FXの副業は稼げるの?会社員がFXをするメリットとデメリット

FXの基礎知識

2021年に入ってから、日経平均の上昇や仮想通貨の盛り上がりをみて、投資に興味を持つ方も増えています。

FXを選択肢の1つとして考えている方もいるでしょう。

そこで今回は、会社員が副業としてFXに取り組んで稼げるのかという疑問にお答えしつつ、FXのメリットやデメリットについてお伝えします。

おすすめのFX業者や、税金・確定申告についても解説します。

FXの副業を始めるなら「外為オンライン」で決まり!

仕事や付き合いで忙しい会社員の方にとって、自動売買システムは心強い味方です。

相場を見ていなくてもあらかじめ設定した条件で、自動的に売買を繰り返してくれるので、取引機会を逃しません。

また、外為オンラインの「iサイクル2」なら、トレンドの検知、トレンド転換の察知が可能で、値動きに自動的に追従します。

無料デモ口座でも使用できるので、悩んだら「外為オンライン」から始めてみましょう

副業としてFXで稼ぐことは可能なのか?

副業として、FXでお金を稼ぐことは可能です。

実際に稼いでいるトレーダーもいます。

一般社団法人金融先物取引業協会が、2018年9月に発表した調査レポートによると、調査の前年のFXによる利益額または損失額について「利益額が~20万円未満」と回答した方が 35.6%と最も高く、次に「0円または損失額が~-20万円未満」が 28.4%という結果になりました。

回答全体に対して、損益額が「-20 万円未満~20 万円未満」の間と回答した方は6割以上となっています。

一方、「年間通してプラスになったのかマイナスになったのか」で考えてみると、プラスになっていると回答した方は全体の約60%となっており、半数以上のトレーダーが「稼いでいる」ことがわかります。

この調査は、さまざまな職業、年齢層、収入層、性別、学歴の方々を含む1,000名が対象です。

FXは非常に難しく、大きなリスクがあるというイメージを持たれがちですが、十分に稼ぐことが可能で、投資の選択肢の1つとして検討する余地があることがわかります。

ただ、いくら利益が出れば「稼いだ」と感じるかは、人によって異なりますし、単年ではなく長期的に稼ぎ続けることを考えると、そのハードルはまた上がります。

どの程度の資金量で、どれくらいの期間運用するのか、FXを始める前に考えておくと良いでしょう。

副業禁止の会社でもFXはできる?

副業禁止の会社でも、FXはできます

働き方改革により、さまざまな働き方が認められつつあり、副業や兼業を認めている会社も多くはなってきました。

しかしまだまだ就業規則に「副業禁止」の規定がある会社もあり、FXを始めたいけど躊躇している方もいるかもしれませんが、FXはできます。

職業選択の自由

基本的には、個人の職業選択の自由を制限する副業や兼業の禁止は、憲法違反にあたるという考え方があります。

ただ、FXは片手間で適当にやって勝てるほど簡単な副業ではありませんので、やるならしっかり勉強をして、練習と経験を積んで行く必要があります。

一生懸命取り組むほどに、チャートから目が離せなくなったり、為替レートや保有ポジションの評価損益が気になってしまったりする方もいるでしょう。

これでは仕事に集中できません。

会社としては職務に専念してほしいという意向は当然ありますし、FXばかりが気になって、仕事が手につかなくなってしまっては本末転倒です。

先に職業選択の自由に触れましたが、それでも特別な事情があれば会社側から解雇通知を受ける可能性がないとも限りません。

具体的には、以下のような状態に気をつけましょう。

  • FXのせいで遅刻や欠勤が増えた
  • 会社の情報やノウハウが漏洩する可能性がある
  • 会社の品位を落とす恐れがある
  • FXのせいで職務に支障をきたす

会社から再三注意を受けるような状態は、特に危険です。

そのような状態にならないように、FXは決めた時間のみ集中して行うなどの工夫が必要でしょう。

投資は副業にあたらない

投資による資産運用は副業にはあたらないという考え方が一般的です。

NISAやiDeCoも立派な投資ですし、その他投資信託や株式取引も投資と解釈できます。

金融庁や厚労省もNISAやiDeCoによる長期・分散・積立投資を周知していますので、これらを会社の規定で禁止することはできないと考えて良いでしょう。

FXも投資の一種と考えられるので、副業にはあたらないといえます。

ただし、繰り返しになりますが、先に挙げたように本業の仕事に支障がないよう配慮することは忘れないように気をつけましょう。

会社員がFXをするメリット

会社員がFXをする主なメリットは以下の通りです。

  • 収入が大きく増える可能性がある
  • 経済に強くなる
  • 少額でも投資が可能
  • 空いた時間で取引できる

それぞれ解説します。

収入が大きく増える可能性がある

会社員の方の給与は多くの方が固定給で、昇進に伴って昇給する可能性があると言っても、その上昇幅は限りがあり、急激な収入増加は期待できません。

FXは、自分の取り組み次第で、大きく収入を増やせる可能性がある投資です。

特に、複利の力を味方につければ、加速度的に資産を増やせます

  • 複利とは、投資で得た利益を元本に加え、増えた元本でまた投資をすることによってさらに大きな利益を得ることです。利益率は変わらなくても、元本が増えているので、利益が大きくなります。

一方、単利による運用は、投資で得た利益を元本に加えず、同じ元本で投資し続けるので、利益率が変わらなければ、利益も変わりません

そのため、複利の運用と単利の運用では、以下のような差が生じます。

経済に強くなる

FXは、世界の国々が発行する通貨をペアにして、その価格が上昇するか下落するかを考える投資です。

通貨の価格の動向を探るためには、その通貨の発行国の経済情勢や金融政策、貿易的な観点などから諸外国との関係性などを把握しなくてはなりません。

今までは、経済ニュースなどで情報に触れてもどこか他人事だった話が、FXをやり始めて真剣に情報を集めると、自分ごとに変わります。

そうすることで、次第に世界経済に強くなり、仕事上での取引先との会話や上司との会話で、経済的な小ネタを披露する場面も出てくるかもしれません。

FXで学ぶことが、仕事で生きる可能性は十分にあるといえるでしょう。

少額でも投資が可能

FXは、最大25倍のレバレッジをかけた取引ができます。レバレッジの仕組みを利用すれば、少額の資金で取引することも可能です。

レバレッジとは「てこ」という意味で、小さな金額で大きな取引量の取引ができる仕組みで、25倍のレバレッジを利用すれば、100万円の取引をするのに必要な資金は、4万円で済みます。

2021年3月現在、1万通貨単位の取引がスタンダードではあるものの、多くのFX業者が1,000通貨単位や1通貨単位など、少額取引ができる環境を提供しています。

たとえば、1ドル100円のドル円を1,000通貨取引する際に必要な金額(必要証拠金)は、

  • 100(円)×1,000(通貨)÷25(倍)=4,000円

です。

取引量が小さくなれば、得られる利益も小さくなりますが、まずは経験を積むことが非常に重要です。

少額でも、取引の感覚や重要なポイントを覚えられますので、少額取引でFXに少しずつ慣れてから、投資金額を増やしましょう。

空いた時間で取引できる

FX市場は、一部例外を除いて、月曜日の朝から土曜日の早朝まで24時間開いています。

そのため、仕事が終わって帰宅したあとや、家事や子育てが一段落して空いた時間帯で取引ができます。

株式投資は、市場が平日の9時から15時までと限定されている上に、お昼休みの時間帯は株式市場も休場しているので、空いた時間に取引ができません。

FXは自分の都合に合わせて取引する時間帯を選べるので、忙しい方も長期的に取り組める投資と言えるでしょう。

ただし、深夜3時頃から朝8時ころまでは取引量が減って値動きが散漫になったり、急激な値動きがあったりしますので、時間帯による値動きの特徴も把握しながら取り組むように気をつけてください

会社員がFXをするデメリット

FXで稼ぐには、勉強や練習が必要です。それには相応の時間がかかりますが、会社員には本業の仕事があり、FXだけに集中するわけにはいきません。

つまり、FXで稼ぐ力を習得するために割ける時間が少なく、稼げるようになるまで長期的な計画を立てることになります。

今すぐにまとまったお金がほしいという方ほど、肩の力を抜いてじっくり取り組んでいく意識を持ちましょう。

お金を稼ぎたいという欲を持ってトレードするほど、うまくいかないことが多いものです。

本業との両立を前提に、無理のない取り組みが望ましいでしょう。

FXを始めるときのポイント3つ

FXはレバレッジをかけて少額投資ができるうえ、複利の力を利用して大きな利益を得られる可能性のある魅力的な投資です。

しかしその一方で、投資金額に対して大きな割合の損失を被ってしまうリスクもあります。

ここで、FXをする上でのポイントを押さえておきましょう。

  1. 長期的に取り組む
  2.  少額から始める
  3.  レバレッジを正しく理解する

①長期的に取り組む

一般的にFXは、大きなレバレッジをかけて短期的に大きく儲けるか、大きな損失を出すかといようなイメージを持たれていることが多いですが、実際は、取引スタイルにかかわらず、リスク管理を徹底し、長期的な目線で取り組む意識が非常に重要です。

どれほど上手なトレーダーでも、マイナスになるトレードがまったくないトレーダーはいません。

ときには連敗することもあります。

それでも長期的な目線で、トータル収支がプラスになれば良いという考え方を持ちましょう。

本職の仕事をしながらFXに取り組む会社員であればなおさらです。

取引スタイルにかかわらず、長期的に利益を積み重ねていく取り組み方を構築しましょう。

②少額から始める

まずは少額から始めましょう。

多くのトレーダーには、収入を増やしたいという意識があります。しかし、経験の浅いトレーダーが取引を繰り返して、トータルでプラスにできるほどFXは簡単ではありません。

通貨ペアごとの値動きの癖や、新規注文のタイミング、利益確定のタイミングや妥協点、損切りの設定など、経験を積みながら覚えていかなければならないことがたくさんあります。

これらのことを覚えて、身につけるためには無料デモ口座や本番口座での取引経験がとても大切です。

本番口座で取引経験を積んでいく段階では、損失を被る時期が続く可能性が高いので、まずは少額取引から始めることをおすすめします。

③レバレッジを正しく理解する

FXは、レバレッジという仕組みがあるので、少額の資金でも大きな取引ができるという特徴があります。

ただ、レバレッジというと少し怖い、心配というイメージを持たれている方もいるのではないでしょうか。

たしかにレバレッジを利用した取引を行うと、少額の資金に対して大きな取引が可能になるので、対資金の割合で考えると、大きな損失率になるケースがあります。

しかし、常に最大倍率の25倍のレバレッジでトレードしなければいけないわけではありません。

たとえば、資金10万円で100万円分(たとえば1ドル=100円のドル円1万通貨)のトレードをすると、実際に適用されているレバレッジは10倍です。

このように実際に適用されているレバレッジを「実効レバレッジ」といい、トレードのリスク管理をする上で非常に重要な指標となるので、必ず意識しておきましょう。

また、実効レバレッジが大きくても、想定できる損益が小さければ、経済的に精神的にも負担は小さく済みます。

1万円の資金で、10万円分(たとえば1ドル=100円のドル円1,000通貨)の取引だと先の例と同様に実効レバレッジは10倍ですが、トレードによる損益の金額が小さいので、落ち着いてトレードの経験が積めるでしょう。

レバレッジについては、

  • 実効レバレッジを意識する
  • 大きな取引をするためというより少額で投資するためにあるもの

という考え方が大切です。

資金が増えていけば、レバレッジを使わなくても大きな取引ができるようになります。

副業としてFXを始める流れ

副業でFXを始めたいけど、どんな流れで始めればよいかわからないという方も多いでしょう。

ここでは、FXを始めるまでの流れについて、順を追って解説します。

  1. 勉強を始める
  2. 目標を立てる
  3. FX業者を選ぶ
  4. 無料デモ口座で取引する
  5. 本番口座に入金して取引開始

①勉強を始める

まずは、FX業者の情報を集めましょう。

間違ってもいきなり本番口座で取引を始めないように気をつけてください。

FXの勉強といっても、スクールなどに通う必要はありません。今はさまざまな情報が無料でネットに掲載されていますので、基礎的な知識であればそれで十分です。

ネットの情報のなかには、誤った情報もあるため気をつけなければなりませんが、FXの始め方や基礎的な知識については、おおむねどのサイトも同じような情報を掲載しています。

逆に、「勝ち方」を伝えるようなサイトには高額な商材の購入やオンラインサロンに誘導するようなものもありますし、場合によっては詐欺の可能性もありますので、気をつけましょう。

②目標を立てる

次に、目標を立てましょう。

目標というと、多くの方が稼ぎたい「金額」を設定しがちですが、それは間違いです。

目標として設定するのは稼ぐ「金額」ではなく稼げるようになるまでの「期間」にすることをおすすめします。

稼げる金額は、稼ぐ力がついて、資金が増えれば勝手に増えていきます。

FXは相場によって稼げるか稼げないかが決まることが多く、トレーダー個人の力ではどうしようもないことも多々あります。

「金額」を目標に設定してしまうと、なんとかその金額に近づくように無理なトレードをすることになりかねません。

ですから、立てる目標は稼げるようになるまでの「期間」にしましょう。

しかしどれくらい取り組めば稼げるようになるか、イメージもつかないという方がほとんどかもしれません。

その場合は、まずは取り組んでみて、ある程度進捗のイメージが掴めたら具体的に期間を設定しましょう。

そして目標は、取り組みながら修正し、それに向けた計画を立て直し続けることをおすすめします。

③FX業者を選ぶ

目標を設定したら、取引をするFX業者を選びましょう。

FX業者を選ぶポイントについては、次の章で詳しく解説していますので、参考にしてください。

もしお気に入りのFX業者が複数あったら、複数のFX業者で口座開設してみてください。

実際に多くのトレーダーが複数の業者で口座を開設していて、その業者の長所を場面によって使い分けたり、機能やサービスを比較したりしています。

④無料デモ口座で取引する

FX業者で口座開設したら、まずは無料デモ口座で取引を体験してみましょう。

本番口座で経験を積まないと意味がないという考え方もありますが、取引ツールの使い方や注文の仕方を覚える段階では、本番口座を使う必要はありません。

無料デモ口座は、多くのFX業者が提供していますし、本人確認などの手続きも不要です。

まずはリスクのない状態で、取引方法や値動きの見え方などを確認しましょう。

⑤本番口座に入金して取引開始

無料デモ口座で取引方法などの確認をし、誤った操作などなく安定して取引ができるようになったら、本番口座で取引を始めてみましょう。

入金方法は、FX業者によって異なるので、公式サイトなどでしっかり確認してから入金してください。

ネットバンキングが利用できれば、FX業者のクイック入金機能によって取引までスムーズに進められるでしょう。

最初は大きな金額を入金せず、まずは数千円から数万円程度の少額から始めることをおすすめします。

副業として稼ぐために大切なFX会社選びのポイント5つ

FXを始める上で、FX業者選びはとても大切です。

特に会社員の方が、副業としてFXを始める場合は、以下のポイントに気をつけてFX業者を選びましょう。

  • 少額投資が可能
  • 約定力がある
  • 無料デモ口座がある
  • 自動売買ができる
  • 口座開設が簡単

少額投資が可能

FXを始めて間もない頃は、損失を計上する機会も多くなるので、まずは少額でスタートすることをおすすめします。

具体的には、1,000通貨単位の取引が可能なFX業者であれば良いでしょう。

必要な証拠金は、通貨ペアによって異なりますが、数千円から1万円あれば十分に取引が可能です。

また、仕事が忙しくPCを見ている時間帯がない方や、性格などによっては長期的なトレード(スイングトレード)を選択することもあります。

長期的なトレードになると、それだけ為替レートの変動幅も大きくなる可能性が高まりますので、実現損益もそれに応じて大きくなります。

長期的なトレードの場合は特に、取引量を抑えてリスク管理ができるよう、少額取引が可能なFX業者を選びましょう。

約定力がある

約定力とは、注文を成立させる力のことで、FX業者によって約定力には差があります。

約定力がないFX業者でトレードをすると、狙った価格で注文が成立せず、不利な価格でポジションを持つことになってしまいます。

これは「約定が滑る」や「スリップ」と呼ばれる減少ですが、特にレートの変動が激しいわけでもないのに注文した価格で約定しない業者は要注意です。

スプレッド以上のコストになるケースもありますので、約定力のあるFX業者を選びましょう。

無料デモ口座がある

はじめて取引をするときは、まずは無料デモ口座で始めましょう。

会社員の方であれば、本業との兼ね合いからどのような取引スタイルなら継続できるのか取引しやすい時間帯は何時から何時までか何時間の取引なら無理がないかなどを確認できます。

ある程度取引方法を覚えて、FX業者のへの取り組み方が定まってきたら、本番口座での取引に移行することをおすすめします。

自動売買ができる

会社員の方の場合、自分で売買タイミングを見つけながら新規注文、決済注文を繰り返す裁量トレードは、時間の関係で現実的ではないかもしれません。

その時は、あらかじめ設定した条件で取引を繰り返してくれる自動売買の利用を検討しましょう。

自動売買なら、相場を見ていられないときも、取引機会を逃さず取引できます

すべてのFX業者が自動売買を提供しているわけではないので、自動売買があるか確認してから口座を開設してください。

口座開設が簡単

FX口座の開設は、早ければ即日で完了し、すぐに取引を始められます。

これは、eKYC(electronic Know Your Customer)という本人確認の方法が浸透してきているためで、このおかげで本人確認がオンラインでスムーズに行えるようになりました。

従来は書留で送られてきていたログイン情報も、メールで送られてきます。

会社員の方のなかには、FXを始めることをご家族はじめ周囲の人に知られたくないという方もいるでしょう。

eKYCによる口座開設なら、郵送のやり取りがありませんので、誰にも知られずにFXを始めることもできます。

副業として稼ぐのにおすすめのFX業者3選

上記の5つのポイントをふまえて、おすすめのFX業者をご紹介します。

たくさんあるFX業者の中から、厳選した3社です。会社員の方でも使いやすい業者ですので、ぜひ参考にしてください。

外為オンライン

口座開設数で国内トップレベルのDMMグループが運営するFX業者です。

とてもわかりやすいプラットフォームで、始めての取引でも戸惑うことなく始められるでしょう。

外為オンラインの自動売買システム「iサイクル2」は、トレンドの追従や転換の察知ができるほか、トレンドのないレンジ相場にも対応できるすぐれものです。

自動売買の設定は、「ランキング方式」「マトリクス方式」「ボラティリティ方式」の3つから選択するだけで済みます。

外為オンラインには無料デモ口座があり、「iサイクル2」も試用できます。

OANDA Japan

出典:OANDA Japan

OANDA Japanは世界7都市に拠点を構え、それぞれの国の金融ライセンスを取得し運営しているグローバルなFX業者です。

OANDA Japanが提供している取引ツール「MT4」は、ロシアで発足したMeta Quotes社が開発した取引ツールです。

発表された2005年以来、多くのトレーダーに親しまれていますし、Trading Viewは直感的な操作で利用できるので、初心者でも扱いやすい取引ツールです。

MT4は標準でも非常に多くのテクニカル指標を搭載していますが、カスタマイズ性の高い取引ツールで、自作したテクニカル指標をインストールして利用できるのが大きな特徴であり、EA(エキスパートアドバイザー)と呼ばれる自動売買システムをインストールして取引もできます。

テクニカル指標やEAを自作するには専門のプログラミング知識が必要ですが、さまざまなサイトにカスタマイズされたテクニカル指標やEAが公開されていますので、ダウンロードして利用できます。

無料デモ口座で使用感を確認できますし、eKYCによりスムーズな口座開設も可能です。

サクソバンク証券

サクソバンク証券は、デンマークのコペンハーゲンに本社を構えるオンライン銀行「サクソバンクA/S」の100%子会社です。

外資系ではありますが、サクソバンク証券は日本の金融庁の許可を得て、日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会に加入し、運営している国内FX業者ですし、信託保全で顧客の資産を分別管理しているため安心して取引に集中できます。

取り扱い通貨ペアが150種類以上と非常に豊富で、高いスワップポイントや狭いスプレッド、高い約定力など、魅力的な取引環境を提供しています。

取引ツールは、MT4とTrading Viewに加え独自ツールの「SaxoTraderGO」「SaxoTraderPRO」を提供している上に、多くのマーケット情報を掲載しているので、さまざまな角度からの分析が可能です。

また、サクソバンク証券の月曜日の取引開始時間は午前3時または4時であり、午前6時や7時から取引開始される業者よりも早いのが特徴です。

有事の際にいち早く対応できるのは、安心できますし、さまざまなライフスタイルの方も取引できる環境といえるでしょう。

FXで稼いだことが会社にバレないようにするには?

FXで稼いだことが会社に知られるのは、住民税の徴収時です。

多くの会社員は、会社に住民税を納めてもらう「特別徴収」になっていますので、住民税額は会社も把握しています。

給与から算出される住民税が、通常よりも多ければ、なにか別の収入を得ていることがわかります。

FXによる収入を会社に知られないようにするためには、住民税を自分で納付する「普通徴収」にしておきましょう。

「特別徴収」から「普通徴収」への変更は、確定申告時に確定申告書B第2表にて「自分で納付(普通徴収)」にチェックするだけで完了します。

FXの収入による住民税のみ自分で納付することになり、給与分の住民税はそれまで通り会社が納付する(給与天引き)ので、「普通徴収」にしたことさえも会社には知られません。

あとは、同僚や会社の仲間にFXで稼ぎがあることを得意げに話さないように注意すれば大丈夫です。

会社員がFXで稼いだ場合の税金・確定申告

会社員がFXで稼いだ場合、金額によっては確定申告の必要がありますし、所得が増えれば収めるべき所得税、住民税の額が上がります。

FXによって稼いだ金額(収入)から、FXで稼ぐために支払った費用(経費)を差し引いた金額(所得)が、20万円を超えると、確定申告の必要があります。

所得が20万円を超えなければ確定申告の必要はありませんが、住民税は納めなければいけません

確定申告をすればその情報が市町村にも届くので、住民税の納付通知が自宅に送られてきますが、確定申告をしない場合は、自分で役所に出向く必要があります。

故意にしても忘れてしまったにしても、納税を怠るとのちのち追徴課税の請求がきます。

通常の課税額よりもかなり大きな金額になってしまいますので、忘れないように必ず納税しましょう。

損失でも確定申告をしよう

年間を通して利益が出ていなければ確定申告も住民税の納税も不要です。

しかしマイナスの場合は、確定申告をすることをおすすめします。

FXの損失は、最長3年間繰り越すことができ、翌年以降の損失と損益通算できるからです。

たとえば、今年の100万円の損失を出したとします。

この損失を確定申告することで翌年以降に繰り越せば、翌年の利益が50万円だとしても、-100万円+50万円=-50万円となるので、納税の必要がないうえに、-50万円の損失をさらに翌年に繰り越せます

損失を確定申告するのは気がすすまないかもしれませんが、翌年以降のことも考えて、確定申告しておきましょう。

会社員のFXについてのQ&A

会社員の方のFXに関して、よくある質問をまとめました。

しっかり確認しておきましょう。

FXの必要経費として計上できるものは何がありますか?

必要経費とは、その収入を得るために必要なものにかかったお金です。

経費計上が大きいほど所得を減らせる(税額を減らせる)ので、計上できるものを計上しましょう。

経費計上できる費目は、主に以下のようなものです。

なおFXにおいて、経費として計上できる可能性がある費目の例は、以下の通りです。

  • トレードに使ったPC
  • トレードのためのネット接続費
  • 書籍
  • FXの教材
  • FXの講座に通うための電車賃など

他にも経費になるものがあるかもしれませんし、この中にも認められないものがあるかもしれません。詳しくは最寄りの税務署や専門家に確認しましょう。

会社員におすすめの取引スタイルはなんですか?

FXには、長期的取引の「スイングトレード」、その日のうちに新規注文から決済注文まで完結させる「デイトレード」、数秒から数分の取引を繰り返す「スキャルピング」があります。

それぞれ一長一短ありますが、まずはゆったりと値動きを観察できる「スイングトレード」がおすすめです。

「デイトレード」は日中もポジションを保有しなければ行けないケースもあり、仕事をしている最中も気になってしまうかもしれません。

「スキャルピング」は的確な取引タイミングがわからないと難しいので、経験を積んでチャレンジしましょう。

まとめ

さまざまな投資がある中で、FXはかなり積極的な方法です。

レバレッジを利用すると短期で大きな稼ぎを得られる可能性がある一方、リスクも伴うのでギャンブルのようなイメージを持たれることもあります。

しかし、しっかりと勉強して経験を積んだ上でリスク管理をしながら取り組めば、十分に稼げる投資です。

長期的な視点で計画を立てて取り組みましょう。

(監修:牧野章吾)

タイトルとURLをコピーしました