがモテる」と言われますが、それを意識する男性が多いのでしょう。
実際の身長からどの程度盛るかについては、区切りのよい範囲内に留める人が大半の様子。
170~174センチの人のうち175センチに盛る人が14%、165~169センチの人のうち170センチに盛る人が47%でした。
バレるかどうかの微妙なラインで盛る人が多いことから、「できるだけ自然な形で盛り、魅力的な男性だと思われたい」という思惑でしょう。
5センチ程度の盛り具合であればそこまで気にならないはずなので、女性は大目に見てあげましょう。
女性の身長の盛り方は人によって異なる
一方女性の場合、身長の盛り具合(嘘のつき方)は人によって異なります。
嘘の身長を記載した女性のうち、160センチ以上の72%の女性が実際の身長よりも低く設定していました。
同様に、身長150センチ代の88%の女性が実際の身長よりも高く設定していることが判明。
このことから、「身長が高い女性は低く見せたがり、身長が低い女性は高く見せたがる」ということがわかります。
「自分にないものを求めたい」という、女性の美への意識の高さがうかがえます。
男性は、実際に会う女性がイメージよりも高いケース・低いケースのどちらもありうることを覚えておきましょう。
③年齢について
多くのマッチングアプリでは、年齢確認の際設定している年齢と実年齢が一致する必要があります。
しかし、なかには実年齢と異なる年齢を設定しても年齢確認をクリアできるアプリもあります。
では、マッチングアプリで年齢を偽っている人はどれぐらいいるのでしょうか。
年齢の盛り具合について調べてみると、下記のような結果になりました。
93%の男女が実年齢を記載していることから、やはり大半の人は年齢を偽っていないようです。
ですので、よほど怪しい人物ではない限り、年齢を盛っている可能性を心配しなくて良いでしょう。
男女ともに40~50代が実年齢より若く設定する傾向がある
とは言え、年齢を偽って利用している人がまったくいないわけでもありません。
先ほどのグラフのとおり、年齢を偽っている人が約6%いるようです。
年齢を偽る場合、基本的には実年齢よりも若く設定する人が多く、男女ともに40代~50代の会員に多く見られました。
マッチングアプリの会員の大半は18歳~30代のため、できる限り年齢を近づけたいという考えがあるからでしょう。
顔写真の印象と設定してある年齢があまりにもかけ離れている場合、40代~50代が年齢を偽って利用している可能性があります。
あなたが50代以上の場合は、自分に適したマッチングアプリを使うことをおすすめします。
以下の記事では熟年層の方でも出会いやすいマッチングアプリを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
実年齢より若く設定した女性は身長160センチ以下が多い
年齢に関して、女性会員に興味深い傾向が確認できました。
実年齢より若く設定していた女性のうち、身長が160センチ以下の人が88%を占めていました。
「身長が低いため、年齢を若く設定して少しでも魅力的だと思われたい」と考えたからだと思われます。
母数があまり多くないため不確定要素ではありますが、男性会員が気になる女性を探す際の参考にしてください。
④職業について
仲良くなるまでは確認しづらい「職業」について、嘘をついている人はどの程度いるのでしょうか。
プロフィール欄の職業に関する項目で、嘘をついた経験がある人の割合は6%程度でした。
ほとんどの人が自分の職業を記載しているため、騙される可能性は低いといえるでしょう。
そのなかでも、職業を偽っている人に見られた傾向についても紹介します。
女性のほうが職業を盛る傾向がある
職業を盛っている人は、男女含めて34人でした。
そのうち、男性は10人なのに対し、女性は24人で倍以上いることが判明。
女性のほうが職業を盛る傾向が強いことがわかります。
様々な理由が考えられますが、先ほど年収の項目で紹介したとおり、女性会員のほうが年収が低い傾向があります。
職業が知られればおおよその年収もわかってしまうため、それを隠すために職業を偽る人がいると考えるのが妥当。
気になる女性の職業の真偽を確認したい場合は、メッセージのやり取りで仕事に関する話題を振って反応を見るとよいでしょう。
非正規雇用・無職の人は職業を盛る傾向がある
職業を盛る人は、実際にどのような職業に就いているのでしょうか。
職業を偽っている人のうち、非正規雇用、または無職の人が過半数の56%を占めていることがわかりました。
「正規雇用ではない、働いていないのが恥ずかしい」と考え、嘘の職業を設定する傾向があるようです。
職業を相手選びの参考にしたい人は注意しましょう。
自営業・フリーランスの職業の盛り方は人によって異なる
自営業・フリーランスの職業の盛り方は、それぞれ人によって異なるようです。
自営業・フリーランスであることを隠そうとする人と、嘘をついて自営業・フリーランスだと偽る人の両方がいるようです。
自営業・フリーランスであることを隠そうとする人は、稼ぎが不安定な部分を隠す狙いがあると考えられます。
反対に、自営業・フリーランスであると偽る人は、年収が高いように見せたいからでしょう。
「どのように盛れば、自分を魅力的に見せられるか」と考え、それぞれが違う工夫を取り入れていることがわかります。
⑤喫煙について
相手選びの際、「喫煙」の有無について重要視する人は多いでしょう。
喫煙の有無について嘘をついている人は5%で、ほとんどの人がプロフィールに正しい情報を記載しているようです。
「意外に少ないな」と感じた人が多いのではないでしょうか。
そもそも、マッチングアプリ利用者のうち80%が非喫煙者であり、喫煙の有無を偽る必要性が低いからだと考えられます。
喫煙の有無を偽る人のうち、吸うが「吸わない」に設定している人は25人で、吸わないが「吸う」に設定している人は1人でした。
喫煙者であることを隠すため、喫煙の項目で嘘をつく人のほうが圧倒的に多いことがわかります。
ただし先ほど紹介したとおり、そもそも喫煙の有無に関して嘘をつく人は圧倒的に少数派なので、あまり気にしなくて良いでしょう。
⑥飲酒について
プロフィールの「飲酒」の項目について嘘をついている人はどの程度いるのでしょうか。
大体のアプリでは、飲酒の項目は「よく飲む」、「時々飲む」、「あまり飲まない」、「飲まない」の4つに分類されています。
実際の飲酒状況と異なる項目に設定した人は、約20%いることがわかりました。
飲酒についての盛り方は人それぞれ異なり、多めに設定する人もいれば少なめに設定する人もいるようです。
多めに設定する人は、居酒屋など気軽にOKをもらいやすいデートに誘う狙いがあると考えられます。
反対に、少なめに設定する人は、誠実さをアピールしたいからだと考えるのが妥当でしょう。
いずれにせよ、飲酒の具合を過度に盛る人は少ないので、あまり神経質になって考える必要はありません。
⑦居住状況について
誰と住んでいるのかを表す「居住状況」について、盛る人はどの程度いるのでしょうか。
居住状況について嘘をついている人は約9%しかおらず、ほとんどの人は偽りのない情報を記載しているようです。
嘘をついている人は、一人暮らしである点を隠すケースが大半でした。
女性の場合、一人暮らしである事実がバレると、何らかのトラブルに巻き込まれる可能性があります。
トラブルを避けるため、一人暮らしである事実を隠す人が多いと考えられます。
誠実さが相手に伝われば、仲良くなったタイミングで居住状況について偽っていることを教えてもらえるはずです。
⑧体型について
「自分の好みの体型の相手を見つけたい!」と考える人は多いはずです。
プロフィール欄の「体型」の項目について盛っている人はどれぐらいいるのでしょうか。
実際の体型と異なる体型を設定している人は約19%いて、5人に1人が体型について盛っていることがわかりました。
それほど、自分を良く見せたいと思う人が多いのでしょう。
体型の盛り方は人それぞれ異なる
体型の盛り方については、人それぞれ異なります。
例えば、実際は細身の体型の人は、「普通」や「がっしりしている」という項目を選ぶ人が多いです。
反対に、実際は太めの体型の人は、「普通」や「ぽっちゃり」など実際よりも細めの体形を好む傾向があります。
いずれにせよ、「自分の体型から違和感の無い範囲で魅力的に見せたい」という思惑が見て取れます。
体型を盛る人は普通体型を好む傾向がある
体型の盛り方は人それぞれですが、選択する項目は「普通」が好まれる傾向があることがわかりました。
性的に魅力がある体型の人でも、謙遜して普通体型を選ぶ人がいるようです。
反対に、体型に自信がない人でも、ちょうど良い盛り具合として「普通」を選ぶ傾向があると考えられます。
可もなく不可もなく、無難な体型である「普通」が一番多くの異性の興味を惹くと考える人が多いのかもしれません。
⑨利用目的について
マッチングアプリのなかには、「利用目的」をプロフィールに設定できるものもあります。
「利用目的」を偽っている人は約21%で、意外に多くの人がプロフィールと異なる利用目的があるようです。
どのように利用目的を偽るかについても、人によって様々。
例えば、結婚相手を探す目的の人のうち、アプリ上では「恋人探し」に設定している人が20%もいます。
上記の人の場合、「ガチガチに婚活しているなど、重く見られたくない」という考えがあるのでしょう。
反対に、実際は遊び相手探しが目的の人のなかで、アプリ上で「恋人探し」に設定している人は35%もいることが判明。
このような人は、「危険な相手だと思われずに、気になる人と仲良くなりたい」という狙いがあると考えられます。
5人に1人が利用目的を偽っていることからも、プロフィール上の利用目的の項目は鵜呑みにしないほうが良いでしょう。
しっかりとやり取りをしたうえで、相手がどのような目的で使っているのか判断するのが大切です。
⑩プロフィールを盛ることについて
ここまで、プロフィールを盛る人の割合やどのように盛るかの傾向について紹介してきました。
では、マッチングアプリ利用者は、プロフィールを盛ること自体にどのような考えをもっているのでしょうか。
プロフィールを盛ることに対する考えについても、アンケート調査を行いました。
プロフィールを盛る行為に否定的な意見をもつ人が少ない傾向がある
プロフィールを盛る行為についての調査結果がこちら。
肯定派と気にしない派が併せて59%で、過半数以上いることが判明。
意外にも、プロフィールを盛ることに寛容な考えの人が多いことがわかりました。
アンケート回答者の実際のコメントを見ても、盛る行為について寛容なコメントを残す人が多かったです。

皆もそうだろうから、特に気にしていないですね。

あまりにも違いすぎることを書かれていると嫌になるけど、そうでなければいいと思う。
ただし、男女別に分けて考えると、少し事情が異なります。
男性の意見の集計結果は、以下のとおりとなりました。
一方、女性の意見をまとめたグラフがこちらです。
男性よりも女性のほうが、プロフィールを盛ることに否定的な考えをもつ傾向があることがわかります。
マッチングアプリでトラブルに巻き込まれる女性は少なくないので、少しでもリスクを避けたいという考えがあるからでしょう。
男性がプロフィールを盛る場合、女性にバレない程度の範囲に留めるべきでしょう。
マッチング率を上げるためプロフィールを盛る傾向がある
ではなぜ、プロフィールを盛る必要があるのでしょうか。
アンケートのコメントを参考にすると、マッチング率を上げるためにプロフィールを盛る傾向があるようです。

自分をよく見せようとする事は誰でもある事だと思うから、どうしても初対面だと、自分をよく見せたいと思います。

多少盛らないとマッチングしないので仕方ない。
どのマッチングアプリでもいえることですが、基本的にマッチングしなければ出会いのチャンスは増えません。
そう考えると、多少プロフィールを盛ってマッチング率を上げようとするのは、ある程度大目に見るべきでしょう。
相手がプロフィールを盛っていることも考慮したうえで、やり取りを進めることが重要です。
マッチングアプリ利用者のプロフィールの盛り状況を正しく理解しよう
紹介してきたように、項目によってはプロフィールの情報を盛る人もいるようです。
ただし、悪気がない場合が大半で、「少しでも自分のことを良く見せよう」と考えているだけです。
ここで紹介した内容を参考に、マッチングアプリで素敵な出会いを見つけてくださいね。