GMOコインの手数料は高い?他社との比較や手数料節約のコツを紹介

仮想通貨の基礎知識

GMOコインで現物取引レバレッジ取引をしたいものの、取引にかかる手数料が気になっている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、GMOコインの取引や、入金・出金・仮想通貨の送金などの際にかかる手数料を詳しく解説します。

また、GMOコインの手数料を主要な暗号資産取引所と比較しています。

GMOコインの手数料の詳細を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

この記事の要点はこちら
  • GMOコインの取引方法は取引所と販売所、レバレッジ取引、暗号資産FXの4種類
  • 販売所の手数料は無料だがスプレッドが実質的な手数料としてかかる
  • レバレッジ取引と暗号資産FXはポジションを翌日に持ち越すと手数料がかかる
  • 入金・出金手数料は無料

GMOコインとは

GMOコインは、東証プライム上場企業「GMOインターネットグループ」が運営する暗号資産取引所です。

GMOコインの特徴は、取り扱い通貨の多さです。その数は国内最多となる20銘柄で、ビットコインからマイナーなアルトコインまで揃っています。

また、2倍のレバレッジ取引ができるのも、GMOコインならではのメリットといえるでしょう。

GMOコインはセキュリティ体制も万全ですので、初心者から上級者まで安心して仮想通貨を取引できます。

GMOコインの取引手数料

GMOコインは、取引所と販売所で仮想通貨を売買できます。

取引所と販売所の違い
取引所:ユーザー同士で仮想通貨を取引
販売所:ユーザーとGMOコインで仮想通貨を取引

また、GMOコインではレバレッジ取引と暗号資産FX、積立、貸暗号資産の利用も可能です。

ここでは、それぞれの取引方法の手数料を詳しく見ていきましょう。

取引所手数料

GMOコインの取引所で取引できる通貨ペアと、取引手数料は以下の通りです。

通貨ペア maker手数料 taker手数料
BTC
ETH
BCH
LTC
XRP
XEM
XLM
XYM
MONA
-0.01% 0.05%
BAT
QTUM
-0.03% 0.09%

GMOコインでは、makerとtakerで支払う手数料が異なります。

maker:取引板にはない価格で注文を出すこと
taker:取引板に並んでいる既存の価格で注文を出すこと

makerは手数料がマイナスですので、手数料を受け取ることができます。

takerは手数料を支払う必要があるものの、仮想通貨購入金額の0.05%~0.09%とかなり少額です。

例えば、ビットコインを500万円で購入した場合のtaker手数料は、以下の計算で求められます。

5,000,000円×0.0005(0.05%)=2,500円

500万円分購入して2,500円なので、特に気にならない水準ですね。

販売所手数料

GMOコインの販売所で取引できる仮想通貨と、手数料は以下の通りです。

通貨ペア 手数料
BTC
ETH
BCH
LTC
XRP
XEM
XLM
BAT
OMG
XTS
QTUM
ENJ
DOT
ATOM
MKR
DAI
ADA
LINK
無料

販売所で売買できる仮想通貨は18種類で、手数料は全通貨無料です。

ただし、販売所では実質的な手数料としてスプレッド(買値と売値の差)があります。

スプレッドは変動制で、売買するタイミングによって異なります。

レバレッジ取引・暗号資産FX手数料

レバレッジ取引と暗号資産FXは、入金した証拠金を担保にして、預けた金額以上の仮想通貨を売買する取引方法です。

GMOコインでかけられるレバレッジは、2倍となっています。

レバレッジ取引と暗号資産FXは、取引できる通貨ペアや取引方法、利用できるツール、ロスカットルールなどが異なります。

ロスカットとは
一定の損失が発生すると強制決済される仕組み。預けた証拠金以上に損失が膨らみ、資金を追加する事態を避けるためのシステム

レバレッジ取引と暗号資産FXで売買できる仮想通貨ペアと、取引にかかる手数料は以下の通りです。

レバレッジ取引 暗号資産FX 手数料
BTC/JPY
ETH/JPY
BCH/JPY
LTC/JPY
XRP/JPY
BTC/JPY
ETH/JPY
BCH/JPY
LTC/JPY
XRP/JPY
XEM/JPY
XLM/JPY
BAT/JPY
OMG/JPY
XTZ/JPY
無料

レバレッジ取引・暗号資産FXともに手数料はかかりません。

ただし、翌朝6時をまたいで建玉を保有している場合は、0.04%の手数料が発生します。この手数料は、建玉を保有中は毎日かかるので注意しましょう。

また、レバレッジ取引では、ロスカットが発動された際にも手数料がかかります。

手数料の計算方法は以下の通りです。

建玉レート×建玉数量×0.5%

積立手数料

GMOコインの積立は、毎日または毎月決まった日に、決まった金額の仮想通貨を自動で購入するサービスです。

積立は500円から可能で、購入方法は毎日と毎月から選べます。

積立できる仮想通貨と手数料は以下の通りです。

通貨ペア 手数料
BTC
ETH
BCH
LTC
XRP
XEM
XLM
BAT
OMG
XTS
QTUM
ENJ
DOT
ATOM
MKR
DAI
ADA
LINK
無料

GMOコインで積立できる通貨は販売所と同じで、手数料もかかりません。

ただし、購入価格にはスプレッドが含まれるので、取引所で手動で購入するよりも実質的な手数料は割高になります。

貸暗号資産手数料

GMOコインの貸暗号資産は、保有している仮想通貨をGMOコインに一定期間貸し出すと、期間や数量に応じて貸借料を受け取れるサービスです。

貸し出しできる仮想通貨はGMOコインで取り扱っている全通貨で、貸し出しできる最小の数量は通貨により異なります。

貸暗号資産を利用する際には、手数料はかかりません。

ただし、契約した貸出期間以内に解約した場合は、中途解約手数料として償還時に受け取り予定の貸借料の10%が徴収されます。

また、途中で解約すると貸借料ももらえないので注意しましょう。

GMOコインの入金手数料

GMOコインの入金方法と入金手数料は以下の通りです。

銀行振込 無料
※振込手数料はユーザー負担
即時入金 無料

GMOコインの入金方法は銀行振込と即時入金から選択可能で、どちらも手数料はかかりません。

一部の暗号資産交換所では、即時入金の際には手数料が発生するので、GMOコインはお得ですね。

なお銀行振込の場合は、振込にかかる手数料を銀行に支払う必要があります。

GMOコインの出金手数料

GMOコインの出金手数料は、1日の出金額が合計2千万円までなら無料です。

1回の出金額が20,000,001円~1億円の場合にのみ、大口出金手数料として400円かかります。

GMOコインの仮想通貨送金手数料

GMOコインでは、ウォレットや他の取引所に送金する際の手数料も無料です。

送付できる最小数量や送付にかかる時間は、仮想通貨により異なります。

また、送付時間はブロックチェーン上などでの承認状況により前後するので、時間に余裕を持って送金手続きをしましょう。

GMOコインの手数料を低く抑えるコツ4つ

GMOコインは多くの手数料が無料ですので十分お得ですが、さらに安くすることも可能です。

ここでは、GMOコインの手数料をできるだけ低く抑える4つのコツを紹介します。

取引所で仮想通貨を売買する

GMOコインで仮想通貨を売買するなら、取引所の利用をおすすめします。

販売所の場合、取引手数料はかかりませんが、実質的な手数料としてスプレッドが広く設定されているので損です。

記事執筆時点での、ビットコインにおける取引所の手数料と販売所のスプレッドは以下の通りです。

価格 手数料
取引所 4,891,694円 2,446円
販売所 買値:5,135,064円
売値:4,884,563円
250,501円

取引所の手数料は2,400円程度なのに対し、販売所ではスプレッドとして25万円以上の手数料が発生しています。

取引にかかる手数料を削減したい場合は、取引所で売買できない通貨を購入したいなどの理由がない限り取引所で売買しましょう。

レバレッジ取引と暗号資産FXで建玉を長期保有しない

GMOコインのレバレッジ取引と暗号資産FXでは、縦玉を長期保有しないようにするのもポイントです。

これらの取引では、建玉を翌日の朝6時に持ち越すと手数料が発生します。また、手数料は建玉を保有している限り毎日かかります。

手数料は0.04%と小さいものの、毎日積み重なると無視できない金額です。

手数料を無料で済ませたい場合は、翌日の朝6時までに決済しましょう。

仮想通貨の積立は手動で行う

GMOコインでは、積立を利用すると仮想通貨の自動積立が可能ですが、積立は取引所を介して手動で行うのがおすすめです。

GMOコインの積立は購入価格にスプレッドが含まれているので、取引所よりも割高で仮想通貨を購入することになります。

毎日もしくは毎月、手動で取引所を利用して仮想通貨を購入するのは手間がかかります。

ですが、積立でかかるスプレッド分を節約できるのは大きなメリットです。

GMOコインで手数料を抑えつつ積立したい場合は、手動で行うようにしましょう。

入金は即時入金を利用する

GMOコインに入金する場合は、銀行振込ではなく即時入金を利用しましょう。

GMOコインは入金手数料は無料ですが、銀行振込の場合は振込手数料を銀行に支払う必要があります。

即時入金は振込手数料も含めて無料なので、手数料を安く済ませたいなら即時入金がおすすめです。

GMOコインの手数料は高い?他社の取引所と比較

GMOコインの利用を検討しているものの、他の暗号資産取引所に比べて手数料が高いのか気になっている方も多いと思います。

GMOコインと、主要な暗号資産取引所の手数料の比較は以下の通りです。

GMOコイン DMMビットコイン ビットフライヤー コインチェック Zaif bitbank
取引所
手数料
Maker
-0.01%
Taker
0.05%
0.01% ~ 0.15% 無料 Maker
0%
Taker
0.1%
Maker
-0.02%
Taker
0.12%
販売所
手数料 ※1
無料 無料 無料 無料 無料 無料
FX手数料 無料 無料 ※3 無料
レバレッジ手数料 ポジション金額の0.04% ポジション金額の0.04% ポジション金額の0.04%
入金手数料
(クイック入金)
無料 無料 住信SBIネット銀行
無料
住信SBIネット銀行以外
330円(税込)
3万円未満
770円
3万円以上50万円未満
1,018円
50万円以上
入金金額
×0.11%+495円
入金手数料
(銀行経由)※2
無料 無料 無料 無料 無料 無料
出金手数料 無料
※大口出金時は手数料がかかる
無料 【三井住友銀行】
3万円未満
220円
3万円以上
440円
【三井住友銀行以外】
3万円未満
550円
3万円以上
770円
日本円出金
407円
3万円未満
385円
3万円以上
770円
3万円未満
550円
3万円以上
770円

※1 スプレッドあり ※2 振込手数料が別途必要 ※3 BitMatchでレバレッジ取引をする場合は手数料がかかります

入金手数料と出金手数料のどちらも無料なのは、GMOコインとDMMビットコインの2社のみです。

GMOコインはその他の手数料もほとんどが無料で、レバレッジ手数料も他社と同じ0.04%です。

また、取引所で仮想通貨を購入する場合、makerなら手数料を受け取れます。

GMOコインの手数料は、日本国内の主要な暗号資産取引所の中でも安く良心的といえるでしょう。

まとめ

GMOコインの手数料は取引所が安いのに対し、販売所ではスプレッドがかかる分実質手数料が高めです。

GMOコインで仮想通貨を売買する場合は、取引所を利用しましょう。

仮想通貨を積立する場合も、価格にスプレッドが含まれる自動積立サービスではなく、取引所を利用して手動で積み立てるのがおすすめです。

取引と暗号資産FXは手数料無料ですが、建玉を翌営業日に持ち越すと手数料が発生します。

入金と出金手数料は、どちらも無料です。入金は、手数料も0円の即時入金の利用をおすすめします。

GMOコインはさまざまな手数料が無料で、口座開設や維持にも費用はかかりません。

最短10分で取引開始できるので、仮想通貨の買い時のタイミングに備えて口座開設しておきましょう。

タイトルとURLをコピーしました