FX取引の注文方法を初心者向けに解説!初心者向け7種類をわかりやすく紹介

FXの基礎知識

FXトレードと聞くと、取引チャンスを逃さないように常にチャートと睨めっこしている姿をイメージする方が多いと思います。

このようなトレードは王道ではありますが、単純なトレードだけではなく、FXにはさまざまな注文方法があります。

今回は、「初心者に利用してほしいFXでの注文方法7つ」と、「さまざまな注文方法が利用できるおすすめのFX会社」について解説します。

FX初心者がさまざまな注文方法に挑戦すべき理由

FXでの注文方法を紹介する前に、FX初心者がさまざまな注文方法に挑戦すべき理由を3つお伝えします。

  • 取引チャンスを逃さなくなる
  • 心理的不安を反映させなくする
  • テクニカル指標に詳しくなる

それぞれ詳しくみていきましょう。

取引チャンスを逃さなくなる

FXは、眠らない市場と言われる外国為替市場で勝負する取引です。市場は常に変動しているので、ずっとチャートを分析し続ける必要があります。

しかし、あらかじめ売買価格を決めておく指値注文や、あらかじめ新規注文価格と決済注文価格の両方を決めておくIFD注文などを用いれば、リアルタイムでチャートをみていなくても自動的に取引ができます

このように、取引チャンスを逃さないようにすることが、さまざまな注文方法を活用するメリットの1つです。

心理的不安を反映させなくする

心理的不安をトレードに反映させなくすることも、さまざまな注文方法を覚えるメリットです。

FXトレードでは、利益を確定させる利益確定注文と、損失を確定させる損切り注文の、両方のタイミングが非常に重要だと言われています。

一般的には、利益確定注文のタイミングは遅めに、損切り注文のタイミングは早めにすべきだと言われています。小さな損失を重ねても、大きな利益でカバーできるからです。

しかし、FX初心者は心理的な不安から、利確幅は小さく、損失幅は大きくなるトレードをしてしまう傾向があります。

  • 「せっかくの利益が小さくなる前に確定させてしまおう」
  • 「今の損失はそのうち回復するだろう」

このような心理が働くからです。

そこで、後述するOCO注文やIFO注文を活用すれば、あらかじめ設定した価格で決済注文が自動的に執行されるので、心理的不安が介入することなく適切なトレードが可能になります。

不安をトレードに反映させやすいFX初心者ほど、あらかじめ売買価格を設定できる注文方法に慣れておくことで、FXでの勝率を上げることができるはずです。

テクニカル指標に詳しくなる

FXでは、テクニカル指標を活用して売買すること多いです。

あらかじめ売買価格を設定する注文方法を利用すると、当然どの価格で注文したらよいのかが問題になります。その際に、テクニカル指標を使って売買価格を考慮していくことがほとんどなので、テクニカル指標を学習するきっかけになります。

テクニカル指標を理解しておくことは、FXにおいてとても重要です。さまざまな注文方法を活用していくなかで、テクニカル指標についても理解を深めていきましょう。

FX初心者におすすめの注文方法(基礎編)

それでは、FX初心者におすすめの注文方法を解説します。

今回は「基礎的な注文方法3つ」と「応用的な注文方法4つ」の合計7つの注文方法を解説します。

はじめに、3つの基礎的な注文方法をみていきましょう。

  • 指値注文
  • 逆指値注文
  • ストリーミング注文

指値注文

指値注文とは、売買価格を指定する注文方法です。

「今の価格より安い〇〇円で買いたい」「今の価格より高い〇〇円になったら売りたい」という場合に使用します。

指値注文は、チャートを見る時間のない方に便利な注文方法だと言えます。

逆指値注文

逆指値注文とは、指値注文同様に売買価格を指定する注文方法です。

違いは「今の価格より高くなったら買い」「今の価格より安くなったら売る」という方針で売買が執行される点です。

逆指値注文は、損失を拡大させないために行う場合が多く、損切りラインを意識してトレードしている方におすすめです。

ストリーミング注文

ストリーミング注文とは、現在の価格で売買する注文方法です。

現時点での価格で注文するので、不利な価格での約定を防げる反面、取引不成立になる可能性も高いので注意が必要です。

成行注文と混合してしまう場合が多いのですが、成行注文は価格を指定しないので、約定しやすい一方で不利な価格で約定するリスクがあります。

FX初心者におすすめの注文方法(応用編)

次に、応用的な注文方法を4つお伝えします。

指値注文や逆指値注文には馴染みのある方が多くても、これから説明する注文方法については聞いたことがない方もいると思います。

とても便利な注文方法ですので、ここで理解して実際に利用していきましょう。

  • IFD注文
  • OCO注文
  • IFO注文
  • トレール注文

IFD注文

IFD注文とは、新規注文とその決済注文を同時に注文する方法です。

指値注文で買えたのはいいものの、売却のタイミングを逃してしまっては意味がありません。

IFD注文であれば、決済注文価格も同時に決めておくことができるので、決済のタイミングを逃すことを防いでくれます。

チャートを見る時間を少なくしたい方におすすめです。

OCO注文

OCO注文とは、決済注文価格を2つ設定する注文方法です。どちらか一方の注文が約定すると、もう一方の注文は自動的に取消しになります。

OCO注文は、利益確定注文と損切り注文を同時に注文しておきたいときに便利です。

新規注文は自分でチャートを見ながら行い、決済注文は自動で行いたい方におすすめです。

IFO注文

IFO注文とは、先述したIFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法で、新規の注文が約定されると、それに対応する決済注文を2パターン設定できる注文方法です。

つまり、新規の注文、利益確定の決済注文、そして損切りの決済注文の3つの価格をあらかじめ設定できるのです。

損失幅を限定しながら、利益確定のタイミングを逃さないトレードが可能になります。

設定価格によりますが、IFO注文であれば、市場が余程落ち着いていない限りは一回の注文で決済まで完結するので、非常に便利な注文方法だと言えます。

トレール注文

トレール注文とは、逆指値注文に値幅設定機能を加えた注文方法です。

出典:楽天証券

逆指値注文をした際に、値動きによって売り逆指値価格を引き上げたり、買い逆指値価格を引き下げたりすることが可能なので、損失を限定しながら利益をしっかり追求できる便利な注文方法です。

豊富な注文方法を利用できるFX会社3選

最後に、豊富な注文方法を利用できるFX会社を3社紹介します。

  • ヒロセ通商
  • JFX
  • 外貨ex byGMO

せっかくさまざまな注文方法を覚えても、使用しているFXツールで利用できなければ意味がありません。

そこで、さまざまな注文方法を活用したい方に向けて、おすすめのFX会社をお伝えします。

ヒロセ通商

さまざまな注文方法にトライしてみたい方には、LION FXを提供しているヒロセ通商をおすすめします。

これまで紹介した7つの注文方法はもちろん、全決済注文やドテン注文を含めた27種類の注文方法が利用できます。27種類は国内FX会社でトップクラスです。

取扱通貨ペアの数や情報力でも強みのあるFX会社なので、さまざまな通貨ペアを豊富な注文方法によってトレードしていきたい方に向いています。

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JFX

JFX

出典:JFX

JFXが運営するMATRIX TRADERでも、豊富な注文方法を利用できます。

合計22種類の注文方法が利用できるので、市場によって注文方法の使い分けが可能です。

MATRIX TRADERはスキャルピングトレードを強みとしていることもあり、短期的に利益を積み上げていくための環境が整っています

さまざまな注文方法を試しながら短期的に利益を追求したい方は、JFXがおすすめです。

外貨ex byGMO

外貨ex byGMOはGMOインターネットグループが運営しているFX会社です。

LION FXやMATRIX TRADERほどの注文方法は利用できませんが、先述した7つの注文方法を加えた合計11種類の注文方法が利用できます。

FX初心者から中級者レベルであれば十分満足できるトレード環境が整備されていることに加えて、スプレッドの低さやPayPayがもらえるキャンペーンが魅力のFX会社です。

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まとめ

今回はFX初心者におすすめの注文方法とFX会社をお伝えしました。

トレードにおいて慎重になることは重要ですが、FXトレーダーとして成長するためには、さまざまな注文方法を積極的に利用して市場に対応することが必要不可欠です。

今回紹介した注文方法を市場の状況次第で使い分けることができれば、FXの勝率はきっと上がるはずです。

さまざまな注文方法をマスターして、FXで利益を積み上げていきましょう。

(監修:牧野章吾)

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