FX16口座をスプレッドで徹底比較!取引コストが安いFX会社おすすめ3社を紹介!

FXの基礎知識

FXでもっとも重要なのはトレードの損益ですが、取引にかかるコストも見落とせないポイントです。

FXのスプレッドは少額ですが、長く取引をしていくうちに損益に大きな差を生みます。

今回はスプレッドの基本的な説明とともに、主要なFX会社のスプレッド比較や、おすすめのFX会社を紹介します。

スプレッドとは

そもそもスプレッドとは、一体どんなものでしょうか?

スプレッドとは取引における売買の差額

FXにおけるスプレッドとは、銘柄の買い価格(Ask)と売り価格(Bid)の差額を指します。

外貨の両替や、ニュースの為替レートをイメージするとわかりやすいかもしれません。

たとえば、1ドルを買う場合の価格が108円50銭、売る場合の価格が108円49銭というように、同じ銘柄、同じタイミングでも売買価格に差が存在し、これをスプレッドと呼びます。

このレートの場合、1ドルを買ってすぐに売ると、1銭(108円50銭-108円49銭)の損失が出るというわけです。

FXは売買を繰り返しながら損益を積み重ねていく取引ですから、スプレッドは取引におけるコストとして注意すべきポイントだと分かります。

スプレッドと手数料の違いは?

FXでの取引にかかるコストとしては、スプレッド以外にも手数料が挙げられます。

取引の数量に応じて証拠金などから支払うもので、スプレッドとは計算方法や意味合いがやや異なります

主要なFX会社では無料のケースが多いので、スプレッドと比べてそれほど重視する必要はありません。

取引コストが小さいFX会社を選ぶときのポイント3つ

取引コストが小さいFX会社を選ぶときに、気をつけるポイントは以下の通りです。

  • 取引する通貨ペアのスプレッドを確認する
  • スプレッドは原則固定か確認する
  • 手数料・取引数量・約定率を確認する

それぞれ解説します。

取引する通貨ペアのスプレッドを確認する

よく取引する通貨ペアが決まっているのなら、そのペアのスプレッドを重視しましょう。

特にマイナーな通貨ペアは各社スプレッドに大きな差がありますから注意が必要です。

複数のペアで取引をする場合には、のちほど紹介する主要FX会社のスプレッド一覧を参考に、全体としてコストを抑えられそうな会社を選ぶのが良いでしょう。

スプレッドは原則固定か確認する

本来、為替市場におけるスプレッドはレートの変動や市場の流動性、ファンダメンタル指標などによって変動するものです。

しかし、個人のトレーダーがこの変動に対応し、安定的に利益を得るのは難しいですから、FX会社がリスクを肩代わりし、スプレッドを原則的に固定してサービスを提供する場合が多いです。

国内のFX会社であれば、スプレッドは基本的に原則固定のみですが、あらかじめ確認しておきましょう。

手数料・取引数量・約定率を確認する

スプレッドの他にも、以下のようなポイントは押さえておきたいところです。

手数料

大手FX会社であれば基本的には無料ですが、スプレッド以外にかかる取引手数料も念のため確認しておきましょう。

取引数量

会社によって、最低取引数量、数量ごとのスプレッドなどが異なります。自分の取引額をおおまかにイメージした上で、それにあった会社を選ぶのがおすすめです。

約定率

約定率(注文が意図した通りに処理される割合)も合わせてチェックしておきましょう。

スプレッドが低くても、相場が急騰や急落した際など、注文が適切に処理されなければ利益を得ることはできませんから、こちらも重視したいポイントです。

主要FX会社の通貨別スプレッド一覧

国内の主なFX会社のスプレッドを、通貨ごとにまとめました。先ほどのポイントと合わせて、会社選びの参考にしてください。

手数料 ドル/円 ユーロ/円 ポンド/円 豪ドル/円 ユーロ/ドル ポンド/ドル 取引単位 備考
SBIFXトレード 無料 0.09銭 0.3銭 0.69銭 0.38銭 0.19pips 0.69pips 1通貨 原則固定
数量によって変動
DMM FX 無料 0.2銭 0.5銭 1.0銭 0.7銭 0.4pips 1.0pips 10,000通貨 原則固定
セントラル短資FX 無料 0.2銭 1.0銭 2.3銭 1.4銭 0.2pips 0.6pips 1,000通貨 原則固定
GMOクリック証券 無料 0.2銭 0.5銭 1.0銭 0.7銭 0.4pips 1.0pips 10,000通貨 原則固定
みんなのFX 無料 0.2銭 0.4銭 0.8銭 0.6銭 0.3pips 1,000通貨 原則固定
外為ジャパン 無料 0.2銭 0.5銭 1.0銭 0.7銭 0.4pips 1.0pips 1,000通貨 原則固定
ヒロセ通商 無料 0.2銭 0.4銭 0.9銭 0.6銭 0.3pips 0.6pips 1,000通貨 原則固定
外為どっとコム 無料 0.2銭 0.4銭
(※2)
0.7銭(※2) 0.5銭
(※2)
0.3pips
(※2)
0.7pips
(※2)
1,000通貨(※3) 原則固定
例外あり
外為オンライン 一部取引のみ有料 0.9銭 1.9銭 3.4銭 3.2銭 1.4pips 2.8pips 1,000通貨 原則固定
外貨ex byGMO 無料
(※1)
0.2銭 0.5銭 1.0銭 0.6銭 0.4pips 1.0pips 1,000通貨 原則固定
LIGHT FX 無料 0.2銭 0.4銭 0.9銭 0.6銭 0.3pips 1,000通貨 原則固定
インヴァスト証券 一部取引のみ有料 0.3銭 0.5銭 1.0銭 0.6銭 0.3pips 1.4pips 1,000通貨 原則固定
マネーパートナーズFX 無料 0.3銭 0.4銭 0.7銭 0.5銭 0.3pips 0.8pips 100通貨 原則固定
FXプライムbyGMO 数量によって有料 0.3銭 0.6銭 1.1銭 0.9銭 0.6pips 1.8pips 1,000通貨 原則固定
IG証券 無料 0.2銭 0.5銭 1.0銭 0.7銭 0.4pips 0.9pips 10,000通貨 原則固定
FXブロードネット 無料 0.2銭 0.5銭 1.0銭 0.6銭 0.3pips 2.9pips 1,000通貨 原則固定

2022年3月20日時点 (※1)但し、外貨出金手数料は1回につき1,500円が発生(※2)スプレッド縮小キャンペーン(対象期間:2022年3月7日~2022年4月2日 提示時間帯:対象期間中の各営業日午前9時~翌午前3時)(※3)ロシアルーブル/円のみ10,000通貨

取引コストの小さいFX会社3選

主要なFX会社の中で、手数料やスプレッドが安いおすすめの会社は以下の通りです。

  • SBI FXトレード
  • 外為どっとコム
  • セントラル短資FX

それぞれ紹介します。

SBI FXトレード

1通貨単位から取引が可能なSBI FXトレードは、各スプレッドが非常に低水準でおすすめの会社です。

取引数量に応じてスプレッドは高くなりますが、少額からFXを始めたいという方にはぴったりの会社です。

手数料 ドル/円 ユーロ/円 ポンド/円 豪ドル/円 ユーロ/ドル ポンド/ドル 取引単位
無料 0.09銭 0.3銭 0.69銭 0.38銭 0.19pips 0.69pips 1通貨

(※2022年3月20日時点の1通貨~1,000通貨のスプレッドの最小値を掲載)

外為どっとコム

外為どっとコムは、どの通貨ペアのスプレッドも業界最低水準で、取引コストを抑えるにはおすすめの会社と言えます。

手数料 ドル/円 ユーロ/円 ポンド/円 豪ドル/円 ユーロ/ドル ポンド/ドル 取引単位
無料 0.2銭 0.4銭
(※1)
0.7銭
(※1)
0.5銭
(※1)
0.3pips
(※1)
0.7pips
(※1)
1,000通貨
(※2)

2022年3月20日時点  (※1)スプレッド縮小キャンペーン(対象期間:2022年3月7日~2022年4月2日 提示時間帯:対象期間中の各営業日午前9時~翌午前3時)(※2)ロシアルーブル/円のみ10,000通貨

セントラル短資FX

セントラル短資FXは、他の2社と比べると主要通貨のスプレッドはやや高めにも見えますが、カナダドル/円、メキシコペソ/円など、マイナー通貨ペアのスプレッドが低水準なのが特徴です。

取引するペアによっては非常に魅力的な会社と言えます。

手数料 ドル/円 ユーロ/円 ポンド/円 豪ドル/円 ユーロ/ドル ポンド/ドル 取引単位
無料 0.2銭 1.0銭 2.3銭 1.4銭 0.2pips 0.6pips 1,000通貨

(※2022年3月20日時点のスプレッドを掲載)

スプレッドに関するよくある疑問

ここからは、スプレッドに関するよくある疑問について解説します。

スプレッドの計算方法は?

スプレッドは単位が銭やpipsで、実際に取引にかかるコストがわかりづらいものです。そんな時は、以下の計算式を当てはめれば具体的にわかります。

  • 1通貨あたりのスプレッド×取引数量=1回の取引にかかるコスト(手数料無料の場合)

たとえば、ドル/円で1通貨あたり0.1銭のスプレッドで10,000通貨の取引を一回行うと、「1,000銭」つまり10円のコストがかかる、ということになります。

朝はスプレッドが広がりやすい?

主要FX会社では、基本的に原則固定スプレッドを導入していますが、あくまで「原則」であることに注意しましょう。

時間帯やタイミングによってスプレッドは変動します。

流動性が低い朝の時間帯やお盆、正月などの時期のほか、ファンダメンタル指標によってスプレッドが拡大することがあります。

取引の前には必ずスプレッドの数値を確認することを忘れないようにしましょう。

まとめ

ここまでFXのスプレッドと主要FX会社の比較を紹介しました。

スプレッドは額が小さいため見落とされがちですが、長く取引を続けるのであれば、必ず押さえておくべきポイントです。

これからFXを始める方も、すでに取り組んでいる方も、この機会に見直してみてはいかがでしょうか。

(監修:牧野章吾)

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