秩父ウイスキーのおすすめ人気ランキング10選!多くのウイスキーファンを虜に

秩父ウイスキーは、秩父蒸溜所で造られるイチローズモルトを指します。2007年の蒸留所設立以来、世界的に評価されるウイスキーを作り続け、多くのウイスキーファンを虜にしています。しかしさまざまな銘柄が販売されており、どのような基準で選べばよいか迷ってしまいますよね。

そこで今回は秩父ウイスキーの選び方と、おすすめ人気商品をランキング形式でご紹介します。その希少価値の高さから、オークションでは高値で取引される商品もあります。ぜひチェックしてみてくださいね。

目次

世界から注目を浴びるイチローズモルトとも呼ばれる「秩父ウイスキー」とは

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秩父ウイスキーは、埼玉県秩父市の秩父蒸溜所で造られるウイスキーブランド「イチローズモルト」のことを指します。国産ウイスキーは日本ではもちろん、その品質の高さから世界の注目を集めていますが、イチローズモルトもその代表例のひとつ。

2007年に設立された新興の蒸溜所ですが、ワールド・ウイスキー・アワード、シングルカスク・シングルモルト・ウイスキー部門で、世界最高賞も受賞した経歴もあり世界中で愛されています。

秩父ウイスキーの選び方

秩父ウイスキーを選ぶ際に重要な4つのポイントを見ていきましょう。

味わいや好みに合わせて「種類」を選ぼう

秩父ウイスキーには、原料や製法によって大きく2種類あります。初めて秩父ウイスキーに挑戦する方は、まず定番のブレンデッドウイスキーを試してみるとよいでしょう。

蒸溜所ごとの個性を楽しむなら、大麦麦芽を原料に一つの蒸溜所で作られる「シングルモルト」

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モルトウイスキーは大麦麦芽を原料に造られるウイスキーを指します。そのなかでも単一の蒸溜所のモルトウイスキーをブレンドして造られたウイスキーを、シングルモルトウイスキーと呼び、蒸溜所ごとの特徴やこだわりが強く表現されるのが大きな魅力です。

熟成樽ごとに味わいや香りが異なるので、どのようにブレンドするかも風味に大きく影響します。蒸溜所の強い個性を味わいたいなら、シングルモルトを飲んでみるのがおすすめです。

まろやかな味わいが特徴!小麦やトウモロコシを原料に造られる「グレーンウイスキー」

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グレーンウイスキーは、小麦やトウモロコシなど穀物を原料とし連続蒸溜にて造られます。穀物由来のまろやかな甘みが特徴で、なめらかな飲み口とすっきりとした味わいを楽しめるでしょう。柔らかい風味を持つため、ウイスキー独特の香りが苦手な人にもおすすめ。

主にブレンデッドウイスキーのベースとして使用され、味わいを整えてくれます。シングルグレーンとしては、イチローズ・チョイス シングルグレーン川崎が販売されていますよ。

個性的な風味とまろやかなバランスが◎モルトとグレーンを合わせた「ブレンデッドウイスキー」

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ブレンデッドウイスキーとは、モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドしたウイスキーを指します。モルトの個性的な味わいとグレーンの柔らかい風味がマッチし、絶妙なバランスを奏でてくれます。

どの熟成樽の原酒を、どのような割合でブレンドするかは蒸溜所やブレンダーの腕によります。適度な香りの強さとなめらかな口当たりが共存しているので、迷ってしまう方はまずブレンデッドウイスキーに挑戦してみるとよいでしょう。比較的安価に手に入るのも嬉しいポイントです。

使用する樽で風味や香りが異なる!「熟成樽」もチェックしよう

秩父ウイスキーは、ジャパニーズウイスキーでよく使用されるミズナラ樽を多く使用しています。なかには香り付けのためワイン樽を使用する品種もあるので、香りの違いを存分に楽しめるでしょう。

お香に近い独特の強烈な木の香りが特徴の稀少な「ミズナラ樽」

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イチローズモルトではミズナラ樽を使った商品が多く生産されています。ミズナラとは北海道などに生息する落葉広葉樹の楢の一種で、国産ウイスキーで多く使用されます。お香にも近い独特の強い木の香りが特徴で、熟成樽に使うことで華やかな香りを与えてくれるのが特徴です。

ミズナラ樽はその香りの強さゆえに扱いが難しく、生産数は限られています。しかしイチローズモルトではその優れた風味を優先し、手間とコストをかけてミズナラ樽での生産を続けているのです。

赤ワインのタンニンのようなフレーバーを与えてくれる「ワイン樽」

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イチローズモルトにはワイン樽を熟成に使った、ワインウッドリザーブというモデルも生産されています。熟成の途中で原酒の樽を入れ替えるフィニッシュという工程で、赤ワイン樽を使っています。

勝沼の国産赤ワイン樽を使って後熟することで、赤ワインのタンニンを思われるフレーバーや重厚な飲みごたえを感じさせてくれるでしょう。ワインらしいぶどうの甘みを感じることもでき、ウッディなスモーキーさとの絶妙なバランスが魅力のひとつです。

単一の樽で熟成されて原酒のみをボトリングした「シングルカスク」

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シングルカスクとは、単一の樽で熟成された原酒のみをボトリングした商品を指します。樽ごとに微妙に異なる味や香りの特徴を楽しめ、その個性をストレートに楽しむことができます

一樽から採れる原酒は限られており、数百本ほどしか生産できません。それゆえ非常に希少価値が高く、プレミアムボトルとして限定販売されるのが一般的です。ウイスキー好きにはたまらない至極の一本といえるでしょう。

初心者は定番のホワイトラベルが◎ボトリングする原酒や熟成樽が異なる「ラベル」で選ぼう

イチローズモルトは全体の生産量としては多くないものの、使用する原酒や熟成樽、ブレンドの仕方によってさまざまなラインナップがあります。ぜひいろんな品種に挑戦して、好みの一本を見つけてくださいね。

比較的流通量が多く、初心者でも手に取りやすい「定番ラベル」

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イチローズモルトの味わいを手軽に楽しんでみたい方は、まず定番ラベルをチェックしてみましょう。高級なイメージのあるイチローズモルトですが、定番ラベルのなかでもホワイトラベルなら比較的入手がしやすいです。

複数のモルト原酒とグレーン原酒をブレンドし、バランスの良い味わいになっています。ホワイトラベルを中心にブラックラベルやリミテッドエディションといったラインナップも展開されています。

原酒や熟成樽で個性付けされた「リーフシリーズ」

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定番商品のひとつとしてリリースされているのが、リーフ柄がデザインされたボトルが印象的なリーフシリーズです。使用する原酒と熟成樽によって独特な味わいに個性付けされており、バラエティ豊かなラインナップがされています。

リーフシリーズには、ミズナラウッドリザーブ・ワインウッドリザーブ・ダブルディスティラリーズの3種類があり、それぞれ個性的な味わいが特徴となっています。

世界で数々の賞も受賞する、なかなか手に入らない「プレミア品」も

イチローズモルトには、なかなか手に入らないプレミア品のラインナップが多く展開されています。お目にかかれる機会も少ないので、見つけたらぜひ飲んでみてくださいね。

少数生産で個性的な味わいを生む「本数限定」

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秩父蒸溜所は決して大きい蒸溜所ではなく、年間生産量はスコットランドのグレンリベット蒸溜所のわずか2日分ともいわれています。そのため、イチローズモルトの稀少価値は高いのですが、なかには特別な生産方法を使った本数限定品も存在します。

前項のシングルカスクはもちろん、イチローズモルトではピートを使った秩父 ザ・ピーテッドが限定販売されており、アイラウイスキーのような独特のスモーキーさを感じられます。長期熟成商品も非常に珍しくなっているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

世界的に希少価値の高い「カードシリーズ」

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カードシリーズはイチローズモルトのなかでも特に希少価値が高まっています。2004年に閉鎖された羽生蒸留所で1985年~2000年の間に蒸留された原酒をボトリングし、トランプのカードのデザインをあしらったボトルです。

2006年イギリスのウイスキー専門誌ウイスキーマガジンにてジャパニーズモルト特集で最高得点の「ゴールドアワード」に選ばれたことから、世界中で人気に火が付きました。本数が限られていることから、オークションで100万円以上の価値が付けられることもあります。

秩父ウイスキーのおすすめ人気ランキング10選

ここからはおすすめの秩父ウイスキー10商品をランキング形式でご紹介します。イチローズモルトを中心に紹介しており、銘柄ごとに味わいや香りが異なります。ぜひ自分好みの商品を見つけてくださいね。

1位 イチローズモルト モルト&グレーン ワールド・ブレンデッド・ウイスキー ホワイトラベル

クセの無い優しい味わいが特徴の定番モデル

イチローズモルトのなかでは比較的手に入りやすい定番モデルです。ブレンドすることで香りの立つ原酒をキーモルトに、9蒸留所のモルト原酒と2蒸留所のグレーンウイスキーをブレンドしています。

ブレンデッドらしいクセの無い素直なやさしい味わいで、ベースのグレーンが軽快さと上品な甘みを引き立てます。爽やかな柑橘系を感じさせる風味が特徴で、ストレートやソーダ割がおすすめです。

2位 イチローズモルト モルト&グレーン クラシカルエディション

高いモルト比率がしっかりとした個性を表現

クラシカルエディションはモルトとグレーンのブレンデッドウイスキーですが、ホワイトラベルに比べてモルト原酒の比率を高めています。これによりスモーキーさが強まり、モルト原酒の個性がしっかりと表現されるようになります。

優しく香りが幾重にも重なり余韻として響き、心地の良い調和を生み出してくれるでしょう。原酒それぞれの複雑な味わいをいかすため、ノンチルフィルター、ノンカラーでボトリングしているのも特徴で、よりクラシカルな味わいを楽しめる一本です。

3位 イチローズモルト ダブルディスティラリーズ

異なる材質の樽原酒をブレンドした複雑な味わい

ダブルディスティラリーズとは二つの蒸溜所という意味合いで、閉鎖した羽生蒸留所と秩父蒸留所のモルト原酒をブレンドしたボトルになります。

羽生蒸留所のモルト原酒はパンチョン樽とシェリー樽、秩父蒸留所のモルト原酒はミズナラ樽を使用しており、二つが絶妙にマッチします。ハチミツのような甘みと香木を感じるアロマが鼻を抜ける風味で、その複雑な味わいを楽しむことができるでしょう。

4位 イチローズモルト ワインウッドリザーブ リーフラベル

ワイン樽によるフィニッシュで芳醇さが生まれる

秩父蒸溜所で造られた原酒を、熟成途中でワイン樽に移し替えてフィニッシュさせたボトルです。熟成樽を入れ替えるというひと手間が、通常の熟成とは異なる複雑さをウイスキーに与えてくれます

モルト100%のウイスキーの華やかさに、フレンチオーク樽による個性が加わり、さらに赤ワインのタンニンのようなフレーバーが香ります。ぶどうのフルーティーなトップノートに、ビターチョコレート、オレンジピールなどの複雑な味わいが重なる豊潤さが特徴です。

5位 イチローズモルト ミズナラウッドリザーブ MWR リーフラベル

ミズナラ樽による熟成で香り高いウッドの香りが特徴

羽生蒸溜所のウイスキーをキーモルトとし、そのほか複数のピート感の強いモルトウイスキーをブレンドしたのちに、再びミズナラ樽で熟成します。複数原酒の華やかな香りと複雑な味わいに加え、ミズナラのフレーバーも感じられる風味を楽しめるでしょう。

熟した果実の香りのあとに、独特のピート感が鼻を抜け、口の中に特徴的なウッドの香りが広がります。飽きの来ない複雑な風味は余韻として長く残り、飲みごたえの良さを感じられるでしょう。

6位 イチローズモルト モルト&グレーン ワールドブレンデッドウイスキー リミテッドエディション

創業時から熟成したキーモルトを選定しブレンド

伝統的なダンネージスタイルの貯蔵庫で、2008年の創業時から熟成させてきた原酒の中からキーモルトを選出し、個性豊かなモルトやグレーン原酒をバランスよくブレンドしています。

熟したプラムのまろやかな酸味と優しい甘み、グレーン原酒の心地よい香りにのって口の中に広がります。自然の風味を大切にするために、ノンチルフィルター、ノンカラーで造られるのも特徴的で、原酒そのままの味わいを楽しめるでしょう。

7位 イチローズモルト 秩父10年 ザ・ファーストテン

限定5000本の秩父蒸溜所初の長期熟成ウイスキー

秩父蒸溜所が稼働してから12年目にして初めてリリースされた10年熟成のウイスキー。年月を積み重ねてきたからこそ造られるウイスキーは、限定5000本しか流通していません。華やかな甘さをまとった香りが口の中に広がり、蜜のような滑らかな味わいをつないでくれます。

新緑の爽やかな印象は、長く続く余韻をバランス良くまとめてくれるでしょう。アルコール分高め、ノンチルフィルター、そしてナチュラルカラーでボトリングし、オリジナルの特徴を存分に生かしています。

8位 イチローズモルト ザ・ピーテッド 2022

ピート香が強烈に香るシングルモルトウイスキー

秩父蒸溜所で仕込んだピーテッドタイプのシングルモルトウイスキーです。製麦作業でピートを使い麦芽を乾燥させているので、スモーキーな個性の強い香りが特徴です。

甘く軽やかなカスタードクリームや、表面を滑るようなフルーティーさを感じる口当たりが特徴で、スモーキーさと合わさり口に含むと時間とともに味わいが変化していきます。厚いボディと複雑な風味を堪能できる贅沢なボトルで、優しく響く余韻をじっくり楽しめるでしょう。

9位 イチローズモルト ダブルディスティラリーズ 2021 <秩父×駒ヶ岳>

伝統ある蒸溜所の原酒交換により生まれたウイスキー

2008年から稼働を始めた秩父蒸溜所と、2011年に蒸留を再開した本坊酒造マルス信州蒸溜所の原酒交換により生まれたブレンデッドモルトウイスキーです。原酒交換はスコットランドでは一般的なものの、当時ジャパニーズウイスキー業界では初の取り組みでした。

異なる環境で熟成された原酒は、ブレンドされることで新たな個性を発揮します。柔らかく透明感のあるフルーティーさと、丁寧に重ねた香りの層が、深みとなって時間と共にゆったりと感じられる余韻が特徴的な一本です。

10位 イチローズモルト&グレーン ワールドブレンディッド ウイスキー 505

高いアルコール度数で原酒の味わいをそのまま楽しめる

秩父蒸溜所にて、2009年から2015年にかけて熟成した樽の中から、個性豊かな原酒を選りすぐりブレンドしたボトルです。ホワイトラベルよりもモルト原酒の比率が高く、より強く原酒の香りや味わいを感じられるでしょう。

ジンジャーのようなスパイシーさと香木のようなオリエンタルな香りが特徴です。50.5%と高めのアルコール度数で原酒の味わいをストレートに楽しめ、ほのかにシェリー感もある飲みごたえを感じる一本といえるでしょう。

まとめ

イチローズモルトに代表される秩父ウイスキー。こだわりぬいた味わいと高い品質で、世界的にも高い評価を受けています。世界的な人気と希少価値の高さから、オークションでは高値で取引されることもしばしば。

一般の流通経路ではなかなか手に入らないこともあるかもしれません。ぜひお店で見つけたら、飲んでみて至高のジャパニーズウイスキーの味わいを堪能してみてくださいね。

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この記事を書いた人

松元 ゆめ奈

家電・雑貨・コスメなど200記事以上のディレクションを経験し、ディレクター兼ライターに。ハマるととことん突き詰める性格で、プライベートでも商品購入の際は徹底調査&比較をしています。 ※監修者は基礎的な知識部分の記述に関与するが商品ランキングに関しては関与しません

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