引っ越しを考える時、初期費用の高さが悩みの種になることがありますよね。しかし、お金がない方でも引っ越しを諦める必要はありません。
本記事では、お金がないけれども引っ越しを実現するための方法とコツをご紹介します。さらに、引っ越しの初期費用相場や費用の内訳についても解説するので、これから引っ越しをしたい方はぜひ参考にしてみてください。
お金がないときに引っ越しする方法は3つ

お金がないときに引っ越しをしなければならない場合もあるでしょう。
ここでは、お金がないときに引っ越しする方法を3つ紹介します。
クレジットカードなどで分割払いにする
代金の支払いは引っ越し当日に現金払いが一般的ですが、一部の大手引っ越し業者ではクレジットカード払いができる場合もあります。クレジットカードを利用することで、一括払いだけでなく分割払いも可能なため、手元にまとまったお金がない方でも安心です。ただし、利用できるカードや支払い方法は業者によって異なるため、細かな条件を確認しておきましょう。
安い引っ越し業者を探す
安い引っ越し業者を探すためには、インターネットや電話を活用して複数の業者の見積もりを比較することが重要です。複数の業者から見積もりを取ることで、料金の相場やサービス内容を把握できます。
ただし、安いだけではなく信頼できる業者を選ぶために口コミや評判も参考にしましょう。引っ越し業者とトラブルになりかねない場合もあるため、バランスを考えて選ぶことが大切です。
自力で引っ越す
自力で引っ越しを行う場合、レンタカーの利用がおすすめです。レンタカーを借りて荷物を運ぶことで、引っ越し業者に比べて費用を節約できます。また、友人や知人に助けを借りることも検討しましょう。引っ越し作業は大変な作業ですが、仲間の手を借りることで負担を減らせます。
引っ越しの初期費用は30~60万円が相場

ここでは、引っ越しでかかってくる初期費用について解説します。
賃貸物件の契約にかかる費用
賃貸物件の契約にかかる費用の内訳は以下の通りです。
- 敷金:家賃の1ヶ月分。原状回復費用として使用されます。
- 礼金:家賃の1ヶ月分。大家さんへのお礼の意味を込めて支払われます。
- 前家賃:入居する月の家賃を前払いで支払います。入居日によっては日割り計算が適用されます。
- 仲介手数料:家賃の0.5~1ヶ月分+消費税。不動産会社への支払いで、案内や契約手続きに関連します。
- 火災保険料:シングルで約1.5万円、カップルやファミリーで約2万円程度。損害保険に加入するための費用です。
- 保証料:家賃+共益費の0.5ヶ月分。家賃保証会社を利用する際に支払われます。
- その他の費用:鍵の交換料や害虫駆除代、消臭費用など、物件や契約内容によって追加の費用が発生することがあります。
重要なのは、不動産会社との契約前に明確に費用を確認し、納得できる範囲内での契約を行うことです。
引っ越しにかかる費用
引っ越しにはさまざまな費用がかかりますが、以下は一般的な費用相場と内訳です。
- 引っ越し業者に依頼した場合の費用
引っ越し業者の料金は、移動距離や荷物の量によって異なります。シングルの場合は約3万円から10万円、カップルの場合は8万円から30万円程度が目安とされています。
- レンタカーを借りた場合の費用
自力で引っ越しをする場合、レンタカーを借りることがあります。レンタカーの料金は、レンタル期間や車の大きさによって異なります。一般的には、数千円から1万円程度が相場です。
- 賃貸を退去する際の費用(退去費用、違約金)の相場
賃貸物件を退去する際には、退去費用や違約金が発生する場合があります。具体的な金額は契約内容や物件によって異なりますが、数万円から数十万円程度が相場です。
- 新居の賃貸料と契約時の費用を合わせた初期費用の相場
新しい賃貸物件に入居する際には、賃貸料と契約時の費用が必要です。一般的には、初期費用の相場は30万円から60万円程度。これには敷金・礼金・仲介手数料などが含まれます。
ただし、実際の費用は個別の条件や物件によって異なるため、具体的な金額は契約前に確認することをおすすめします。
家具・家電の購入費用
家具・家電の購入費用は新しい生活を始める際に必要不可欠です。冷蔵庫、洗濯機、テレビなどの家電製品は高価であり、家具と合わせると一人暮らしでも20万円近くかかることもあります。さらに、生活用品を追加すると費用は一層高くなるでしょう。
しかし、家具・家電の費用を抑える方法もあります。例えば、フリマアプリやアウトレットでの購入はおすすめです。これらの場所では、中古品やアウトレット品が割引価格で手に入ります。また、知人や友人からの譲り受けや、家族からの支援も検討してみてください。使わなくなった家具・家電を譲ってもらう、家族からの協力を得ることなどで、費用を節約できるかもしれません。
引っ越しの初期費用を抑える方法

ここでは、引っ越しの初期費用を抑える方法を紹介します。
引っ越し業者選びでは相見積もりを利用する
引っ越し業者選びでは、相見積もりを利用することがおすすめです。引っ越し業者は数多く存在し、それぞれが異なる料金やサービスを提供しているため、相見積もりを取ることでより安価な引っ越し業者に依頼できます。
相見積もりを依頼する際には、引っ越しの詳細な情報を提供する必要があります。例えば、引っ越し元と引っ越し先の住所や間取り、家具の量などです。これによって業者は正確な見積もりを出すことができます。
安心して引っ越しを進めるためにも、時間をかけて比較検討しましょう。
引っ越し業者の繁忙期を避けて依頼する
引っ越し業者の繁忙期とは、多くの人が引っ越しをする時期のことを指します。例えば、3月や4月は新学期や新生活の始まりで引っ越しの需要が高まります。繁忙期は需要が集中するため、引っ越し業者の予約状況が混雑し、料金が割高になる傾向があるのです。
そこで、繁忙期を避けて引っ越し業者に依頼することで費用を抑えられます。その際には、早めに業者との打ち合わせを行い、他の業者との料金を比較しながら交渉をすると良いでしょう。
柔軟なスケジュールや余裕のある計画立てを心掛け、より経済的な引っ越しを実現しましょう。
引っ越し費用をクレジットカード払いにする
クレジットカードで引っ越し費用を支払う場合、現金払いと比べてさまざまなメリットがあります。クレジットカードのポイントが溜まり、引っ越し費用を分割払いにすることも可能なため、一括払いが厳しい場合でも分割払いによって負担を軽減可能です。
そのため、クレジットカードを利用する際には事前に引っ越し業者がクレジットカード払いに対応しているか確認しましょう。ただし、クレジットカードの利用には返済計画や金利にも注意し、負担を軽くする必要があります。
自分で引っ越し作業を行う
自分で引っ越し作業を行うことは、初期費用を節約できる方法です。
家具や荷物を自分で梱包することで、引っ越し業者に依頼するよりも費用を抑えられます。また、引っ越し作業においては自分の車や家族や知人の車、レンタカーなどの活用も効果的です。一人暮らしなどの小規模な引っ越しであれば、軽トラで引っ越し可能な場合もあります。
しかし、自己負担の作業となるため、体力や時間に余裕が必要です。自分の状況に合わせて判断し、無理のない範囲で自力での引っ越しを検討しましょう。
急きょ引っ越しすることに!足りない費用を工面する方法

費用を貯めてから引っ越しをしようと思っていても、転勤などで事情が変わり、急きょ引っ越しをしなければならない状況もあるでしょう。ここでは、急な引っ越しがあったときに、足りない費用を工面する方法について解説します。
不用品を売却・処分する
不用品を売却または処分することはお金を得られるだけでなく、荷物の量が減ることで引っ越し費用の節約にもつながる方法です。
例えば、使わなくなった家具や家電製品、衣類、本などをネットオークションやフリマアプリで販売することでお金を得られます。また、売却できないものや価値の低いものは処分することで、引っ越しの荷物量を減らせます。引っ越し料金は荷物の量によって変わるため、不要なものを処分することで引っ越し費用を節約できるのです。
自治体の助成金を活用する
引っ越しの際には、自治体の助成金制度を活用できる場合があります。助成金は、低所得者や子育て世帯、高齢者など、特定の条件を満たす人々に対して支給される給付金のことです。
引っ越しの際に利用できる具体的な助成金制度の一つとして、低所得者向けの引っ越し費用助成金があります。この制度は、所得が一定基準以下の世帯に対して引っ越し費用の一部を助成するものです。
引っ越しを検討している方は、あらかじめ自身の状況に合った助成金制度を調査し、申請条件や手続き方法を把握しておくと良いでしょう。
カードローンを利用する
カードローンを利用すれば、現金がなくても引っ越し費用を工面できます。カードローンは、銀行やクレジットカード会社から借り入れることで一時的に現金を手にする方法です。借り入れた金額は、返済計画に基づいて定期的な分割払いで返済していきます。
ただし、カードローンを利用する際には自分が返済可能な金額かどうかを慎重に検討する必要があります。無理のない返済計画を立て、毎月の返済額を確実に守ることが大切です。
貯金なしでも引っ越しできる?物件選びのコツ

今現在、貯金がない人でも引っ越しをしたい方もいるでしょう。ここでは、そんな方に向けて物件選びのコツを解説します。
仲介手数料・敷金・礼金が安いまたは無料の物件を選ぶ
まず、仲介手数料・敷金・礼金が安いまたは無料の物件を選ぶことが重要です。入居時に支払う費用のため、金額が少ないか無料の物件を選ぶことで負担を軽減できます。
例えば、ある地区の物件では仲介手数料や敷金が他の地区に比べて安い場合があります。また、ある不動産では初めての入居者に対して礼金を免除している特典を提供しているケースもあるでしょう。こうした物件を探すためには、不動産情報サイトや不動産会社のウェブサイトを活用し、条件に合った物件を比較検討することが大切です。
鍵交換が不要な物件かチェックする
鍵交換が不要な物件を選ぶことで引っ越しの初期費用を抑えられます。一般的に、鍵交換は賃貸人が負担するのが妥当とされています(※参考:国土交通省のガイドライン)。ただし、故意に鍵を壊してしまったり鍵の交換を希望したりする場合は、借主が費用の負担をすることがあります。
鍵交換はセキュリティ面でも重要な要素のため、借主は事前に物件のセキュリティ状況を確認し、鍵交換が必要なのかどうかを判断しなければなりません。また、賃貸契約の際に鍵交換に関する取り決めがある場合もあるため、事前に確認することが重要です。
フリーレント付き物件に絞って探す
フリーレント付きの物件は、1~2ヶ月分の家賃が無料になるため初期費用を軽減できます。例えば、通常家賃が10万円の物件であれば、フリーレント付きで最大20万円相当の節約になります。
フリーレント付き物件を探す際には、不動産会社のウェブサイトや賃貸情報サイトを利用すると便利です。また、フリーレントの期間や条件についても確認しておきましょう。
入居日は月初めか月末にする
引っ越しをする際に、入居日を月初めか月末にすると良いでしょう。中途半端な時期に入居すると、日割り家賃を支払う必要が出てくるためです。入居日を月初めか月末にすることで、日割り家賃を抑えられます。
例えば、月初めに入居する場合は、1日から家賃が発生するため節約になります。また、月末に入居する場合は残りの日数だけの日割り家賃となるため、無駄な費用を抑えられるでしょう。
クレジットカード払いに対応しているかチェックする
物件を選ぶ際にはクレジットカード払いに対応しているかをチェックすることがおすすめです。クレジットカード払いでは分割払いが可能であり、ポイントが溜まるなどの特典もあるため、お得に物件を借りられます。
ただし、クレジットカードを使用する際には返済計画を立て、負債を負いすぎないように注意しましょう。
お金がないときの引っ越しに関する注意点

ここでは、お金がないときの引っ越しで注意すべき点を3つ紹介します。
引っ越し当日までに荷造りを終わらせる
引っ越し当日までに荷造りを終わらせることは重要です。もしも荷造りが完了していない場合、引っ越し業者から作業を拒否されたり、追加料金が必要になったりする可能性があります。思わぬ出費やトラブルを避けるためには、余裕を持ってスケジュールを設定しましょう。
訪問見積もりを依頼する
引っ越し業者に見積もりを依頼する際は、訪問見積もりを依頼することが重要です。メールや電話での簡易的な見積もりでは、家具の状況や大きさを確実に伝えるのが困難なため、実際の支払い金額が予想と大きく異なる可能性があります。
訪問見積もりを依頼することで、業者が現場を確認し、必要な作業やトラックの大きさ、作業時間などを考慮して金額を算出してくれます。これにより、当日の支払い金額が予想を大きく超えるリスクを回避できるでしょう。
慎重に搬出・搬入する
賃貸物件での引っ越しでは搬出・搬入の際に部屋に傷がつくと、大家さんや管理会社から修繕費用を請求される可能性があります。入居者の故意または過失による傷は、入居者自身が負担して原状回復を行う必要があるため、無駄な出費を避けるためにも慎重に荷物を運ぶことが重要です。
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