お金がない大学生必見!金欠になる理由と対策、簡単にすぐできる節約術を解説

現代の大学生にとってお金の不足は深刻な問題です。授業料、生活費、教材代など、さまざまな出費が重なる中で金欠になることは珍しくありません。しかし、そんな困難な状況に立ち向かう方法はあります。

この記事では、なぜ大学生は金欠に陥るのかを探り、実践可能な節約術や効果的な対策を提案します。金銭的なストレスから解放され、充実した大学生活を送りたい方々にとって、貴重な情報源となるでしょう。

全国大学生活協同組合連合会の発表した「第55回学生生活実態調査 概要報告|学生の経済状況」(2019年)によると、大学生の平均収入は6万7,480円なのに対して平均支出は6万6,080円です。かろうじて赤字ではないものの、収入から支出を差し引くとギリギリなため、「お金がない」と感じる大学生が一定数いることがわかります。

ここでは、大学生の主な収入源3つを解説していきます。

親からの仕送りの平均額

大学生の生活費を支える一つの要素として、親からの仕送りがあります。

日本学生支援機構が発表した「令和2年度学生生活調査結果」によると、親からの仕送りは年に114万4,700円であり、1ヶ月単位で計算すると9万5,391円です。一方で全国大学生活協同組合連合会の「第58回学生生活実態調査」によると、1ヶ月の仕送り額は6万7,650円となっています。このデータから、平均的な親からの仕送り額は1ヶ月に7万円から9万円程度ということがわかります。

一般的には親が家賃を全額払う場合が多く、学生本人が払う場合もアルバイトの収入から一部負担するケースが一般的です。そのため、大学生への仕送り額を考える際には、家賃も含めて考える必要があります。

全国大学生活協同組合連合会の調査によると、大学生の一人暮らしの生活費のうち、家賃を除いた金額は7万610円とされています。したがって、家賃抜きの仕送り額は3万円から5万円程度が目安となるでしょう。

アルバイトの平均収入額

独立行政法人日本学生支援機構が実施した「平成30年度学生生活調査」によると、大学生のアルバイトの平均収入は1年間で40万1,500円と公表されています。これを月収に換算すると、約3万円の収入です。

人気のアルバイトとしては、飲食店やコンビニエンスストア、アパレル店、イベントスタッフなどが挙げられます。これらのアルバイトでは、時給や勤務時間帯によって異なりますが、一般的には時給900円〜1,200円程度が一般的です。

奨学金の利用率と平均金額

日本学生支援機構が発表した「令和2年度 学生生活調査」によると、奨学金を利用した人は34.9%であり、そのうち日本学生支援機構の有利子奨学金が41.2%、無利子が30.1%という結果でした。

日本学生支援機構の奨学金利用者の平均借入総額は324万3,000円であり、毎月の返済額は平均1万6,880円、返済期間は平均14.7年です。さらに、借入総額500万円以上の利用者も12.4%を占めています。

しかし、奨学金の返還を負担だと感じる人が多く、延滞した経験のある人は15.7%に上ります。経済面での不安が高まっている現代では、返還金が生活を圧迫すると感じる人が増えているのです。

大学生が金欠になる主な理由は7つ

ここでは、大学生が金欠になる主な理由を7つ紹介します。

学業で必要になる費用が多い

学費や教材代が高額であるため、自分で支払う場合には負担が大きくなります。国公立大学の平均学費は、国立大学で約243万円、公立大学で約255万円です。私立大学では文系で約398万円、理系で約542万円、医歯系で約2,357万円となっています。このような費用がかかることから、奨学金を利用する学生が多くなっています。(参考:国立大学法人法施行規則等関係省令について|文部科学省

また、大学までの距離が遠い場合には交通費がかさんでしまうこともあります。さらに、留学や研修旅行などお金のかかる経験にも積極的に参加したいという学生もいるため、必要になる費用が多いです。

食費がかかる

大学生の食費は注意が必要です。自炊していても、無駄遣いや便利食品の多用により食費が高くなる傾向があります。また、コンビニでは商品価格が割高で、ついつい買いすぎてしまうことも多いです。さらに外食では手間が省けて美味しい食事が楽しめますが、一回の食事代が高くついてしまいます。

家賃・光熱費が高い

大学生にとって家賃の支払いは大きな負担です。東京を例に挙げると、大学生向けの賃貸物件の家賃相場は比較的高めで、一人暮らしの場合、ワンルームアパートメントの家賃は月々約8万円から15万円程度となります。ただし、地域や物件の立地条件によっても異なるため、相場は幅広いです。

また、一人暮らしの光熱費の平均額は月に約1万円から2万円程度となることが多いため負担になってしまいます。

交際費がかさんでしまう

交際費がかさんでしまうと大学生の経済的な負担が増えます。特に部活やサークルに加入している場合は、参加費や活動費、組織単位での飲み会やイベントに参加する際も費用がかかります。さらに恋人がいると、デートの頻度やかける費用によっては交際費が増えてしまうでしょう。

サブスクに課金している

サブスクに課金している場合、大学生の経済的な負担につながる可能性があります。最近は動画配信サービスや漫画アプリ、学習アプリなど、多くのサービスで定額制や月額課金を導入しています。

これらのサービスは便利で楽しめる一方で、費用が積み重なると負担になるケースが多いです。月々の支払いが増えると、予算のバランスを崩す可能性があります。

電子マネーを頻繁に使ってしまう

電子マネーは便利でポイント還元やお得なクーポンの利用などのメリットがありますが、気づかぬうちに使い過ぎてしまい、金銭感覚が麻痺してしまう可能性があります。特にオートチャージを設定している場合は、利用額を意識せずにどんどん使ってしまう可能性が高いです。

頻繁に使いすぎると予算管理が難しくなり、思わぬ出費が積み重なってしまうケースもあります。

就職活動費が発生する

自分で就職活動費を賄っている場合、金銭を圧迫してしまう可能性があります。面接や説明会などのために交通費や宿泊費、飲食代、就活用のスーツやバッグなどの購入費用がかかります。平均的な就活費用は10~15万円ほどであり、早めの貯金や節約策を取り入れることが賢明です。

お金がない大学生必見!金欠から抜け出す節約術9つ

ここからは、お金がない大学生が金欠から抜け出す節約術を9つ紹介します。

方法①家計簿を使って収支の管理を行う

家計簿を使って収支の管理を行う方法は、収入と支出を明確に把握することができ、管理がしやすくなるため、無駄遣いが多い人におすすめです。家計簿をつけることで、どこにお金を使っているのか、どの項目で節約できるのかが見えてきます。家計簿アプリや手帳、スプレッドシートなど、自分に合った方法で家計簿をつけてみましょう。

方法②アルバイトをする

アルバイトは大学生の収入源となるため、していない場合は始めることをおすすめします。すでにアルバイトをしている場合は、シフトを増やしたり掛け持ちしたりすることも考えましょう。

また、短期間でお金を稼ぐ必要がある場合は、日払い可能なアルバイトを探すと即日でお金が手に入ります。自分のスケジュールや希望に合わせてアルバイトを選び、収入を確保しましょう。

方法③不用品を売却する

リサイクルショップやフリマアプリなどで不用品を売却することにより、お金に換えることが可能です。例えば、大学受験のテキストなどは受験生に需要があります。不用品を売ることでスペースもスッキリし、お金に困らずに済むかもしれません。物を大切に使いつつ、不要なものを売却して資金を確保しましょう。

方法④外食を控えて自炊する

外食は高くつくため、頻度を抑えて自炊メインの生活に切り替えましょう。自炊することで食費を節約しつつ、栄養バランスも考えられます。食材の値段や季節に合わせた買い物をすることで、さらなる節約効果が期待できるでしょう。

方法⑤固定費の見直しをする

電気・ガス・水道の料金、通信料金、食費、日用品代などの固定費をチェックし、節約できるところを見つけましょう。節水・節電の意識を高めることで光熱費を削減できます。

通信料金はプランの見直しや割引サービスの活用を検討しましょう。また、食費や日用品代は割引クーポンやセールを利用するなど工夫ができます。さらに、格安スマホを検討することもおすすめです。

方法⑥移動手段を徒歩または自転車にする

通学や外出時に徒歩や自転車を利用することで、交通費を大幅に削減できます。公共交通機関の利用や自家用車に比べて、燃料費や交通料金の負担が少なくなります。

さらに、徒歩や自転車による移動は健康面にも良い影響を与えるため、体力向上やストレス軽減にもつながるでしょう。

方法⑦教科書や参考書、問題集などは譲ってもらう

教材類は新品で購入すると費用がかさんでしまいますが、おさがりとして手に入れる方法もあります。

まずは先輩や友人など、同じ学部や専攻の先輩に声をかけてみましょう。彼らが使用済みで不要になった教科書や参考書を持っているかもしれません。また、学内の掲示板やSNSグループでも譲り合いの情報が共有されることがあります。

譲ってもらえる教材が見つかった場合は、交渉してみることをおすすめします。教科書や参考書、問題集などを譲ってもらうことで、新品購入に比べて費用を節約できるでしょう。

方法⑧飲み会は自宅またはオンライン開催を提案する

飲食店での飲み会は出費がかさみますが、自宅やオンラインでの開催なら費用を抑えることができます。

自宅での飲み会では、各自が飲み物やおつまみを持ち寄る形式にすることで、費用を分担し合えます。飲み物やおつまみの調達にはスーパーやドラッグストアを利用し、割引やキャンペーンを活用するとさらに節約できるでしょう。オンライン開催の場合は、各自が自宅から参加するため交通費や外食費は一切かかりません。

方法⑨ポイ活でコツコツ稼ぐ

ポイ活でコツコツ稼ぐ方法は大学生におすすめの節約術です。レシートの撮影や買い物時のポイント還元、ゲームのプレイやサービスの利用で貯まるポイントなど、様々なポイント活動があります。

毎日少しずつポイント活動をすることで、1ヶ月で数千円の収入を得ることも可能です。さらに、スキマ時間を活用してポイ活を行えば効率的に稼げます。通学や待ち時間など、日常のちょっとした時間を活かしてポイントを貯めましょう。

今すぐにお金が必要なときの対処法は?

就活に向けたセミナーや講座の受講費、卒業旅行などですぐにお金が必要なときの対処法を紹介します。

親に相談して仕送りしてもらう

親に相談して仕送りしてもらう方法は、金欠から抜け出すための一時的な解決策ですが、注意が必要です。どうしても自力で稼ぐことが難しい状況や節約だけでは乗り切れない場合に限り、親に正直に相談するようにしましょう。

仕送りをお願いするときは、親の経済状況や負担、将来の影響などを考慮し、責任を持って話し合いましょう。また、仕送りを受ける際には適切な金額や使い道を決め、無駄遣いや依存を避けるように心掛けることも重要です。

奨学金の利用・増額をする

奨学金を利用することによって足りない費用を補えるのであれば、検討する価値があります。

しかし、奨学金の利用や増額にはリスクや注意点があります。奨学金は返済が必要な借金であることや、返済期間や利子などの条件があることを理解しておかなければなりません。将来の経済的負担やキャリアプランに影響を与える可能性もあるため、慎重に判断しましょう。

カードローンを利用する

カードローンは最終手段として考えるべきです。20歳以上の大学生であれば、利用できるカードローンの選択肢は多いですが、注意点があります。

カードローンは返済計画を立て、利息や手数料を含めた総返済額を把握することが重要です。無理な借り入れや返済の遅延は信用に関わり、将来的な負担を増やす可能性があります。急な出費や緊急の資金需要に対応する際に便利な手段ですが、その利用は慎重に行うべきです。自身の返済能力をしっかりと考え、借り入れ額や返済期間を適切に設定しましょう。

やってはいけない!お金がないときに注意すること

お金がないからと言ってやってはいけないことがあります。ここでは、お金がないときに注意することを紹介します。

闇金や怪しいアルバイトに手を出す

闇金や怪しいアルバイトに手を出すことは避けるべきです。闇金での借り入れは高額な利息がかかり、学生の収入では返済が困難になる可能性が高いでしょう。

また、短期間で高額な収入を得られるといった怪しいアルバイトにも注意が必要です。これらはうまい話に見えるかもしれませんが、実際には詐欺や違法行為が絡んでいる可能性があるため、情報を収集し、信頼できるかどうかを吟味したうえでバイト選びをしましょう。

奨学金を自由に使う

奨学金は、学費や生活費、交通費などの大学生活に必要な費用を賄うための支援です。しかし、奨学金を自由に使い遊ぶお金に充てることはおすすめできません。

奨学金は将来の返済が待っており、自由に使いすぎてしまうと最低限の生活費が不足し、学業に集中することが難しくなる可能性があります。遊ぶことも大切ですが、奨学金は将来のための投資と考え、必要な費用に賢く使うことが重要です。

将来の自己負担や返済の負担を考慮しながら、賢明な使い方を心掛けましょう。

コツコツ稼いで節約するならポイ活がおすすめ!

画像引用元:PointTown byGMO

今回は、大学生が金欠に陥る原因、実践可能な節約術や効果的な対策を解説しました。大学生の収入源はアルバイトが主ですが、学業の都合上、どうしてもできない方もいるでしょう。

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2023.06.07

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この記事を書いた人

クロちゃん

Webライター兼編集者。金融系から不動産系、ライフハックまで多様なジャンルの記事を執筆しています。記事をとおして、読む人の暮らしが少しでも明るくなるような情報をお届けできれば幸いです。

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