FX自動売買(システムトレード)は、あらかじめ決められたロジックに沿ってトレードをしてくれるシステムです。
取引条件さえ設定しておけば自動的に注文・決済が実行されるため、日中仕事で時間が取れない方や、FXの知識が浅く自信がない方でも取り組みやすいというメリットがあります。
しかし、世の中には自動売買の詐欺ツールを販売して資金を騙し取ろうとする悪質な販売者もいます。
この記事ではFX自動売買詐欺の実態と見分け方、対策まで詳しく解説します。FX自動売買の詐欺について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
- FX自動売買の詐欺にあうと資金を取り戻すことが難しいケースが多い
- 詐欺を見分ける方法を知って常に警戒しておくことが大切
- 被害額が数十万円~数百万円以上になることも少なくない
- 詐欺ツール購入などでお金を騙し取られたらすぐに相談する
- FX自動売買なら信頼性・運用実績があるトライオートFXがおすすめ
FX自動売買そのものは詐欺ではない
まず前提として確認しておくと、FXの自動売買そのものは詐欺ではありません。
一部の悪質な業者は別として、国内FX業者は金融庁、海外FX業者なら各国の金融ライセンスを所有しています。つまり、基本的にFX業者は正式に認可を受けて運営しているということです。
また、「信頼性が高く実績もある自動売買3選」の見出しで紹介しているような自動売買ツールは、多数の利用者がいる上に長期的な実績もあります。
自動売買ツールといっても一概に詐欺ツールばかりではない、ということは知っておきましょう。
FX自動売買のよくある詐欺の手口4つ
しかし、FX自動売買には詐欺が多いことも事実です。
ここからはFX自動売買によくある詐欺の手口を4つ解説します。
- 性能を偽った高額の自動売買ツールを売りつける
- 口座開設・入金をさせて入金額を騙し取る
- 出金や返金・クーリングオフに応じない
- 突然音信不通となり連絡が取れなくなる
FX自動売買の詐欺は高額な被害になりやすいため、詐欺の手口を知って十分に注意してください。
1. 性能を偽った高額の自動売買ツールを売りつける
FX自動売買のツールにも、実績があり信頼できるツールは存在します。しかし、残念ながら世の中には多数の詐欺ツールが出回っていることも事実です。
売買条件が全くのでたらめでロジックと呼べるものではなかったり、実際に運用しても継続的に利益を上げられないようなツールを売りつけられることも実際に有り得ます。
また、高額なほど運用成績も良いのでは、と思ってしまうかもしれませんが、価格をあえて高価にすることで品質の良い製品だと信じ込ませるのは詐欺師の常套手段です。
自動売買ツールにおいては、必ずしも金額と値段が比例するわけではないことを知っておきましょう。
価格や宣伝文句に惑わされず、ロジックや運用成績を見て判断することが大切です。
2. 口座開設・入金をさせて入金額を騙し取る
ほとんどのFX業者では、口座開設手数料や口座維持管理手数料などはかかりません。そのため、詐欺業者側にとって口座開設から入金をさせるまでのハードルは低くなっているといえます。
その穴をついて、FX自動売買の詐欺では「口座に入金さえしておけば放置しておいても勝手に残高が増えていく」「FXの知識や経験がなくても自動で運用してくれるから問題ない」、などと入金をするよう言葉巧みに誘導します。
もしも騙されて入金してしまうと、運用は行われず全額を持ち逃げされてしまうのです。
口座開設時に入力したクレジットカード情報や個人情報を盗み取られてしまうリスクもあるので、口座開設が無料だからといって安易に手続きをしないようにしましょう。
3. 出金や返金・クーリングオフに応じない
詐欺ツールに限ったことではありませんが、自動売買のツールを動かすためには口座への入金が欠かせません。ただし、詐欺の場合は出金ができなくなるケースがあるので注意が必要です。
詐欺の場合、出金拒否の際に使う理由としては以下のようなものがあります。
- 入金後1年間は出金できない
- 1,000万ロット分の取引が行われなければ出金できない
- 100万円単位でないと出金できない
いずれも達成が困難な条件ばかりで、条件を満たしたとしてもさらに難題を突きつけて出金を妨げます。
また、ツール購入後の返金・クーリングオフに応じないといったケースもたびたび見られます。
例えば、本来はクーリングオフが適用される条件・期間にも関わらず返金をしない、問い合わせを無視するといった対応です。
ツールが買い切り型ソフトウェアの場合は、販売形式上クーリングオフの適用自体されないこともあり、購入時に十分な確認が必要です。
4. 突然音信不通となり連絡が取れなくなる
これまでに説明してきた手口にも関わることですが、FX自動売買の詐欺では販売者と連絡が取れなくなってしまうことが多々あります。
ツール代金を支払った後や、口座への入金が済んだタイミングで返信が途絶えると返金やクーリングオフの問い合わせすらできません。
中にはそもそも連絡先を教えてもらっていない、といったケースもあるので、販売者の情報は購入を検討する段階で詳しく調べておかなければ危険です。
FX自動売買の詐欺を見分ける5つの方法
FX自動売買の詐欺によくある手口を理解した上で、騙されないように詐欺を見分ける方法も知っておきましょう。
FX自動売買の詐欺を見分け、回避するポイントは以下の5つです。
- ネットの誇大広告やSNSへの過剰投稿は警戒する
- 突然の連絡やSNSからの勧誘は疑う
- ツール販売者の連絡先を確認する
- 公開している収益率が異様に高い
- 口座情報やバックテスト結果を改ざんしている
1. ネットの誇大広告やSNSへの過剰投稿は警戒する
詐欺ツールは購入者を集めるために、ネット広告やSNSを頻繁に利用しています。
もっともネット広告などは国内大手FX会社のものも見かけますが、詐欺ツールの場合は簡単さ・手軽さや儲かる金額、稼げる早さを押し出していることが非常に多い点が特徴的です。
よくある文言としては、以下のようなものがあります。
- 「投資の知識がなくても元本保証のリスクゼロで資産運用できる!」
- 「寝ている間に放置しているだけでお金が増える!」
- 「何もしなくても元手5万円から1カ月で100万円簡単に稼げる!」
あわせて大量の札束や高級ブランド品に囲まれた写真をTwitterやInstagramなどのSNSに掲載することで、儲かることを強くアピールしてきます。
どんなに熟練したFXのトレーダーであっても勝率100%は有り得ず、必ず損失込みで綿密なトレード計画を立てます。
それにも関わらず自動売買でリスクゼロの投資を掲げているようなら、ほぼ確実に詐欺ツールでしょう。
2. 突然の連絡やSNSからの勧誘は疑う
TwitterやInstagram、LINEなどを通して知らない人から突然「楽に稼げる方法があります」などのメッセージが送られてきたら、十中八九詐欺と考えて間違いありません。
中には、本当に自作の自動売買ツールをテストするためのモニターを募集している人もいます。
しかしシステムのロジックを公開していなかったり、手軽さを前面に押し出しているようなら詐欺の可能性が否めないでしょう。
見知らぬ人からの連絡で少しでも怪しいと感じたら、アカウントをブロックして無視することをおすすめします。
3. ツール販売者の連絡先を確認する
詐欺ツールの販売者は、ツール代金の支払い後などに突然音信不通になってしまうケースが少なくありません。
TwitterのDM等でやり取りをしていた場合、一見連絡先がわかっているようでもアカウントが消されるだけで連絡手段がなくなります。
そのため、ツール販売者と確実にコンタクトが取れる電話番号など、連絡先を聞いておくことが非常に大切です。
連絡先を教えてもらえない場合や、存在しない事務所の電話番号を提示されることもありますが、連絡先の情報を調べてみて怪しいようなら詐欺を疑いましょう。
4. 公開している収益率が異様に高い
ツールの実績として公開されている収益率が、異様に高い場合も注意が必要です。
例を上げると以下のようなものが該当します。
- 月利50%で運用可能
- 10万円の入金で1年後には500万円
- 放置しておくだけで1カ月後に元本が倍増
FXの経験があまりないと、月利50%と言われても実感は沸きづらいかもしれません。
しかし「投資の神様」と呼ばれるウォーレン・バフェット氏でも、年利は20%ほどだといわれています。
複利で考えた場合、年利20%は月利にすると1.53%です。こうして見ると、月利50%がいかに現実離れした数字かわかります。
利益率の高さを証明するデータがないのであれば、詐欺の可能性を忘れないようにしましょう。
5. 口座情報やバックテスト結果を改ざんしている
ツールの販売ページなどを見ると、利益率や勝率だけでなく毎月の運用成績、口座情報、バックテスト結果まで掲載していることがあります。
詳細なデータを載せてあるほど信頼性も増しますが、実はこれらのレポートは改ざんが可能です。
バックテストとは自動売買ツールを過去の相場で検証したデータを指しますが、良い結果が出た数カ月間だけを切り取っているものなどは当てになりません。
ただ、巧妙な改ざんになるほど見抜くことは困難になるので、詐欺かどうかを判断するにはフォワードテストの結果も合わせてチェックしましょう。
FX自動売買の詐欺の対策4つ
FXの自動売買で、少しでも詐欺の可能性を感じたら以下の対策をおすすめします。
- 怪しいと感じたら金融庁で確認する
- 高額な取引ツールは購入しない
- 海外FX会社の利用を促されたら使わない
- フォワードテストの結果で判断する
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
1. 怪しいと感じたら金融庁で確認する
金融庁のホームページには、金融商品取引業者として登録されている業者が一覧で掲載されています。
金融庁に登録がある国内FX業者なら、出金拒否などのトラブルの心配はないと考えて良いでしょう。
逆に、金融庁に登録されていない業者は詐欺と関係している可能性が疑われます。
海外FX業者についてはいずれも金融庁に登録していないので、判断基準としては海外の信頼性が高いライセンスを所有しているかどうかになります。
海外ライセンスの情報すら出てこないようなら、入金後に持ち逃げされるリスクが高いため利用しないようにしてください。
2. 高額な取引ツールは購入しない
一般的には自動売買ツールの相場は数万円〜10万円程度で、10万円を超えるツールを利用しても実際の運用成績にはそれほど差が出ないことも珍しくありません。
もちろん、制作者が独自に組み上げたロジックで高勝率を叩き出しているツールなら多少高額になることは有り得ます。しかし50万円や100万円など、相場からかけ離れた価格のツールは詐欺の可能性の方が濃厚でしょう。
「信頼性が高く実績もある自動売買3選」の見出しで紹介しているように、国内FX業者の提供している無料の自動売買ツールにも優秀なものは存在します。
そのため、無理をして数十万円以上もの高額なツールを購入する必要はありません。
3. 海外FX会社の利用を促されたら使わない
海外FX業者は、レバレッジ規制の対象にならないためにあえて日本の金融ライセンスを取っていません。
そのため、海外FX業者で出金トラブルなどが起きても、国として手出しはできません。
入金した資金が騙し取られたとしても、トレーダーは泣き寝入りするしかなくなってしまいます。
安全性の高さから考えると、特に自動売買が絡む場合は海外FX業者を避けた方が無難でしょう。
4. フォワードテストの結果で判断する
過去の相場で検証をするバックテストではデータの改ざんができてしまいます。
そのため、ツールの信頼性を検証するには実際の相場でツールを運用するフォワードテストの方が確実です。
フォワードテストの結果を長期間リアルタイムに公開しているツールなら、安定性に一定の信頼が置けます。
逆にフォワードテストの結果を伏せていたり、フォワードテスト自体行っていない場合は詐欺の可能性を疑ってください。
実際にFXの自動売買の詐欺にあった方の口コミ・体験談
実際にFX自動売買で詐欺にあった方の口コミも数件見ておきましょう。
インターネット上の情報商材で詐欺にあった方の口コミ・体験談
インターネット上の情報商材で、「絶対に稼げる」「100%稼げる」という文言を多用したFXの自動売買とコミュニティの入会費をクレジットカードの分割で支払いました。
実際にはお粗末な自動売買プログラムにより、入会費とは別に投資資金として30万がほとんどなくなってしまいました。
返金を求めたところ、侮辱するような文言とともに、こちらが詐欺だと断定した言葉から、強制退会になりました。
売買契約書には、強制退会者には支払い義務があるとかで、債権回収業者に回収させるという脅迫メールが届きました。
引用:弁護士ドットコム
「絶対に稼げる」という文言は、「ネットの誇大広告やSNSへの過剰投稿は警戒する」の見出しでも取り上げたように詐欺の常套手段です。
加えて悪質なのは、自動売買ツールが粗悪品で投資資金まで失ってしまったことや、返金を訴えても応じてもらえず強制退会をさせた上でさらに支払いを要求している点です。
脅迫を受けた場合には警察相談専用窓口などに連絡し、対処方法を相談しましょう。
電話による勧誘で詐欺にあった方の口コミ・体験談
昨年の11月にFX会社からいきなり電話があり、
「うちのグループが開発したFXの自動売買ツールを使って資産を増やしませんか」
という話がありました。その話を信用してしまい、201万円をそのグループが指定する証券会社に預けてしまいました。(ちなみにあとで調べたところ、その会社は連絡がつかないことで有名な海外の会社でした)
自社のHPだと教えられたページがあるのですが、そこに載っていた事業所所在地は出鱈目でした。
現在こちらが掴んでいる情報は、相手方の電話番号のみです。
引用:弁護士ドットコム
電話による勧誘の場合には、基本的にクーリングオフが適用されます。
ただ上の事例ではツール販売者が嘘の事務所所在地を教え、連絡を取れないようにしています。
電話番号から調査をして販売者の氏名や住所などが判明すれば弁護士を通して訴訟を起こす、などの手段はありますが、詐欺にあわないためには教えられた事務所所在地をあらかじめ確認しておくなどの対策が必要でしょう。
誇大広告の運用成績で詐欺にあった方の口コミ・体験談
FXの自動売買システムのソフトを月額5万円で購入しました。内容は、「過去5年間の勝率94.6%」「5年間トータル収支5年間継続中」というものでした。
しかし購入数日後で35万円の損失が出てしまい、販売会社から「損失分を補てんして同ロットで回せれば12日程度で回収可能、年間ではプラスになる」とメールが来たため損失分を補てんしました。
35万円の回収も終わらない数日後、今度は60万弱の損失が出てしまいました。
引用:弁護士ドットコム
「勝率94.6%」などの謳い文句は、典型的な詐欺ツールの特徴といえます。
販売会社からのメールは信用性が低く、運用成績から見ても明らかに事実と異なる誇大広告なので、国民生活センターや弁護士に連絡することで返金請求が可能な事例です。
詐欺の疑いを持った時点で相談してみてください。
FX自動売買の詐欺にあった場合の相談先5つ
もしFX自動売買のツールで詐欺にあってしまったら、以下の相談先へすぐに連絡してください。
- 国民生活センター
- 警察相談専用窓口
- 金融庁
- 適格消費者団体
- 弁護士
各機関で対応できる範囲が異なるので、訴訟手続き等は適格消費者団体や弁護士に依頼しましょう。
1. 国民生活センター
国民生活センターは、日常生活の中のトラブル解決をサポートするための機関です。
FXに関係するトラブルや詐欺の相談も国民生活センターには多数寄せられているので、被害状況を伝えれば同様の事例がないか確認した上でアドバイスを受けることができます。
詐欺なのかどうか曖昧でも、まずは一度#188で国民生活センターに相談してみましょう。
2. 警察相談専用窓口
警察相談専用窓口は、日常生活の中の困り事を相談するための専用窓口です。
#9110に電話すれば専門の相談員に話を聞いてもらうことができ、内容に応じて適切な相談先を紹介してくれます。
国民生活センターと同様、自分自身が受けた被害が詐欺かどうかを確認する意味でも一度話を聞いてみることをおすすめします。
3. 金融庁
金融庁には「金融サービス利用者相談室」という、金融行政・サービスに関する相談窓口があります。
詐欺ツール販売者とのやり取りを伝えることで、金融商品取引法から見て問題があるかどうか判断してもらえます。
ただし金融庁は直接的な指導などはできないので、具体的にアクションを起こしたい場合は適格消費者団体や弁護士に相談しましょう。
4. 適格消費者団体
適格消費者団体は、消費者保護を目的とした公的機関です。
悪質な詐欺をするツール販売者に対して差止請求を出すことができるほか、特定適格消費者団体であれば消費者に代わって集団訴訟を起こすことも可能です。
集団訴訟を起こすことができれば、詐欺によって被った損害を取り返せる可能性があります。
集団訴訟を起こすには同様の被害者が多数いなければいけませんが、国民生活センターで似た事例があるとアドバイスを受けた場合などは相談してみる価値はあるでしょう。
5. 弁護士
FX自動売買の詐欺で騙し取られた被害金を取り戻したい場合などは、弁護士に相談するという手もあります。
FXに詳しい弁護士を探す方法としては、主に以下の3つです。
- 日本弁護士連合会の公式サイト
- 地域の弁護士会の無料相談
- 法テラスで相談
日本弁護士連合会の公式サイトからは、電話予約・ネット予約による弁護士探しや、地域の弁護士会の検索ができます。
弁護士への依頼が経済的に難しい場合は、法テラスを利用すれば1案件につき3回まで無料で相談することが可能です。
適格消費者団体での集団訴訟が難しいケースなどは、法テラスの利用を検討してみてください。
信頼性が高く実績もある自動売買3選
FX自動売買の詐欺にあわないためには、信頼性が高く実績のある自動売買ツールを使うことをおすすめします。
自動売買のツールには無料でも優秀なものがあります。その中でも、国内FX業者が提供していて実績もある自動売買ツールが以下の3つです。
- インヴァスト証券「トライオートFX」
- FXブロードネット「トラッキングトレード」
- アイネット証券「ループイフダン」
どのツールを利用すべきかで迷ったら、「トライオートFX」を選んでおけば間違いないでしょう。
インヴァスト証券「トライオートFX」

出典:トライオートFX
名称 | トライオートFX |
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信頼性 | 2011年から10年以上にわたり自動売買を提供 |
実績 | 期間収益率160%以上 |
手軽さ | セレクト機能で選べるロジックは90種類以上 |
インヴァスト証券の「トライオートFX」は、初心者から上級者まで幅広い活用が可能な自動売買ツールです。
トライオートFXは業界でも古くから自動売買ツールを取り扱ってきたノウハウを元に、初心者向けの「セレクト機能」と独自ロジックを構築できる「ビルダー機能」という2種類の自動売買を用意しています。
セレクト機能はすでに用意されているロジックのテンプレートから好みのものを選ぶだけですが、期間収益率が160%以上を出すものがあるなど実用性も申し分ありません。
FXブロードネット「トラッキングトレード」

出典:FXブロードネット
名称 | トラッキングトレード |
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信頼性 | 2014年から自動売買を提供し利益実績を計測 |
実績 | 期間収益率80%以上 |
手軽さ | 相場の自動追尾機能 |
FXブロードネットの「トラッキングトレード」は、リピート型の注文方式を採用している自動売買ツールです。
最大の特徴は相場の動きを追尾する機能があることで、最初に設定した値幅から相場が動いた場合は自動的に追いかけて設定し直してくれます。
操作・設定がシンプルなので、初心者向けの自動売買ツールです。
逆に自動売買に慣れていて複雑な設定がしたい上級者や、自分でロジックを組み上げてみたい方には物足りなく感じられるかもしれません。
アイネット証券「ループイフダン」

出典:アイネット証券
名称 | ループイフダン |
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信頼性 | 不明(運用実績非公開) |
実績 | 2020年度のループイフダン利用者資産が平均27%アップ |
手軽さ | 損益ランキングからテンプレートを選択 |
アイネット証券の「ループイフダン」は、一定の値幅ごとに売買を繰り返す自動売買ツールです。
リピート型ですがレンジ相場だけでなくトレンド相場でも運用が可能であり、さまざまな相場状況に対応できます。
また、ループイフダンは損益ランキングの一覧から利益率や必要資金を確認し、自分に合ったテンプレートを選べる手軽さも魅力です。
2021年から新しく提供を開始したループイフダンBSでは買い・売りの両方を設定可能で、アドバイス機能も搭載されているので、両建てに興味があれば試す価値はあるでしょう。
FX自動売買の詐欺に関するよくある質問
FX自動売買の詐欺に関するよくある質問をまとめました。
FX自動売買は全て詐欺ですか?
FX自動売買だからといって、全てのツールが詐欺というわけではありません。
40万円の自動売買ツールが詐欺であることもあれば、5万円で好成績を出せる自動売買ツールも存在します。
また、国内業者が提供する自動売買・トライオートFXでも一定期間内に160%以上の収益率を出しているので、信頼性の高いものを選べば問題なく運用可能です。
◯◯という自動売買ツールを購入したのですが大丈夫でしょうか?
自動売買ツールを購入してしまった、あるいは購入前に怪しいと感じたら、まずは金融庁のホームページで登録業者かどうか確認しましょう。
無登録業者だった場合は国民生活センターなどに連絡し、以降の対策についてアドバイスをもらうことが大切です。
購入から8日以内であればクーリングオフが適用できるケースもあるので、ひとりで悩まずに相談してください。
FX自動売買の詐欺で騙されやすいのはどんな人ですか?
FX自動売買の詐欺では、投資知識がない方やお金に困っている方、若い方が狙われやすい傾向にあります。
また、成人したばかりの大学生もターゲットになりやすいです。
未成年は借金に親の同意が必要ですが、成人であれば自分の意思でお金を借りることができます。
そのため、成人した大学生や働き始めて間もない社会人を狙って勧誘し、借金をさせて詐欺ツールを買わせる、といった手口が実際に行われています。
年齢的・環境的にターゲットにされやすい立場にある場合は、詐欺の手口をチェックして十分に注意しましょう。
まとめ
FX自動売買は、忙しい方でも利用しやすい魅力的な投資ツールです。
しかしFX自動売買には詐欺ツールも多く、ネット上で調べるだけでも多数の被害報告が出てきます。
FX自動売買は何十万円もの高額なツールを購入しなくても、国内FX業者が提供している無料ツールで十分高い利益率が得られます。
まずはこちらを検討してみるとよいでしょう。