SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、検索エンジンの最適化という意味です。ホームページやブログを検索の上位に表示させるために必要な施策で、ブログやホームページの閲覧を上げるために欠かすことのできないマーケティングの基本でもあります。
しかしSEO対策といってもコピーライティングやYouTubeなど扱うものによってSEO対策は異なるため、効率的な勉強は難しいものです。そこで今回はSEO対策を効率よく学べる書籍の選び方を解説するとともに、おすすめの本をランキング形式でご紹介します。
SEO対策のメリットとは
SEO対策を行うことで、検索の上位にヒットするという効果があります。検索の上位に表示されている間は追加のコスト不要で集客ができるため、広告を出すよりも低コストで大きな利益が得られるのがSEO対策の最大の利点です。
検索上位に表示されることで、認知度が上がるのも利点のひとつ。ブランディング効果が得られるだけでなく、アフィリエイトであれば稼ぐことに直結するのもメリットです。Webマーケティングにとって、SEO対策は欠かすことのできない施策と言えるでしょう。
SEO対策本の選び方
SEO対策本を選ぶ際に重要な6つのポイントを見ていきましょう。
SEOの基本を学びたい初心者から上級者まで、学びたい内容にあわせて「タイプ」を選ぼう
SEO対策本を選ぶ際は学びたい内奥にあったタイプを選ぶことが大切です。自分が優先して学びたいポイントを考えて選びましょう。
SEO初心者の方には、基礎を学べる「SEOの教科書」がおすすめ
SEOについてほとんど知識がないという初心者の方には基礎を学べるSEOの教科書がおすすめです。SEOの基礎を解説したものや検索エンジンの仕組みなどを詳しく記した書籍は長期的に使用できる知識なので、初めてSEOに触れる方は学んでいて損はないでしょう。
SEOの教科書を選ぶ際は、基本の知識からコンテンツの作り方、被リンクの重要性までしっかりと解説しているものを選ぶのがおすすめです。また、やさしい言葉で解説している書籍を選ぶことも大切ですよ。
クローラーの巡回を促す方法など、より検索結果の順位を上げる方法を学びたいなら「内部対策本」
内部対策を行うと、クローラー(webサイトを巡回して情報収集するロボット)の巡回を促したりユーザーにとっての使いやすさ向上にも役立ちます。
サイトを検索上位に表示させるためには、Googleから認知してもらうことが大切です。内部対策は適切なキーワードやリンクの設置などの手法を学ぶことができます。サイトを検索上位に表示するためにSEOを学びたい方は、表紙に内部対策と書かれている本を選んでくださいね。
ライティングをはじめる方には、SEO対策のための文章術が学べる「Webライティング本」
検索上位に表示させるためには、良質なコンテンツとして認められることが大切です。良質なコンテンツには、ポイントを抑えた文章も大切な要素のひとつ。webライティング本はSEOの基礎を踏まえた上で魅力的な文章の書き方を教えてくれます。
ブログにしてもサイトにしても、SEOのポイントを抑えた文章は非常に重要です。SEO初心者の方はもちろん、現在成果をあまり感じられないという方もwebライティングに特化した本をぜひ読んでみてください。
WordPressでサイトやブログを作るなら「WordPressに特化したSEO本」を
アフィリエイトのサイトやブログを開設する際、WordPressを活用する方は多いでしょう。WordPressは自由にカスタマイズができるため、思い描いた形を実現しやすいツールでもあります。しかし設定が複雑な部分もあり、難しく感じてしまう方も少なくありません。
そんなときに便利なのがWordPressに特化したSEOの書籍です。WordPressに特化した本はWordPressの活用法や設定法だけでなく、SEOにあったプラグインなども解説しているので、初心者の方が必要な知識をしっかり身に付けることができるでしょう。
読みやすさや詳しさなど、求めるポイントにあわせて「ページ数」をチェックしよう
SEO対策本は解説している内容によってページ数が異なります。自分のレベルや求めるポイントにあわせて、ページ数もチェックしてみましょう。
読みやすさを重視する方や初心者の方は、要点をわかりやすくまとめた「150ページ程度の本」
初心者の方がいきなり専門的な解説をしている本を読もうとしても、わからないことが多く読み進められないことがあります。初心者の方やさくっと要点だけを学びたい方は、手短に解説をした本やわかりやすくまとまった150ページ程度の本がおすすめです。
150ページ程度の本はスキマ時間に読みやすく、移動中などでも手軽に読むことができます。SEO初心者の方はまず手軽に読める入門書から初めて、その後専門的な解説をしている本を読むのがおすすめですよ。
専門的な知識を学びたい方は、細かい情報が記された「200ページ程度の本」
SEOに対してある程度の基礎が身についている方は、ボリュームのある書籍で知識を深めるのがおすすめです。目安として200ページ以上ある本であれば記載されている情報が細かく、専門的な内容にも触れていることが多いので参考にして選んでください。
また、専門的な内容を解説している書籍は困ったときに必要な知識を仕入れるという使い方にも適しています。長期的に活用できることが多いので、コスパに優れているのも特徴です。
SEO対策は年々変化する!「発売日が新しい本」で最新版のSEO対策をしよう
Google社は定期的にアルゴリズムの更新・変更を行っているため、SEO対策は常に新しい情報を仕入れることも非常に重要です。せっかく書籍でSEO対策を学ぼうと思っても古い情報の場合、すでにその手法が使えないこともあります。
SEO対策本を購入する際は出版されている年を確認するとともに、レビューなどで最新の情報が記載されているかチェックしてくださいね。
多忙でゆっくり本を読む時間をとれないなら「電子書籍」で手軽に読むのもおすすめ
近年はSEOの本も電子書籍で販売されることが多くなりました。電子書籍なら持ち運びもしやすいため、通勤などの移動中やスキマ時間にさっと読むことができます。
また、近年はアフィリエイトで成功している方が自分の経験をもとにしたノウハウを電子書籍で販売しているというケースも。これらの書籍の中には価格が安い本もあるので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
動画の視聴者数を上げるなら、動画におけるSEOに特化した「YouTuber用の本」が◎
YouTubeがひとつの仕事として成立した近年は、YouTubeに特化したSEO対策の本も多く出版されています。
YouTubeにおけるSEO対策はどのような動画を作れば閲覧が上がるのか、視聴者にとってわかりやすいのかなどを詳しく扱っているのが特徴です。また、動画サイトにおけるSEO本は英語で多く出版されているので、英語でも問題なく読める方はそちらもおすすめですよ。
SEO対策本のおすすめ人気ランキング10選
ここからは選び方を踏まえた上でおすすめのSEO本をランキング形式でご紹介します。
1位 インプレス いちばんやさしい新しいSEOの教本
新しいことを始める前に読んでおくべき1冊
「いちばんやさしい新しいSEOの教本」は、SEOの基本的な考え方からノウハウをまとめ教本です。セミナー形式に書かれているのが特徴で、自社サイトや自分のサイトに当てはめて実践的に学ぶことができます。
本来SEO(検索エンジン最適化)は単に検索結果の上位に表示することではありません。訪問者のニーズに応えることがSEOの目的です。この本はニーズに応えるための対策すべき項目を丁寧に解説してくれているので、初心者の方でも読みやすいでしょう。
2位 インプレス いちばんやさしいスマートフォンSEOの教本
スマホサイト作りに特化したSEO本
現在のインターネット利用の主流はスマートフォンです。つまり検索エンジン最適化もモバイルサイトを軸に考える必要があります。「いちばんやさしいスマートフォンSEOの教本」はモバイル版サイトを重視したSEOを教えてくれる1冊です。
解説がわかりやすいのも特徴のひとつ。つまずきやすいポイントをしっかり掘り下げているので、初心者の方でもすんなり理解することができるでしょう。企業のweb担当者の方、マーケターの方におすすめですよ。
3位 エムディエヌコーポレーション 沈黙のWebライティング
SEOに強いライティングのノウハウを漫画で解説
SEOを抑えたwebライターを目指す方にはエムディエヌコーポレーションの「沈黙のWebライティング」です。Webライターとして成果を上げるための文章の書き方からSEOの対策まで、実践的な内容がまとめられています。
内容が漫画で読みやすいのも特徴です。ストーリー仕立ての内容になっているので、楽しみながら学べるでしょう。webサイトやブログ記事だけでなくビジネス文書にも使える実践的な内容を学びたい方におすすめです。
4位 マイナビ出版 現場のプロから学ぶ SEO技術バイブル
基礎からトラブル対処法まで広く学べる
SEOの知識と技術を1冊にまとめたのがマイナビ出版の「現場のプロから学ぶ SEO技術バイブル」です。Webサイトを運営するにあたって実施すべきSE対策と考え方、技術などの実践方法までしっかりとまとめているので長期的に活用できるでしょう。
効果的なSEO対策の手法や技術、実装方法を解説しているので、マーケティングやSEO担当の方だけでなく実装を担当するエンジニアに方にもおすすめの1冊。また、書籍購入者にはSEOチェック項目をまとめたPDFのプレゼントも行っているのでぜひ活用してくださいね。
5位 秀和システム 最新のGoogle対策! これからのSEO Webライティング本格講座
ユーザー&ロボット両取りのライティングが学べる
ユーザーの検索意図を読み、読む人を意識して文章を書くことはSEO対策を意識した文章として大切なポイントです。しかしユーザーに寄ったライティングを続けることが常に最良のコンテンツであるとは限りません。
「最新のGoogle対策! これからのSEO Webライティング本格講座」はユーザーだけでなくクローラーにも対応した文章の書き方を解説する1冊。現況のアルゴリズムに鑑みたロボット向けの施策をすることで、長期的に使えるライティング技術を身に付けることができます。
6位 ソーテック社 SEOに強い Webライティング 売れる書き方の成功法則64
売れる書き方のルールが詰まった1冊
集客と成約を目的としたwebライティングの本が「SEOに強い Webライティング 売れる書き方の成功法則64」です。Webサイトの企画から改善まで文章術とライティングの面から詳しく解説をしてくれます。
SEOに強いオリジナルコンテンツの作り方から、伝わる文章や買わせるための文章など、webライターに必要な知識が網羅された1冊です。Webライターを目指す方はもちろん、現在ライターの方でもステップアップのために読んで損はない本ですよ。
7位 技術評論社 10年つかえるSEOの基本
トレンドに左右されない基本の書
技術評論社の「10年つかえるSEOの基本」は目先のSEO対策ではなく、長期的に使えるSEOの基本を学べるSEO本です。定期的に変化するアルゴリズムではなく、SEOがなんのために必要なのかどんなものなかを知ることができます。
目先のトレンドではなく基礎をしっかりと身に付けることで、アルゴリズムの変化にも柔軟に対応できる力を身に付けられるでしょう。これからSEOを本格的に学びたいと考えている方におすすめです。
8位 秀和システム 広報PR・マーケッターのための YouTube動画SEO最強の教科書
再生数アップのためのノウハウを凝縮
企業や自治体でマーケティングを担当している方や新しい集客を検討している事業主の方におすすめなのが「広報PR・マーケッターのための YouTube動画SEO最強の教科書」です。YouTubeを効果的に活用するための詳しい解説が記載されています。
具体的な動画制作のアドバイスもしっかり充実。最初の3秒が重要な理由などを詳しく解説しているので、動画作成のポイントも学ぶことができます。視聴回数を伸ばしたいという方はぜひチェックしてみてください。
9位 秀和システム これからのSEO内部対策 本格講座
実践的な内容が学べる
Googleの技術レベルは年々上がり、webサイトそのものを判断する力がどんどん高まっています。つまりこれからのSEO対策において内部対策は非常に重要なものと言えます。そんな内部対策を詳しく掘り下げているのが「これからのSEO内部対策 本格講座」です。
最新の内部対策だけでなく、有効な外部対策情報についても解説しているのも特徴。内部・外部ともに対策をとることで、今求められているSEOの理想形を実践的に学ぶことができますよ。
10位 秀和システム これからのWordPress SEO内部対策本格講座
WordPressを利用したSEO内部対策法
WordPressを活用したい方は「これからのWordPress SEO内部対策本格講座」がおすすめです。WordPressを利用した上でのSEO施策について詳しく解説しており、検索上位に導く内部対策をしっかりと学ぶことができます。
現在のサイトの問題点を具体例で紹介しているのも特徴のひとつ。WordPressでサイトを作成したいと考えている方はもちろん、現在のサイトの集客に満足できていない方にも最適な書籍です。
まとめ
SEO対策本を選ぶ際は、学びたいポイントにあった本を選ぶことが大切です。SEOを抑えたライティングを身につけたい方はwebライティング本、検索上位を上げる方法を知りたい方は内部対策本を選びましょう。
SEO対策本は紙だけでなく電子書籍でも多く発行されています。忙しい時間の合間にSEOを学びたいという方は、電子書籍を選ぶとスキマ時間に手軽に読むことが出来るでしょう。SEOは年々変化するので、最新の情報が記載されている本かどうかもしっかり確認してくださいね。