DMMビットコインでレバレッジ取引をしたいものの、手数料がどの程度なのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、DMMビットコインの取引や入金・出金・仮想通貨の送金などの際にかかる手数料を詳しく解説しています。
また、主要な仮想通貨取引所の手数料を比較し、DMMビットコインの手数料が他社に比べて高いのかを検証しています。
DMMビットコインの手数料に関する客観的な評価を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
- DMMビットコインに取引所はない
- 販売所手数料は無料だがスプレッドが実質的な手数料として徴収される
- レバレッジ取引はポジションを翌日に持ち越すと手数料がかかる
- BitMatch注文の手数料は通貨ペアごとに異なる
- 入金・出金手数料は無料
DMMビットコインとは?
DMMビットコインは、国内No.1(※)で14種類の仮想通貨でレバレッジ取引も可能な暗号資産取引所です。
レバレッジ取引で大きな利益を狙いたい方に、DMMビットコインは最適といえるでしょう。
また、DMMビットコインはサポートが充実しているのもメリットです。土日祝日も含めて365日間サポートが受けられ、LINEでも問い合わせできます。
さらに、DMMビットコインはDMM FXやDMM.com証券などの、DMMグループの金融サービスで培われた高い技術力で資産をしっかり守ってくれます。
充実したサポートと強固なセキュリティを兼ね備えるDMMビットコインは、仮想通貨の初心者でも安心して利用できる取引所です。
(※) 2021年12月現在、国内暗号資産交換業者のWEBサイト調べ
DMMビットコインの現物取引手数料
まずは、DMMビットコインにおける取引所と販売所の現物取引手数料を詳しく見ていきます。
取引所:ユーザー同士で仮想通貨を取引
販売所:ユーザーとコインチェックで仮想通貨を取引
取引所手数料
DMMビットコインでスプレッドの狭い取引所を利用し、利益を上げたいと思っている方もいるでしょう。
残念ながらDMMビットコインには取引所がありません。
DMMビットコインでは、安い手数料で仮想通貨の現物を取引できない点には注意が必要です。
販売所手数料
DMMビットコインの販売所では、以下の通貨を現物で取引できます。
- ビットコイン
- イーサリアム
- リップル
- ライトコイン
- ビットコインキャッシュ
- ステラルーメン
販売所で仮想通貨を売買する場合、手数料は無料です。
ただし、スプレッドが実質的な手数料としてかかってきます。DMMビットコインの販売所におけるスプレッドは一定ではなく、時間帯などによって異なります。
ビットコインのスプレッドは1.5%前後~2.0%前後(10万円~15万円程度)で推移することが多い印象です(2022年3月30日時点)。
一般的な仮想通貨の取引所に比べると、DMMビットコインの販売所で設定されているスプレッドは広めなので注意しましょう。
DMMビットコインのレバレッジ手数料
DMMビットコインは、レバレッジ取引できるのが特徴です。
入金した証拠金を担保にすることで、預けた金額以上の仮想通貨の売買が可能になる取引方法。
日本の金融庁に登録されている仮想通貨取引所でかけられるレバレッジは最大2倍まで。
DMMビットコインでレバレッジ取引できる通貨は以下の通りです。
- ビットコイン
- イーサリアム
- リップル
- ライトコイン
- ビットコインキャッシュ
- ステラルーメン
- イーサリアムクラシック
- テゾス
- オーエムジー
- エンジンコイン
- ネム
- クアンタム
- ベーシックアテンショントークン
- モナコイン
レバレッジ取引は、手数料無料で仮想通貨を売買できますが、販売所と同じくスプレッドが実質的な手数料としてかかってきます。
なお、レバレッジ取引は販売所の現物取引よりもレバレッジが狭く設定されています。
レバレッジ取引と現物取引の、同時刻におけるビットコイン/円(BTC/JPY)のスプレッドは以下の通りです(2022年3月30日時点)。
レバレッジ取引 | 現物取引 | |
---|---|---|
Ask/買 | 5,844,742円 | 5,914,809円 |
Bid/売 | 5,833,064円 | 5,762,997円 |
スプレッド | 11,678円 | 151,812円 |
現物取引のスプレッドは15万円以上なのに対し、レバレッジ取引は1万円程度と大きく異なっています。
仮想通貨はボラティリティ(価格変動)が大きいので、レバレッジ取引のスプレッドであれば特に気にする必要はないでしょう。
なおDMMビットコインでは、レバレッジ取引で保有したポジションを当日中に決済せずに翌営業日に持ち越すと、1日あたり0.04%のレバレッジ手数料が発生します。
レバレッジ手数料を支払いたくない場合は、当日中に決済まで済ませましょう。
DMMビットコインのBitMatch注文取引手数料
DMMビットコインには、販売所取引の他にBitMatch注文と呼ばれる取引方法があります。
一方で、注文がミッド価格で成立しない場合はDMMビットコインの販売所の価格で約定されるので、仲値から大きく離れた価格で売買が成立する可能性がある点には注意しましょう。
BitMatch注文は現物取引とレバレッジ取引の両方で利用でき、注文が成立するとそれぞれ以下の手数料が発生します。
BitMatch取引手数料(現物取引)2022年3月30日時点
取引単位 | 取引単位あたりの手数料 | 最小発注数量 | |
---|---|---|---|
BTC/JPY | 0.001 | 2円 | 0.010 |
ETH/JPY | 0.01 | 6円 | 0.10 |
XRP/JPY | 10 | 6円 | 100 |
LTC/JPY | 0.1 | 13円 | 1.0 |
BCH/JPY | 0.1 | 44円 | 1.0 |
XLM/JPY | 10 | 2円 | 100 |
取引手数料(レバレッジ取引)2022年3月30日時点
取引単位 | 取引単位あたりの手数料 | 最小発注数量 | |
---|---|---|---|
BTC/JPY | 0.01 | 3円 | 0.10 |
ETH/JPY | 0.1 | 19円 | 1.0 |
XRP/JPY | 100 | 12円 | 1,000 |
LTC/JPY | 1 | 24円 | 10 |
BCH/JPY | 0.1 | 11円 | 1.0 |
XLM/JPY | 100 | 3円 | 1,000 |
ETC/JPY | 1 | 2円 | 10 |
XTZ/JPY | 100 | 1,052円 | 1,000 |
OMG/JPY | 100 | 1,883円 | 1,000 |
ENJ/JPY | 100 | 58円 | 1,000 |
XEM/JPY | 100 | 6円 | 1,000 |
QTUM/JPY | 100 | 989円 | 1,000 |
BAT/JPY | 100 | 103円 | 1,000 |
MONA/JPY | 100 | 354円 | 1,000 |
手数料の計算方法は以下の通りです。
例えば、BTC/JPYの現物取引で0.5BTCの買い注文が約定した場合の手数料は以下のように計算します。
このように、BitMatch注文は売買が成立しさえすれば、販売所よりもはるかに安い手数料で仮想通貨を購入可能です。
DMMビットコインの入金手数料
DMMビットコインの入金手数料は以下の通りです。
入金方法 | 手数料 |
---|---|
銀行振込 | 無料 ※振込手数料はユーザー負担 |
コンビニ入金 | - |
クイック入金 | 無料 |
日本国内の暗号資産取引所の多くは、口座に入金する際に手数料が徴収されます。
それに対して、DMMビットコインでは入金手数料は一切かかりません。
なお、銀行振込は振込手数料を銀行に支払う必要がある点に注意しましょう。
DMMビットコインの出金手数料
DMMビットコインは、入金だけでなく出金時の手数料も無料です。
DMMビットコインの出金は、メンテナンス時間を除く24時間365日手続きできます。出金できるのは1日1回で、金額は2,000円以上1億円未満です。
出金手続きしてから口座に入金されるまでにかかる時間は、出金依頼の翌営業日から起算して原則3営業日以内となっています。
DMMビットコインで購入した仮想通貨で得た利益を、一切減らさずに出金できるのはメリットですね。
DMMビットコインの仮想通貨送金手数料
DMMビットコインは、仮想通貨を送金する場合にかかる手数料も無料です。
なお、DMMビットコインから送金できる仮想通貨はビットコインとイーサリアム、リップルのみで、ライトコインとビットコインキャッシュ、ステラルーメンは送金できません。
また、仮想通貨の送金にかかる時間も、送金依頼の翌営業日から起算して原則3営業日以内と長めです。DMMビットコインの仮想通貨を送金する場合は、早めに送金手続きを済ませましょう。
DMMビットコインの手数料を低く抑えるコツ3つ
DMMビットコインの手数料は無料が多く十分お得ですが、さらに安く済ませることも可能です。
ここでは、DMMビットコインの手数料を低く抑えるコツを3つ紹介します。
- レバレッジ取引で仮想通貨を売買する
- 販売所ではスプレッドが狭いタイミングを狙って購入する
- 入金はクイック入金を利用する
1. レバレッジ取引で仮想通貨を売買する
仮想通貨の売買時にかかる手数料をできるだけ抑えたい場合は、販売所の現物取引ではなくレバレッジ取引を利用しましょう。
理由は、レバレッジ取引の方がスプレッドが狭いためです。
ビットコインにおける現物取引とレバレッジ取引のスプレッドを比較すると、現物取引だと10万円以上開きがあることも多いのに対し、レバレッジ取引は1万円程度で済みます。
例えば、販売所のスプレッドが10万円、レバレッジ取引のスプレッドが1万円でそれぞれビットコインを購入し、その後価格が10万円上がった場合に得られる利益は以下の通りです。
利益 | |
---|---|
販売所取引 | 0円 |
レバレッジ取引 | 90,000円 |
スプレッドが狭いレバレッジ取引の方が、利益をより多く残せることが分かります。
レバレッジ取引は証拠金以上の金額で取引することになるので、思わぬ損失が出ないよう注意しながらうまく活用しましょう。
2. 販売所ではスプレッドが狭いタイミングを狙って購入する
DMMビットコインで仮想通貨の現物を購入したい場合は、スプレッドが広い販売所を利用する他に手段はありません。
その際には、できるだけスプレッドが狭いタイミングを狙って購入するようにしましょう。
DMMビットコインの販売所のスプレッドは一定ではなく常に変動していて、タイミングによっては数万円単位で違ってくることもあります。
日頃からスプレッドをチェックして大まかな値幅を把握しておき、スプレッドが狭い時に購入するのが、DMMビットコインの手数料を安く済ませるコツです。
3. 入金はクイック入金を利用する
DMMビットコインへの入金方法は、クイック入金がおすすめです。
DMMビットコインの入金方法はクイック入金と振込入金から選ぶことができ、どちらも入金時に手数料はかかりません。
ですが、銀行振込は銀行へ振込手数料の支払いが必要になることもあります。
振込手数料の無料枠がある銀行であれば無料で銀行振込できるので問題ありませんが、無料枠がない場合は完全無料で入金できるクイック入金を利用しましょう。
DMMビットコインの手数料は高い?他社の取引所と比較
DMMビットコインの利用を検討しているものの、他の暗号資産取引所と比べて手数料が高いのか気になっている方もいると思います。
ここでは、DMMビットコインと主要な暗号資産取引所の手数料を比較します。
DMMビットコイン | ビットフライヤー | コインチェック | GMOコイン | Zaif | bitbank | |
---|---|---|---|---|---|---|
取引所 手数料 |
- | 0.01% ~ 0.15% | 無料 | Maker -0.01% Taker 0.05% |
Maker 0% Taker 0.1% |
Maker -0.02% Taker 0.12% |
販売所 手数料 ※1 |
無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
FX手数料 | 無料 ※3 | 無料 | - | 無料 | - | - |
レバレッジ手数料 | ポジション金額の0.04% | ポジション金額の0.04% | - | ポジション金額の0.04% | - | - |
入金手数料 (クイック入金) |
無料 | 住信SBIネット銀行 無料 住信SBIネット銀行以外 330円(税込) |
3万円未満 770円 3万円以上50万円未満 1,018円 50万円以上 入金金額 ×0.11%+495円 |
無料 | - | - |
入金手数料 (銀行経由)※2 |
無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 | 【三井住友銀行】 3万円未満 220円 3万円以上 440円 【三井住友銀行以外】 3万円未満 550円 3万円以上 770円 |
日本円出金 407円 |
無料 ※大口出金時は手数料がかかる |
3万円未満 385円 3万円以上 770円 |
3万円未満 550円 3万円以上 770円 |
※1 スプレッドあり ※2 振込手数料が別途必要 ※3 BitMatchでレバレッジ取引をする場合は手数料がかかります
入金手数料と出金手数料がどちらも無料なのは、DMMビットコインとGMOコインの2社です。
GMOコインは大口出金時に手数料がかかることがあるので、金額に関係なく完全無料なのはDMMビットコインのみとなっています。
DMMビットコインはその他の手数料もほとんどが無料で、レバレッジ手数料は他社と同じ0.04%です。
DMMビットコインの手数料は、日本国内の主要な暗号資産取引所の中でも安いといえるでしょう。
まとめ
DMMビットコインで仮想通貨の現物取引をする場合、取引所がないためスプレッドが広く設定されている販売所を利用する必要があります。
そのため、仮想通貨の現物を売買したい方には、DMMビットコインは適していません。
一方で、DMMビットコインは14種類の仮想通貨をレバレッジ取引できるのが、他の暗号資産取引所にはない大きな特徴です。
レバレッジ取引はスプレッドも狭いので、手数料を気にせずに売買できます。
また、DMMビットコインは入金と出金時に手数料がかかりません。レバレッジ取引がメインで入金や出金の頻度が高い方に、DMMビットコインは特におすすめです。
DMMビットコインは、最短1時間で仮想通貨の取引を始められます。
口座開設や開設後の口座維持手数料も一切かからないので、仮想通貨をレバレッジ取引したい方はDMMビットコインをぜひ使ってみてください。