睡眠に欠かせない寝具のひとつ、マットレス。ニトリや無印良品、アイリスオーヤマなどさまざまなメーカーから販売されていますが、低反発や高反発、コイルを使ったものなど多くの商品があり、どれを選べばよいのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、マットレスの選び方と、おすすめの商品をランキング形式でご紹介します。種類や硬さなどをおさえて、ぜひあなたにぴったりの安眠できるマットレスを見つけてくださいね。
マットレスの選び方
マットレスを選ぶ際に重要な6つのポイントを見ていきましょう。
どのように使用すのるかや、硬さの好みを考えてマットレスの「タイプ」を選ぼう
マットレスにはスプリングを使った「ポケットコイル」「ボンネルコイル」、スプリングを使わない「低反発」「高反発」「ファイバー素材」「ラテックス素材」があります。それぞれに硬さや寝心地が異なるため、自分に合ったものを見つけましょう。
独立したコイルが身体を点で支えてくれる、フィット感抜群の「ポケットコイル」
ポケットコイルタイプのマットレスは、スプリングコイルをひとつひとつ不織布に入れて並べたものです。独立したコイルが点で身体を支えるため、身体に沿ってフィットするのが特徴。コイルが独立しているため振動が伝わりにくく、複数人で使用する場合にもおすすめですよ。
ポケットコイルには、コイルを並行に並べた「並行配列」と、コイルを交互にすき間なく並べた「交互配列」があります。並行配列はコイル同士にすき間ができるため、柔らかめの寝心地です。柔らかい寝心地が好きではない人は、交互配列がおすすめですよ。
身体を面で支えてくれるため寝返りがうちやすく、硬めの寝心地の「ボンネルコイル」
ボンネルコイルタイプのマットレスは、コイル同士を連結させており、面で身体を支えるのが特徴です。面で支えているため身体が沈み込みすぎず、硬めの寝心地で寝返りがうちやすいのがポイント。ポケットコイルよりもコイルの量が少ないため、比較的安価な傾向があります。
また沈み込みが少ないため、がっちりした体型の人におすすめです。ボンネルコイルのマットレスは、欧米の人には比較的好まれますが、日本人には苦手な寝心地と言われています。
コイルマットレスは厚みや重さがあるため、持ちはこびは大変です。引っ越しを頻繁にする人や、ライフスタイルが変化する人にはあまりおすすめできません。
反発が弱く、ゆっくりと沈み込み包み込むような寝心地の「低反発」
低反発マットレスは、押し返す力が弱く身体に沿って沈み込むのが特徴です。そのため包み込まれるような柔らかい寝心地になります。お尻や腰がしっかりと沈み込むため、寝返りが多くて熟睡できない人におすすめです。
しかし身体にフィットする分、通気性が悪く蒸れやすくなってしまう傾向が。寝汗が多い人や夏場の使用には、カビが生えやすくなってしまうので注意が必要です。
しっかりとした弾力で、沈み込みが少なく寝返りがうちやすい「高反発」
高反発マットレスはしっかりとした弾力で、押し込んだときの跳ね返りが早いのが特徴です。身体の沈み込みが少なく、理想的な寝姿勢をキープできます。寝返りがうちやすく少し硬めの寝心地なので、硬めが好きな人におすすめです。
ポケットコイルに似た寝心地ですが、ポケットコイルよりも軽量で手軽に扱えるため、引っ越しが多い人やライフスタイルが変化する人にもぴったりですね。
通気性抜群でムレにくくカビやダニの発生を軽減!丸洗いも可能な「ファイバー」
ファイバー素材のマットレスは、通気性がよく、汗などの湿気に強いためカビやダニの発生を軽減してくれるのが特徴です。また丸洗い可能なのも魅力のひとつで、小さなお子さんがいるご家庭におすすめ。寝心地は硬めで寝返りしやすいのもポイントです。
軽量なため、来客用や、コイルマットレスの上に敷いての使用も適しています。しかし熱に弱いというデメリットもあるため、電気毛布の使用や天日干しには注意が必要です。
しっかりと身体を支えてくれて、ソフトに身体を包み込んでくれる「ラテックス」
ラテックスのマットレスは、ゴムの樹から採れた樹液を使って作られたマットレスです。硬さは低反発と高反発の中間くらいの硬さで、弾力性があるのが特徴。長年使用してもへたりにくく、劣化しにくい素材になっています。
ラテックスの成分にはダニを寄せつけにくい防虫成分や、カビが発生しにくい抗菌作用があるのもメリットのひとつです。しかし100%天然ラテックス以外の製品は、これらの効果が劣るため、注意が必要ですよ。
身体の圧力を分散させて理想の寝姿勢を保つことができるよう「体圧分散性」もチェック
マットレスを選ぶうえで「体圧分散性」もしっかりとチェックしましょう。体圧分散とは横になったときに身体の一部分に圧力が集中することを防ぎ、身体全体に圧力を分散させることです。圧力を分散させることで腰や肩などへの負担を軽減し、理想の寝姿勢を保つことができます。
理想の寝姿勢は、立っているときと同じ姿勢をキープできることです。頭から首・腰にかけてのS字カーブを維持できると、身体への負担が少なくなり、よりよい睡眠につながりますよ。そのため、体圧分散性に優れたものを選ぶようにしましょう。
マットレスをそのまま敷くとカビの原因に!「衛生面」では通気性がよいものや洗濯できるものが◎
マットレスを直置きしたままにしてしまうと、マットレスが蒸れやすくなり、カビの原因になってしまいます。できればベットフレームやすのこベッドを使用したほうがカビ発生のリスクを抑えることができますよ。
その場合でも、通気性がよいものを選ぶほうが安心です。また素材によっては丸ごと洗えるものや、簡単に立てかけて湿気を逃がすことができるものもあるので、チェックしてみてください。
どれくらい使用する予定なのか、「耐久性や製品寿命」も要チェック!
マットレスの寿命は、素材や使いかたにもよりますが、一般的に5年~10年とされています。スプリングを使ったポケットコイルマットレスはへたりにくい傾向にありますが、逆に低反発マットレスのように柔らかいものは、寿命が短い場合が多いです。
製品によっては表裏、上下とひっくり返して両面使用できるものもあります。2~3カ月に一度ひっくり返して使用することで同じ場所に体重がかかることを防ぎ、長持ちさせることができますよ。また定期的に立てかけて湿気を逃がすことで、劣化を防ぐこともできます。
マットレスは処分するにも手間がかかります。とくにコイルマットレスは業者に引き取ってもらわないと処分できない場合も多いため、耐久性や製品寿命もしっかりとチェックしてくださいね。
それなりの寝心地を求めるのならシングルで3万円以上の「価格」のものがおすすめ
マットレスの価格は、1万円以内で買えるものから数十万円するものまで幅広くあります。それなりの寝心地を求めるのであれば、シングルで3万円程度のものがひとつの目安です。さらにワンランク上なら6万円以上、10万円以上だとハズレがないものが多いでしょう。
価格が低いものは、満足度が低い口コミが多く見られるのも現状です。一概には言えませんが、価格帯によって寝心地に差があります。予算と相談しながら、自分に合ったものを選びましょう。
お試し期間や返品保証サービスがあるものも!「保証期間や保証内容」も確認しよう
マットレスを選ぶ際には、保証期間や保証内容を確認するのも重要です。マットレスのどの部位を保証してくれるのか、修理の際の送料はどうなのかなど、実際に使用後に保証してもらおうとしても、実は保証対象外だったということもあるため、購入前に確認することが重要ですよ。
また寝心地を試してから購入できる商品や、返品返金保証がある商品もあるため、どうしても決められない場合はそのような商品を試してみるのもいいでしょう。
マットレスのおすすめ人気ランキング10選
ここからは、Amazon・Yahoo・楽天などの大手通販サイトで人気のマットレスをランキング形式でご紹介します。ぜひ選ぶ際の参考にしてくださいね。
1位 アイリスプラザ 高密度ポケットコイルマットレス PKMTN-S
身体にフィットするポケットコイル◎厚さ20cmで寝心地も抜群
ポケットコイルを528個使用しており、点で身体を支えてくれるため体圧分散性に優れています。身体の凹凸に合わせてフィットしてくれるので、肩や腰の負担も軽減してくれますよ。厚さは20cmあり、身体に触れる部分は柔らかなウレタンクッションのため、寝心地も抜群です。
コイルは並行配列でコイル同士の摩擦が少ないため、耐久性も抜群。側面のメッシュ生地と並行配列のポケットコイルで空気の通り道があり通気性もよく、1年中快適な眠りに導いてくれます。コンパクトに梱包されているため、使用する部屋までの持ちはこびも簡単です。
2位 タンスのゲン 折りたたみ高反発マットレス
高反発で寝返りも楽にできる!三つ折りなのでコンパクトに収納可能
不純物の少ないウレタンを使用しており反発力が高いため、寝返りも楽にでき、しっかりと身体を支えてくれます。面でしっかりと身体を支えるため、へたりにくく耐久性も抜群。190Nの硬めの寝心地で、硬いマットレスを探している人におすすめです。
三つ折りでコンパクトに折りたたむことができ、収納場所にも困りません。カバーも取り外して洗濯できるため、清潔に使用できますよ。厚さは10cmとしっかりと厚みがあるため、フローリングやすのこに直接敷いても底つき感がないのも特徴です。
3位 GOKUMIN プレミアムスプリングマットレス
こだわりのクッション材と優れた体圧分散性で快適な睡眠を
肌に触れる面には高級感あふれるデザインのニット生地を採用しており、肌触りが抜群。コイルの上には高反発の高品質ウレタンを使用していて、体圧分散性にも優れており快適な睡眠へと導いてくれます。ニット生地には抗菌・防臭加工を施していて、衛生面でも安心です。
強度の高いコイルを外周に配置するエッジサポート構造で、耐久性にも優れています。腰を掛けたりすると外周がへたりやすいものもありますが、エッジサポートのおかげで型崩れの心配もありません。また低ホルムアルデヒド仕様で、小さなお子さんがいるご家庭でも安心です。
4位 モットン 高反発マットレス
老舗旅館やホテルでも採用!日本人の体形に合わせて開発された高反発マットレス
日本人の体形に合わせて研究開発されているため、寝返りがうちやすいのが特徴です。耐圧分散性に優れており、身体を均等に持ちあげてくれるため、胸や腰への負担を軽減してくれます。老舗旅館やホテル、整骨院などにも採用されているため信頼もありますね。
厚さは10cmあるため、そのまま床に敷いても使用でき、また手持ちのマットレスの上に敷いての使用も可能です。高密度でへたりにくいため、長く使用できますよ。
5位 Koala オリジナルコアラマットレス
体圧分散と振動吸収技術で、2人で寝ても朝までぐっすり
振動を素早く吸収する独自の技術で、振動範囲を狭めてくれます。そのため2人で寝ても、隣の人の動きが気にならず、朝までぐっすりと眠れますよ。低反発と高反発を組み合わせた独自開発のウレタンフォームで、硬すぎず、柔らかすぎないちょうどよい硬さになっています。
またこのウレタンフォームは通気性にも優れており、湿気を逃がすことで蒸れにくく快適な寝心地を生みだしてくれます。120日間の返品返金保証がついているため、4カ月間じっくり寝心地を試せるのも嬉しいポイント。10年保証もあり、万が一の場合でも安心ですね。
6位 東京西川 ウェーブコンフォートベーシック HC08128201
凸凹のウレタンフォームで耐圧分散!リラックスした自然な寝姿勢をキープ
特徴的な波型の凹凸で、しっかりと身体を支えてくれる構造になっています。幅広の波型でお尻の沈み込みを抑えてくれるため寝姿勢が安定し、腰に負担がかかりにくいのがポイント。腰痛対策や肩こりにもおすすめです。
天日干しも不要で、立てかけて風通しをよくするだけでいいので、お手入れも簡単ですよ。コンパクトに収納もできるため、ベッドではなく敷布団派の人にもぴったり。3年のメーカー保証がついているのも嬉しいポイントです。
7位 ニトリ ポケットコイルマットレス RRS 厚さ21cm
最適な硬さの高密度コイルで身体にフィット◎身体に負担をかけずに耐圧分散を可能に
最適な硬さの高密度コイルを使用しており、体形を選ばず体にフィットしてくれます。身体のラインにしなやかにフィットしてくれるため、理想の寝姿勢を実現してくれますよ。上層部には高密度のウレタンフォームを2枚使用していて、体圧分散性にも優れています。
側面には全面4Dメッシュ生地を採用していて、通気性も抜群。頻繁に干さなければいけないという手間も省けます。ニトリの店舗でも実際に寝心地を試すことができるため、寝心地が心配という人にもおすすめです。
8位 無印良品 脚付マットレス
高密度ポケットコイルで体に沿いやすく安定した寝姿勢を保つことが可能
高密度ポケットコイルのため、身体に沿いやすく安定した寝姿勢を保つことができます。カバーは取り外し可能で洗濯もできるため、衛生面でも安心ですね。また足のパーツによって高さを変えることができるため、ライフスタイルが変化しても末永く使用可能です。
パーツのみの販売もしていて、消耗した部分のみ交換もできるので、環境にも優しい商品になっています。スモール・シングル・セミダブル・ダブルの4サイズ展開になっているので、組み合わせて家族で使用するのにもおすすめです。
9位 アイリスオーヤマ エアリーマットレス MAR-S
抜群の通気性!すべて水洗いOKで衛生的に使用可能◎
新素材、エアロキューブを使用しており、適度な硬さで体圧分散性にも優れています。身体の沈み込みを支えて、理想的な寝姿勢を保つことができますよ。また反発力も高く、自然な寝がえりをサポート。質の高い眠りへと導いてくれます。
通気性も抜群で、寝汗や湿気を逃がし、1年中心地よく眠ることができるのも特徴です。カバーを外して丸洗いも可能ですぐに乾くため、衛生的に使用でき、小さなお子さんがいるご家庭にもおすすめ。三つ折りにして立てかけることもできるため、収納場所にも困りませんよ。
10位 Olee Sleep(オリースリープ) 三つ折りメモリーフォームマットレス
ソフトとハードの2層のフォームで体形や姿勢に合わせて身体を優しく包み込む
身体に接する上層の低反発フォームでしっかり身体を包み込み、下層の高反発フォームで身体を支え、安定した体制をサポートしてくれます。10㎝の厚みがあるので、床や畳に直置きしても硬さを感じさせない使い心地です。
三つ折りにできるためコンパクトに収納でき、来客用やキャンプ、車中泊にもおすすめ。自立するZ型形状で湿気を逃がすことができ、蒸れにくくカビも生えにくいのが特徴です。カバーは取り外して洗濯可能なので、衛生的に使用できますよ。
まとめ
マットレスを選ぶ際には、まず使用方法や硬さを考慮してマットレスのタイプを選びましょう。体圧分散性に優れていることや、通気性・耐久性も忘れずにチェックしてくださいね。
マットレスによって睡眠の質が大きく変わってきます。自分に合ったマットレスを選んで、よりよい睡眠につなげてください。