FXの自動売買は儲かるの?公開されている利益率や口コミ・評判を紹介

FXの基礎知識

FX自動売買(システムトレード)を利用すると、仕事中や就寝中など自分でトレードできない間もシステムに稼いでもらうことができます。

FXについて詳しくなくても運用できるため、初心者にとっても魅力的なシステムといえるでしょう。

この記事では、FX自動売買で儲けるための運用方法や自動売買を選ぶ際のポイント、自動売買の口コミなどを解説します。

自動売買の運用で迷っている方はぜひ参考にしてください。

この記事の要点はこちら
  • FX自動売買でも正しく運用すれば儲かる
  • 儲かる自動売買を選ぶには利益率やテスト結果を確認する
  • 自動売買と裁量トレードにはそれぞれ向き不向きがある
  • 勉強や定期的な確認をしないと自動売買で稼ぐことは難しい
  • 利益率・勝率が高い自動売買ならトライオートFXがおすすめ
  1. FXの自動売買とは?
  2. FXの自動売買は儲かる?
  3. FX会社が公開している実績・データの一覧
  4. 儲かるFXの自動売買を選ぶ際に見るべきポイント4つ
    1. 1. 利益率・勝率
    2. 2. 損益グラフ
    3. 3. バックテスト・フォワードテスト結果
    4. 4. 最大ドローダウン
  5. おすすめのFX自動売買サービス4つ
    1. 外為オンライン「iサイクル2取引」
    2. FXブロードネット「トラッキングトレード」
    3. アイネット証券「ループイフダン」
    4. インヴァスト証券「トライオートFX」
  6. FXの自動売買と裁量トレードはどちらが儲かる?
  7. FXの自動売買は稼げないという口コミ・評判
    1. FXの自動売買は稼げないという口コミその1
    2. FXの自動売買は稼げないという口コミその2
    3. FXの自動売買は稼げないという口コミその3
  8. FXの自動売買で稼げた人の口コミ・評判
    1. FXの自動売買で稼げたという口コミその1
    2. FXの自動売買で稼げたという口コミその2
    3. FXの自動売買で稼げたという口コミその3
  9. FXの自動売買で儲けるための注意点4つ
    1. 1. 経済指標発表時や年末年始などは取引を避ける
    2. 2. トレードのための資金には余剰資金を使う
    3. 3. 週に一度は運用結果を確認しストラテジーを再考する
    4. 4. FXについての知識・経験を深める必要がある
  10. FXの自動売買でよくある質問Q&A
    1. FX自動売買は初心者でも儲かりますか?
    2. FX自動売買は完全放置でも大丈夫ですか?
  11. まとめ

FXの自動売買とは?

FXの自動売買とは、その名の通りFXの取引を自動でしてくれるシステムを指します。

自動売買を使った取引は「システムトレード(シストレ)」とも呼ばれ、使い始める前に簡単な設定をしておけば条件に当てはまると自動的に取引が行われます。そのため、日中は仕事や家事で忙しくトレードができない方もFXで稼ぐことが可能です。

しかも、自動売買はあらかじめ用意されている複数のロジックやテンプレートから使用するものを選ぶだけで良いため、裁量取引のような分析やエントリー・決済の判断が求められません。

少額運用できる自動売買であればFX初心者でも扱いやすいので、裁量取引だと怖いという方にもおすすめできます。

FXの自動売買は儲かる?

それでは、自動売買のツールを使えばFX初心者でも稼げるようになるのでしょうか。

答えは「稼げることもある」一方で、「大損してしまうリスクもある」となります。

勘違いしてはいけないのは、自動売買は利用さえすれば儲かるシステムではないということです。FXの相場は大きくわけると「レンジ相場」と「トレンド相場」の2種類からできていて、自動売買のシステムは一般的にどちらかの相場に適したロジックが組んであります。

つまり、レンジ相場ならレンジ相場用のロジックが組んである自動売買のシステムでなければ高い勝率は見込めません。期間収益率160%を叩き出しているようなロジックでも、相性の悪い相場で運用してしまうとマイナスになる可能性も大いにあります。

結局のところ、自動売買とはいえ運用するのは自分自身であり、相場状況に対してどのロジックを使うべきかの判断は都度下さなければいけません。そのため、安定して儲けるには最低限の相場の分析能力は不可欠なのです。

FX会社が公開している実績・データの一覧

実際にFX会社が提供している自動売買サービスから、公開されている実績を確認してみましょう。

自動売買サービス FX会社 実績 初心者の割合 手数料
(1000通貨あたり)
デモトレード
iサイクル2取引 外為オンライン 30日以上の運用で利益が出た人の割合:72.36%

2017年1月~2021年4月までに100万円以上の運用で利益が出た割合:90.75%

75% 40円
トラッキングトレード FXブロードネット 2014年10月~2022年1月までに利益が出た人の割合:85.3% 62% 40円
ループイフダン アイネット証券 2020年度に利益が出た人の割合:83%

2020年度:資産平均27%アップ

51% 無料
トライオートFX インヴァスト証券 期間収益率(2018年1月~2020年5月):151.9%

2021年1月~12月までの12カ月間における勝率:12カ月中9カ月(75%)

62% 40円

こうして4種類の自動売買を比較すると、いずれも利益が出る確率は70%超えと非常に高くなっています。

その上で、デモトレードの有無や手数料、必要な運用資金、初心者向けかどうかなどを含めて利用する自動売買を判断しましょう。簡単におすすめのポイントを挙げるとしたら、以下のようになります。

  • iサイクル2取引:セミナーが充実していて初心者向き
  • トラッキングトレード:ツールの操作性が良いためすぐ取引を始められる
  • ループイフダン:手数料無料で取引コストを抑えられる
  • トライオートFX:ミラートレードが可能で利益率・勝率が高い

少しでも運用成績が良い自動売買を選びたいなら、トライオートFXが最もおすすめです。

儲かるFXの自動売買を選ぶ際に見るべきポイント4つ

実際に儲かる自動売買を選びたい時に見るべきポイントは、以下の4つです。

  1. 利益率・勝率
  2. 損益グラフ
  3. バックテスト・フォワードテスト結果
  4. 最大ドローダウン

それぞれ詳しく解説します。

1. 利益率・勝率

自動売買を選ぶ時に見るべきポイント1つ目は利益率・勝率です。

利益率は純粋に数値が高いほど良い結果が期待できます。

例えば月利1%なら100万円の運用で1万円の利益になり、年利だと10%程度になります。自動売買のテンプレートで期間収益率が公開されている場合は、できるだけ高い利益率になっているものを選びましょう。

ただし、勝率については損失も同時にチェックしなければいけません。

なぜなら、FXにおいて勝率は必ずしも利益とは結びつかないからです。

仮に10回の取引のうち勝率が70%を超えていたとしても、勝った時の利益が1万円で負けた時の損失が3万円だったなら、

  • 7勝×1万円=7万円
  • 3敗×3万円=9万円

となり、損失が利益を上回ってしまっています。

このように、勝率は利益・損失と合わせてチェックしなければ自動売買の正確な実力はわかりません。勝率だけに目がいってしまい、実際の利益を見逃すことがないよう注意しましょう。

2. 損益グラフ

自動売買を選ぶ時に見るべきポイント2つ目は損益グラフです。

見方はシンプルで、損益グラフが緩やかな右肩上がりになっていれば安定した利益が見込めます。自動売買は瞬間的に大金を稼ぐものではないため、複利も含めて時間をかけ少しずつ資金が増えていくような形になっていればベストでしょう。

反対に損益グラフが上下に激しく変動しているような場合、安定性に問題を抱えている可能性があります。もしくは運用期間が短く取引回数が少ない、自動売買の条件設定に問題があるなどの原因も考えられます。

また、安定している損益グラフとなっていても運用期間はしっかりチェックしてください。

たとえデータを取った期間の損益グラフが右肩上がりであっても、現在の相場でも同様の結果になるとは限りません。コロナショック発生で相場が急変動したタイミングなど、相場が普段と異なる様子を見せた期間も含めてのデータかどうか確認しましょう。

3. バックテスト・フォワードテスト結果

自動売買を選ぶ時に見るべきポイント3つ目は、バックテスト・フォワードテストの結果です。

自動売買のテスト結果は公開されていることが多いですが、バックテストの結果だけを鵜呑みにするのは避けましょう。

バックテストとは、過去の相場データで自動売買の運用を行ったテスト結果のことです。確かにテスト結果を通して実際に運用した時にどのような挙動をするか、どれくらいの利益が出るかは見ることができますが、実はバックテストには大きな落とし穴があります。

なぜならバックテストは過去の相場データを使った検証なので、いくつもの条件設定・期間設定を試した上で最も良い結果だけを切り取ることができるからです。

バックテストもれっきとした自動売買の運用テスト結果には違いありませんが、意図的に良い成績を見せられている可能性は否めません。そのため、損益グラフの見た目だけでなく設定されている条件やテスト期間についてもよくチェックする必要があります。

また、できればフォワードテストの結果から判断できた方がより安心です。

過去の相場で検証をするバックテストに対して、フォワードテストは現在の相場で自動売買を運用し検証をします。つまりバックテストのように成績が良かった期間だけの切り抜きが不可能なので、自動売買のリアルな性能がわかるのです。

フォワードテストまでしっかり公開していて成績が伴っている自動売買であれば、実力に一定の信頼が置けます。逆にバックテストしか公開しておらず、取引の設定などに疑問を感じるようなら利用は控えた方が賢明でしょう。

4. 最大ドローダウン

自動売買を選ぶ時に見るべきポイント4つ目は最大ドローダウンです。

最大ドローダウンとは、最大資産に対する損失額を示す指標のことです。最大ドローダウンのパーセンテージが高すぎると、自動売買を利用したとしても大きな損失を被ることになりかねません。

例えば最大ドローダウンが40%の自動売買だと、運用資金200万円の場合に次のような計算式になります。

200万円×40%=80万円

つまり、200万円で自動売買を運用して最大80万円の損失が出る可能性がある、ということです。

自動売買といえども投資なので勝率100%は有り得ませんし、損失が絶対に出ないということもありません。

しかし、損失額があまりに大きいと利益が出る前に運用を停止せざるを得なくなるリスクもあるため、最大ドローダウンは最高でも30%以下に抑えましょう。

おすすめのFX自動売買サービス4つ

それでは、ここからはおすすめのFX自動売買サービスを紹介します。

    • 外為オンライン「iサイクル2取引」
    • FXブロードネット「トラッキングトレード」
    • アイネット証券「ループイフダン」
    • インヴァスト証券「トライオートFX」

それぞれの自動売買の特徴について、詳しく解説します。

外為オンライン「iサイクル2取引」

外為オンラインの「iサイクル2取引」は、100万円以上の運用だと9割以上の方が利益を上げています。

30万円~50万円未満であっても88.41%の方が利益を上げているというデータもあり、ある程度まとまった資金が用意できる方におすすめの自動売買です。しかも初心者の割合も75%と高いため、初めて利用する自動売買としてのハードルも低いといえます。

ただし最低でも30日以上の運用が推奨されているため、1週間や2週間ではなかなか利益が出ない可能性もあります。運用の際はできるだけ長期的に見て判断しましょう。

自動売買サービス FX会社 実績 初心者の割合 手数料(1000通貨あたり) デモトレード
iサイクル2取引 外為オンライン 30日以上の運用で利益が出た人の割合:72.36%

2017年1月~2021年4月までに100万円以上の運用で利益が出た割合:90.75%

75% 40円

FXブロードネット「トラッキングトレード」

FXブロードネットが提供している「トラッキングトレード」は、利用者全体の85.3%が利益を上げている自動売買です。

しかも、上記の実績は2014年10月~2022年1月という長期間にわたっての集計です。2015年のスイスショックや2020年からのコロナショックも含めた実績となっているため、相場の急変動でも安定した利益が出せる自動売買として評価できるでしょう。

自動売買サービス FX会社 実績 初心者の割合 手数料(1000通貨あたり) デモトレード
トラッキングトレード FXブロードネット 2014年10月~2022年1月までに利益が出た人の割合:85.3% 62% 40円

アイネット証券「ループイフダン」

アイネット証券の「ループイフダン」は、利用者の資産平均が27%アップした実績を持つ自動売買です。

さらに注目したいのは運用資金別で見た時、資金の多さと利益が出る人の割合が変わらない点にあります。

  • 25万円未満で運用して利益が出た人の割合:80%
  • 25万円~50万円で運用して利益が出た人の割合:87%
  • 50万円~100万円で運用して利益が出た人の割合:84%
  • 100万円以上で運用して利益が出た人の割合:81%

このように、25万円未満から100万円以上まで全てのデータで利益が出た人の割合が80%を超えています。

通常、自動売買は資金が多いほど利益が出しやすく有利とされているため、少額運用でも安定した成績が期待できる点は大きなアドバンテージといえるでしょう。

自動売買サービス FX会社 実績 初心者の割合 手数料(1000通貨あたり) デモトレード
ループイフダン アイネット証券 2020年度に利益が出た人の割合:83%

2020年度:資産平均27%アップ

51% 無料

インヴァスト証券「トライオートFX」

インヴァスト証券の「トライオートFX」は、高い収益率・勝率を誇る自動売買です。

2021年の12カ月間の運用で12カ月中9カ月を損益プラスで勝ち越し、さらに「コアレンジャー_スイスフラン/円」のストラテジーでは2年余りの期間中に150%以上もの収益率を叩き出しています。

どちらもコロナショックによる影響が強い時期を含む実績なので、自動売買の信頼性・安定性は非常に高いといえるでしょう。

テンプレートが多数用意されていることに加えてカスタマイズ性も高く、FX初心者から上級者までおすすめできる自動売買です。

自動売買サービス FX会社 実績 初心者の割合 手数料(1000通貨あたり) デモトレード
トライオートFX インヴァスト証券 期間収益率(2018年1月~2020年5月):151.9%

2021年1月~12月までの12カ月間における勝率:12カ月中9カ月(75%)

62% 40円

FXの自動売買と裁量トレードはどちらが儲かる?

おすすめの自動売買について紹介しましたが、自動売買を使えば裁量トレードよりも儲かるか、というと実際はケースバイケースです。

自動売買にも裁量トレードにもそれぞれのメリット・デメリットがあり、どちらが向いているかは人によって異なります。自動売買の方が裁量トレードよりも優れているのは、以下に挙げたポイントです。

  • 感情に左右されずにトレードができる
  • 長時間チャート画面に張りついている必要がない
  • FXの経験が浅い初心者でも始めやすい

これらの要素に魅力を感じるなら、自動売買の方が稼げる可能性は高いでしょう。

FXにおいてトレードの最大の敵は感情ともいわれるほどで、「損をしたくない」という感情が働いて損切りできないために大きく負けてしまうケースは少なくありません。また、日中仕事や家事で手が離せない方はチャート分析にかける時間が取りづらいのが現実です。

しかし自動売買を利用すれば感情に左右されることなく、24時間システムが自動的にトレードをしてくれるため利益を上げやすくなります。

ただし、自動売買といっても完全ではありません。

自動売買は小さな利益をコツコツ積み上げることを前提としているため、短期間で大きく稼ぐことは不向きです。また、相場の状況に合わせて条件を変えるなどの調整は必要であり、完全放置はおすすめできません。

結論として、以下に当てはまる方は自動売買の方が裁量トレードよりも利益が出やすいと考えられます。

  • 裁量トレードだと焦りや欲が出てマイナスになってしまいがちな方
  • 普段仕事や家事などで忙しくトレードの時間が取れない方
  • 裁量トレードに自信が持てず自分でトレードするのが怖い方

逆に裁量トレードで十分な勝率・利益が確保できているなら、自動売買よりも裁量トレードの方が稼げる可能性は高いでしょう。自分自身の生活スタイルや希望の稼ぎ方、これまでのトレード経験から判断することが大切です。

FXの自動売買は稼げないという口コミ・評判

それでは、FXの自動売買が稼げない、という口コミをチェックしましょう。

FXの自動売買は稼げないという口コミその1

この方はインヴァスト証券の「トライオートFX」を試したところ、1年弱で結果的に大きなマイナスになってしまったとのことです。

「過去実績が一番良いストラテジーを選んでみた」とあるため、自動売買選びの基本は間違っていません。ですがそれでも結果が出なかったとなると、自動売買の稼働を始める際の相場と合っていなかった可能性が考えられるでしょう。

また、含み損が膨らんでいる傾向から損切りが苦手な様子も見受けられます。いくら自動売買でも、相場の急変などで大きな含み損を抱えてしまった時は手動で損切りをしなければならない場面もやってきます。

自動売買の安定稼働のためには、ストラテジーと相場との相性、稼働停止や損切りのタイミングなどはトレーダーの判断であると意識しておくことが大切です。

FXの自動売買は稼げないという口コミその2

「マーチン」というのは、FXの手法である「マーチンゲール」のことです。

マーチンゲールは取引で予想が外れた際に掛け金を2倍などに増やす手法で、勝率が高い反面ギャンブル性も高いというリスクがあります。マーチンゲールの具体的な取引例としては、以下のようなケースが挙げられます。

  1. 価格が上昇すると予想して1万円でロング(買い)
  2. 逆に価格が下がってしまったので2万円にして追加でロング(買い)
  3. さらに価格が下がったため4万円にして追加でロング(買い)

こうして掛け金を倍々に増やしていくと、たとえ予想通りに相場が動かなくても最終的な収支は高い確率でプラスになります。

なぜなら1万円のエントリーで負けたとしても、4倍にあたる4万円のエントリーでプラスになればそれまでの含み損をほぼ覆せるためです。マーチンゲールは損失ありきで大きな利益を上げていくための手法といえます。

ただし、口コミで指摘されているように「20pips前後」で「1.5倍マーチン」だと長期的に利益を上げていくことは難しいでしょう。

相場には一定の値幅を行き来するレンジ相場と、一方向へ動くトレンド相場の2種類があります。

通貨ペアにもよりますが、トレンド相場になった場合は1日に20pips以上の動きをすることは決して珍しくありません。変動の激しい通貨ペアになると1日に500pips以上動くこともあり、20pipsなど狭い値幅を想定したマーチンゲールは破綻するリスクが極めて高いです。

マーチンゲールのように表面的な勝率が高い手法は、短期的に見ると魅力的に映りがちです。しかし、一定期間内だけで判断すると相場が変動した際に大損をしてしまう危険があるので、必ず長期的な稼働を前提に自動売買の安定性を見るようにしましょう。

FXの自動売買は稼げないという口コミその3

口コミ内で触れられている通り、FXの自動売買で詐欺が多いことは否めません。

悪質な業者がほぼ稼げる可能性のない自動売買を作成し、バックテストなどのデータを改ざんしてFX初心者に数十万円の高額で売りつけるような詐欺も多発しています。そういったケースでは、自動売買をいくら続けても稼ぐことは不可能です。

ただし、FXの自動売買には稼げるツールも確実に存在します。

「大体クローズな場でしか出回らない」とあるように、一部の有名トレーダーやブログ運営者に対して自動売買開発者が個別に声をかけるケースは少なくありません。また、コミュニティ運営者が参加者・生徒に対してのみ販売することもあります。

しかしそういった自動売買でなくとも、「おすすめのFX自動売買サービス4つ」で紹介したFX会社の提供するサービスで十分な利益を上げることは可能です。

FX会社の自動売買サービスで利益を上げている方も実際にいるので、口コミから確認しましょう。

FXの自動売買で稼げた人の口コミ・評判

FX会社提供の自動売買サービスの中でも、稼げたという声が多いトライオートFXを中心に3件の口コミを引用しました。

FXの自動売買で稼げたという口コミその1

上の口コミでは、トライオートFXでひと月に15万円の利益が出ています。

有効証拠金が150万円ほどで1カ月に15万円以上の利益ということは、月利10%超えの成績です。もちろん成績は数カ月など長期的に見て判断すべきではありますが、仮に1年間継続して月利10%なら100万円スタートで1年後には運用資金が200万円超えになる計算です。

このようにまとまった資金が用意できれば、自動売買でも長期運用によって大きな利益が見込めるでしょう。

FXの自動売買で稼げたという口コミその2

トライオートFXの口コミの中には、上のように少額での運用実績も見られます。

自動売買の少額運用に関しては、得られる利益も相対的に少なくなることから無意味に感じる方もいるかもしれません。しかし、こちらの方のように毎月の利益を少しずつ積み重ね、運用資金に組み込んでいくだけでも利益額は右肩上がりに増えていきます。

例えば10万円で運用をスタートして月利10%、毎月1万円ずつ利益が出たとしたら、1年後には運用資金が20万円を超えます。そうなれば運用資金が当初の2倍になり、月利10%のまま変わらないとしても利益額は増加が見込めるのです。

あまりにも運用資金が少ないとロスカットのリスクを上げてしまいますが、利益を投資資金に回す複利運用も念頭に自動売買を検討すると、選択肢の幅がさらに広がるでしょう。

FXの自動売買で稼げたという口コミその3

こちらの口コミは、裁量トレードよりも圧倒的に自動売買の利益が多い例です。

自動売買の利益率は、基本的に運用資金の多さに比例します。そのため、利益額だけを見て自動売買の成績を判断はできませんが、トライオートFX・トライオートETF合わせてひと月で35万円超えの利益となればサラリーマンの平均月収に匹敵する額です。

実際に裁量トレードよりも多くの利益を自動売買で上げられるようになれば、トレードにかける時間を最小限にしてのセミリタイアも現実的になってきます。

FXの自動売買で儲けるための注意点4つ

FXの自動売買を利用するにあたって、注意すべきポイントも押さえておきましょう。

  1. 経済指標発表時や年末年始などは取引を避ける
  2. トレードのための資金には余剰資金を使う
  3. 週に一度は運用結果を確認しストラテジーを再考する
  4. FXについての知識・経験を深める必要がある

ひとつずつ詳しく説明します。

1. 経済指標発表時や年末年始などは取引を避ける

FX自動売買で儲けるための注意点1つ目は、経済指標発表時や年末年始などは取引しないことです。

アメリカの雇用統計など、大きな経済指標発表が行われるタイミングは相場が短時間のうちに大きく動くことがあります。また、クリスマスから年末年始にかけても取引量が激減し、毎年相場の変動が起こりやすい時期です。

自動売買はあらかじめ決められたシステムに沿って稼働するので、こういった相場の急変は苦手としています。そのため、経済指標発表時などに自動売買を稼働したままにしておくと思わぬ損失を被ることになりかねません。

取引量の減少・急変があらかじめ予測できるタイミングでは、自動売買を停止しておくよう心がけましょう。

2. トレードのための資金には余剰資金を使う

FX自動売買で儲けるための注意点2つ目は、トレードの資金には余剰資金を充てることです。

余剰資金とは、家賃や食費など生活費とは関係のない資金を指します。少しでも早く稼ぎたい、多くの利益を得たいと思うと、余剰資金だけでなく生活費まで運用資金に回してしまう方もいます。

しかし、どんなに優れた自動売買でも負ける可能性はあり、絶対に稼げる保証はありません。むしろ自動売買は長期的に見るとプラスにあっても、1日ごとに切り分けるとマイナスになることも少なくないのです。

もし生活費を運用資金に回してしまっていたら、毎日の資金の増減は精神的に相当のストレスとなるでしょう。それだけでなく、現実に生活に支障が出てしまうリスクまで抱えることになり、借金をしてロスカットを避けるなど本末転倒の結果になることも有り得ます。

生活費を運用資金に回しても自分自身の負担が膨らむだけなので、必ず余剰資金だけでトレードするようにしましょう。

3. 週に一度は運用結果を確認しストラテジーを再考する

FX自動売買で儲けるための注意点3つ目は、週に一度は運用結果の確認とストラテジーの再考をすることです。

自動売買はいくら「自動」とはいえ、完全放置で常に勝ち続けられるほど万能ではありません。

自動売買には相場との相性があり、合っていない相場だと収益のパフォーマンスが落ちてしまいます。そのため、最低でも週に1回は運用結果を確認し、もし成績が悪化しているようならストラテジーの変更を検討しましょう。

ただし、自動売買は長期的な運用を前提としているので、短期間に自動売買の変更を繰り返すことはおすすめしません。短期間に自動売買を変え過ぎると、本来得られたはずのトレードチャンスを逃してしまうことになります。

基本的には1カ月程度の運用をめどに、レンジ相場やトレンド相場の切り替わりを見ながら判断することが大切です。

4. FXについての知識・経験を深める必要がある

FX自動売買で儲けるための注意点4つ目は、自動売買の運用をしている間もFXについての勉強を続けることです。

自動売買はあらかじめテンプレートとしてストラテジーが用意してあり、FX会社のプロや熟練トレーダーが組んだロジックが提供されています。だからこそFX初心者でも稼ぎやすい環境であることも事実ですが、どんな相場でも稼げる万能な自動売買は存在しません。

自動売買で安定して利益を伸ばすためには、「週に一度は運用結果を確認しストラテジーを再考する」でも触れたように自分自身で相場と自動売買の相性を判断するスキルが欠かせないのです。

裁量トレードで利益を上げることが難しくても、相場状況を理解する知識を学ぶだけで自動売買の安定感は大きく増します。まずは相場分析の基本である、レンジ相場・トレンド相場の見分け方から始めることをおすすめします。

その上でテクニカル分析やファンダメンタルズ分析を学び、損切りなどのタイミングまで判断できるようになれば、さらに利益率を上げることも現実的になるでしょう。

FXの自動売買でよくある質問Q&A

最後に、FX自動売買でよくある質問に答えます。

自動売買を始めてみたいがまだ不安がある、という方は一度目を通してみてください。

FX自動売買は初心者でも儲かりますか?

自動売買ならFX初心者でも儲かるか、で考えると裁量取引よりも儲かる確率は高いです。

裁量取引で稼ごうと思うとFXについて勉強しなければならないことが多々ありますが、自動売買は実際の取引をシステムがしてくれます。そのため、設定さえ適切にできればFX初心者でも儲かる可能性は十分にあるでしょう。

ただし、「FXについての知識・経験を深める必要がある」でも説明したようにFXの勉強は欠かせません。自動売買に任せきりではなく、自分から学ぶ姿勢も忘れないことが大切です。

FX自動売買は完全放置でも大丈夫ですか?

FX自動売買の完全放置については、リスクが高くなるのでおすすめできません。

日中など、仕事をしていても自動でトレードしてくれることが自動売買の強みです。しかし、何週間も放置したままにしておくと相場状況が変わり、運用している自動売買では利益を出しにくくなることがあります。

そのため、最低でも週に1回は運用状況や成績をチェックし、利益率が落ちていないか確認しましょう。もし運用中の自動売買では成果が出しにくい相場になっているようなら、別の自動売買に切り替えるなどの対策が必要です。

まとめ

FX自動売買は完全放置で稼ぎ続けられる魔法のツールではありません。

しかし、FXについての勉強や運用成績に応じたストラテジーの変更などをこまめにこなせば、高い確率で利益を上げることが可能です。特に裁量取引でなかなか利益が出ない方は、一度試してみる価値は大いにあります。

どの自動売買を使えば良いか迷う場合は、利益率・勝率が高く口コミでも儲かると評判のトライオートFXがおすすめです。自動売買をうまく活用し、資金をコツコツ増やしていきましょう。

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