ANAマイラー学生必見!ANAカード<学生用>の特徴やブランドごとの違いを解説

本記事ではANAカード〈学生用〉について、JCBとVisa/マスターカードそれぞれの違いを徹底解説します。クレジットカードの申し込みを考えている学生の方は、ぜひ参考にしてください。

ANAカード<学生用>は選べる国際ブランドが3種類

ana_ANAカード(学生用)_スクショ

学生用のANAカードでは、「JCB」「Visa」「マスターカード」の3種類から国際ブランドを選べます。

カード名ANAカード学生(JCB)ANAカード学生
(Visa・マスター)
券面画像
年会費無料無料
ETC
マイル移行
手数料
無料【通常コース】
無料
【2倍コース】
6,600円(税込)
/年度ごと
ポイント換算0.1%

1,000円=1ポイント
0.5%

200円=1ポイント
マイル還元率マイル還元率1%

【10マイルコース】
1,000円(税込)
=1ポイント
=10マイル
【通常コース0.5%】
200円
=1ポイント
=1マイル

【2倍コース1%】
200円
=1ポイント
=2マイル
電子マネーApple Pay
Google Pay
QUICPay
楽天Edy
ANA QUICPay + nanaco
ANA PiTaPaカード
Apple Pay
Google Pay
iD
楽天Edy
ANA PiTaPaカード
申し込み条件18歳以上の学生
で日本国内
でのお支払い可能
な方対象
18歳以上の学生
で日本国内
でのお支払い可能
な方対象

それぞれ国内・国外でのシェアや特徴が異なるので、用途や重視するポイントで選択するのがおすすめです。

編集長

なお提携先はJCBは株式会社JCB、Visaとマスターカードは三井住友カードで、提携先が同じVisaとマスターカードは特典等もほぼ同様となっています。

利用限度額は10~30万

ANAカード〈学生用〉の利用限度額を調査したところJCBは明記されていなく、Visaとマスターカードは10〜30万円でした。

カード名ANAカード学生
(JCB)
ANAカード一般
(Visa、マスター)
利用限度額支払可能見込額に
経済産業大臣が定める
割合(90%)を乗じた
金額の範囲内で設定
10〜30万円

ただし、記載のないJCBに関しても、おおよそ30万円が上限と考えて問題ありません。利用限度額を上げたい場合は、継続利用や遅れなく支払いをするなど、「良いクレヒス」を積む必要があります。

良いクレヒスを積むことは、ゴールドカードやブラックカードなどの上位カードを所有するためにも欠かせません。

編集長

ちなみに、「クレヒス」とはクレジットヒストリーの略で、いわゆる使用履歴のことです。

ANAカード<学生用>のブランド別の3つの違い

JCB(JCB株式会社と提携)とVisa/マスターカード(三井住友カード)では、カードの機能に様々な違いがあります。国際ブランド(提携会社)による主な違いは、以下の3点です。

ANAカード<学生用>のブランド別の3つの違い
①ポイント・マイル
②利用可能な電子マネーが違う
③海外・国内保険

3つの違いについて、順番に確認していきましょう。

①ポイント・マイル

free_年会費

JCBとVisa/マスターカードでは、ポイント還元率とマイル還元率が異なります。特にVisa/マスターカードはマイル移行コースが2つあるため、使用に関して注意が必要です。

▼ポイント・マイル還元率の違い▼

カード名ANAカード学生
(JCB)
ANAカード学生
(Visa・マスター)
ポイント/
マイル計算
【10マイルコース】
1,000円(税込)
=1ポイント
=10マイル
【通常コース】
200円
=1ポイント
=1マイル

【2倍コース】
200円
=1ポイント
=2マイル
ポイント
有効期限
獲得してから2年間
(24ヵ月間)
原則獲得した
月から数えて
24ヵ月後の月末まで
マイル移行
手数料
無料【通常コース】
無料
【2倍コース】
6,600円(税込)/
年度ごと
ポイント還元率0.1%0.5%
マイル還元率1%【通常コース:0.5%】
【2倍コース:1%】

JCBはポイント還元率が0.1%と低いですが、マイル還元率は1%と高く、マイル移行手数料もかからないためお得でしょう。

Visa/マスターカードは0.5%とJCBよりも高いポイント還元率ですが、マイル還元率で見ると通常コースは0.5%、2倍コースは1%となっています。

編集長

2倍コースはマイル移行手数料6,600円が毎年度かかるため、マイル還元率で見るとJCBの方がお得です。

\ 公式サイトで詳細をチェック /

5マイルコースと10マイルコース

Visa/マスターカードには「通常コース」と「2倍コース」がありますが、JCBでは「5マイルコース」と「10マイルコース」があります。コース名は還元率を意味しており、以下のように移行可能です。

  • 5マイルコース:1ポイント=5マイル
  • 10マイルコース:1ポイント=10マイル

ANA JCB一般カードで10マイルコースを利用する場合は、年間5,500円(税込)がかかりますが、ANA JCBカード学生用は無料で利用できます。

ANAカード<学生用>のJCBは10マイルコースを無料で利用でき、、一般カードに移行した際には年間手数料5,500円(税込)がかかります。

編集長

学生のうちは移行手数料を基本無料で利用できるので、今のうちに発行しておくのはとてもお得ではないでしょうか。

学生のうちは移行手数料を基本無料で利用できるので、今のうちに発行しておくのはとてもお得ではないでしょうか。

②利用可能な電子マネーが違う

JCBとVisa/マスターカードでは、利用できる電子マネーにも違いがあります。

カード名ANAカード学生
(JCB)
ANAカード学生
(Visa、マスター)
電子マネーApple Pay
Google Pay
QUICPay
楽天Edy
ANA QUICPay + nanaco
ANA PiTaPaカード
Apple Pay
Google Pay
iD
楽天Edy
ANA PiTaPaカード

スクロールできます

Apple Pay やGoogle PayPiTaPaはどちらのカードも利用できますが、QUICPayとnanacoはJCBのみ、iDはVisa/マスターカードのみ利用可能です。

よく使う電子マネーがある方は、上記の表を参考に国際ブランドを選択するのをおすすめします。

編集長

JCBの上位カードである「ANA JCBカード プレミアム・ワイドゴールド」では、Edyチャージで200円につき1マイル貯まる特典もあります。こうした将来的に得られる特典も考慮しながら、カード選びをするのがおすすめです。

\ ANA JCB カードの公式サイトをチェック /

③海外・国内保険

Amade_海外旅行保険

海外・国内旅行で使える保険は、JCBとVisa/マスターカードでほぼ同等です。そのため国際ブランドの選択に際して、保険面はあまり考慮しなくても問題ありません。

カード名ANAカード学生
(JCB)
ANAカード学生
(Visa、マスター)
旅行傷害保険
(最高補償額)
海外旅行:1,000万円
国内航空:1,000万円
国内旅行 なし
海外旅行:1,000万円
国内航空:1,000万円
国内旅行 なし
ショッピング
保険
海外:最高100万円年間100万円までの
お買物安心保険
※海外での利用および
国内でのリボ払い/
分割払い(3回以上)
の利用のみ対象

ただし、ショッピング保険は、JCBは海外のみなのに対して、Visa/マスターカードは国内利用も対応しています。そのため、国内旅行によく行くという方は、Visa/マスターカードの方が適しています。

ショッピング保険に関しては、Visa/マスターはリボ払いか3回以上分割払いの場合のみ、国内利用可能です。

編集長

一括払いが基本の場合だと、国内でのショッピング保険利用はできないため注意してください。

\ 公式サイトで詳細をチェック /

ANAカード<学生用>の4つのメリット

ANAカード〈学生用〉には、一般カードにはないメリットがいくつもあります。ANAカード〈学生用〉の主なメリットは、以下の4つです。

ANAカード<学生用>の4つのメリット
①在学中年会費無料
②フライトボーナス10%のマイル付与
③25歳以下は100%マイル積算
④提携ホテル・ANA免税店などの割引特典

ひとつずつ見ていきましょう。

①在学中年会費無料

free_年会費

在学中は年会費が一切かからないのは、学生カードならではのメリットです。一般カードでは年間2,200円(税込)がかかりますが、学生カードであればこうしたコストがかかりません。

ちなみに、卒業後に利用する「一般カード」や「ワイドゴールドカード」の年会費に関しては、JCBとVisa/マスターカードいずれも有料です。

  • 一般カード:年間2,200円(税込)
  • ワイドカード:年間7,975円(税込)
  • ワイドゴールドカード:年間15,400円(税込)

学生期間の間は年会費無料のため、社会人に比べて収入が少ない方には、とても嬉しいメリットでしょう。

編集長

無料期間のうちに発行しておくとANAカードのメリットを享受できますね。

\ 申し込みはこちらから /

②フライトボーナス10%のマイル付与

Amade_マイル

ANAフライトを利用すると「搭乗マイル」が獲得できますが、ANAカード〈学生用〉はさらに10%のボーナスマイルがもらえます。

さらに、スマートU25利用のフライト時はマイル数が2倍還元。ボーナスマイルはANAカードならではの特典のため、ANAフライトをよく利用する方には特に嬉しい特典です。

編集長

入会時や卒業するタイミングでもボーナスマイルが発生します!

入会ボーナス+卒業時のボーナス

ANAカード〈学生用〉は、入会時や継続時にもらえるマイルは以下の通りです。

カード名ANAカード学生(JCB)
/ANAカード学生
(Visa、マスター)
入会特典1,000マイル
継続特典1,000マイル
卒業特典一般カードへの切り替え
で2,000マイル

卒業特典としてもらえるマイルは学生カードならではで、入会・継続・卒業特典合計で4,000マイルも獲得できますよ。

ANA国内線利用で1マイル=約3~5円とすると4,000マイルは10万円〜20万円相当です。

編集長

5,000マイルから国内線特典航空券に交換可能なので、卒業旅行に行きたい方にも、ANAカード〈学生用〉は強くおすすめできます。

③25歳以下は100%マイル積算

free_世界地図

12歳以上25歳以下が対象となる「スマートU25」の特典とカード特典を組み合わせると、マイル積算率が100%になります。

スマートU25対象者は50%のマイルが積算され、ボーナスマイル10%を合わせると、実質マイル積算率が100%となるのです。スマートU25では当日予約のみ利用可能な料金割引もあり、組み合わせるとお得に利用できます。

編集長

スマートU25は一般カードでも利用できるので、学生カードから一般カードへ切り替えた後も25歳以下の間はマイル積算率100%でANAフライトを利用できます。

④提携ホテル・ANA免税店などの割引特典

ANAカード〈学生用〉では、割引特典が豊富にあります。

  • 機内販売やANA FESTA(空港内売店)での買い物が10%OFF
  • 提携ホテル・ANA免税店での買い物が5%OFF
  • ANAが運営するネットショップ「A-Style」5%OFF特典
  • 提携ホテルでの朝食・ウェルカムドリンクサービス
  • etc……

ANA関連のサービス特典が豊富です。

編集長

ANAの国内・海外ツアーなどで使える割引も付いているので、旅行好きな学生はぜひ活用してください。

ANAカード<学生用>の2つのデメリット

ANAカード〈学生用〉は特典が手厚くメリットの多いカードですが、デメリットも存在します。ANAカード〈学生用〉の主な利用デメリットは、以下の2点です。

ANAカード<学生用>の2つのデメリット
・空港ラウンジは利用できない
・マイルを貯めないなら微妙

2つのデメリットについて、以下で解説します。

①空港ラウンジは利用できない

free_ラウンジ

クレジットカード会社や航空会社が運営する空港ラウンジの利用はできません。空港ラウンジ利用は主にゴールドカードなどの上位カードでのみ無料利用が可能です。

ただし、ANAが運営する空港ラウンジであれば、料金を支払えば利用可能です。ANAの空港ラウンジはANA便を利用する方全員が対象となるので、有料にはなりますが絶対に利用できない訳ではありません。

編集長

ANA空港ラウンジの利用料金は、1名3,300円です。安くない金額ではありますが、フライト前の待ち時間を快適に過ごしたい方は、ぜひ利用を検討してみてください。

②マイルを貯めないなら微妙

	 free_審査落ち

ANAカードはANAマイルが効率よく貯まる点が大きなメリットなので、マイルを貯めることに興味がない方にとっては、あまり利用するメリットのないカードです。

そのため、頻繁に飛行機に乗る予定のない方や、旅行に興味がない方にはANAカード〈学生用〉はおすすめしません。逆に国内外へ頻繁に飛行機旅をしたい方や、マイル修行に興味がある方にはぴったりのカードです。

編集長

マイル修行とは「マイルを貯めるために頻繁に飛行機に乗ること」を指します。マイルを貯めると様々な特典が受けられるため、マイル修行をしている方は少なくありません。

最短3営業日で審査完了!ANAカード<学生用>の申し込み〜発行までの手順

ここまでANAカード〈学生用〉の魅力を解説しましたが、解説を読んで「申し込みたい!」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここからは、ANAカード〈学生用〉に興味を持った方に向けて、申し込みから発行までの手順を詳しく解説します。

ANAカード<学生用>の申し込み〜発行までの手順
・Webまたは空港で手続き
・審査
・カードを受け取る

3つの申し込みステップを、以下で詳しく解説します。

①Web・空港・郵送で手続き

free_パソコン

ANAカード〈学生用〉は、Web・空港・郵送いずれかの方法で手続きできます。

空港に行ったタイミングでの手続きや郵送でも問題ありませんが、自宅から時間をかけずに申し込みたい方にはWeb申し込みがおすすめです。

申し込みに必要なもの
・運転免許証もしくは、運転経歴証明書、もしくは2のもの
・パスポート・健康保険証・住民票の写しのいずれか1点(免許証・運転経歴証明書があれば不要)
・金融機関の口座番号(ゆうちょ銀行の場合は通帳番号)を確認できるもの
※JCBの場合、オンラインで口座設定をしない場合は、本人確認書類が2枚必要

手続きでは、氏名や生年月日のほか、職業や年収等の入力(記入)が必要です。また、上記の書類も必要となりますので、申し込みの際はあらかじめ準備しておいてください。

編集長

Web申し込みであれば24時間いつでも申し込みができ、郵送のように書類の発送・返送を待つ時間もかかりません。特に卒業間近という方は、Web申し込みをおすすめします。

\ Web申し込みはこちらから /

②審査

Free_書類

申し込みをしたら、審査を待ちます。審査は最短3営業日で完了しますが、それ以上かかることもありますので、3営業日で審査結果が出なくても問題ありません。

審査結果は、基本的にメールで送られてきます。

編集長

原則として審査を早めることはできません。旅行で使いたいなど発行までのリミットが決まっている場合は、余裕を持って申し込みを進めることをおすすめします。

③カードを受け取る

審査に通ったら、約1週間程度でカードが郵送されます。カードを受け取ったら、会員ページの設定や裏面の署名欄に署名するなどを忘れず行ってください。

署名をし忘れると利用できない場合もあるので、届いたら早急に署名することをおすすめします。ちなみに、Web明細を選択した方は、会員ページの設定を行わないと利用明細を見れません。

編集長

明細が確認できないと、月々の利用状況が把握しにくくなるだけでなく、不正利用の発見が遅れるトラブルに繋がることもあります。

\ Webから簡単申し込み /

ANAカード<学生用>でよくあるQ&A

h2made_Q&A

最後に、ANAカード〈学生用〉をについてよく見られる以下の3つの質問に答えます。

ANAカード<学生用>でよくあるQ&A
・卒業後に自動で切り替わる?
・入会のキャンペーンはある?
・審査基準は?

ひとつずつ見ていきましょう。

Q
①卒業後に自動で切り替わる?
A
  • 切り替わります。
    卒業後は、自動で一般カードに切り替わります。学生用カードと一般カードの主な違いは以下の通りです。

カード名ANAカード学生ANAカード一般
年会費無料2,200円(税込)
家族会員費×1,100円(税込)
マイル
移行手数料
【JCB】
無料
【Visa/マスター】
〈通常コース〉
無料
〈2倍コース〉
6,600円(税込)
/年度ごと
【JCB】
〈10マイルコース〉
5,500円(税込)/年
〈5マイルコース〉
無料
【Visa/マスター】
〈通常コース〉
無料
〈2倍コース〉
6,600円(税込)
/年度ごと
国内外
旅行保険
【Visa/マスター】
(最高補償額)
海外旅行:1,000万円
国内航空:1,000万円
【Visa/マスター】
(最高補償額)
海外旅行:5,000万円
国内航空:5,000万円

一般カードに切り替えると年会費がかかるようになってしまいますが、家族カードが発行可能。またJCBはマイル移行手数料がかかるようになりますが、その他はほぼ同等です。

編集長

一般カードは負担が増えるようにも感じますが、Visa/マスターでは旅行保険の最高補償額がアップしているなど、切り替えによるメリットもありますよ。

Q
入会のキャンペーンはある?
A
  • 時期によって異なりますが、入会マイルや期間内利用でマイルがもらえる入会キャンペーンを行っています。

編集長

一般カードの入会キャンペーンは、学生カードが対象外となっている場合があります。学生用カードが対象かどうかしっかりと確認してください。

\ 申し込みはこちら /

Q
審査基準は?
A
  • 審査基準は一般に公開されていないため、年収や職業などどのような審査基準があるかは不明です。
    しかし、申し込み条件はJCBとVisa/マスターどちらも同じで、大学・短期大学・専門学校・工業高専4、5年生・大学院生であれば申し込めます。

編集長

審査に関しては申し込んでみないと通るか落ちるかが分かりません。興味がある方はひとまず申し込むことをおすすめします。

ANAカード<学生用>の各違いを把握して申し込もう!

本記事ではANAカード〈学生用〉について、JCBとVisa/マスターカードそれぞれの違いや所有するメリットなどを解説しました。

ANAカード〈学生用〉は国際ブランドに関わらず非常に特典が手厚いのが魅力。通常年会費がかかるカードの特典を、年会費無料で受けれます。ANAカード〈学生用〉に興味を持った方は、ぜひ申し込みを検討してみてください。

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この記事を書いた人

クレカタウン編集部員

クレジットカードのプロ「クレカタウン編集部員」です!様々な角度からクレジットカードを徹底解説します。

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