(2022年8月3日 更新)
2022年8月時点で、クレジットカードは16,000枚以上の種類があります(政府統計の総合窓口:e-Statより)。その中で、自分に最適な1枚を見つけるのは、正しい知識を身に付けなければ非常に困難であることは間違いないでしょう。また、どのカードが最適であるかは個々人の状況によっても異なります。
それらを踏まえて本記事では、初めて発行するクレジットカードとしておすすめの3枚をご紹介するとともに、合計13枚のおすすめのクレジットカードの特徴を解説します。また、失敗しないクレジットカードの選び方や注意点、発行方法まで網羅的にご紹介しますので、クレジットカードの発行を検討している方はぜひ参考にしてください。
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初めての発行におすすめのクレジットカード3選
まず、クレジットカードを初めて発行する場合は、下記の3枚の発行がおすすめです。
- 楽天カード
- NTTドコモ「dカード GOLD」
- Visa LINE Payクレジットカード
それぞれのクレジットカードの特徴を解説します。
楽天カード
楽天カードは、年会費無料のクレジットカードの中で、最も知名度のある1枚です。還元率は常時1%と普通であるものの、楽天モバイルや楽天市場での買い物に利用すると、還元率が最大で14%になります。さらに、楽天市場では定期的にキャンペーンが開催されており、楽天お買い物マラソンなどを活用すればさらに効率的にポイントを貯められます。
楽天ポイントはそのまま楽天カードの支払いに充てられるので、楽天ユーザーであれば他の選択肢はないほどおすすめできるクレジットカードです。
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dカード GOLD
dカード GOLDは、NTTドコモが発行しているクレジットカードです。年会費は11,000円(税込)かかるものの、毎月のドコモ携帯もしくはドコモ光をdカード GOLDで支払うことで、10%の還元を受けられます。つまり、毎月の携帯料金が10%割引になるということです。
また、d払いをdカード GOLDに紐付けた上で決済すると、ポイント還元率が1.5%〜2%になります。ポイントの二重取りができるので、年会費の11,000円は早期に回収できると思って良いでしょう。
dカード GOLDで貯まったdポイントは携帯料金の支払いにも充てられるため、docomoユーザーであれば優先的に検討するべきクレジットカードです。
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Visa LINE Payクレジットカード
Visa LINE Payクレジットカードは、初年度年会費無料で、次年度以降も1回以上の利用で年会費が無料になるクレジットカードです。他のクレジットカードとは少々特色が異なり、事前にチャージした金額に対してのみ決済できる仕組みとなっています。
そのため、来月の支払いがいくらになるか分からなかったり、必要以上の使い過ぎてしまったりとクレジットカード特有のストレスを抱える必要がありません。
LINEポイントの利用の2%が常に還元されることも特徴で、LINE Payを利用している方とは非常に相性が良いです。クレジットカードを初めて発行したいものの、クレジットカード特有の不安やストレスを抱えたくない方はVisa LINE Payクレジットカードを発行すると良いでしょう。
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クレジットカードおすすめ12選
ここからは、2022年以降におすすめのクレジットカードを10選ご紹介します。上述した3枚のクレジットカードと併せて合計15枚をご紹介するので、それらのクレジットカードの中から最適な1枚を選んでみてください。
- PayPayカード
- イオンカード
- 三井住友カード(NL)/三井住友カード ゴールド(NL)
- リクルートカード
- エポスカード
- セゾンパールカード
- JCB一般カード
- ビュー・スイカ
- VIASOカード
- JCBカード W
- セゾンカード
- ライフカード
それぞれのクレジットカードの特徴を順番に見ていきましょう。
PayPayカード

PayPayカードは、100円の買い物につき1ポイントが還元されるクレジットカードです。番号レスデザインとなっており、クレジットカードの悪用を懸念している方でも安心して利用できます。
また、Yahoo!ショッピングでPayPayカードを利用すると、ポイント還元率が3%にアップします。そのため、日用品の買い物などをYahoo!ショッピングで行う方は大きなメリットを受けられるでしょう。
年会費も無料であるため、Yahoo!ユーザーの方はPayPayカードを発行してみてはいかがでしょうか。
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イオンカード

イオンカードは、日用品や買い物をイオンでされる方におすすめのクレジットカードです。毎月20日、30日にイオンで買い物をすると買い物代金が5%オフになることに加えて、還元率が2倍になります。
また、WAONへのオートチャージも可能であり、チャージする際には当然ポイントが付与されます。ただし、イオンを利用しない方にとってはメリットが少ないので、基本的には日常的にイオンを利用する方のみにおすすめできるクレジットカードです。
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三井住友カード(NL)/三井住友カード ゴールド(NL)
三井住友カード(NL)は、年会費が永年無料で、還元率が0.5%〜2.5%のクレジットカードです。NLとは「ナンバーレス」の略語のことで、クレジットカード番号が記載されていません。そのため、万が一クレジットカードを落としてしまったとしても悪用されるリスクが軽減されており、初めてのクレジットカードとしては安心感の高い1枚です。
また、各店舗でのタッチ決済にも対応しており、電子マネー感覚で利用できるのも嬉しいポイントになります。さらに、昨今では感染症の危険性もあり中で、タッチ決済に対応しているクレジットカードは衛生的な観点からも安心できるでしょう。
年会費は永年無料であるため、どのクレジットカードを発行しようか迷っている方は、まずは三井住友カード(NL)に申し込むと良いでしょう。
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リクルートカード

リクルートカードは、文字通りリクルートが運営元のクレジットカードです。還元率が常時1.2%以上と非常に高く、年会費も無料であるため、とにかくお得に利用できるクレジットカードを発行したい方におすすめの1枚です。
また、リクルートの関連サービスでリクルートカードを利用すると、還元率が最大で4.2%になります。これは、10,000円の利用で420円が返ってくるのと同義なので、非常にお得であることが分かるのではないでしょうか。一部の公共料金でも利用できるクレジットカードであるため、ポイントを日常生活で効率的に貯めやすいことも特徴です。
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エポスカード
エポスカードは、年間で利用する金額に応じて還元率が変動するクレジットカードです。還元率は下記の4つが設けられています。
- レギュラーステージ:1倍
- スペシャルステージ:50万円以上で+0.5倍
- ロイヤルステージ:80万円以上で+0.8倍
- プレミアムステージ:200万円以上で+1倍
上記の通り還元率が変動する仕組みとなっていますが、たとえば毎月の家賃が8万円をクレジットカード決済するとなると、それだけで還元率は1.8%になります。加えて、その他の公共料金や日常的な支払いをエポスカードにまとめれば、最大2倍の還元率を獲得することは容易でしょう。
また、年会費も永年無料でありながら海外旅行保険も付帯しているので、旅行に定期的に行かれる方にもおすすめのクレジットカードです。
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セゾンパールカード

セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードは、通常還元率が0.5%と低いものの、QUICPayを通して支払うことで還元率が3%になるクレジットカードです。QUICPayは全国130万箇所で利用でき、たとえばセブンイレブンなどのコンビニ、食材を購入するスーパーなどが挙げられます。
また、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードは初年度無料のクレジットカードですが、次年度以降も一度利用するだけで年会費が無料になります。そのため、公共料金や日常生活の支払いに利用すれば、実質永年無料のクレジットカードです。
アメリカン・エキスプレスのカードを発行したいけど、高い年会費は支払うのが難しい方も検討してみると良いでしょう。
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JCB一般カード

JCB一般カードは、初年度の年会費が無料で、次年度以降1,375円の年会費がかかるクレジットカードです。多少の年会費は必要になるものの、国内海外問わず、旅行で最大3,000万円の保険が適用される非常に手厚いクレジットカードとなっています。
また、ポイント還元率も最大で5%と圧倒的であり、貯まったポイントはマイルにも交換できるので、旅行好きの方におすすめしたい1枚です。さらに、クレジットカードの氏名や番号は裏面に記載されているので、外部の方に見られてしまう危険性もありません。
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ビュー・スイカ

ビュー・スイカは、クレジットカードにSuicaの機能を加えたい方におすすめのクレジットカードです。通勤や通学でJRを利用する方は、最も効率的にビュー・スイカでポイントを貯められます。具体的には、モバイル定期券をビュー・スイカで支払うと還元率が3%になったり、50,000円分の定期券を購入すると1,500円分のポイントが貯まったりします。
ビュー・スイカは改札機にタッチすれば自動でチャージできるため、忙しい朝に時間がかかってしまう手間もありません。
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VIASOカード

VIASOカードは、ポイントが自動でキャッシュバックされるクレジットカードです。クレジットカードを発行する方の中でよくある悩みとしては、自分自身でポイントを交換する手続きを行うのが面倒というのが挙げられます。そのため、せっかく日々の利用でポイントが貯まっているものの、面倒で利用する場面がないというのは本末転倒です。
しかし、VIASOカードであれば貯まったポイントが自動的に口座にキャッシュバックされるため、手間は何もありません。さらに、携帯電話の支払いをVIASOカードに設定することでポイントが2倍になるため、有効活用することで日々の生活を少しでも楽にできるクレジットカードでしょう。
JCBカード W

JCBカード Wは、常時還元率が2倍のクレジットカードです。18歳以上39歳以下の方が発行できるクレジットカードであり、年会費は永年無料でありながら、還元率は圧倒的な数字を誇ります。
また、2021年12月から、JCBカード Wはタッチ決済が可能になりました。そのため、都度暗証番号を入力する手間が省かれたことに加えて、昨今の感染症対策にも有用です。さらに、スターバックスやセブンイレブンなどの一部店舗でJCBカード Wを利用すると、ポイントが2倍〜10倍獲得できます。ポイントを獲得するのであればこれ以上ないクレジットカードだと言えるでしょう。
セゾンカード
セゾンカードは、ポイント還元率が0.5%と低いものの、ポイントは永久不滅という特徴があるクレジットカードです。特に、サニーやリヴィンで日常的に買い物をする方が発行するべきカードでしょう。
また、セゾンポイントモールの対象サイトで買い物をすると、最大でポイントが30倍になることも特徴です。加えて、セゾンカードではオンライン・プロテクションも付帯されています。オンライン・プロテクションとは、インターネット上で自分のクレジットカードが不正利用された場合に、その金額分を補償してくれるサービスのことです。
つまりセゾンカードは、知名度、実用性、安全性の3つを兼ね備えた優秀なクレジットカードになります。
ライフカード

ライフカードは、利用金額や利用期間によって還元率がアップするクレジットカードです。初年度は常時1.5倍のポイントを獲得することができ、誕生月はさらに+3倍のポイントが付与されます。公共料金や日常生活の支払いにも利用できるので、とにかくポイントを効率的に貯めたい方におすすめです。
また、電子マネーの「iD」にも対応しており、タッチ決済が可能な点も大きなメリットと言えます。クレジットカードを利用するタイミングが多い方は、ライフカードも選択肢の1つとして検討してみると良いでしょう。
クレジットカードの失敗しないメインカードの選び方
ここまで、おすすめのクレジットカードを解説してきました。ここからは、クレジットカードの失敗しないメインカードの選び方を解説します。
- まずは年会費無料のカードを選ぶ
- 年会費無料の中でも還元率の高いものを優先
- 貯まったポイントを有効活用できるか
それぞれ順番に見ていきましょう。
まずは年会費無料のカードを選ぶ
クレジットカードの最初の1枚は、ステータス性以上に実用性が重要です。そのためには、年会費無料のクレジットカードをまずは選びましょう。年会費無料のクレジットカードであれば、最悪利用しない場合でも何の費用もかかりませんし、デメリットもありません。
しかし、初めてのクレジットカードで年会費が有料のものを選んでしまうと、その元を取るだけでも意外に大変なケースが多々あります。本記事で解説した中にも有料のクレジットカードがありますが、年会費以上に実用性を重要視して選んでいます。
それらを踏まえた上でも、まずは年会費無料のクレジットカードを選び、必要に応じてステータス性の高いカードの利用を検討しましょう。
年会費が無料のおすすめのクレジットカードとして、楽天カードやdカード、PayPayカードやイオンカードなどが挙げられます。
年会費無料の中でも還元率の高いものを優先
年会費無料のクレジットカードはいくつも存在しますが、その中でも還元率の高いものを優先しましょう。最も還元率が高いのはリクルートカードなので、発行するカードに迷っている場合はリクルートカードを選ぶとよいでしょう。還元率が高いということは、それだけ他のクレジットカードと比較してお得に利用できるということです。
たとえば、還元率が0.5%と1.2%のクレジットカードでは、10,000円を利用した際に70円の差が出てきます。一見するとそこまで差はないように感じるものの、これが一生続くとなると非常に大きな差が生まれていきます。そのため還元率は、クレジットカードを選ぶ上で優先的に重要視するべき項目です。
貯まったポイントを有効活用できるか
クレジットカードのポイントは、他のポイントに交換したり、そのまま支払いに充てられたりします。ただし、他のポイントに交換する時点でレートが変わってしまい、本来保有していたポイントから削られた状態で交換されてしまうケースも多々あります。
それらを踏まえると、楽天カードは楽天ポイントとしてクレジットカードの支払いに充てられたり、キャンペーン期間中はポイントが10倍になったりするため、有効活用できるクレジットカードの代表格だと言えるでしょう。
とはいえ、旅行に定期的に行かれる方であれば、マイルが貯まりやすいクレジットカードを選ぶことも1つの選択肢です。このあたりは、自身の生活スタイルに合わせたポイントが貯まるクレジットカードを選ぶようにしましょう。
自身の状況別にクレジットカードを選ぶことも検討
先程、クレジットカードの選び方を解説しました。クレジットカードを選ぶ上では、自身の状況に合わせて検討することが大切です。そこでここでは、状況別に利用するべきクレジットカードをご紹介します。
法人の方は法人カードを発行できる
まず、現在会社を経営している法人の方は、法人カードを発行できます。法人カードで有名なのはアメリカン・エキスプレスカードが挙げられますが、年会費が一般的なクレジットカードと比較して高いです。そのため、会社に売上がある方であれば問題はないものの、初めての法人カードとしてはあまりおすすめできません。
そこでおすすめなのが、三井住友ビジネスオーナーズカードです。
こちらは年会費が無料の法人カードであり、2021年11月に発行が開始されました。年会費はそのままランニングコストになるので、できる限り削って損はありません。そのため、法人カードに迷った場合は三井住友ビジネスオーナーズカードがおすすめです。
女性限定の特典を受けたい方向けのクレジットカード
楽天PINKカード、JCB CARD W plus Lなどは、女性限定の特典が受けられるクレジットカードです。もちろん利用は女性に限るものの、女性特有疾病の保険に加入できたり、美容系店舗の優待を受けられたりします。さらには、年会費が無料もしくは格安でありながら、獲得ポイントが常時2倍になることもあるので、女性の方は限定特典を受けられるクレジットカードを優先的に検討しても良いかもしれません。
利用頻度が高いショップと相性が良いクレジットカード
次に、自身が普段から利用しているショップのポイントが貯まりやすいクレジットカードを選ぶのもおすすめです。
- 楽天カード:楽天市場や楽天モバイルといった楽天系のサービスを利用する方
- dカード GOLD:docomo携帯を利用していて、dポイントがたまるお店の利用が多い方
- イオンカード:イオンモールやダイエーなどのイオン系列でのお買い物が多い方
- リクルートカード:ホットペッパーやじゃらんなどのリクルート系サービスを利用する方
利用頻度が高いショップと相性が良いクレジットカードを選ぶことで、より効率的にポイントを貯められます。したがって、まずは自身が日常的に利用している店舗を洗い出すことから始めてみてはいかがでしょうか。
飛行機(旅行)頻度が高い方はマイルが貯まるクレジットカード
最後に、飛行機に乗る頻度が多かったり、旅行に行く機会が多かったりする方は、マイルが貯まるクレジットカードを選びましょう。たとえば本記事のおすすめカードの中ではご紹介してませんが、マイルが貯まる最強のクレジットカードは「SPGアメックス」です。
年会費は約34,000円と高額ではあるものの、毎年のカード利用継続時に、年会費以上のホテルに無料で宿泊できる特典が付いているため、実質無料になります。また、入会から3ヶ月以内に30万円以上利用すると60,000円のポイントがもらえるので、ポイントとマイル併せて最も効率的に貯められるクレジットカードです。
初めてのクレジットカードの発行方法
クレジットカードを初めて発行する方は、どのように発行すれば良いのか分からない方は多いのではないでしょうか。ここでは、初めてのクレジットカードを発行する4つの手順をご説明します。
- 利用するクレジットカードを選定する
- 必要書類を手元に準備する
- 実際に申し込みをする
- 審査に通ったら口座情報の登録などを済ませる
それぞれ順番に見ていきましょう。
利用するクレジットカードを選定する
まずは、利用するクレジットカードを選定しましょう。この時点で特に難しいことは何もありません。本記事で解説したクレジットカードの中で、最も自分に合っていると感じるものを選べばOKです。
必要書類を手元に準備する
次に、必要書類を手元に準備しておきましょう。といっても、個人情報が確認できる免許証を1枚用意する形で構いません。免許証がない場合は、保険証など別の情報が記載された書類が1枚あればOKです。
クレジットカードの申し込みをする際に個人情報を入力するため、誤った記載をしないように念の為準備しておきます。
実際に申し込みをする
次に、クレジットカードの公式サイトにアクセスし、実際に申し込みをしましょう。VISAやMasterCard、JCBなどの国際ブランドを選択するとともに、氏名や年収、住所などの個人情報を入力していきます。この時点で誤った記載をしてしまうと審査に落ちる可能性があるので、上述した本人確認書類を確認しながら入力を進めていきましょう。
審査に通ったら口座情報の登録などを済ませる
最後に、審査に通ったら自宅にクレジットカードが届きます。併せて、口座振替用紙なども届くので、クレジットカードの引き落とし口座などを設定しましょう。なお、口座振替用紙の提出が遅れてしまうと、初月に関しては払込方式で支払う形になるので、今後のためにも必ず支払いは忘れないようにしましょう。
クレジットカードの審査にはクレジットヒストリーが関係している
先程、初めてのクレジットカードの発行方法を解説しました。しかし審査があると聞いて、少し不安になってしまう方もいるかと思います。結論から申し上げると、クレジットカードの審査に関しては、難易度が高いカードを除けば、大抵のカードの審査には通ります。それには「クレジットヒストリー」が関係しているためです。
ここでは、クレジットヒストリーの概要に加えて、万が一審査に落ちてしまった場合の対処法をご説明します。
クレジットヒストリーとは?
クレジットヒストリーとは、過去のクレジットカードにおける個人の歴史のことを指します。基本的に、毎月の支払いに遅延なく支払えている方や、キャッシングを利用していない方に関しては、クレジットヒストリーに傷が付くことはありません。そのため、各クレジットカードが最低限設けている年収基準を満たしていれば、問題なくクレジットカードの審査に通るためご安心ください。
しかし、過去に支払いを滞納していたり、借り入れなどで個人情報に傷が付いている方は注意が必要です。審査難易度が低いクレジットカードであればさほど問題ないものの、難易度が高いクレジットカードの審査に落ちる可能性があります。
また、クレジットカードは審査に落ちたこともクレジットヒストリーに載ってしまうので、一定期間カードの発行において不利になってしまう恐れも考えられます。
万が一クレジットカードの審査に落ちてしまった場合は?
クレジットカードの審査に落ちてしまった場合は、上述したクレジットヒストリーに傷が付いている恐れがあります。こちらのクレジットヒストリーは、6ヶ月毎に新たな情報が更新されると言われています。そのため、万が一落ちてしまった場合は、6ヶ月以上の期間を空けてから再度申し込むようにしましょう。
なお、再度申し込む際も、当然ながら信用情報に傷があると発行はできません。したがって、信用情報をクリーンにした上で、6ヶ月以上の期間を空けてから申し込むのが最善の対処方法だと言えるでしょう。
メインカードに加えてサブのクレジットカードを持つべき理由
先程、おすすめのクレジットカードやメインカードの選び方を解説しました。併せてサブカードと呼ばれる、メインカードとは別で1枚のクレジットカードを持つことをおすすめします。その理由は下記のとおりです。
- 高いポイント還元を受けられる店舗が増える
- 国際ブランドを使い分けられる
- 実質的にクレジットカードの限度額増える
- 使い方によっては家計管理が楽になる
上記の理由を順番に解説します。
高いポイント還元を受けられる店舗が増える
メインカードとは別にサブカードを持つことによって、高いポイント還元を受けられる店舗が増えます。たとえば、高い還元率で知られているリクルートカードは、還元率がさらに高まる特約店はありません。
しかし、三井住友カード(NL)では、セブンイレブンなどで買い物をすると、還元率が+2.0%になります。
これは、リクルートカードのみを保有していたら、当然受けられない還元率です。
また、楽天系列では楽天カードを使い、イオングループではイオンカードを使う、といった併用の仕方もおすすめです。
上記のように還元を受けられる店舗が異なるカードを2枚持つことで、より効率的にポイントを貯められるようになります。
国際ブランドを使い分けられる
クレジットカードを複数枚持つことで、国際ブランドを使い分けられるメリットもあります。VISA、JCB、MasterCardなどは多くの店舗で利用できるものの、アメリカン・エキスプレスに関しては利用できる店舗が多くありません。
そのため、メインカードで限定的な店舗でしか利用できないクレジットカードを発行した場合に、サブカードとしてMasterCard等を発行するのは大いにありだと言えるでしょう。
実質的にクレジットカードの限度額が増える
クレジットカードには、必ず限度額が設けられています。限度額は本人の年収や借入状況に依存する形で、高くても1社数百万円程度に設定されていることが特徴です。
ただ、クレジットカードをもう1枚持つことで、そのカードの限度額も利用できるようになるため、1枚しかない場合と比較して実質年度額が増える計算になります。もちろん、自分の返済できる範疇で発行することを前提にするのであれば、限度額を上げるために複数枚持つことも検討して良いでしょう。
使い方によっては家計管理が楽になる
1枚目のクレジットカードを、食費や光熱費などの生活費用に利用し、2枚目のクレジットカードを税金などの支払いに利用すると、家計管理が楽になります。いつも「この支払いは何に利用したか忘れてしまった」というストレスがある方は、クレジットカードを用途別に複数枚使い分けるのもおすすめです。
クレジットカードを初めて発行するときの注意点
クレジットカードを発行する上では、いくつかの注意点を理解しなければなりません。なぜなら、注意点を知らずに申し込みをしてしまうと、後々痛い目を見る可能性があるためです。それらを踏まえて、クレジットカードを初めて発行するときの注意点は下記のとおりです。
- 一度に複数枚の申し込みをしない
- まずは審査難易度が低いカードを選ぶ
- キャンペーンや年会費などの情報だけでは判断しない
それぞれ順番に見ていきましょう。
一度に複数枚の申込みをしない
まずは、一度に複数枚の申し込みをしないことが大切です。一度に複数枚を申し込むと、クレジットカード会社から「この人はお金がないから、同時に申し込みをしている可能性がある」と認識される恐れがあり、審査に落ちる危険性が高まります。
一度クレジットカードの審査に落ちてしまうと、別のクレジットカードの審査にも通りにくくなります。これは、裏側ですべての履歴が保管されているためです。クレジットカードに関する履歴(クレジットヒストリー)に傷を付けないためにも、まずは1枚のクレジットカードのみ申し込むことを理解しておきましょう。
審査難易度が低いカードを選ぶ
次に、審査難易度が低いカードを選ぶことも大切です。審査難易度はクレジットカードによって大幅に異なり、年収100万円あれば発行できるクレジットカードもあれば、年会費が10万円を超えるようなクレジットカードは、年収が1,000万円程度ないと発行できないケースもあります。
初めて発行するクレジットカードであれば、ステータス以上に実用性を求めるのが先決です。そのため、クレジットカードの審査に通ったという履歴を残すためにも、審査難易度が低いクレジットカードを選ぶことが重要です。
キャンペーンや年会費無料などの情報だけでは判断しない
各クレジットカードでは、時期によってキャンペーンが開催されています。ただし、キャンペーンの内容のみに釣られてしまい、勢いで発行するのは良くありません。なぜなら、初年度のみ実質年会費無料のキャンペーンを例にすると、当然ながら次年度以降は年会費がかかってきます。そして、結果的に年会費が月々の生活費を圧迫してしまう恐れが出てくるためです。
また、これは年会費無料であっても同じになります。年会費が無料であっても、旅行保険が付帯されていなかったり、得られるサービスが物足りなかったりするケースは多々あります。それでは、クレジットカードを作らなければ良かったと思ってしまい本末転倒です。
クレジットカードを作る際は、年会費や還元率、ポイントの交換先、旅行保険などを総合的に鑑みることが重要になります。
初心者の方がクレジットカードに対して抱く疑問を解決!
ここまで、クレジットカードの概要や様々な情報を解説してきました。最後に、初心者の方がクレジットカードを初めて発行する際に抱きがちな疑問にお答えします。今回は、下記の疑問を解決していきましょう。
- クレジットカードを持つデメリットは?
- クレジットカードを持つメリットは?
- 申し込みから受け取りまでに何日かかる?
- 学生でもクレジットカードは作れる?
- 一度に何枚までクレジットカードを持てる?
- 海外でも日本で作ったクレジットカードを使える?
- クレジットカードで使ったお金はいつ払う?
それぞれ順番に解説します。
クレジットカードを持つデメリットは?
各クレジットカードごとによって異なる部分はあります。まず、年会費が必要なクレジットカードを保有する場合、年会費を回収できる程度の金額を使用しなければ、その分だけ赤字になるデメリットがあります。
また、比較的審査が高いクレジットカードに申し込みをし、万が一落ちてしまった場合は、クレジットカードの審査に落ちたという履歴が残ります。すると、他の基準が低いクレジットカードの審査に通りにくくなるデメリットがあることも事実です。そのため、初めての1枚に関しては、審査が通りやすいものから優先的に検討するようにしましょう。
クレジットカードを持つメリットは?
クレジットカードで決済をすることでポイントを貯められます。これは現金にはないメリットなので、ポイントを上手く活用することで、月々の生活費に充てることも可能です。また、クレジットカードポイントをマイルに交換することで、旅行のお金も浮かせられるメリットがあります。
加えて、前提としてクレジットカードの支払いサイクルは30日前後の場合が多いので、支払いを後回しにできることもメリットです。クレジットカードを有効活用することで、日常的に様々なメリットを享受できるでしょう。
申し込みから受け取りまでに何日かかる?
発行するクレジットカードによって異なります。とはいえ、大抵のクレジットカードは、申し込みから1週間〜2週間程度で発行可能です。早めにクレジットカードが欲しい場合は、受け取りまでの日数が短いクレジットカードを選ぶと良いでしょう。
学生でもクレジットカードは作れる?
こちらも、発行するクレジットカードによって異なります。たとえば、JCBカードWは学生でも作れる定番のクレジットカードです。また、三井住友カード(NL)は、在学中にクレジットカードを作ってしまえば、その後も永年年間費が無料です。
つまり、社会人になっても年会費が一切かからないので、学生のうちに作るべきクレジットカードの1つと言えるでしょう。学生でも作れるクレジットカードの多くは、自分にアルバイト等の収入がなくとも、親に収入があれば作れるケースが多いです。そのため、まずは年会費無料かつ審査難易度が低いクレジットカードの作成を視野に入れておきましょう。
※ポイント還元率は変動します
※予告なく終了する場合があります
一度に何枚までクレジットカードを持てる?
明確に定められた数字は存在しません。このあたりは、個人の信用情報や年収によって異なると言われています。そのため、数枚程度〜数十枚程度まで、完全に個人によって持てる枚数に違いあることが特徴です。
海外でも日本で作ったクレジットカードを使える?
使えます。海外のATMでキャッシングができるクレジットカードもあるので、必要に応じて併せて検討してみると良いでしょう。
クレジットカードで使ったお金はいつ払う?
発行するクレジットカードによって、支払いサイクルは異なります。大抵のクレジットカードは30日前後で設定されており、たとえば楽天カードであれば、毎月月末(30日)締めの翌月27日払いです。また、分割払いを選択した場合でも同様のサイクルであり、リボ払いでも同様です。
まとめ:クレジットカードライフを始めましょう!
本記事では、おすすめのクレジットカードや具体的な選び方、発行方法を解説しました。
初めて作成するクレジットカードとしては、楽天カード、NTTドコモ「dカード GOLD」、Visa LINE Payクレジットカードがおすすめです。これらは比較的審査に通りやすく、dカード GOLD以外は年会費も無料です。その上で高い還元率を誇るため、クレジットカードライフを始めるには最もおすすめの3枚です。
加えて、発行する目的や状況によっても異なるため、まずはそれぞれのクレジットカードの特徴を理解し、吟味することが大切です。本記事の内容を理解できるまで読み返し、気になるカードをまずは1枚発行してみてはいかがでしょうか。
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