ETCカードの作り方やメリットを徹底解説!おすすめのクレジットカードは5枚!
ETCカードには、クレジットカード会社が発行するカードと高速道路会社が発行するカードの2種類がありますが、年会費無料でお得にポイントが貯まるので、クレジットカード会社が発行するETCカードがおすすめです。ETCカードの作り方やメリットを紹介します。
ETCカードの作り方からおすすめのクレジットカードまで紹介!

ETCカードは高速道路の料金所をスムーズに通過できるうえに、料金の割引も受けられるため、車を持っている方や高速道路をよく利用する方には必須のカードです。
国土交通省の調査では、2020年の時点でETCカードの利用率は90%を超えており、いまや持っていて当たり前のカードになりつつあります。

しかし、実際にカードを持つとなるとETCカードの作り方や料金の引き落としなど、疑問に思う点がいくるかあるでしょう。まずはこれらの疑問にお答えしていきます。

ETCカードの特徴

ETCカードとは有料の高速道路の料金所で、通行料金をスムーズに精算するためのICカードです。料金所通過の際に、無線通信で精算できるため非常に便利です。
ETCカードは、クレジットカードの特典として付帯されていることが多く、クレジットカードを発行すれば簡単に持つことができます。

ETCカードの作り方

ETCカードはクレジットカードを発行すると作れます。クレジットカードがなくとも、デポジット式のパーソナルカードが発行できますが、カードが手元に届くまで1ヶ月程度かかるので、あまりおすすめできません。
つまり、ETCカードをもっとも簡単に作るにはクレジットカードの発行と共に申し込むのが良いというわけです。

ETCカードを作るのにおすすめのクレジットカード5選
さっそく、ETCカードを作るのにおすすめのクレジットカードを厳選して5枚紹介します。選考基準としては、クレジットカードの年会費が無料であるという点を重視しています。
- JCB CARD W
- 楽天カード
- イオンカードセレクト
- dカード
- Orico Card THE POINT
ETCカード発行のために、年会費のかかるクレジットカードを発行するのはお得とは言えません。ムダな所有コストをかけずに、お得にETCカードを持ちましょう。
①JCB CARD W

JCB CARD Wは、JCB屈指の高還元率を誇る人気のクレジットカードです。18〜39歳までの方なら申し込むことができ、入会後に39歳を過ぎてしまった場合でもその後は継続して利用できます。
年会費が永年無料なうえに、いつでもポイントが2倍の1.0%還元を受けられる、総合力に優れた1枚です。スターバックスやセブンイレブン、Amazonなどの加盟店で利用すれば最大11倍のポイント還元も受けられます。
「ポイント還元に優れた人気カードを持ちたい」という方は、JCB CARD Wを申し込みましょう。
JCBのETCカード
JCB CARD Wを発行すれば、ETCカードが無料で持てます。発行手数料や年会費もかかりません。
申し込みは、JCB CARD Wとの同時申し込みまたは、インターネットの会員専用Webサービス「MyJCB」より可能です。

②楽天カード

楽天カードは、13年連続顧客満足度No.1のクレジットカードです。年会費無料で持つことができ、入会時にはポイントがもらえるキャンペーンが定期的に開催されています。
どこで利用しても1.0%と、高いポイント還元を受けられるうえに、楽天サービス利用ではさらにポイントが貯まるのも魅力です。たとえば、楽天市場での買い物では100円につき3ポイントと驚異の還元率を誇ります。
国際ブランドも人気の4種類から選ぶことができるため、使い勝手の良いクレジットカードを探している方におすすめです。
楽天のETCカード
楽天カードを発行すれば、楽天ポイントが貯まる「楽天ETCカード」が持てます。年会費が550円かかりますが、以下の条件を満たすことで無料になります。
- 年に1回以上の利用
- 楽天プレミアムカード会員または楽天ゴールド会員の方
- 楽天PointClubの会員ランクがプラチナまたはダイヤモンド会員の方
申し込みは、楽天カードとの同時申し込みまたは、インターネットの「楽天e-NAVI」より可能です。

③イオンカードセレクト

イオンカードセレクトは、イオンでもっともお得に買い物ができるクレジットカードです。キャッシュカードとクレジットカード、電子マネーの3つの機能が搭載されているため、利便性の高い1枚だと言えます。
イオングループで買い物をするのが多い方や、イオン銀行を利用している方はポイント還元やATM手数料無料などの恩恵を受けられます。
イオンでお得に買い物をしたい方は、申し込みを検討してみましょう。
イオンのETCカード
イオンカードセレクトを発行すると、ETCカードが無料で持てます。イオンマークのカードであれば、発行手数料や年会費も無料です。
また、イオンのETCカードは「車両損傷お見舞金制度」が付帯されているのも特徴です。ETCゲート通過中、万一開閉バーに衝突した場合でも年1回、一律5万円分のお見舞金がもらえます。

④dカード

dカードも、年会費無料で持てるうえに、1.0%と高還元なクレジットカードです。100円につき1.0%のdポイントが貯まるため、dポイント加盟店でポイントを使いたい方に向いています。
コンビニやカフェ、ネットショッピングなど、身近に使える加盟店が豊富にあるため、使い道に困ることはないでしょう。ローソンやファミリーマート、マクドナルド、マツモトキヨシなどが一例です。
dポイントを賢く貯めながら、便利に使いたい方におすすめの1枚です。
ドコモのETCカード
dカードを発行すると、ETCカードが初年度無料で持てます。また、2年目以降も年に1回ETCカードを利用すれば、年会費無料でETCカードを利用可能。、550円の年会費がかかります。
継続して利用するのであれば、年会費を気にする必要はありません。1度も使わなかった場合は、年会費550円がかかります。
申し込みは、インターネットまたは郵便で手続き可能です。

⑤Orico Card THE POINT

Orico Card THE POINTは、100円の決済ごとに1オリコポイントが貯まる高還元率カードです。オリコモール経由のショッピングでは、2.0%以上のポイントが貯まるのも特徴です。
また、入会後6ヶ月間は還元率が常に2.0%にアップするキャンペーンも行われているため、お得に利用できます。
年会費無料でポイント還元率も高いOrico Card THE POINTは、まさにはじめてのクレジットカードにおすすめです。
オリコのETCカード
Orico Card THE POINTを発行すると、年会費無料でETCカードが持てます。
申し込みは、インターネットの「eオリコサービス」から簡単にできます。申し込み後、約2〜3週後にカードが手元に届くでしょう。

ETCカードを作る3つのメリット

ここからは、ETCカードを作る3つのメリットを紹介します。
- ポイントが貯まる
- 料金所をスムーズに通過できる
- 割引が適用される場合がある
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①ポイントが貯まる

ETCカード利用でも、通常のクレジットカード決済と同じ還元率で、ポイントが貯まります。(例:100円=1ポイント)
高速道路料金を現金で支払った場合は、ポイント還元を受けられませんが、ETCカード決済ならポイント還元を受けられるのが大きなメリットです。

②料金所をスムーズに通過できる

ETCカードを利用すれば料金所での停車や、現金を用意する必要なくスムーズに通過できます。
高速道路料金を現金払いとしている方は、料金所通過のたびに停車し、現金を用意することにストレスを感じたことがあるのではないでしょうか。長旅で疲れを感じていたり、渋滞の際は尚更です。

③料金が割引される場合がある

3つ目が、料金が割引される場合がある点です。一般的に、ETCカード利用で料金が割引される日は以下の通りです。
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休日割引
-
深夜割引
-
平日朝夕割引
-
ETC2.0割引
このように、ETCカード利用では意外にも多くの割引が受けられます。上手に利用すると高速道路料金を節約できるため、利用しない手はないでしょう。

ETCカードを作る2つのデメリット

一方で、ETCカードを作る2つのデメリットについても紹介します。
- 年会費・発行手数料がかかる場合がある
- 車載器に差し込みが必要
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①年会費・発行手数料がかかる場合がある

年会費無料と思っていても、年1回以上の利用がないと年会費がかかってしまうなど、条件付きのケースもあるので注意が必要です。
上記で解説した5枚のクレジットカードのうち、完全無料でETCカードを発行できるのは以下の3枚です。
- JCB CARD W
- Orico Card THE POINT
- イオンカードセレクト
楽天カードとdカードも、ETCカードを無料で持つことができますがそれぞれに条件があります。

②車載器に差し込みが必要

車載器がないとETCカードの機能が利用できません。したがって、車載器を車に取り付ける必要があるわけです。
車載器は安くても5,000円程度するうえに、セットアップに3,000円ほど費用がかかってしまうので、ETCカードは年会費無料のものを発行することをおすすめします。

クレジットカードなしでもETCカードは作れるのか?

「クレジットカードがなくてもETCカードは作れるのか?」という点について解説します。結論から言うと、クレジットカードなしでもETCカードは作れます。
クレジットカード会社が発行するETCカードではなく、高速道路会社が発行する「ETCパーソナルカード」が発行可能です。しかし、以下の2つの理由からETCパーソナルカードの発行はおすすめしていません。
- 保証金が必要
- 年会費がかかる
ETCパーソナルカードは、最低でも2万円の保証金(デポジット)が必要です。平均利用額が上がるごとに保証金は高くなり、月に2万円以上の高速道路料金を支払う場合は、8万円もの保証金が必要となります。
保証金を支払い忘れると、ETCパーソナルカードは利用停止となりETCの開閉バーが開かないこともあります。
また、ETCパーソナルカードは1,257円の年会費がかかるのであまりお得とは言えません。

ETCカードはクレジットカード発行で簡単に作れる!
ETCカードは、以下の3つのメリットがある便利なカードです。
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100円につき1ポイントが貯まる
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現金払いよりも料金所をスムーズに通過できる
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特定の日に30%割引が受けられる
クレジットカード会社が発行するETCカードを持てば、クレジットカードと合わせてポイントを貯められます。クレジットカードの発行が条件となりますが、その後ETCカードは簡単に申し込めます。
「どれを選べばいいか迷っている」方はJCB CARD Wの発行がおすすめです。ポイント還元や特典など、バランスに優れたクレジットカードであるため、多くの恩恵を受けられるでしょう。
