FXの自動売買とは、最初にルール(ストラテジーやレート幅など)を設定しておけば、そのルールに従って自動的にFXの取引をおこなってくれるシステムのことです。
忙しくて時間のない会社員の方や、全ての取引を自分でおこなう「裁量取引」はまだ無理といった初心者の方でも手軽に始められることから人気を集めています。
しかしその一方でFXの自動売買を続けて「大損」をしてしまい、資金の大半を失ってFXの取引から退場してしまう方もいらっしゃいます。
そこで今回は「なぜ大損してしまうのか?」という理由と、「こうすれば大損しない」といった対策を徹底解説。
FXの自動売買で大損したくない方は、ぜひ最後までお付き合いください。
【この記事の要点】
- 自動売買システムを完全放置したり、無理な裁量トレードを取り入れたりすると大損する可能性がある
- 相場状況・取引状況によってFX自動売買を調整する
- 証拠金維持率に余裕を持った状態で自動売買を始める
- 借金をした資金で始めない
- 初心者はまずは無料のFX自動売買プログラムから始める
結論、FXの自動売買はインヴァスト証券がおすすめ!
インヴァスト証券の「トライオートFX」は、基本的には用意されたリストの中から「気に入った設定を選ぶ」だけ。初心者でも使いやすいシンプル設計。
またスプレッドも業界最狭水準なため、取引コストが抑えられるのも嬉しいポイントです。
FXの自動売買で大損することはある?
結論からいいますと、怪しい詐欺まがいのプログラムを使用しない限りFXの自動売買「自体」で「大損」することはありません。
しかし結果的にFXの自動売買を行うことによって大損してしまう方がいるのも事実です。
これは一体どういうことなのでしょうか?
ここではFXの自動売買で大損に至ってしまう理由と、その対策方法についてお伝えしてまいります。
FXの自動売買で大損する理由とその対策
FXの自動売買で大損してしまうのには3つの理由があり、その対策には3つの方法が考えられます。
FXの自動売買で大損してしまう3つの理由
FXの自動売買で大損してしまう理由は以下の通りです。
- FXの取引状況をきちんと把握せず完全放置してしまうから
- 自動売買の小さな損失を取り戻すために大きな取引をしてしまうから
- 自動売買なのに自分で操作をしてしまうから
それぞれ解説します。
1. FXの取引状況をきちんと把握せず完全放置してしまうから
ロボット掃除機を考えてみてください。
いつもの状態のいつもの部屋であればロボット掃除機は何の問題もなくきれいに掃除をしてくれます。
しかしロボット掃除機が乗り越えられないような障害物が突然いくつも置かれてしまった場合、ロボット掃除機は掃除ができません。
障害物を取り除いたり、プログラムを変更してやらなければならないのです。
FXの自動売買も同じことです。
相場の状況が永遠に安定していれば完全に放置していても収益が上がりますが、相場の急変などがあったのにプログラムに任せっきりにしていては損失が発生してしまいます。
「完全放置」は大損の第一歩です。
2. 自動売買の小さな損失を取り戻すために大きな取引をしてしまうから
FXの自動売買システムは100戦100勝を約束するものではありません。
勝つときもあれば負けるときもあり、ある程度の期間の中で「トータル」での収益を目指すものです。
にもかかわらず期間中の「小さな損失」を取り戻すために多めの資金をつぎ込み、レバレッジをあげて取引してしまった場合、成功すれば良いですが、失敗した場合には取り返しが付かないほどの損失につながってしまいます。
挽回のための大きな取引も大損につながってしまうのです。
3. 自動売買なのに自分で操作をしてしまうから
完全放置も問題ですが、自動売買だけに飽き足らず、中途半端に「裁量トレード」を組み入れてしまうことも大損の原因です。
そもそもFXの自動取引プログラムはその中で完結するロジックを持っています。
そこに「裁量トレード」という別のロジックを持ち込んでしまってはプログラムが破綻してしまい、結果として大損につながってしまうというわけです。
自動売買で大損しないための3つの対策
自動売買で大損しないための対策は以下の通りです。
- 相場状況・取引状況によってFX自動売買を調整する
- 証拠金維持率に余裕を持った状態でFX自動売買を始める
- FX運用資金を借金で用意しない
それぞれ解説します。
1. 相場状況・取引状況によってFX自動売買を調整する
まずは自分が使いやすいツール、自分に合ったシステムを見つけましょう。
その上でその自動売買の仕組みをきちんと理解します。
そして理解した上で相場の状況、取引の状況によってストラテジーやレート幅などといったルールを微調整してやるのです。
完全放置をしない、適度なメンテナンスが自動売買での大損を防いでくれます。
2. 証拠金維持率に余裕を持った状態でFX自動売買を始める
証拠金維持率に余裕がないと、ちょっとした相場の上下動ですぐにロスカットになってしまいます。
FXの自動売買プログラムは相場の上下動の中で売買を繰り返し、少しずつ利益を積み重ねていく仕組みです。
それなのにちょっとした上下動でロスカットされてしまっては利益を積み重ねることができません。
少しくらいの相場の上下動には耐えられる、余裕を持った資金を用意するのがFXの自動取引で大損しないための対策となります。
3. FX運用資金を借金で用意しない
自己資金ではなく借金で用意した資金でFXの取引をすると、どうしても「絶対に負けられない」という焦りを生みます。
すると自動取引で少しでも損失が出ると、「裁量トレード」で「損失を取り返すための大きな取引」をしてしまうという、先ほどご説明した失敗パターンにまんまとはまってしまうのです。
そんなパターンにはまらないよう、FXの自動売買は必ず自己資金、余裕資金で行うようにしてください。
初心者でも安心!実績のある自動売買を提供しているFX会社4つ
実績のある自動売買を提供しているFX会社は以下の通りです。
- 外為オンライン
- FXブロードネット
- アイネット証券
- インヴァスト証券
それぞれ紹介します。
外為オンライン

出典:外為オンライン
外為オンラインの自動売買「iサイクル2取引」は利益比率「75.98%」を誇ります(※1万通貨コース、100万未満の運用。2017年1月1日~2021年4月30日の実績)。
また設定も過去のシミュレーションで高い利益を獲得している注文内容をランキングから選ぶだけで簡単に始めることができます。
また本番と同じシステムのデモ口座やFXセミナーなどの情報コンテンツが豊富なのも初心者に嬉しいポイントです。
FXブロードネット

出典:FXブロードネット
FXブロードネットの「トラッキングトレード」はテクニカル的な知識のない初心者にも扱いやすいのが特長です。
レンジ相場で売買を繰り返す「リピート型自動売買手法」を基本戦略とし、コツコツと利益を積み重ねていってくれます。
また使い方をしっかりと解説してくれる動画が豊富に用意されているのも、初心者に嬉しいポイントです。
アイネット証券

出典:アイネット証券
アイネット証券が提供する「ループイフダン」は業界でも有名なFXの自動売買プログラムの一つ。
設定がシンプルで、初心者でも手軽に始めることができます。
また1000通貨から取引ができるので少ない手元資金で始められるのも嬉しいところ。
運用実績の良い投資家のレポートを見られるのもありがたいポイントです。
インヴァスト証券

出典:インヴァスト証券
インヴァスト証券の「トライオートFX」は、初心者でも使いやすいシンプルな設計になっており、アプリからでも簡単に自動売買を行うことができます。
基本的には用意されたリストの中から「気に入った設定を選ぶ」だけ。
またスプレッドも業界最狭水準なため、取引コストが抑えられるのも嬉しいポイントです。
FXの自動売買でよくある質問
Q.FXの自動売買は無料で使用できるのでしょうか?
A.FXの自動売買プログラムには取引手数料がかかるものもありますが、無料で使えるものも多くあります。
ただし無料で利用できる自動売買プログラムでも、「スプレッド」が広い場合は「実質的な手数料」が発生しているのと同じことなので、注意が必要です。
「無料」で「スプレッドの狭い」FX会社を選ぶようにしましょう。
Q.高額な自動売買ツールを勧められたのですが大丈夫でしょうか?
A.「●●万円儲かる!」「絶対に勝てる」といううたい文句で高額な自動売買ツールや情報商材を販売している場合があります。
その全てが「あやしい」とはいえませんが、詐欺まがいのツールが多いのも事実です。
そのようなツールを見分けられないFX初心者の方は、まずは無料の自動売買プログラムを利用することをおすすめします。
Q.自動売買を行うにはいくらくらい資金が必要でしょうか?
A.1000通貨単位から取引できるFX会社であれば、数千円から始められるサービスも存在します。
しかし先ほどFXの自動取引で大損しない対策のところでご説明したとおり、証拠金維持率に余裕を持った状態で始めるのがFX自動取引を軌道に乗せるコツです。
そのため最低でも10万円程度の資金を用意することをおすすめします。
まとめ
FXの自動売買で大損しないためには、「ほったらかし」にせず適度なメンテナンスを施し、かつ自動売買プログラムを信用して下手な「裁量トレード」を組み合わせないことが大切です。
それさえ守れば決して怖いものではありません。
忙しい方、初心者の方は積極的にFXの自動売買を利用してみましょう。