FXにかかる手数料・スプレッドはいくら?おすすめ5口座のFX会社を紹介

FXの基礎知識

FXでは、取引の損益とは別に、手数料やスプレッドといったコストが存在します。

チャートの分析やトレードの手法ももちろん重要ですが、こういった細かいコストにも気を配っておけば、想定以上のコストの発生を防ぐことができます。

今回は、FXの手数料について解説し、会社選びの際に役に立つポイントやおすすめの会社を紹介します。

FXの手数料とは?スプレッドとの違いも

 FXの手数料とその種類

FXにおける手数料とは、その会社のサービスを利用し、取引を行うのにかかる、以下のようなコストを指します。

  • 口座開設手数料
  • 入出金手数料
  • 取引手数料
  • ロスカット・レバレッジ手数料

種類が多いですが、これらを実際に覚えたり、一つひとつチェックする必要はありません。

なぜなら、国内の多くのFX会社では、こういった手数料はすべて無料のところが多いからです。

取引手数料とスプレッドの違い

多くのFX会社で各種手数料が無料に設定されているのであれば、取引の際のコストは考える必要がなさそうにも思えますが、取引手数料とは別に、スプレッドという仕組みが存在します。

スプレッドとは、通貨ペアごとの売値と買値の価格差のことで、この差額が取引の際にコストとなるのです。

※スプレッドについてさらに詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

まずはFXの手数料とスプレッドとの違いについて説明しました。おおまかに以下のふたつのポイントを押さえておきましょう。

  • FX会社のサービスの利用や取引にかかる各種コストが手数料。多くの会社では無料に設定されている
  • 手数料とは別にスプレッドという実質的な取引コストが存在する

手数料・コストが安いFX会社を選ぶ際の3つのポイント

手数料やスプレッドの仕組みがわかったところで、実際に会社を選んでいきましょう。

手数料や取引コストを安く抑えるためのポイントは以下通りです。

  1. 国内のFX会社を選ぶ
  2. スプレッドの狭いFX会社を選ぶ
  3. コスト以外も確認する

それぞれ解説します。

①国内のFX会社を選ぶ

国内のFX会社では、取引手数料を始め、各種手数料が無料に設定されているケースが大半ですから、必ずその中から選ぶようにしましょう。

海外のFX会社では、手数料が有料のケースも多く、日本の金融庁の認可を受けていない場合は入出金や取引に関するトラブルの恐れもありますから、避けた方が無難でしょう。

②スプレッドの狭いFX会社を選ぶ

手数料が同じように無料の場合には、実質的な取引コストにあたるスプレッドを比較することで、よりコストの小さい会社を選ぶことができます。

  • 自分の取引する通貨ペアのスプレッド
  • スプレッドキャンペーン

などを各社のサイトからチェックして比較してみましょう。

③コスト以外も確認する

コスト面以外にも、快適に取引を行うために以下のような内容もあわせてチェックしておきたいところです。

  • 実績、利用者数
  • 使いやすさ、スマホに対応しているか
  • 取り扱い通貨ペア
  • 最低取引数量

FXの取引手数料はすべて無料!手数料が安いおすすめFX会社5選

3つのポイントを押さえた、取引コストの小さいおすすめの会社は以下の通りです。

  • SBI FX トレード
  • 外為どっとコム
  • セントラル短資
  • みんなのFX
  • ヒロセ通商

それぞれ紹介します。

SBI FX トレード

  • 取引手数料:無料
  • 米ドル/円スプレッド:0.09銭~0.8銭(数量によって変化)(2022年3月20日時点)

SBI FXでは、1000通貨以下の取引で0.09銭と、非常に狭いスプレッドが魅力的です。

また、1通貨から取引が可能と、資金の少ない方でも始めやすいのも大きな特徴と言えます。

外為どっとコム

  • 取引手数料:無料
  • 米ドル/円スプレッド:0.2銭(2022年3月19日時点・原則固定(例外あり))

外為どっとコムの外貨ネクストネオでは、スプレッドの縮小キャンペーン(2022年3月7日~2022年4月2日)を実施中。米ドル/円の0.2銭を始め、多くの通貨ペアで業界最狭水準を実現しています。

使いやすさや分析ツールなども魅力的で、多くの方におすすめできる会社です。

セントラル短資FX

  • 取引手数料:無料
  • 米ドル/円スプレッド:0.2銭(2022年3月20日時点)

米ドル/円の0.1銭を始めとした低スプレッドが魅力のセントラル短資FXは、高水準のスワップポイント、キャッシュバックや優待キャンペーン、充実したモバイルツールなどを備えており、幅広いサービスを提供しています。

みんなのFX

  • 取引手数料:無料
  • 米ドル/円スプレッド:0.2銭(2022年3月20日時点)

みんなのFXでは、米ドル/円が0.2銭~と業界最狭水準のスプレッドを設定しています。

シストレやオプション取引などの多様なサービスも見逃せません。

ヒロセ通商

  • 取引手数料:無料
  • 米ドル/円スプレッド:0.2銭(2022年3月20日時点)

ヒロセ通商の運営するLION FXも、狭いスプレッドが魅力的です。

取り扱い通貨ペアは他社に比べても非常に多く、特にマイナー通貨での取引を考えている方にはおすすめです。

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FX手数料のQ&A

FXの手数料(スプレッド)に関する、よくある疑問について解説します。

手数料(スプレッド)はいつ引かれるの?

取引手数料やスプレッドは、いつFX口座から引き落とされるのでしょうか?

一般的には、有料の場合の取引手数料は、新規注文、決済注文を行うふたつのタイミングでそれぞれ引かれます。

スプレッドは新規注文時に評価損益に反映された後、決済注文時に引き落とされます。

FXの手数料は経費になる?確定申告での扱いについて

手数料やスプレッドは経費として計上することはできるのでしょうか。

口座開設や入出金など、取引から独立した手数料がかかった場合には、それを必要経費として計上できます

一方で、取引手数料やスプレッドは、損益の中に含まれてしまっているので、経費として差し引くことはできません。

手数料(スプレッド)の計算方法

手数料やスプレッドがかかることはわかったけれど、実際にどのように計算してどれくらいの額がかかるか知りたいという方もいるでしょう。

取引手数料については、国内のFX会社は基本的に無料なので割愛し、スプレッドの計算方法を説明します。

一度の取引にかかるスプレッドの額は、以下のように求められます。

  • 通貨あたりのスプレッドの値×取引する通貨数量=スプレッドの総額

たとえば、米ドル/円のスプレッドが0.1銭の設定で10,000通貨を取引する際には、

  • 0.1×10,000=1,000

となり、1000銭、つまり10円がコストとしてかかることになります。

まとめ

今回は、FXの取引にかかる手数料について解説しました。国内のFX会社を利用することで各種手数料は無料で済みますから、その点ではどの会社を選んでも安心です。

一方で、取引手数料の代わりにスプレッドがコストとしてかかることを覚えておきましょう。

これからFXを始めてみたい、口座を新たに開設しようと思っている方は、ぜひ今回の内容を参考に、取引コストの抑えられる会社を選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

(監修:牧野章吾)

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