楽天FXの評判は?口コミで分かった人気の理由4つとデメリット

FXの基礎知識

楽天グループのFX事業を担う「楽天FX」

これからFX業者を決めようと考えている人にとっては、その人気の理由やデメリットが気になるところでしょう。

今回は、「楽天FX」の人気の理由やメリット・デメリット、おすすめできる人・できない人について詳しく解説します。

ぜひ今後のFX業者選びの参考にしてください。

楽天FX とは

「楽天FX」は、楽天グループが運営しているFX業者です。

楽天グループの金融中核会社である「楽天証券」が運営しており、FXに限らず株式や投資信託など幅広い商品をグループ内で扱っていることが特徴です。

楽天銀行や楽天カードなど、金融関連のグループ会社を複数抱えているため、グループ内での資金移動やポイント還元制度などが幅広い層から支持されています。

楽天FXが人気の理由4つ

「楽天FX」の人気の理由は、主に以下の4つです。

  • 業界最狭水準のスプレッド
  • お得なポイントプログラム
  • 豊富な情報発信
  • 安心のサポート体制

それぞれ詳しく解説します。

業界最狭水準のスプレッド

「楽天FX」では、主要通貨ペアのスプレッドを業界最狭水準にて提供しています。

スプレッドとは、FX業者が設定している買値と売値の差額のことです。この差額はトレーダーからすれば取引の都度発生するコストで、業者からすれば利益になります。

主要通貨ペアの具体的なスプレッドの値は後述しますが、ここでは他社との比較をした上で、「楽天FX」のスプレッドの狭さを確認していきましょう。

業者名 米ドル/円 ユーロ/円 ポンド/円
外為オンライン 0.9銭 1.9銭 3.4銭
FXプライム 0.3銭 0.6銭 1.1銭
楽天FX 0.2銭 0.5銭 1.0銭

※2020/11/19時点

表を見ても分かるように、他社と比較してもスプレッドが狭く、コスト競争力を有していることが分かります。

スプレッドの狭さから、「楽天FX」は積極的に売買をするトレーダーに支持されています。

スプレッドについての口コミ・評判

お得なポイントプログラム

「楽天FX」には、10万通貨ごとに1ポイント貯まるポイントプログラムがあります。

取得したポイントは楽天市場や楽天トラベルでも利用できるので、非常に汎用性が高いです。

ポイント還元で実質的な取引コストは下がるので、「楽天FX」は取引コストでの競争力を有しています。

ポイントプログラムについての口コミ・評判

豊富な情報発信

「楽天FX」では、日々外国為替市場に関する情報を発信しており、情報の充実性が強みです。

提携している情報機関は「トムソン・ロイター」「FISCO」「グローバルインフォ」など大手情報ベンダーなので、日々のFXの情報収集には困ることはないでしょう。

また、経済や金融に関する知識を養える投資メディア「トウシル」を運営しているため、投資ビギナーが勉強できる環境も整っています。

情報発信についての口コミ・評判

安心のサポート体制

「楽天FX」のサポートセンターは楽天証券のサポートセンターと統括されています。

楽天証券のサポートセンターは、サポートサービス業界のメンバーシップ団体HDI-Japanが実施している「問い合わせ窓口格付け」「Webサポート格付け」において、最高位評価の「三つ星」を受賞するなど、外部から高い評価を受けています。

サポート体制が充実しているため、FX初心者も安心して取引ができるでしょう。

楽天FXのメリット

楽天グループの安心感

楽天FXは楽天グループが運営しているFX業者です。

楽天グループは日本代表する企業グループなので、資本力と技術力は日本有数です。

FX業者はユーザーのお金を預かって運営しているため、万が一倒産した場合を考えると、ユーザーは不安を覚えると思います。

楽天グループをバックに持つ楽天FXであれば、安心してお金を預けられるでしょう。

取引ツールの利便性

「楽天FX」が提供する取引ツール「iSPEED FX」は、その高い分析力とスピーディーな注文フローがユーザーから高い評価を受けています。

豊富な情報源、チャートを用いたテクニカル分析、そしてスムーズな発注が可能なので、外出先でも売買のタイミングを逃すことはありません

取引ツールについての口コミ・評判

楽天FXのデメリット

スプレッドが開きやすい

「楽天FX」は、市場が不安定だとスプレッドが広がることが頻繁にあると言われています。

重要な経済指標が発表されたり紛争が勃発したりすると、取引が活発になり市場が不安定になります。

不安定な市場では価格が大きく変動するため、なるべく約定するようにスプレッドを広く設定することがあります。

「楽天FX」ではスプレッドが広く設定される頻度が他の業者と比べて多いため、スプレッドが開きやすいというデメリットがあります。

セミナーがない

多くのFX業者では、ユーザーへの情報発信の一環としてセミナーを開催しています。

一方「楽天FX」では、現状セミナーを開催していないため、セミナーで投資の勉強や市場分析ができる機会がありません。

セミナーで情報収集したり、投資の仲間を作ったりする機会がないことは「楽天FX」のデメリットといえるでしょう。

審査が厳しい

どのFX業者でも口座開設の際には審査をします。審査の基準は公表されていない場合がほとんどですが、よほどのことがない限り口座を作ることは可能です。

「楽天FX」は審査が厳しいことで知られています。年齢制限や金融資産の保有残高などの基準があるため、申し込む前に確認しておきましょう。

楽天FXはどんな人におすすめ?

「楽天FX」は次のような方々におすすめのFX業者だと言えます。

  • 主要通貨ペアの運用を検討している方
  • 楽天グループのサービスを利用している方
  • FX業者の情報をもとに取引をする方

「楽天FX」の強みの一つは、米ドル/円、ユーロ/円など主要通貨ペアのスプレッドが狭いことです。

スプレッドが狭いほど低コストで運用できるので、デイトレーダーなどトレード回数の方におすすめの業者になります。

また、10万通貨の取引ごとに楽天グループで使用できる楽天ポイント(1ポイント)が貰えるので、楽天グループのサービスを使用している方にもおすすめです。

加えて、情報発信に力を入れている業者なので、FX業者が発信している情報をもとに取引をする方にもおすすめと言えます。

楽天FXをおすすめ出来ないのはどんな人?

次のような方々には「楽天FX」はおすすめできません。

  • 安定したスプレッドで取引したい方
  • セミナーで情報収集したい方

「楽天FX」は、市場が不安定になるとスプレッドが開きやすくなるデメリットがあります。常に安定したスプレッドのもとで取引をしたい方にはおすすめできません。

また、「楽天FX」はセミナーを開催していないので、セミナーでの情報収集を重視する方にもおすすめできません。

楽天FXの取引ツール

PC版「マーケットスピードFX」

出典:楽天FX

PC版の取引ツールの「マーケットスピードFX」では、39種類の豊富なテクニカルチャートを使えたり、16種類の時間軸が選べたりするなど、高い分析力を誇っています。

取引画面は、初心者が直感的に理解できるシンプルな画面でありながら、上級者も使いやすいよう様々なカスタマイズが可能な仕組みになっています。

PC版「楽天FX-WEB」

出典:楽天FX

PC版ツールの「楽天FX-WEB」は、ブラウザで起動できるツールなのでソフトをインストールする必要がありません

30種類のテクニカルチャートを活用でき、インストール版の「マーケットスピードFX」に劣らない分析力を誇っています。

PC・タブレット・スマートフォンで、共通のツールを利用したい方におすすめです。

スマートフォン版「iSPEED FX」

出典:楽天FX

スマートフォン版ツールの「iSPEED FX」は、分析力の高さとスムーズな注文が可能な点が評価されています。

スマートフォン版ツールでは15種類のテクニカルチャートが使えるので、FX上級者からも評価が高いです。

また、「エクスプレス注文」という機能が実装されており、最短1タップで注文を完了できます。

「iSPEED FX」を使えば、スマートフォンのみで情報収集から分析、発注までストレスなくトレードができるでしょう。

楽天FXの主要通貨のスプレッドの一覧

「楽天FX」が提示する主要通貨のスプレッドは次の通りです。

通貨ペア スプレッド
米ドル/円 0.20銭
ユーロ/円 0.50銭
ポンド/円 1.00銭
豪ドル/円 0.70銭

楽天FX(2020年12月時点)

楽天FXのサポート体制

出典:楽天FX

「楽天FX」では、チャットボットと電話でのサポート体制を設けています。

チャットボットでは、質問にAIチャットまたは有人チャットで回答します。

有人チャットは、チャット形式でオペレーターによるサポートを受けられる機能です。チャットサービスの提供開始により、AIチャットでは解決しなかった質問などについて、オペレーターに質問できるようになりました。

対応時間はAIチャットが24時間、オペレーターのチャット対応が平日9時~18時です。

電話サポートでは、取引ルールや取引ツールに関する様々な質問ができます。外部からの評価も高いサポートサービスなので、初心者も安心して利用できます。

対応時間は平日8時30分~17時(土日祝・年末年始を除く)です。

楽天FXの申し込み手順

出典:楽天FX

「楽天FX」で取引を始めるには、2種類の方法があります。

1つめは楽天証券の総合口座を開設した後、FX取引ができるように申し込む方法で、2つめはFX取引専用のFX専用口座の開設をする方法です。

今回はFX専用口座の開設方法を解説します。主な流れとしては以下の通りです。

  1. お客様情報の登録
  2. 本人確認書類の提出
  3. 審査
  4. ログインIDの受け取り
  5. 入金・取引開始

それぞれ詳しく解説します。

①お客様情報の登録

はじめに口座申込フォームにて、氏名や住所などの基本情報を入力していきます。

投資経験に関する項目もありますが、正直に入力すれば問題ありません。投資経験が豊富だから審査に通りやすいわけではありません。

ここで注意が必要なのは、「楽天FX」では「金融資産が100万円以上ある」ことを口座開設の基準にしていることです。

申込の段階で、金融資産の保有残高を100万円未満と回答すると口座開設ができないため注意しましょう。

②本人確認書類の提出

次に、本人確認書類とマイナンバー確認書類を提出します。有効な本人確認書類は次の通りです。

本人確認書類 マイナンバー確認書類
・運転免許証【表/裏】
・住民票の写し
・印鑑登録証明書
・各種健康保険証【表/裏】
・住民基本台帳カード
・パスポート(日本)
・在留カード
・特別永住証明証【表/裏】
・マイナンバーカード
※通知カードは利用できません。

③審査

登録した情報と提出した書類をもとに審査をします。

④ログインIDの受け取り

審査が完了したら、取引画面のログインに必要なログインIDと仮パスワードが通知されます。

⑤入金・取引開始

入金後、取引を開始できます。

楽天FXでよくある質問

FX取引をする場合、総合口座とFX専用口座のどちらを開設すればよいですか?

すぐにFXの取引を始めたい場合はFX専用口座が推奨されています。一方、国内株式等の取引も検討している場合は総合口座が推奨されています。

FX専用口座開設後でも、メンバーページから国内株式等が取引できる総合口座の申込みが可能です。

FX専用口座は誰でも開設できますか?

次の基準を満たしていれば、原則誰でも口座開設できます。

  •  日本に住んでいる
  • インターネットを利用できる環境がある
  •  自身のメールアドレスを持っている
  •  登録の電話番号に間違いなく、連絡を取ることができる
  • 金融資産が100万円以上ある
  •  年齢が20歳以上かつ80歳未満である

入金が反映されるまでにどのくらい時間がかかりますか?

入金方法により、反映される時間が異なります。

入金方法 内容 反映までの時間
リアルタイム入金 提携の金融機関のインターネットバンキング口座から、即時に振込入金するサービス 即時
通常振込入金 ATM・銀行窓口から「入金先銀行口座」に振込入金するサービス 1時間程度
らくらく入金 楽天銀行との連携サービス「マネーブリッジ」を利用している場合、連携している楽天銀行口座から、即時に振込入金するサービス 即時
自動入金 楽天銀行との連携サービス「マネーブリッジ」を利用している場合、連携している楽天銀行口座から、買い注文時に楽天銀行の預金残高から資金を自動的に入金するサービス 不要

出金指示をするといつ振り込まれますか?

  • ユーザーが指定した日に振り込まれます。(最大20営業日先まで指定可能)
  • 楽天証券営業日の15:30までに出金指示をした場合、翌営業日に登録銀行口座に振り込まれます。
  • 楽天証券営業日15:30以降に出金指示をした場合、登録銀行口座の振込みは翌々営業日となります。

ロスカットのタイミングはいつですか?

選択したコースとロスカット水準によって、ロスカットが発生するタイミングは異なります。

証拠金維持率(純資産評価額÷必要証拠金)が下記設定の水準を下回った場合、ロスカットが発生し建玉が全て決済されます。

コース ロスカット水準の設定可能範囲
レバレッジ1倍コース 20~95%(5%刻みの任意設定)
レバレッジ2倍コース 20~95%(5%刻みの任意設定)
レバレッジ5倍コース 20~95%(5%刻みの任意設定)
レバレッジ10倍コース 40~95%(5%刻みの任意設定)
レバレッジ25倍コース 50~95%(5%刻みの任意設定)
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