ANAマイラー学生必見!ANAカード<学生用>の特徴やブランドごとの違いを解説
本記事ではANAカード〈学生用〉について、JCBとVisa/マスターカードそれぞれの違いを徹底解説します。クレジットカードの申し込みを考えている学生の方は、ぜひ参考にしてください。
ANAカード<学生用>は選べる国際ブランドが3種類

学生用のANAカードでは、「JCB」「Visa」「マスターカード」の3種類から国際ブランドを選べます。
それぞれ国内・国外でのシェアや特徴が異なるので、用途や重視するポイントで選択するのがおすすめです。

利用限度額は10~30万
ANAカード〈学生用〉の利用限度額を調査したところJCBは明記されていなく、Visaとマスターカードは10〜30万円でした。
ただし、記載のないJCBに関しても、おおよそ30万円が上限と考えて問題ありません。利用限度額を上げたい場合は、継続利用や遅れなく支払いをするなど、「良いクレヒス」を積む必要があります。
良いクレヒスを積むことは、ゴールドカードやブラックカードなどの上位カードを所有するためにも欠かせません。

ANAカード<学生用>のブランド別の3つの違い
JCB(JCB株式会社と提携)とVisa/マスターカード(三井住友カード)では、カードの機能に様々な違いがあります。国際ブランド(提携会社)による主な違いは、以下の3点です。
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ポイント・マイル
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利用可能な電子マネーが違う
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海外・国内保険
3つの違いについて、順番に確認していきましょう。
①ポイント・マイル

JCBとVisa/マスターカードでは、ポイント還元率とマイル還元率が異なります。特にVisa/マスターカードはマイル移行コースが2つあるため、使用に関して注意が必要です。
▼ポイント・マイル還元率の違い▼
JCBはポイント還元率が0.1%と低いですが、マイル還元率は1%と高く、マイル移行手数料もかからないためお得でしょう。
Visa/マスターカードは0.5%とJCBよりも高いポイント還元率ですが、マイル還元率で見ると通常コースは0.5%、2倍コースは1%となっています。

ANAカード学生用 公式サイト
5マイルコースと10マイルコース
Visa/マスターカードには「通常コース」と「2倍コース」がありますが、JCBでは「5マイルコース」と「10マイルコース」があります。コース名は還元率を意味しており、以下のように移行可能です。
- 5マイルコース:1ポイント=5マイル
- 10マイルコース:1ポイント=10マイル
ANA JCB一般カードで10マイルコースを利用する場合は、年間5,500円(税込)がかかりますが、ANA JCBカード学生用は無料で利用できます。
ANAカード<学生用>のJCBは10マイルコースを無料で利用でき、、一般カードに移行した際には年間手数料5,500円(税込)がかかります。

②利用可能な電子マネーが違う
JCBとVisa/マスターカードでは、利用できる電子マネーにも違いがあります。
Apple Pay やGoogle Pay、PiTaPaはどちらのカードも利用できますが、QUICPayとnanacoはJCBのみ、iDはVisa/マスターカードのみ利用可能です。
よく使う電子マネーがある方は、上記の表を参考に国際ブランドを選択するのをおすすめします。

ANA JCB カード 公式サイト
③海外・国内保険

海外・国内旅行で使える保険は、JCBとVisa/マスターカードでほぼ同等です。そのため国際ブランドの選択に際して、保険面はあまり考慮しなくても問題ありません。
ただし、ショッピング保険は、JCBは海外のみなのに対して、Visa/マスターカードは国内利用も対応しています。そのため、国内旅行によく行くという方は、Visa/マスターカードの方が適しています。
ショッピング保険に関しては、Visa/マスターはリボ払いか3回以上分割払いの場合のみ、国内利用可能です。

ANAカード学生用 公式サイト
ANAカード<学生用>の4つのメリット
ANAカード〈学生用〉には、一般カードにはないメリットがいくつもあります。ANAカード〈学生用〉の主なメリットは、以下の4つです。
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在学中年会費無料
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フライトボーナス10%のマイル付与
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25歳以下は100%マイル積算
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提携ホテル・ANA免税店などの割引特典
ひとつずつ見ていきましょう。
①在学中年会費無料

在学中は年会費が一切かからないのは、学生カードならではのメリットです。一般カードでは年間2,200円(税込)がかかりますが、学生カードであればこうしたコストがかかりません。
ちなみに、卒業後に利用する「一般カード」や「ワイドゴールドカード」の年会費に関しては、JCBとVisa/マスターカードいずれも有料です。
- 一般カード:年間2,200円(税込)
- ワイドカード:年間7,975円(税込)
- ワイドゴールドカード:年間15,400円(税込)
学生期間の間は年会費無料のため、社会人に比べて収入が少ない方には、とても嬉しいメリットでしょう。

ANAカード学生用 公式サイト
②フライトボーナス10%のマイル付与

ANAフライトを利用すると「搭乗マイル」が獲得できますが、ANAカード〈学生用〉はさらに10%のボーナスマイルがもらえます。
さらに、スマートU25利用のフライト時はマイル数が2倍還元。ボーナスマイルはANAカードならではの特典のため、ANAフライトをよく利用する方には特に嬉しい特典です。

入会ボーナス+卒業時のボーナス
ANAカード〈学生用〉は、入会時や継続時にもらえるマイルは以下の通りです。
卒業特典としてもらえるマイルは学生カードならではで、入会・継続・卒業特典合計で4,000マイルも獲得できますよ。
ANA国内線利用で1マイル=約3~5円とすると4,000マイルは10万円〜20万円相当です。

③25歳以下は100%マイル積算

12歳以上25歳以下が対象となる「スマートU25」の特典とカード特典を組み合わせると、マイル積算率が100%になります。
スマートU25対象者は50%のマイルが積算され、ボーナスマイル10%を合わせると、実質マイル積算率が100%となるのです。スマートU25では当日予約のみ利用可能な料金割引もあり、組み合わせるとお得に利用できます。

④提携ホテル・ANA免税店などの割引特典
ANAカード〈学生用〉では、割引特典が豊富にあります。
- 機内販売やANA FESTA(空港内売店)での買い物が10%OFF
- 提携ホテル・ANA免税店での買い物が5%OFF
- ANAが運営するネットショップ「A-Style」5%OFF特典
- 提携ホテルでの朝食・ウェルカムドリンクサービス
- etc......
ANA関連のサービス特典が豊富です。

ANAカード<学生用>の2つのデメリット
ANAカード〈学生用〉は特典が手厚くメリットの多いカードですが、デメリットも存在します。ANAカード〈学生用〉の主な利用デメリットは、以下の2点です。
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空港ラウンジは利用できない
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マイルを貯めないなら微妙
2つのデメリットについて、以下で解説します。
①空港ラウンジは利用できない

クレジットカード会社や航空会社が運営する空港ラウンジの利用はできません。空港ラウンジ利用は主にゴールドカードなどの上位カードでのみ無料利用が可能です。
ただし、ANAが運営する空港ラウンジであれば、料金を支払えば利用可能です。ANAの空港ラウンジはANA便を利用する方全員が対象となるので、有料にはなりますが絶対に利用できない訳ではありません。

\空港ラウンジを利用できるカードはこちら/
②マイルを貯めないなら微妙

ANAカードはANAマイルが効率よく貯まる点が大きなメリットなので、マイルを貯めることに興味がない方にとっては、あまり利用するメリットのないカードです。
そのため、頻繁に飛行機に乗る予定のない方や、旅行に興味がない方にはANAカード〈学生用〉はおすすめしません。逆に国内外へ頻繁に飛行機旅をしたい方や、マイル修行に興味がある方にはぴったりのカードです。

\学生におすすめのクレジットカードを知りたい方はこちら/
最短3営業日で審査完了!ANAカード<学生用>の申し込み〜発行までの手順
ここまでANAカード〈学生用〉の魅力を解説しましたが、解説を読んで「申し込みたい!」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここからは、ANAカード〈学生用〉に興味を持った方に向けて、申し込みから発行までの手順を詳しく解説します。
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Webまたは空港で手続き
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審査
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カードを受け取る
3つの申し込みステップを、以下で詳しく解説します。
①Web・空港・郵送で手続き

ANAカード〈学生用〉は、Web・空港・郵送いずれかの方法で手続きできます。
空港に行ったタイミングでの手続きや郵送でも問題ありませんが、自宅から時間をかけずに申し込みたい方にはWeb申し込みがおすすめです。
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運転免許証もしくは、運転経歴証明書、もしくは2のもの
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パスポート・健康保険証・住民票の写しのいずれか1点(免許証・運転経歴証明書があれば不要)
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金融機関の口座番号(ゆうちょ銀行の場合は通帳番号)を確認できるもの
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※JCBの場合、オンラインで口座設定をしない場合は、本人確認書類が2枚必要
手続きでは、氏名や生年月日のほか、職業や年収等の入力(記入)が必要です。また、上記の書類も必要となりますので、申し込みの際はあらかじめ準備しておいてください。

ANAカード学生用 公式サイト
②審査

申し込みをしたら、審査を待ちます。審査は最短3営業日で完了しますが、それ以上かかることもありますので、3営業日で審査結果が出なくても問題ありません。
審査結果は、基本的にメールで送られてきます。

③カードを受け取る
審査に通ったら、約1週間程度でカードが郵送されます。カードを受け取ったら、会員ページの設定や裏面の署名欄に署名するなどを忘れず行ってください。
署名をし忘れると利用できない場合もあるので、届いたら早急に署名することをおすすめします。ちなみに、Web明細を選択した方は、会員ページの設定を行わないと利用明細を見れません。

ANAカード学生用 公式サイト
ANAカード<学生用>でよくあるQ&A

最後に、ANAカード〈学生用〉をについてよく見られる以下の3つの質問に答えます。
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卒業後に自動で切り替わる?
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入会のキャンペーンはある?
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審査基準は?
ひとつずつ見ていきましょう。
①卒業後に自動で切り替わる?
A. 切り替わります。
卒業後は、自動で一般カードに切り替わります。学生用カードと一般カードの主な違いは以下の通りです。
一般カードに切り替えると年会費がかかるようになってしまいますが、家族カードが発行可能。またJCBはマイル移行手数料がかかるようになりますが、その他はほぼ同等です。

②入会のキャンペーンはある?
A. 時期によって異なりますが、入会マイルや期間内利用でマイルがもらえる入会キャンペーンを行っています。
2022年8月現在では、以下のキャンペーンを実施中です。
- JCBが最大41,000マイル相当のポイントがもらえるキャンペーン
- Visa/マスターカードは最大13,500マイル相当がもらえるキャンペーン
こうしたキャンペーンを活用すれば、さらにお得にカードを利用できます。

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③審査基準は?
A. 審査基準は一般に公開されていないため、年収や職業などどのような審査基準があるかは不明です。
しかし、申し込み条件はJCBとVisa/マスターどちらも同じで、大学・短期大学・専門学校・工業高専4、5年生・大学院生であれば申し込めます。

ANAカード<学生用>の各違いを把握して申し込もう!
本記事ではANAカード〈学生用〉について、JCBとVisa/マスターカードそれぞれの違いや所有するメリットなどを解説しました。
ANAカード〈学生用〉は国際ブランドに関わらず非常に特典が手厚いのが魅力。通常年会費がかかるカードの特典を、年会費無料で受けれます。ANAカード〈学生用〉に興味を持った方は、ぜひ申し込みを検討してみてください。
ANAカード学生用 公式サイト
