つみたてNISAはいくらから積み立てられる?始め方と最適な投資金額の決め方を解説

つみたてNISAはいくらから積み立てられる?始め方と最適な投資金額の決め方を解説 株の基礎知識

つみたてNISAは投資の運用利益が非課税になる非常に便利な制度ですが、「いくら積立すればいいのかわからない…」といった人もいるのではないでしょうか。

そもそも「つみたてNISAと一般NISAのどっちに投資すればいいの?」という人もいるかもしれません。NISAは「一般NISA」と「つみたてNISA」の大きく2種類に分かれていますが、どちらか一方しか選ぶことができません。

厳密にはジュニアNISAもありますが、2023年末で終了となります。
日本証券業協会が発表している「NISA及びジュニアNISA口座開設・利用状況調査結果(全証券会社)」によると、この数年で20代~30代のNISA口座保有数は倍増しており、若い世代ほど「つみたてNISA」の人気があることがわかります。(20代~30代では約2/3がつみたてNISAを選択)

つみたてNISAと一般NISAのどちらを利用するかということに関して正解はありませんが、投資をする時間が長く残されていることや、若い世代では投資資金が潤沢ではない(一般NISAの非課税枠年間上限は2022年現在だと120万円)ことが若い世代に「つみたてNISA」が支持されている要因かもしれません。

投資は長期で行うほど複利の効果を活かして効率よく運用できるため、「つみたてNISA」は是非とも活用したい制度です。

ただし、つみたてNISAは利用できる金額(非課税投資枠)が大きいわけではないので、つみたてNISAだけすれば大丈夫というわけではありません。今後様々な投資をすることになると思いますが、投資生活の初めの一歩として、まずはつみたてNISAを利用してください。

この記事ではつみたてNISAの基本と、あなたに適した投資金額の考え方について簡単に解説していきます。これからつみたてNISAを利用したいと考えている方は是非最後までご覧ください。

つみたてNISAはいくらから投資できる?つみたてNISAの基本説明

つみたてNISAは国が資産作りのために用意してくれている投資優遇制度です。利用しない手はないので利用していない人はまず口座開設から始めましょう。

ここではいくらから購入できるのか、上限はいくらなのかといったつみたてNISAの基本内容を解説していきます。

つみたてNISAの最低投資額 ネット証券なら100円から購入可能

つみたてNISAの最低投資金額はおよそ100円です。最低投資金額はネット証券や銀行など、投資信託を購入する機関で異なります。

最低投資金額やその他にも細かい設定ができることを考えるとネット証券を選ぶほうがよいでしょう。コストの面でもネット証券のほうが優れていることが圧倒的に多いです。

多くのネット証券では最低投資金額100円以上、それ以降は1円単位での投資が可能です。一方、銀行の場合は1000円以上1000円単位というところも多いです。

つみたてNISA(一般NISAも同様)は、少額からでも利用できる制度ですので、安心して利用してください。

証券会社では投資信託の積立設定でつみたてNISA口座を利用できます。毎月積み立てる場合の上限は33,333円/月となります。(積立設定しない場合や、つみたてNISA口座開設タイミングなどによっても変わりますので、詳細は各証券会社の設定で確認してください)

まずは、最低限この金額を投資資金として準備できるようにしましょう!

つみたてNISAの上限は年間40万円まで 一般NISAとの違い

つみたてNISAの月上限は33,333円(毎月積立の場合)と説明しましたが、その理由はつみたてNISAの年間非課税枠上限が40万円だからです。(40万円÷12カ月=33,333円/月)

一般NISAの年間非課税枠は上限が120万円(2024年からの新NISAでは122万円)です。

これを見ると一般NISAのほうが得するように感じますが、つみたてNISAと一般NISAでは非課税期間が違います。つみたてNISAでは非課税期間が20年間ですが一般NISAの場合非課税期間は5年間となっています。

つまり、つみたてNISA口座で上がり続ける投資信託を保有していれば20年間分の上昇を非課税のメリットとして受けることができます。

つみたてNISA 一般NISA
年間非課税投資枠 40万円 120万円
非課税保有期間 20年間 5年間
投資対象 長期・積立・分散投資に適した投資信託
※金融庁への届出が必要
上場株式、投資信託、公募株式投信、REIT等
つみたてNISAは投資対象が長期投資に適した投資信託に限られており、さらにその投資信託は一定の条件(販売手数料がゼロ信託報酬が一定以下など)を満たす必要があります。

これを見ても、つみたてNISAが長期投資に適した制度ということがわかると思います。

つみたてNISAの適正な投資金額は?回答:人によって違う!

「実際につみたてNISAはいくら積み立てればいいの?」という人がいますが、当然ですが人によって異なります。

可能であれば上限いっぱい(月33,333円)投資したほうが効率があがりますが、まずは無理のない範囲で投資を始めてみて下さい。

少額では意味がない?少額投資のメリット・デメリット

時々、少額投資は意味がないからやらないほうがいいという内容を見ますが、そんなことはありません。少額でも投資には十分メリットがありますが、きちんと少額投資の内容を理解しておかないともったいないことになるので注意してください。

少額投資のメリット

少額投資のメリットというよりも、少額でも投資を始めるメリットはこの2つです。

  • 投資を始めるきっかけになる
  • 投資のスキルを学ぶことができる

とにかく重要なことは、早く投資を始めることです。長期投資するほうが複利の効果が得られるといいましたが、投資資金が大きくなるほどリターンも大きくなっていくということです。

初めから大きな投資資金があればよいですが、投資資金が少なければなおのこと早めに投資を開始すべきです。投資を長く続けるほど投資スキルを学ぶことができます。このスキルは一生つかうことができ、仮に市場が暴落して資金を失っても次は最初よりもスムーズに運用できます。

ただし、投資スキルを磨くには学び続けることが重要で、誰かのおすすめを購入しているだけだったり、何も考えずに投資していても身につくものではありません。

少額投資のデメリット

少額投資で気をつけないといけないところは、相対的にコストの割合が大きくなりやすいことです。例えば1,000円の投資でも10,000円の投資でもコストは固定で100円かかるとしたら、前者のほうがコスト負担が大きくなることはわかると思います。

コストを抑えるということは投資を行う上でかなり重要度が高いですが、少額投資の場合はさらに注意しておかないといけません。

コスト負担が大きくなることにも少し関連しますが、少額投資はリターンが少なくなることは理解しておきましょう。少額投資では大きな利益を出そうと思ってもできません。

ただし、損失も大きくなることはほとんどないので「ローリスク・ローリターン」であることを理解していればデメリットではないかもしれません。

限度額いっぱいはリスクが大きい?限度額投資のメリット・デメリット

できればつみたてNISAは限度額いっぱい(33,333円/月)まで利用したいところです。ただし、初めから限度額いっぱいで投資する必要もないので、徐々に投資金額を増やしていき、最終的にはぎりぎりまで投資枠を使い切りましょう。

限度額いっぱいのメリット

限度額いっぱいまで利用するメリットは、つみたてNISAの利点である運用益が非課税になるという非課税効果を最大に利用できるところです。

非課税の効果が大きくなれば、当然リターンも大きくなることが期待できます。この効果を期待するには、長期で保有すればするほど基準価額があがる投資信託を保有し続けることが重要になります。

限度額いっぱいのデメリット

限度額いっぱいのデメリットは逆に損失も大きくなる可能性があることです。

つみたてNISAで損失が大きくなることのデメリットは2つあります。

1つは精神的にダメージがあること。これはつみたてNISAだけでなく投資全般に言えることです。そして、2つ目は「損益通算」ができないことです。これはつみたてNISA(一般NISAも同様)固有の話になります。(損益通算については最後のよくある質問で解説します)

ただし、これも投資信託の評価があがれば問題がない話です。短期的な下落で焦って売却するのはつみたてNISAの長期投資の目的から外れています。

例えば米国指標に連動するようなインデックス投資を選択するなど、長期的に保有するほどリスクが下がるような銘柄を選択しましょう。

また、限度額いっぱいまで投資を使用として生活が苦しくなるのも望ましいことではありませんので、無理のない範囲での投資を心がけましょう。

つみたてNISA 投資金額の決め方は?

それでは実際に毎月積み立てる投資資金をどのように決めればよいのかを見ていきます。

大きく分けて2つの決め方があり、「現在投資できる金額から決める方法」と「必要な金額」から逆算する方法です。

実際には逆算したところでその金額が準備できなければ意味はありませんが、必要額を把握することは重要で、無目的に投資するよりもいい結果になることも多いです。

投資可能額から考える。余裕資金や家計の状況は?

投資可能な資金から考えるときには、当面使う予定のないお金を投資に回しましょう。毎月積み立てるとするなら、投資資金を引いた金額で生活が問題なければ大丈夫です。

不測の事態にそなえて最低でも半年~1年程度の生活資金は預貯金で保有しておくほうが安全です。

投資資金の考え方についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

投資信託は貯金代わりになる?リスクを下げて預貯金を投資信託へ投資する方法
この記事では、貯金と投資信託の違いを理解してもらった上で、リスクを抑えて投資信託を始める方法とおすすめの商品を解説していきます。あなたが「貯金だけでは利息が増えないから、投資信託もしてみたいけど不安…」と考えているのであれば是非この記事を最後まで読んでみてください。

何度もお伝えしている通り、原則は生活に無理のない範囲で投資するべきですが、今まで貯金ができなかった人は毎月積立で先に投資資金を抜いておくのはよい方法です。

  1. 家計で無駄がないか見直し
  2. 余った資金は投資へ

本来であれば、このような流れが望ましいですが、貯金ができない人は①の無駄がわからないものです。先に②で投資資金を準備しても案外生活に問題がないことも多いです。

目標金額から考える。必要となる金額と時期は?

目標金額から考える時は、いつまでにいくら必要なのかを考えます。

何に必要な資金なのか(老後の資金なのか、子供の大学受験費用なのか、マイホームの購入資金なのか)といった具体的に考えるほうが「いつ」と「いくら」が明確になります。

それが決まれば、あとは逆算するといつまでにどれだけ積立すればよいのかの目安ができます。年平均のリターンを高くしすぎると現実的ではなくなるので、つみたてNISAであればおよそ3~5%程度のリターンで計算するのがよいでしょう。

実際にシミュレーションするときには次に説明する金融庁の金額シミュレーションツールや、他にも積立シミュレーションは多くの証券会社や銀行などが提供しているので使いやすいものを利用してみて下さい。

仮に「つみたてNISAだけでは全然たりない…」という結果になったのであれば、それがわかっただけでも一歩前進です。

つみたてNISA金額別シミュレーション

実際につみたてNISAを利用した場合、どの程度のリターンが期待できるのかシミュレーションしておきましょう。上で説明した目標金額から投資資金を決める時にもシミュレーションは必要です。

ここでは金融庁の資産運用シミュレーションを利用します。(別タブで開けます)

前提条件として、以下の条件で確認してみます。

  • 投資期間:20年
  • 想定利回り:3%と5%

月3,000円(毎日100円)

毎日100円投資したとすると、月3,000円です。この金額でシミュレーションしてみます。

毎日100円投資という設定をできる証券会社もありますが、ここでは月3,000円として試算します。まずは想定利回り3%20年間運用した結果です。

資産運用シミュレーション

出典:金融庁 資産運用シミュレーション

20年目の総資産は約100万円、運用収益が約26万円ですので、20年の長期投資でもさすがに大きなリターンを期待するのは難しいことがわかります。

これが想定利回り5%になるとこのようになります。

資産運用シミュレーション

出典:金融庁 資産運用シミュレーション

今度は運用収益が約51万円になりました。投資額が少ないので全体のリターンは小さいですが、20年間運用すれば、3%の想定利回りから5%の想定利回りになるだけで運用収益が倍(26.5万円→51.3万円)になることがわかりました。

月10,000円

次に毎月10,000円積立でシミュレーションしてみます。条件は先ほどと同様で20年間で想定利回り3%で試算します。

資産運用シミュレーション

出典:金融庁 資産運用シミュレーション

大きな金額とまでいきませんが、20年後の総資産が約330万円なのである程度まとまった金額が期待できます。毎月1万円でも時間をかければ、気が付けば資産が大きくなっているものです。

次は想定利回り5%です。

資産運用シミュレーション

出典:金融庁 資産運用シミュレーション

こちらは総資産が約410万円とさらに増えています。

月33,333円(つみたてNISA限度額いっぱい)

最後につみたてNISAの限度額いっぱい月33,333円の積み立てを見てみます。

資産運用シミュレーション

出典:金融庁 資産運用シミュレーション

つみたてNISAの上限いっぱい33,333円では20年後に1,000万円を超えてきます。想定利回り3%は実現できない数字ではないので、これは1つの目安になるのではないでしょうか。

想定利回りが5%の場合は、さらに利益が大きくなります。

資産運用シミュレーション

出典:金融庁 資産運用シミュレーション

シミュレーションまとめ

上記3つの金額でシミュレーションした結果は以下のようになります。

毎月積立金額 想定利回り 10年後資産総額
(内運用益)
20年後資産総額
(内運用益)
3,000円 3% 41.9万円(5.9万円) 98.5万円(26.5万円)
5% 46.6万円(10.6万円) 123.3万円(51.3万円)
10,000円 3% 139.7万円(19.7万円) 328.3万円(88.3万円)
5% 155.3万円(35.3万円) 411.0万円(171.0万円)
33,333円 3% 465.8万円(65.8万円) 1094.3万円(294.3万円)
5% 517.6万円(117.6万円) 1370.1万円(570.1万円)

この結果をみると2つのことがわかります。

  • 積立金額による比率に違いはないが、10年目よりも20年目のほうが利益割合のほうが大きい
  • 積立金額による比率に違いはないが、積立金額が大きいほうが利益が大きくなる

1つ目は積立金額33,333円の想定利回り5%において、10年後は利益割合が22.7%(117.6万円/517.6万円)ですが、20年後は41.6%570.1万円/1370.1万円)に上がっています。

2つ目は想定利回り5%の場合、10年目の利益から20年後の利益は約484%(約5倍)に増えますが、積立金額が10,000円よりも33,333円のほうが単純な利益額が大きくなります(10,000円の場合は171万円、33,333円の場合は570.1万円)。

この比率は積立金額による違いはありません。つまり、このことから言えることはやはりこの2つということです。

・早くから投資を始めるほうが(投資期間が長いほうが)投資効率が大きくなる
資金が大きいほど投資効率が大きくなる

無理をすることはよくありませんが、つみたてNISAの上限33,333円であれば、上限いっぱいまで積み立てることは難しいことではない人が多いと思います。

どれだけ積み立てればいいか迷っているのであれば、できるだけ大きい金額を積み立てることをおすすめします。

このシミュレーション結果では年1回の複利計算をしていますが、リターン部分に関してはつみたてNISAの対象(非課税になる利益)とそうでない部分があるので、単純にこの利益が実際の手元に残る利益というわけではありません。また手数料等のコストは考慮していないシミュレーション結果です。

よくある質問

最後につみたてNISAに関してよくある質問に回答します。

非課税枠が残ったらどうなる?

非課税枠が残った場合、翌年には繰越せないので年内にできるだけ使い切りましょう。

ぎりぎり注文やボーナス月の設定が可能な証券会社もありますので、そういった機能を使うと上限いっぱいまで購入しやすくなります。

投資額が非課税投資枠を超えたらどうなる?

まず、基本的に積立設定をしていれば自動的に超えることはありません。

仮に非課税枠を超えた場合には金融機関によって対応が異なるようです。具体的には「非課税投資枠を超える注文ができない場合」と「課税口座で買付される場合」の2つがあります。

実際にはあまり気にしなくてよいですが、気になるようでしたら事前に投資している証券会社に確認してみましょう。

つみたてNISAで損失がでたらどうなるの?

損失が出た場合はつみたてNISAの数少ないデメリットが発生します。具体的にはこの2点です。

  • 損益通算できない
  • 非課税期間終了後に取得金額が更新される

これらを簡単に解説します。

損益通算できない

損益通算は厳密には所得の種類により異なりますが、ここでは株式や投資信託など証券会社で取引する商品のみ(譲渡所得)を対象に説明します。

損益通算とは同一年分の株式や投資信託の利益と損失を相殺することです。

例えば、A証券会社の取引でB銘柄では利益が100万円、C銘柄では20万円の損失が出た場合、20万円分を差し引いて80万円を課税対象としてくれます。

さらに別の証券会社、D証券会社での取引でさらに30万円の損失があれば80万円マイナス30万円で50万円が実際の課税対象となります。

特定口座を選択している場合、同一証券口座内での計算は証券会社側で実施してくれますが、異なる証券会社で損益通算する場合は自分で行う必要があります。

つみたてNISAの場合は損益通算ができないため、損失が出た場合はそのまま損失だけが残ってしまいます。当然ですが利用した非課税投資枠は使ってしまったため再利用することはできません。

非課税期間終了後に取得価格が更新される

つみたてNISA非課税期間が終了した時にどうなるか理解されていない方も多いかもしれません。非課税期間が終了するとこのような状況になります。

独自に作成

なるほど投資ガイド!が独自に作成

仮に120円で購入した銘柄が、20年後の非課税期間終了後に80円になっていたとします。この場合、つみたてNISA終了タイミングで80円で取得したかのように取得価格が更新されます。そのため、ここから120円に価格が戻ったとしても80円→120円の40円は課税対象の利益となります。

逆に、購入時よりも基準価額が上昇していた場合も同様です。

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仮に購入価格が100円で20年後に120円になっていたとします。その場合、120円が取得価格になるので、120円以上に値上がりした分が課税対象になります。こちらは100円~120円の部分がつみたてNISAにより非課税になったと考えればわかりやすいと思います。

具体的にはどんな銘柄に投資すればいいの?

この記事の中で、つみたてNISAは損失が出たときにデメリットがあるので、長期的に上がりそうな銘柄を選択することが重要だということを説明しました。

長期的に上がりそうな銘柄というのはどのような銘柄に投資すればよいのでしょうか。検討・購入するときには以下の2点を考慮するようにしたいです。

  • 信託報酬手数料が小さい商品
  • 米国関連商品

信託報酬手数料が小さい商品

投資信託は基本的に基準価額(株価のようなもの)が上がっていくことを狙います。

この基準価額がどう決まるのかというと、純資産総額を総口数で割った1万口数分の金額です。下の図をみてわかる通り、基準価額は運用コストを差し引いた形で決まります。そのため、運用コストが小さくなるほど基準価額が上がりやすいということになります。

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信託報酬が小さい代表的なおすすめ銘柄は以下のような商品です。

商品 信託報酬手数料 純資産額 基準価額
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.0968%以内 1,554,087百万円 20,600円
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 0.1023%以内 384,207百万円 21,250円
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 0.1144%以内 705,352百万円 17,802円
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(国内株式(TOPIX) 0.154%以内 55,848百万円 14,429円

※2022年9月13日現在

三菱UFJ国債投信のeMAXISシリーズは純資産額が大きくなるほど信託報酬のコストが下がる商品性で、投資信託の投資コストを下げるのにおすすめです。(人気の商品は純資産額も大きいです)

米国関連商品

米国関連のインデックスに連動している商品もやはりおすすめです。

米国は移民の受け入れなどもあり、2050年頃までは人口が増加する予想もあります。株式市場が成長するにはやはり経済の規模は必須です。

世界の有名企業の多くは米国企業であることは言うまでもありません。GAFAM(グーグル、アマゾン、旧フェイスブック、アップル、マイクロソフト)の急成長は有名ですが、グーグルやアマゾンを利用したことがない人はほとんどいないでしょう。

米国からは世界的規模の企業が次々と出てきます。今後もこの流れは続くのではないかと予想されます。

米国関連では上でも紹介したようなS&P500に連動している商品などがおすすめです。全世界株式のオールカントリーでも約6割は米国株式市場へ投資していることになります。

できるだけ早めにつみたてNISAを始めよう

ここまで読んでいただいた方は、つみたてNISAの運用効率を上げるには「早く始める(投資期間が長くなる)」「できるだけ金額を大きくする」ことが重要であることがわかっていただけたと思います。

全員が金額を大きくすることは難しいかもしれませんが、まだつみたてNISAを始めていない人が早く始めることはすぐにでも行動可能です。

まだ投資未経験で、つみたてNISA口座を持っていない人は20年後を目指して早めに開始しましょう。この記事を読んでまずはつみたてNISAから始めてくれる人がいればうれしいです。

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